今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ジオテックゴルフ GT45P-SPL ドライバー です。
シャフトは GT TOUR BURNISH です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは3.3、バランスはD1、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は312gです。
約10か月ぶりに出会った、ジオテックのドライバーです。
黒いヘッドがとても特徴的で重厚感を感じます。
派手さはないですが、個性が感じられるデザインです。
正直、カッコいいとは思わなかったですが、一度見たら印象に残るドライバーです。
全体的に立体的なイメージをもちました。
やはり色々なメーカーで『ディープ化』が進んでいるのでしょうか?
この赤いものはおそらくウェイトだと思いますが、これは色々な重さに交換できるのでしょうか?
ネックも、しっかりとついていますし、コントロール性の良さと叩けそうな雰囲気がありました。
ジオテックのクラブに接したことは、まだ少ないのですが、このドライバーはとてもしっかりとしている印象をもちました。
『顔』は、まずまず整った感じでした。
見惚れてしまうほどでもなかったのですが、マイナス的な部分はありませんでした。
どちらかといえば、洋梨型といえるでしょうか?
これまでたくさん出会ってきた、日本製ドライバー独特の美しい『光沢感』はあまり感じることはありませんでした。
高級感もあまり感じなかったのですが、親しみやすそうな雰囲気がありました。
聞くところによると、このドライバーのヘッド体積は『420cc』ということなのだそうですが、最近は『小顔化』が進んできたからでしょうか?
このドライバーが特別が小さいとは感じませんでした。
素振りをしてみると『D1』という数字以上に、ヘッドが結構効いている感じがしました。
シャフトも硬いとは思わなかったのですが、割としっかりしているように感じました。
先端があまり動き過ぎないのがいいと思いました。
全く経験のないシャフトでしたが、苦手意識は特にもちませんでした。
ただ、何となくなのですが、あまり気持ち良く振っていくことができませんでした。
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
正直、それほど美しい顔だとは思いませんでしたが、マイナスなイメージは全くありませんでした。
トゥ側にやや特徴があり、どちらかといえば『逃がし顔』というよりは『つかまえ顔』だと思いました。
ヘッドが大きすぎないせいもあると思うのですが、強く引っ掛けそうな感じはしませんでした。
『フェード系』よりも『ドロー系』のイメージのほうが強く出せました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトな感じでなかなか良いと思いました。
ちょっと前までは、『黒いヘッドにソフトな打感』というのは、とてもいい意味での違和感があり、そこがまた面白いと思っていたのですが、最近はすっかり慣れてしまったので、特に驚くこともないですが、この硬すぎない打感には好感をもつことができました。
『音』も、まずまず・・・。だと思いました。
決して大きすぎず、耳障りな感じはしませんでした。
『球のあがりやすさ』という点では、最近のドライバーの中でも、ややタフな部類に入ると思います。
タフ過ぎて手におえない感じでは決してないのですが、明らかにヒッター向けのドライバーだと思いました。
こういったところは、黒いヘッドのイメージとピッタリ合致したところだと思います。
『安定性』という点では、こういったディープヘッドの特徴がよく出ていると思います。
スイートエリアはそれほど広いとは思いませんでしたが、敬遠してしまうほど難しいドライバーだとは思いませんでした。
何故かあまり気持ちよく振っていくことができなかったのですが、ボールはそれほど散らばる感じはありませんでした。
『飛距離性能』という点では、標準的だと思いました。
はっきりと叩いていくべきタイプだと思いましたし、誰でもキャリーが出やすいイージーなドライバーではないと思います。
しっかりと叩いていかないと、ドロップ感を感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まずまず力を伝えていきやすいドライバーだとは思いましたが、驚くほどボールが伸びていく・・・。という感じはありませんでした。
かといって、このドライバーの飛距離性能が劣っているのでは決してなく、これまでたくさんの優れたドライバーを経験してきたから余計に、このように感じるのだと思います。
あくまでも私の感覚で『飛距離』ということで考えてみても、これまで出会ってきた数多くのドライバーのほうが魅力を感じました。
『操作性』とう点では、なかなかいい感じがしました。
左右にもインテンショナルなショットを打ちやすかったですし、比較的扱いやすいタイプのドライバーだと思いました。
ただ、構えたときもあまりテンションが上がってこなかったせいか、色々な球を打ってみよう・・・。という気はあまり起きませんでした。
終始、落ち着いたテンションのままで試打を繰り返していました。
『黒いヘッド』
『コンパクトなサイズ』
『ディープ形状』
という私の好きな条件に当てはまるドライバーだったのですが、正直いいまして購買意欲は湧きませんでした。
しかし、それはこのドライバーに大きな不満がある・・・。というのではなく、何かこうワクワクするものがありませんでした。
ドライバーの試打をしていて楽しくなると、ついつい予定の球数よりも多く打ってしまうことが多いのですが、今日は予定よりも少ない球数で試打を終えてしまいました。
ただ、試打を終えたあと、このドライバーの価格を聞いて、とてもリーズナブルな値段に抑えられているのを聞いて好感度が少しアップしました。
私たちゴルファーにはとても嬉しいことだと思います。
通常売られているドライバーの半値くらいの値段を聞いて少し驚いてしまいました。
コストパフォーマンスはとても高いと思いました。
今回出会った、この『Geotech GT45P-SPL DRIVER』というドライバーは、私はあまり興味を持つことができませんでしたが、これからもこうした基本性能がしっかりとしていてコストパフォーマンスが高いドライバーをどんどん発売して欲しいと思いました。
今、ドライバーは『ディープ化』と『シャロー化』に分かれていると思うのですが、価格面においても、『ハイプライス』と『ロープライス』に分かれているような気がします。
そういった意味では、このドライバーはトップクラスのロープライス派だと思います。
飛距離においても、『1ヤード当たり』のコストがとてもリーズナブルで親しみやすいドライバーです。
ジオテックゴルフ GT45P-SPL ドライバー
- 2011年11月2日
- ジオテック
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