ゴルフクラブ試打日記。          

ダンロップ スリクソン Z545 アイアン

ダンロップ スリクソン Z545 アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z545 アイアン の7番 です。
N.S.PRO 980GH D.S.T.
シャフトは N.S.PRO 980GH D.S.T. です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は99g、トルクは2.4、バランスはD2、キックポイントは中手元調子 です。
正面
待望のスリクソンニューモデルです。
前のシリーズは2年前だったので、ずいぶんと待ったような気がします。
私はいつになっても、ニューモデルへの興味が尽きることはありません。
前のシリーズは素晴らしい物が多かったですが、スリクソンのニューモデルをずっと待っておられた方も多いのではないでしょうか?
側面
オーソドックスなポケットキャビティといえるでしょうか?
これまでも、よく見かけたような気がします。
スリクソンのブランドイメージ通り、カッコいいポケキャビです。
他のメーカーも含め、これまでポケキャビは厚く腫れぼったいものが多かったですが、このアイアンはそれが抑えられています。
前のモデルの『525』よりもデザインは落ち着いた感じになっていますが、精悍さが増しているような印象を受けました。
彫りの深さ
彫りの深さは結構ありますが、マイナス的な感じはしませんでした。
『アイアンらしさ』『構えやすさ』に配慮して設計されているのではないかな?と思いました。
私はまだポケットキャビティを購入したことがないのですが、私の周りでは大人気です。
よく見かけます。
ソール幅
ソール幅は、やや広めです。
これは予想していた通りでした。
ワイドな感じもしますが、今のアイアンの中では、比較的普通といったところでしょうか?
最近は『アスリートモデル』と呼ばれるアイアンでも、ワイド系が多くなりました。
タングステンなどの『異材』がコンポジットされているのかな?と思い、見回してみましたが、見つけられませんでした。
目に見えないところで、色々な工夫が施されているのかもしれません。
ネック長さ
ネックの長さは、標準的に見えました。
見慣れた長さだと思います。
リーディングエッジ
リーディングエッジに『削り』が入っていました。
ヘッドの抜けも良さそうです。
今日は練習場のマットの上からなので、よく解りませんが、芝の上からだと大活躍してくれそうです。
アイアンに限らずウェッジでも、今は最初から削りの入っているモデルが多くなりました。
昔は使い込んでいって、自分に合う形にする・・・。という考え方が一般的だったように思うのですが、今は『最初から』ベストな形になっているように思います。
この形を使い込んでいって、さらにプレイヤー自身に合うように作り上げていくのかもしれません。
細かなミーリングあり
フェース面には、かなり細かなミーリングがありました。
これはどういった効果が期待できるのでしょうか?
ウェッジにはミーリングはあるものも増えてきましたが、アイアンではまだまだ少数派といっていいと思います。
『フライヤー抑制』や『スピンの安定』につながるのであれば、どんどん取り入れて欲しいと思います。
構え感
ボールを前にして構えてみて、思っていた以上にいい顔をしているな・・・。と思いました。
好感がもてました。
構えるまでは、もうちょっとラージサイズで大味な感じなのかな?と思っていましたが、実際は違っていました。
もちろん『小顔』ということではなく、やや『面長』な感じがしますが、構えづらくはありませんでした。
トップラインの厚さが少し目立っていましたが、違和感などは特にありませんでした。
あくまでも私の好みとしては、もうちょっと薄いほうが、いいイメージが出せたと思うのですが、これくらい厚みがあったほうが好きだ・・・。という方も多いのではないでしょうか?
『セミグースタイプ』といっていいと思います。
グースがきつすぎないので、構えづらくはありませんでした。
苦手意識が芽生えることもなく、いつも通り構えることができました。
『左へのプレッシャー』も、特に感じませんでした。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はまずまずだと思いました。
打つ前から予想していた通りのフィーリングでした。
絶妙なフィーリングで、思わずスキップでもしたくなるような打感ではなかったのですが、大きな不満はありませんでした。
ボールをフェース面にくっつけて運ぶ・・・。というよりも、フェース面で弾き飛ばす・・・。といったタイプのアイアンだな・・・。と思いました。
『球足』が速いように感じました。
トゥ側
球はとてもあがりやすいです。
ハードな感じはしませんでした。
重心深度の深さも、結構あるのではないでしょうか?
ポケットキャビティらしい、球のあがりやすさです。
バックフェース
『安定性』という点でも、いい感じでした。
寛容な部分を感じることができました。
大顔過ぎないので、フェースもターンしやすく、球をつかまえやすいです。
少々トゥ寄りで打ってみても、上手くラインに乗せてくれました。
融通が利くアイアンだな・・・。と思いました。
『オートマチック的』な印象をもちました。
飛距離性能
『飛距離性能』は優れています。
私の感覚では『7番アイアン』とは思えないほど、よく飛んでくれるのですが、今はこれくらいが『常識』といえるのかもしれません。
軽く『1番手以上』飛ぶので、私のなかでは『番手ずらしのアイアン』といえるのですが、今はこういったタイプのアイアンのほうが多いですし、それだけニーズも高いのだと思います。
ロフトは立っていますが、球はあがりやすく、弾道も高めでした。
ダンロップの高い技術が至る所に散りばめられているのでしょうか?
操作性
『操作性』は、なかなかいい感じでした。
左右に曲げるのも難しくありませんでした。
前のモデルのイメージのまま打てたような気がしました。
敏感に反応するマニュアルタイプというよりも、どちらかといえばオートマチック的な感じもしますが、『頑固』に感じるほどの『高い直進性』や『曲がりにくさ』を感じることはなかったので、コースでもプレッシャーを感じず、スコアメイクが楽になるかな?と思いました。
ヒール側
スリクソンらしく、いいアイアンだな・・・。と思いました。
カッコいいアイアンなので、難しそう・・・。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、思わず敬遠してしまうようなタイプのアイアンではないと思いました。
敷居は高くないと思いましたし、上級者の方はもちろん、幅広い層に対応しているアイアンだと思いました。
DUNLOP SRIXON Z545 IRON
2年前のモデルよりも、大きく性能がアップした・・・。とは、正直思わなかったのですが、いいところはきちんと継承されていると思いました。
すぐに馴染んでいけるアイアンだと思いました。
『易しさ』を追求しながらも、決して『カッコ良さ』が失われていないアイアンだと思いました。
さすがはスリクソンブランドのクラブです。
ブランドイメージを壊していません。
DUNLOP SRIXON Z545 IRON
このアイアンもいい印象をもちましたが、これからもおそらく違うモデルも発表されると思います。
昨年はスリクソンのニューモデルが出なかったので、今年は『当たり年』になるのかもしれません。
今からとても待ち遠しいです。