今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはダンロップ NEW ゼクシオ フォージド アイアン の7番 です。
シャフトは N.S.PRO 930GH DST です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は93g、トルクは2.7、バランスはD2、キックポイントは中調子 です。
ゼクシオの新しいフォージドアイアンです。
ダンロップでは、今年はスリクソンのニューモデルが発表されましたが、同じ年にゼクシオフォージドも発表されるイメージがあります。
ゼクシオ7や8・9などとは違うフォージドモデルですが、私はいい印象をもっています。
私の中では、こちらのほうが、存在感が大きいです。
オーソドックスなポケットキャビティです。
ヘッドは大きすぎず、いい感じです。
それほどシャープな感じはしませんが、これがゼクシオの特徴といえるでしょうか?
彫りは深いです。
かなりオートマチックな印象を受けます。
トップラインはほんの少し厚く見えましたが、問題ない範囲内でした。
これくらいであれば、イメージも出やすいだろうな・・・。と思いました。
ソール幅は平均的な感じです。
それほどワイドだとは思いませんでした。
こういったところは、フォージドモデルの特徴のように思います。
リーディングエッジが大きく削られていて、ソール全体を『二分』しているかのようです。
今年出会ったスリクソンのアイアンも、同じようなソール形状でした。
ブランドは違っていても、同じメーカーによる統一ができています。
ここまではっきり削りが入っているということは、それだけ効果が大きいのだと思います。
このソール形状は、メーカーによって大きな違いが見られます。
ネックは、やや短めでした。
細いというよりは、太めで重心の低さを感じさせます。
バックフェースには、アクセサリーのような物が見られました。
これは打感を良くする為のものでしょうか?
フェース面にミーリングは見られませんでした。
ゼクシオらしい、綺麗なフェース面です。
オリジナルグリップは、いい感じでした。
ラバータイプらしいソフトなフィーリングです。
『機能性グリップ』といったらいいでしょうか?
場所によってグリップのパターンが違っています。
素手で握る右手と、グローブをはめて握る左手の違いを、このグリップが表していました。
こうすることで、どのような効果が得られるのでしょうか?
どれくらいスコアに影響するのか分かりませんが、いいものはどんどん取り入れて欲しいと思っています。
素振りをしてみると、ゼクシオらしい軽量感がありましたが、これまでもたくさん経験していますし、これくらいであれば『想定内』といったところです。
タイミングもすぐに合いました。
いきなりフルスイングするのではなく、最初は小さめで少しずつ大きくしていこうと思いました。
ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
グースの効きも強すぎず、クセのある顔ではありませんでした。
オーソドックスなタイプです。
フォージドモデルらしい美顔といったらいいでしょうか?
親しみやすさを感じました。
球がつかまりやすそうだな・・・。と思いました。
それは『グースの度合い』によるものではなく、『シャフトの挿し方』によるものです。
結構左から挿しているように見えました。
私はもう少し右からのほうがいいですが、これは好みが分かれると思います。
プル角が効いているように見えました。
グースのきついタイプは苦手だけど、つかまるイメージが欲しい。右へのイメージを消したい・・・。という方には易しく感じやすいのではないでしょうか?
ターゲットに対してトップラインを合わせていきたい方にも、構えやすさがあるかもしれません。
私はリーディングエッジを合わせるタイプでして、スクエアか少し開き気味に構えたいほうです。
なので、このアイアンは少しつかまりそうでしたが、左がすごく怖いというほどではありませんでした。
何とか対処できそうだな・・・。と思いました。
『つかまえ顔の男前』といったらいいでしょうか?
試打を開始しました。
『打感』は好感がもてました。
これまでのフォージドモデルらしいソフトなフィーリングでした。
ボヤけた感じではなく、結構しっかりとしていました。
『球の抵抗感』を感じることができました。
球持ちが良く、しっかり乗ってくれるというよりは、球離れの速い弾く感じの打感でした。
球はとてもあがりやすいです。
弾道も高いです。
タフな感じは全くしません。
敷居が低く、多くの方に支持されるのではないでしょうか?
ポケキャビらしい安定性の高さもありました。
シビアなところはあまり感じず、かなり大らかなタイプだと思いました。
フォージドアイアンといえば、『マニュアルタイプ』を想像しますが、このアイアンは、はっきりとした『オートマチックタイプ』です。
『飛距離性能』も優れていました。
これまでのモデルと共通します。
前のモデルもよく飛ぶタイプだったので、このニューアイアンの飛びが、さらに進化したとは思いませんでしたが、高い飛距離性能をもっていました。
いつも思うことですが、自分がいったい何番のアイアンをもっているのか、分からなくなります。
『距離の番手ずらし』が、今は当たり前になってきました。
『操作性』という点では、大らかさのほうが勝ってしまうので、微妙なタッチは出しづらかったのですが、左右に曲げることもできました。
大らかさがありますが、『顔の良さ』が操作性につながったのかもしれません。
左右どちらかにクセがある感じはしなかったので、ドローヒッターの方もフェードヒッターの方にも合いやすいのではないでしょうか?
ダンロップのクラブは昔から好きですし馴染みがありますが、どちらかというとゼクシオよりはスリクソンのほうが手にする機会が多いように思います。
ゼクシオのニューモデルは一度試打して、それからあまり試打しないこともありますが、スリクソンは何度でも試打して楽しんでいます。
しかし、このゼクシオのフォージドモデルは好感がもてます。
名前こそゼクシオとなっていますが、スリクソンとゼクシオのちょうど中間くらいに位置しているでしょうか?
どちらかといえばスリクソン寄りといえるかもしれません。
大らかさのあるスリクソンといえばいいでしょうか?
もともと高い性能を誇るダンロップのクラブなので、あまりブランドは意識しなくてもいいのかな?と思いました。
また何度でも試打したいですし、機会があればスリクソン Z565 アイアンと打ち比べてみたいです。
ダンロップ NEW ゼクシオ フォージド アイアン
- 2016年12月6日
- ダンロップ