ゴルフクラブ試打日記。          

ツアーチャンプ クアトロXGドライバー

ツアーチャンプ クアトロXGドライバー
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ツアーチャンプ クアトロXGドライバー です。
グラファイトデザイン TourAD PT-7
シャフトは グラファイトデザイン TourAD PT-7 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は72g、キックポイントは中調子、バランスはD2です。
TOURCHAMP QUATRO
初めての・・・。といいますか、ずいぶんと久し振りの『ツアーチャンプ クアトロ』です。
私はメタル時代に『ツアーチャンプ クアトロ』を使用していた時期があったので、とても懐かしく思いました。
メタル時代にゴルフをされていた方の中には、『ツアーチャンプ』を愛用されていた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私の周りにもファンはたくさんいました。
私はこの『ツアーチャンプ クアトロ』のヘッドに『ターボテック』というシャフトを挿していた時がありました。
今でこそ『リシャフト』は、当たり前のようになっていますが、20年以上前から私は知り合いのショップの店長に勧められて行っていました。
『カーボンシャフト』や『ボロンシャフト』など、色々なシャフトを試していた時期があります。
シャフトを変えるだけで、こんなにもフィーリングが違ってくるものなのか・・・。とすごく驚いた記憶があります。
『ツアーチャンプ』は、かなり飛距離性能に優れたドライバーでした。
いい思い出がたくさんあります。
ツアーチャンプクアトロ ドライバー
このドライバーよりも、もう少しシャローヘッドだった印象があり、球がとても上がりやすいドライバーでした。
かなりイメージが変わりましたが、この名前を聞いただけで、すごく懐かしくなってきました。
メタルドライバーをブンブン振り回していた頃を思い出します。
あの頃は方向性やスコアのことなど全く気にせずに、とにかく思い切り振っていました。
20年位前にタイムスリップしたようです。
結果を恐れないゴルフだったので、とても伸び伸びとゴルフを楽しんでいたような記憶があります。
ゴルフクラブ
こうして見ても、とても美しいヘッドです。
メタルドライバーの『ツアーチャンプ クアトロ』も、シルバーのすごく美しいヘッドでしたが、この黒いヘッドはさらに美しくなっている感じです。
いつの時代も美しいクラブというものは、とてもいいものだと思います。
こちらのテンションを上げてくれます。
素振りをしても、すごくいい感じで振っていくことが出来ました。
タイミングも合いやすかったですし、変なクセが感じられなかったので、スイングにブレーキが掛かりません。
楽な気分で振っていくことが出来ました。
素振りをすればするほど、いいスイングイメージが構築されていきました。
『ツアーチャンプ』は、すごく久し振りではありますが、上手く打てそうな気がしてきました。
ツアーチャンプ ドライバー
ボールを前にして構えてみると、とても構えやすくて思わず眺めてしまいました。
これから球を打つ・・・。というよりも、しばらく眺めていたい・・・。と思いました。
この形状、光沢感がたまりません。
『品の良さ』『質の高さ』を合わせ持つ、日本のドライバーらしい感じがします。
難しそうな印象もありません。
すごく打ちやすそうな感じがしました。
思わず目尻が下がってしまいました。
試打を開始しました。
05
『球のあがりやすさ』という点では、すごく標準的な感じがしました。
よく上がってくれますが、決して上がりすぎる感じではなかったですし、タフで上がりづらい感じもしませんでした。
ちょうど中間的なポジションにあるように感じられました。
割と叩いていけるドライバーだと思います。
シャフトもなかなかしっかりとしているせいか、高く上がりすぎないようにコントロールしやすい感じがしました。
『スインガータイプ』の方には、やや合いづらいかもしれませんが、『ヒッタータイプ』の方には、かなりいい印象をもたらしてくれるドライバーといっていいのではないでしょうか?
『ヒッタータイプ』の方に合うドライバーだと思いますが、決してタフ過ぎるドライバーではないと思います。
04
『打感』は、適度にしっかり感があって、好感を持つことができました。
フェース面で乗せていきやすい感じだと思いました。
すごく扱いやすい感じのフィーリングです。
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『音』も、大きすぎず小さすぎず・・・。といった感じで、とても好感を持つことができました。
最近のドライバーらしいところだと思います。
すごく集中して練習が出来ました。
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『操作性』という点では、すごくいい感じです。
シャフトとの相性もあるとは思うのですが、とても楽に左右に打ち分けることが出来ました。
『曲げる楽しみ』を味わうことのできるドライバーです。
こういった練習はなかなか飽きません。
ついつい球数を多く打ってしまいます。
ちょっと前までドライバーを練習する球数があまり多くなかったのですが、先日素晴らしいドライバーに出会ったおかけで、すっかりドライバーを練習するのが楽しくなってしまった感じがします。
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『安定性』という点でも、なかなか高いレベルにあるとは思いますが、どちらかというと『操作性』が長けているドライバーだと思います。
普通に打っていくならば、このドライバーもそれほど曲がりやすい感じもしなかったですし、ミスに対して極端に『シビア』な感じもしませんでした。
最近の『直進性』の強いドライバーのような感じではありませんが、そこそこ直進性を出していくことが出来ました。
しかし、どのように打ってもなかなか曲がりづらいドライバーとは違い、こちらの意志やイメージを伝えていきやすいドライバーなのだと思います。
『スイートエリア』も、それほど狭い感じはしなかったですが、決して『超・ワイドスイートエリア』というわけではないと思います。
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『飛距離性能』という点では、最近のハイレベルドライバーの中では、標準的な部類といっていいでしょうか?
とても高い性能を持っていますが、他のハイレベルドライバーの中ではそれほど抜きん出ている感じはしませんでした。
決して飛ばないドライバーではありませんし、高い性能を持っていますが、私にとってもっとハイレベルに感じられるドライバーを経験してきているので、正直言って『最高レベル』だとは思いませんでした。
しかし、また何度でも楽しみたいドライバーであることに違いありません。
09
今日は、久し振りに『ツアーチャンプ』という名前を目にして、昔を懐かしみながら試打を行いました。
あの頃はとにかく『スコア』は『全く』といっていいほど重視していなくて、一日のうち一発でもいい当たりが出れば、それで満足でした。
今は『ワンストローク』に神経をすり減らしていて、昔とずいぶんと違ったゴルフをしているようにも思いますが、ゴルフというスポーツを楽しんでいることに変わりありません。
今日は運良く、このドライバーに出会うことが出来たのですが、また次回出会うことが出来たらとても嬉しく思います。
出会いたくても、なかなか出会うことが出来ないメーカーのクラブが多いですが、もっとたくさんの人が触れる機会が増えたらいいな・・・。と思いました。
日本には、まだまだこういった素晴らしいメーカーのクラブがたくさんあると思います。
今日も気持ちよく練習場を後にすることが出来ました。