ゴルフクラブ試打日記。          

ダンロップ NEW ゼクシオ フォージド アイアン

ダンロップ NEW ゼクシオ フォージド アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ダンロップ NEW ゼクシオ フォージド アイアン の7番 です。
N.S. PRO 940GH DST
シャフトは N.S. PRO 940GH DST です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は94g、トルクは2.7、バランスはD2、キックポイントは中調子 です。
正面
ゼクシオのカッコいいアイアンです。
この時期にゼクシオのニューモデルが登場するのは珍しい感じもしますが、『セブン』や『エイト』のシリーズと『フォージドシリーズ』は別なのかもしれません。
来年は『ナイン』が発売されるのでしょうか?
側面
ゼクシオのアイアンはスリクソンと比べると、それほど多く接しているわけではないのですが、フォージドモデルは初期モデルから出会っていて、とてもいい印象が残っています。
打感の柔らかさが強く印象に残っています。
このアイアンは初期モデルから進化しているのは間違いないですが、独特のいい雰囲気はしっかりと残っています。
彫りの深さ
彫りの深さもたっぷりあって、易しそうな印象を受けます。
今主流のアイアンといっていいのかもしれません。
ソール幅
ソール幅は、ワイドです。
ゼクシオらしいソール幅といえるのかもしれません。
ネック長さ
ネックは短めです。
重心の低さといいますか、『腰の重さ』を感じさせます。
ホーゼルが太めで、グースも利いています。
シャープな印象はありません。
バックフェースの細かな凹凸
バックフェースをよく見てみると、細かな凹凸がありました。
これにも、おそらく何らかの意味があるのだろうと思います。
フィーリングを良くする為の工夫ではないかな?と思いました。
機能性を感じさせながらも、ゼクシオらしく上品で綺麗に仕上がっているのが、さすがだな・・・。と思いました。
オリジナルグリップ
このオリジナルグリップも、まずまずです。
ラバーの柔らかさがありながらも、滑りにくく手の中にしっかりと収まってくれそうなフィーリングです。
ミーリング無し
ミーリングはありませんでした。
ノーマルで綺麗なフェース面です。
クラブ開発を、世界トップレベルといってもいいほどの高いレベルで行っているダンロップが、アイアンにミーリングを採用しないのは、それだけ大きな意味がないということではないのかな?と思いました。
構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
ある程度予想していた構え感でした。
見とれるようなことはなかったのですが、品のいい顔をしているな・・・。と思いました。
トップラインが厚すぎず、ボヤけた感じがしないところに好感がもてました。
ややラージサイズでグースも利いていますが、強い違和感はありませんでした。
むしろ、この大きさ・形状が、今一番求められているのではないかな?と思いました。
『繊細さ』というよりは、明らかに『大らかさ』を感じさせる構え感です。
余計なことはせずに、このクラブに任せる感じで振ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はソフトで、いい感じでした。
フォージドらしい心地いいフィーリングです。
ゼクシオには色々なタイプのアイアンがありますが、私はこのフォージドシリーズのフィーリングが一番好きです。
『厚みで押していける』ということではなかったのですが、いい感じの『抵抗感の無さ』に好感をもつことができました。
トゥ側
球は上がりやすくて、タフな感じは全くありませんでした。
弾道も高めです。
形状からも解りますが、このアイアンが、球があがりやすくなっているように、色々な工夫が施されているのだと思いました。
高い機能性を感じます。
幅広い層に対応できていると思います。
バックフェース
『安定性』も、かなり高いと思いました。
すごくイージーなアイアンだと思いました。
スイートエリアも広く、少々の打点のブレには動じないタイプのアイアンです。
フェース面を文字通り『点』ではなく、『面』で使っていけるタイプのアイアンだと思いました。
ある程度のミスヒットにも『当たり負け』しない強さがあるように感じられました。
『高機能性キャビティ』の本領発揮といったところでしょうか?
フォージドアイアンはたくさんありますが、それらの中でもトップクラスといっていいのではないか?と思えるほどの寛容さがあります。
飛距離性能
飛びの性能も高いと思いました。
『強く打ち込む』というよりは、『軽くはらう』という感じがちょうどいいのではないかな?と思いました。
かなりキャリーがでました。
弾道の高さもイメージとはちょっと違う感じではありましたが、このビッグキャリーに好感をもたれる方も多いのではないでしょうか?
自分が今、一体何番のアイアンを打っているのか、解らなくなるようなところもありましたが、こういったところが今のアイアンの特徴といえるのかもしれません。
操作性
『操作性』という点では、あまり大きく曲げられるタイプではなく、大らかさのほうが強く感じたのですが、左右にも曲げることはできました。
グースは少し利いていますが、つかまり過ぎず、右に逃がして打つこともできました。
細工をするタイプのアイアンではないと思いましたが、程良い感じで自分の持ち球で勝負できるように感じました。
操作性よりは安定性を求めておられる方にお勧めしたいアイアンです。
ヒール側
高い飛距離性能と安定性が一番印象に残りました。
打感も、なかなかいいな・・・。と思いました。
DUNLOP XXIO NEW FORGED IRON
高い機能性がありながらも、フィーリングについても、しっかりと追求されている感じがしました。
ダンロップの高い技術とこだわりが感じられる贅沢なアイアンだと思いました。
DUNLOP XXIO NEW FORGED アイアン
私はどちらかといえば『マニュアルタイプ』のアイアンを好みますし、ここまでの飛びは『飛びすぎ』だと思っているので、このアイアンを購入することはないと思いますが、機能的にとても優れていると思いました。
多くのゴルファーのニーズに、しっかりと応えていると思いました。
DUNLOP XXIO NEW FORGED アイアン
これまで、機能性が高いアイアンは見た目がどうしても馴染めなかったり、フィーリングが良くなかったりした物が多くありましたが、このアイアンはそういったマイナス的なものを感じさせませんでした。
打感の良さを求めつつも、飛距離や安定性も高いレベルで追求したい・・・。という方には是非お勧めしたいと思いました。
DUNLOP XXIO NEW FORGED アイアン
年末も近くなって、またいいアイアンに出会うことができました。