今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは セイコーエスヤード X-Lite ドライバー です。
シャフトは X-Liteドライバー専用軽量オリジナルカーボン です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS2、トルクは6.2、シャフト重量は41g、バランスはC8、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は273gです。
エスヤードのとても美しいドライバーです。
すごく高級感あふれるデザインになっています。
エスヤードのドライバーを試打するのは、ずいぶん久しぶりなのですが、相変わらずの高級感がさすがだと思いました。
ヤングゴルファーやアスリートゴルファーではなく、ベテランゴルファーの方を対象として開発されているクラブだと思うのですが、このクラブの放つ雰囲気はすごくいいです。
こういった美しいクラブを手にするだけで、自分も一歩前進できたような気がします。
ヘッド全体が光沢感いっぱいの『ミラー仕上げ』になっていて、ピカピカに輝いています。
こういったところも、エグゼクティブゴルファーの心を強く刺激するのではないでしょうか?
私はどちらかというと、ドライバーにせよ、アイアンにせよ、あまり輝かない感じの『サテン仕上げ』のクラブを好むのですが、こういった美しいクラブも、とてもいいものだと思いますし、これからもずっと存在し続けて欲しいと思っています。
エスヤードらしい、このデザインがとても特徴的です。
こういったことは、これまでのエスヤードのドライバーでも見られました。
どのような効果が得られるのか、私には分かりませんが、こういったちょっとした心遣いのような物に、とても『品の良さ』といいますか、『日本らしさ』を感じます。
念の為、店員さんに、このドライバーの生産国を訪ねてみると、やはり日本製ということでした。
こうして見ていても、すごく上品に仕上がっています。
多少フェースが被っているようにも見えたのですが、これはもう『セット』のようになっていて、いわば『パターン化』されたようにも思います。
こういったところはメーカー問わず、共通しているように思います。
それほど大きな違和感は感じませんでした。
素振りをしてみても、すごく軽いですが、振りやすく感じました。
今はまだ軽く感じてしまいますが、年月の経過と共に、今使っているドライバーが振れなくなってきたら、このような雰囲気をもったドライバーを振っていきたい・・・。と考えていました。
シャフトもけっこうしなりますし、タイミングが合えば、かなりの飛距離性能が期待できそうです。
こういった軽量感のあるクラブは、今の自分の技量が問われているところがあるので、自然と気合が入りました。
ボールを前にして構えてみても、すごくいい感じがしました。
あまりフックフェースを感じさせないようになっているようです。
球はよく上がりそうな雰囲気が伝わってきましたが、それほど大きく左へ曲がりそうな感じはせずに、対処しやすそうな感じがしました。
すごく上品なドライバーだと思いました。
『叩く』というイメージはあまり湧かなかったのですが、まずはタイミングを計りながら、決して上体だけで打たないよう気を付けていこうと思いました。
試打を開始しました。
『打感』は、まずまずだと思いました。
程よい感触に手が喜んでいる感じです。
適度な柔らかさをもった、いいドライバーだと思いました。
この『ミラーフェース』特有の『弾き感』が感じられました。
『音』も、すごく静かな音で好感が持てました。
集中して試打に臨めましたし、不快に感じる部分は全くありませんでした。
『球のあがりやすさ』という点では、かなりの高得点です。
すごくよく上がってくれますし、弾道もかなり高めだと思いました。
どちらかというと、ソフトスペックに仕上がっているドライバーなので、やはりヒッタータイプの方よりはスインガータイプの方に適していると思いますが、この弾道の高さは多くのゴルファーの支持を得られやすいのではないでしょうか?
『安定性』という点でも、かなりレベルが高いです。
スイートエリアも、すごく広いのではないでしょうか?
ただ、少しでも叩きにいくと、暴れやすい感じがあったので、私の感覚では少し抑え気味がベストだと思いました。
しかし、これはヘッドの性能というよりも、このシャフトを使いこなせていない私に原因があるように思いました。
『飛距離性能』という点でも、今のドライバーらしく、かなりのパフォーマンスが期待できそうです。
ヒッタータイプの私には、あまり有利には働かないようにも思ったのですが、飛距離云々というよりも、打っていて楽しいな・・・。と思える部分がありました。
『アスリートゴルファー』の方よりは、明らかに『ベテランゴルファー』の方にマッチしたドライバーだと思います。
こういったところは、打つ前からの予想と外れることはありませんでした。
ただ、このドライバーはとても若々しくて爽やかなイメージが伝わってきますし、ベテランゴルファーの方に限らず、多くの方が試してみられる価値のあるドライバーといえるのではないでしょうか?
すごく洗練されている印象を受けました。
エスヤードは、その誕生当時から『飛ぶ』と評判になり、まさに『飛ぶように』売れたドライバーですが、その伝統はうまく引き継がれているように思います。
『操作性』という点では、こういったタイプのドライバーの中では、かなりいいと思いました。
本来はあまり左右に打ち分けていくタイプではないと思うのですが、今日は結構打ち分けていくことができました。
大型ヘッド独特の『滑り感』といいますか『抜ける感じ』は、あまりしませんでした。
思っていたよりも『左への恐怖感』を感じなかったですし、左方向へ行きすぎずに上手くとどめておいてくれたような気がしました。
こういったタイプのドライバーで安定したフェードボールを打っていくには、私はまだまだ修行不足ですが、もっともっと練習を積んで実戦で使えるフェードボールを会得したいと考えています。
ややタイミングが取りづらいところはありましたが、それほど扱いづらい感じはしませんでした。
見た目の印象通り、最後までその『品質の高さ』を感じたドライバーでした。
昔は『見た目の高級感』と『性能の高さ』が、必ずしも一致しなかったクラブが結構ありましたが、今はそんなクラブは通用しません。
高級感だけあって価格が高いクラブは、ゴルファーの支持を得られません。
そういった意味でも、このドライバーはとてもうまくこの二つが両立できていて、ハイレベルな感じがしました。
『美』と『実』の両方が揃っています。
私がこういったタイプのドライバーをエースドライバーとして使っていくには、まだまだ先のことだと思いますが、いずれ今使っているドライバーが振れなくなってきて、スペックを変えるとしたら、こういったドライバーを使っていきたい・・・。と思いました。
打ち終わった後に、すごくいい印象が残りました。
妙な苦手意識も感じませんでした。
先週発生した地震による、大きな悲しみは決して癒えることはないですし、それは私だけでなく全ての日本人にとって同じだと思います。
海外からの支援のニュースもとても心強く感じました。
ゴルフは日常生活には直接影響はしないのだと思いますし、今はスポーツとしてとらえられていますが、私がゴルフを始めた頃はとても『贅沢なもの』とい認識がありました。
大きな災害を受けた今とあっては、特にそういった認識が正しいような気がします。
TVで観る、避難生活を送っておられる方々の様子が頭から離れず、それでいながら、こうしてゴルフクラブを試打している私自身にいささかの矛盾を感じました。
苦しい生活を送っておられる方々に申し訳ないと思いました。
ゴルフは確かに生活するうえで、必要不可欠なものではないのかもしれませんが、私たちゴルフが好きな人にとっては『大きな希望』であるようにも思います。
私はゴルフが好きなだけで他に何の取り柄もありませんが、そういった意味からも今回記事を更新させていただきました。
今は日本全国で『節電』の動きが出ていますので、私も是非協力させていただきたいと思いました。
私たちの生活にもいささかの不便は感じますが、被災された方々と比べると、そんなことはいってられません。
日本全体が頑張っていくべき時なのだと思います。
これからも私が今できることを考えて実行していきたいです。
セイコーエスヤード X-Lite ドライバー
- 2011年3月17日
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