ゴルフクラブ試打日記。          

フォーティーン ST-212 ドライバー

フォーティーン ST-212 ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは フォーティーン ST-212 ドライバー です。
MD350hd
シャフトは MD350hd です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は60g、トルクは3.7、バランスはD4.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は308gです。
正面
フォーティーンらしい、光沢感のある美しいドライバーです。
やはり、あのメーカーが造っているのでしょうか?
私はどちらかというと、あまりピカピカ光らないタイプが好きなのですが、このミラー仕上げを好まれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
側面
全体的にとてもシンプルな形状です。
今はチューニングシステムが搭載されたドライバーが増えてきましたが、このドライバーには見られません。
あのスリクソンでも、今年大変身したのだから、いずれフォーティーンもそのような流れになるのではないかな?と思っています。
ネック長さ
ネックも短めで、『首長美人』というよりは、明らかに『どっしり』した感じです。
ただ、このクラブを手にしてみても、重量感は全く感じません。
むしろライト感覚のドライバーだと思います。
顔
顔は丸っこくて、ヘッド後方が少し伸びている感じがします。
『シャロー感』も伝わってきました。
ディープバック形状
投影面積が大きくて厚みは感じられませんが、シャローバックにはなっていません。
むしろややディープな感じです。
シャローバック全盛の今では、こういったタイプは今のドライバーの中では珍しいほうだと思います。
独特な形状
この独特な形状も、以前試打した『DT111』という名器を思い出します。
こういったところにも、フォーティーンのメーカーとしての、こだわりがあるように思います。
最近はあまり試打していませんが、DT111は本当にいいドライバーです。
私はあのドライバーのことが忘れられません。
振り感
素振りをしてみると、かなり軽く感じられますし、シャフトの戻りも少し遅い感じがしますが、これは最初から私には合いづらいタイプのドライバーだから仕方ないことだと割り切っていました。
シャフトフレックスは『S』ではありましたが、かなり軟らかめの『S』です。
『STIFF(スティッフ)』のSではなく、『しなる』という意味のSではないかな?と思いました。
構え感
ボールを前にして構えてみても、特に大きなクセのようなものは感じませんでした。
ヘッド後方が伸びているのが目に付いたのですが、これは今のドライバーの中では、いわば常識といえるようなところだと思います。
『直進性の強さ』と『弾道の高さ』を連想させます。
見惚れてしまうようなことは全く無かったのですが、強い違和感を感じるほどではありませんでした。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は軽めだったのですが、頼りない感じの打感ではありませんでした。
ボヤけた感じでもなく、結構しっかりしていました。
打球音
『音』は、はっきりした感じの音でしたが、大きすぎず気持ちよくインパクトを迎えさせてくれました。
なかなかいい感じの音だと思いました。
トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、かなりあがりやすいほうだと思いました。
シャローバックの円盤のようなドライバーに慣れておられる方には、このドライバーは結構ディープに感じられるかもしれませんが、実際は難し過ぎないドライバーだと思います。
タフな感じは全くしませんでした。
ヒッタータイプというよりも、スインガータイプの方に合いやすいドライバーだと思います。
今は『10.5度』のドライバーでも、結構タフなタイプも見かけますが、このドライバーには、そんな感じはしませんでした。
バックフェース
『安定性』という点では、まずまずでした。
ヘッド自体は、かなり寛容さが感じられるのですが、今日はこの装着されているシャフトが少し難しく感じられ、ちょっと球がバラついてしまいました。
なかなかタイミングが合いづらい感じがしました。
どちらかというと、球がちょっと右へ抜けていきやすいかな?と思いました。
私は左へ引っかかる球を打ちたくないのですが、それでも球をつかまえていきたいと思っています。
そういった意味でも、このドライバーは慣れるまで少し時間がかかるような気がしました。
飛距離性能
『飛距離性能』という点では、高いパフォーマンスも期待できそうですが、全体的に見て、今のハイレベル揃いのドライバーの中で考えても、標準的なほうではないかな?と思いました。
勿論、このドライバーの性能が劣っているとは思いませんし、かなり研究されていると思いますが、特に秀でた感じはしませんでした。
それは私がこのドライバーを打ちこなせていないというのも大きなところだと思いますが、あくまでも私の感じでは、昨年試打したDT111や、つい先日試打したタイトリスト913D3のほうが、いいパフォーマンスを期待できると思いました。
やはり、クラブはシャフトだな・・・。と改めて感じました。
操作性
『操作性』という点では、とりあえず左右にも曲げてみましたが、あまり意図的に曲げるタイプのドライバーではないと思います。
コントロールできている感じはしませんでした。
このドライバーの性能に身を委ねて、あくまでも自然体で振り切っていったほうが結果もついてくるように思いました。
ヒール側
フォーティーンらしい、高級感が感じられるドライバーでした。
聞くところによると、このドライバーも海外製なのだそうですが、丁寧に作られている感じがしました。
FOURTEEN ST-212 ドライバー
私には、やや合いづらいタイプのドライバーだったので、購買意欲が刺激されることはなかったのですが、このドライバーの『質の良さ』が印象に残りました。
FOURTEEN ST-212 DRIVER 
また出会うことがあれば試打してみたいですし、同じようなタイプのドライバーと比較してみたいです。