ゴルフクラブ試打日記。          

ダンロップ 新・ゼクシオ ドライバー

ダンロップ 新・ゼクシオ ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ダンロップ 新・ゼクシオ ドライバー です。
MP-600
シャフトは MP-600 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は49g、トルクは4.7、バランスはD2、キックポイントは中調子です。
XXIO
ゼクシオのニュードライバーです。
5代目『ザ・ゼクシオ』とデザインが似ている感じがして、とても好感をもてました。
昨年発売された『REVO』は、私はあまり馴染めなかったのですが、このドライバーにはとてもいい感じがします。
『ゼクシオらしさ』が戻ってきたような気がします。
ゴルフクラブ
ゼクシオらしい、かなりの『ハイテク』が詰め込まれているようです。
ダンロップが満を持して発表した『ニューゼクシオ』なので、かなり期待が持てそうな感じがします。
私はどちらかというと、『スリクソン派』なのですが、私のコース仲間には『ゼクシオファン』がとても多いです。
上級者の方から、まだキャリアの浅い方まで、かなり幅広い層に人気があります。
毎年、ゼクシオの新製品が発売された2~3ヶ月後の『月例』では、カートのキャディバッグには、新しいゼクシオがずいぶん多く見受けられます。
一昨年発売された『ザ・ゼクシオ』の時は、特にどのカートを見ても『ゼクシオ』『ゼクシオ』『ゼクシオ』でした。
n
素振りをしてみると、かなり軽くシャフトが軟らかい感じがしました。
明らかに私には難しいスペックなので、他のスペックの試打クラブを探したのですが、この『SR』と『R』しか見当たらなかったので、この『SR』で試打をすることにしました。
ビュンビュンと、かなりよくしなります。
しかし、それが私にはタイミングが合いづらく、やや難しい感じがしました。
本音を言えば、もう少し『しっかり目』のシャフトで試してみたい・・・・。と思いました。
r
ボールを前にして構えた感じは、若干の『フックフェース』は目に付きましたが、これくらいはもう『当然』といいますか、ずいぶんと見慣れた感じがします。
なんとなく、この『構え感』は、『ザ・ゼクシオ』と『REVO』の中間くらいかな?と思いました。
『REVO』よりは、かなり構えやすい感じがしますが、『ザ・ゼクシオ』と比べるとどうなのかな?と思いました。
今度一緒に試打して比較してみようと思いました。
正直いいまして、私にとって惚れ惚れするような『顔』ではないのですが、この顔に魅力を感じられる方もたくさんいらっしゃると思います。
『ザ・ゼクシオ』を使ってこられた方も、この顔には構えやすい・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
試打を開始しました。
d
最初の5球ほどは、タイミングもバラバラで、打点もブレていたのですが、それでも結構いい感じの『打感』と『音』だな・・・・。と思っていました。
なかなかいい感じのドライバーだ・・・・。と思っていました。
結構『スイートエリア』も広いようだし、『イージードライバー』なんだな・・・。という感じで終わりそうでした。
しかし、6球目は『芯』を食い、その印象がガラリと変わりました。
f
その『打感の良さ』に、ハッとさせられました。
さっきまでと全く違います。
まるで別のクラブを打っているようです。
かなりの『爽快感』を感じました。
この打感の良さは、まさに『ボールを打つ楽しさそのもの』といった感じがします。
はっきりと手に伝わりますし、ちょうど良い手応えを感じることができました。
k
ゴルフを始めて間もない頃、私が練習場に通っていた理由として、『ゴルフが上手くなりたい』ということも勿論ありましたが、『ストレス解消』がその大きな目的でした。
日頃のストレスをボールにぶつけることで発散していました。
ボールが曲がろうが『チョロ』しようが、全然『お構いなし』でした。
打ち終わった後は心地よい疲労感に包まれ、スッキリして帰宅することができました。
今日はこのドライバーを試打していて、何故かその頃を思い出していました。
それくらい、このドライバーは打っていて心地よい感じがしました。
l
いい打感だなぁ・・・・。と思いながら試打を続けていたら、店員さんが私の打席まで来て、
「どうです?ゼクシオらしい、いいドライバーでしょう?このドライバーは大型ヘッドだけど少し『ヒール寄り』に重心があるから、気持ちヒール寄りで打つといい球が打てますよ・・・・。」
と教えてくれました。
なるほど、それでこんなにいい感じで打つことができたのか・・・・。と思いました。
店員さんのいう通り、少しヒール寄りに意識をおいて打ってみるとすごくいい感じで打つことができました。
大型ヘッドの『スイートエリア』はトゥ寄り・・・・。というのは、もうすっかり昔のことのようです。
最近は、『球のつかまり』を良くする為に、見た目では解からないけど『ヒール重心』がすごく増えてきたような気がします。
このドライバーも、まさにそんな高度な工夫が施されているドライバーだと思いました。
j
『音』も、かなり心地よい『聴き応え』のある音です。
ダンロップのクラブなので、昔から音がいいのは当然のことではありますが、打っていてすごく気分が良くなってきます。
手だけでなく、耳でも快感を味わうことができました。
芯を食った時の音を録音しておきたいほどです。
『スリクソン』も含め、これまでのダンロップのドライバーによく聞かれた、完成度の高い音です。
私はいくら飛んでも、曲がらなくても、音が良くないドライバーは決して使いたいとは思いませんが、このドライバーは何度でも繰り返し球を打っていたくなります。
最近は『感性工学』という言葉が、よく使われているようですが、このクラブもまさにそういったものを取り入れたハイレベルなドライバーといってもいいのではないでしょうか?
e
球もとてもよくあがります。
予想以上に、かなりの『シャローヘッド』です。
おそらく『ザ・ゼクシオ』よりも、『シャロー化』が進んでいるのではないでしょうか?
どちらかというと『REVO』に近い感じでしょうか?
私には正直言って、もっと『厚み』が欲しいところではありますが、これもやはり対象となるゴルファーが違うのだから仕方がない感じがします。
このロフト(10.5度)ということもありますし、かなりの高弾道を打つことができました。
おそらく『ザ・ゼクシオ』を使ってこられた方は、かなり易しく感じられるのではないでしょうか?
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『安定性』という点でも、本来はかなり高い感じがします。
私にはこのスペック(特にシャフト)が難しく感じられ、最初のうちはなかなか安定した球を打つことが困難に感じられましたが、球数をこなしていくにつれ、少しずつ慣れていくことが出来ました。
しかし、少しでも気を緩めてしまうと、すぐに暴れてしまう感じがしました。
このドライバーは色々なスペックが用意されているそうなので、今度は違ったスペックで試してみたい・・・・。と思いました。
すると、もっと違った結果が得られるような気がします。
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『飛距離性能』という点でも、ゼクシオらしい高性能なドライバーだと思います。
技術の低い私では、このドライバーの持つ高性能を最大限に発揮させることは困難な感じがしましたが、おそらくかなり多くの方がこのドライバーの飛距離性能に魅力を感じられるのではないでしょうか?
これまでの『ゼクシオユーザー』の方にも、多くの支持を集められそうな気がします。
かなりの数のゴルファーの傾向などを調べ、それを基に研究に研究を重ねてきた感じがありありと伺えます。
『スイートエリア』も広めな感じがしましたし、細かいことは気にせずに気持ちよく振り抜いていくことで大きな成果が得られる・・・・。
そんなドライバーといってもいいのではないでしょうか?
g
『操作性』という点では正直いいまして、やや苦戦してしまいました。
こういったタイプのドライバーで球筋を自在に操作していくには、私はまだ修行不足な感じがしました。
普通に打っていくなら、かなり球のつかまりがいいので、どうしても『フック系』になってしまい、『スライス系』にもトライしてみましたが、なかなかいい感じで右へ曲げていくことが難しく感じてしまいました。
かなり極端にやっていかないと、右へは曲がりづらい感じがしました。
それくらい『球のつかまり』がいいドライバーだと思います。
『つかまりのいい球』というのは、こんなにも遠くへ飛ぶものなのか・・・・。と感じられる方も、きっとたくさんいらっしゃると思います。
それくらい『操作性』よりも『飛距離性能』や『打ちやすさ』が優れたドライバーといえるのだと思います。
『打感』『音』といった『フィーリング性能』は、最高レベルだと私は思いました。
スペック的には私にとってかなり厳しいものがありましたが、また目にする機会に恵まれたら試打したい・・・・。と思わせてくれる『高フィーリング』なドライバーです。
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正直いいまして、昨年発売された『REVO』は私の周りの『ゼクシオファン』の間でも、もうひとつ・・・・。といった感じでしたが、今回のこの『新・ゼクシオ ドライバー』は、これまでのゼクシオファンにすごく人気が出そうな気がします。
『ゼクシオファン』のハートをしっかりとキャッチすると思います。
『ゼクシオユーザー』は勿論、これまでゼクシオのドライバーを使ったことがない方でも、かなりいい感じで打っていけるのではないでしょうか?
私にはかなり難しい感じがしたのは事実ですが、非常に『高性能』で『高機能』なレベルの高いドライバーだと思います。
現在の『ジャパニーズ・スタンダード・ドライバー』といってもいいのかもしれません。
おそらく今年の年末から来年の年始にかけて、かなりこのドライバーを使っておられる方をコースや練習場で見かけることになるだろうと思いました。
さすがは『ゼクシオブランド』です。