今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ SP ドライバー です。
シャフトは オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは11.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、トルクは5.0、バランスはC2、クラブ総重量は258gです。
久し振りに出会ったエナのドライバーです。
これまであまり出会ったことはないのですが、この『ミラー仕上げ』が、いかにも『エナ』らしい感じがします。
このピカピカ光る感じが、とても品質が高そうな感じがしますし、値段も高価なんだろうな・・・・。と思いました。
私はあまり光らないほうが好みなのですが、こういった輝きがあるクラブを好まれる方もたくさんいらっしゃるだろうと思います。
ソールのヒール側に『EXPANDED SWEET AREA』と記されています。
いかにも『スイートエリア』が広くて、弾きが良さそうです。
今日試打したこのドライバーは『ルール適合モデル』ではありますが、かなり『弾き性能』が良さそうです。
『高反発モデル』もラインアップされているそうで、そちらのネーミングは『SP I』となっているそうです。
ソールのトゥ側に『FORGED H-S TITANIUM FACE』と記されています。
フェース面に高い技術が組み込まれていて、いかにも飛びそうな感じがします。
最近あまり聞かなくなった『トランポリン効果』という言葉を思い出しました。
クラウン部分の、この美しいグリーンを見て、思わずハッとなりました。
すごく美しい色だと思い、まじまじと眺めていました。
こういった『グリーン系』の美しさを持ったドライバーといえば、私はすぐに『カタナ』のドライバーを思い出すのですが、このドライバーはそれとはまた違った美しさを持っています。
とてもセンスの良い美しい色です。
やはりかなり高級なドライバーなのだと思いました。
スペックなどは別として、こうした美しいクラブにはいつも魅了されてしまいます。
人間の『美的感覚』を刺激するドライバーだと思いました。
私はできれば、『黒一色』が慣れていることもあり、好きなのですが、こういった美しい色を持ったドライバーにはとても魅力を感じます。
コースに出ても芝のグリーンと、このドライバーのグリーンが上手くマッチするような気がしました。
『緑は目に優しい色』というのを聞いたことがあるのですが、この色を見ているだけでとてもいい目の保養が出来ている感じがしました。
素振りをしてみると、そのかなりの『軽さ』に驚きました。
ちょっと記憶にないほどの『軽量感』です。
『280g台』のドライバーに出会うことは、けっして珍しいことではありませんが、このドライバーは『250g台』です。
かなりの軽さです。
振っていても、なかなか『クラブの質感』を感じることが出来ません。
『ヘッドの位置』も感じにくい感じがしました。
シャフトもかなりしなります。
スペック的に、かなり私には難しそうな感じがしましたが、トライしてみることにしました。。
ボールを前にして構えた感じは、そのかなりの『フックフェース』に、やや難しさを感じてしまいました。
正直言って、かなり構えづらい感じがします。
私はいつも、クラブの『形状の美しさ』に心を奪われることが多いのですが、今日はクラブの形状には難しさを、そして『色』には美しさを感じました。
プラスマイナスが上手く相殺されていれば良かったのですが、実際はそんな感じはしなくて、私にはマイナスポイントのほうが大きく感じられてしまいました。
しかし、これは『フック病』にこれまでずっと悩んできた私の感覚なので、これくらいのほうが構えやすく感じられる方もたくさんいらっしゃると思います。
左への痛い失敗をこれまで何度も繰り返してきた私は、なかなか始動のタイミングが取れない感じがしましたが、何とか自分に暗示をかけるようにして、スイングを開始することにしました。
試打を開始しました。
『球のあがりやすさ』という点では、かなりの性能を持っています。
すごく高く球を上げてくれます。
ロフトは『11.5度』というのは、私の感覚では『ブラッシー』なのですが、感覚的に言って『スプーン』より高く上がっていく感じがしました。
このドライバーは明らかにベテランゴルファーの方を対象とされているのだと思いますし、日頃、球があがりづらく感じておられる方には、とてもいい結果をもたらしてくれるのではないでしょうか?
この弾道の高さは、多くのベテランゴルファーの方にマッチしているような気がします。
私は練習場で時々、『直ドラ』の練習をすることがあるのですが、このロフトだしとても易しそうな感じがしていたので、試しにやってみたのですが、案の定一球目からとてもいい感じで打っていくことが出来ました。
『スプーン』と同じくらいの感覚でした。
少々下目でヒットしても、確実に球を上げてくれるドライバーだと思いました。
『安定性』という点では、打つ前に予想していたよりも、球がつかまり過ぎない感じがして、好感を持てました。
勿論、油断をすれば私の場合は大きなフックが出てしまいそうになりますが、ちょっと気をつけていれば防げそうな気もしてきました。
ただ、やはりシャフトなど他のスペックが、かなり私には難しい感じがして、なかなかまとめていくことが出来ませんでした。
私のようなヒッタータイプには、難しいタイプのドライバーだと思います。
叩きに行けばタイミングもバラバラになって、左右どちらにも曲がっていく感じがしました。
慣れるまでに、かなりの時間と球数が必要になってくる感じがしました。
『打感』は、まずまず・・・。だと思いました。
思っていたよりも、『球の質感』を感じることが出来ましたし、ボヤける感じはしませんでした。
程良い手応えも感じ取ることが出来ました。
『硬い』とか『手が痺れそう』といったマイナス的な感じは一切しませんでした。
『音』は少し大きめの音でしたが、嫌な感じではありませんでした。
これくらいの音が好きな方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
これまでの経験からすると、やはり『ヒッター向け』は、比較的おとなしめで、『スインガー向け』は、やや大きめ・・・。という図式が成立するような気もします。
私は強く叩いていきたいので同じドライバーを使っても、仲間よりも大きめの音になることがあるのですが、このドライバーの音には、不快な感じはしませんでした。
『操作性』という点では予想通り、なかなか難しく感じる部分もあって、今の私ではなかなか対応できない感じがしました。
もっと練習を積んで、このようなドライバーに対応できるようになりたいと思います。
意図的に左右に曲げる・・・。というよりは、私が打つと自然と散らばってしまう感じがしました。
いつも思うことですが、やはりこのように軽くて軟らかいクラブで球を打つと、自分のスイングの未熟さがとてもはっきりと形となって表れます。
スイングの悪い点が、浮き彫りになってくるような気がします。
普段使い慣れたクラブの『質感』などにいかに頼り切ってスイングしているかが実感されます。
私のスイングの未熟さのせいで、このドライバーを使いこなすことは難しく感じてしまいましたが、おそらく多くの方には扱いやすいドライバーだと思います。
『飛距離性能』という点でも、なかなかいい感じを掴むことが出来ませんでしたが、このドライバーが本来持っている性能はとても高いと思います。
『弾き』も強く感じますし、この広い『スイートエリア』と『大きなしなり』で、かなり大きな飛距離が望めるような気がします。
このドライバーでタイミングが合って、真っ直ぐ飛ばせていける方には、かなり大きなパフォーマンスが期待できそうです。
キャリーもよく出ますし、潜在能力はとても高いと思います。
あまり出会うことが多くない『エナ』のドライバーですが、その品質の高さを充分に感じ取ることが出来ました。
スペック的に打つ前から、私には難しいドライバーだと解っていましたが、その『美しさ』に思わず手にとってしまいました。
この見た目の『美しさ』『豪華さ』から、かなり値段的にも高価なのだろうと思っていたのですが、試打を終えた後、店員さんにその値段を聞いたら、予想よりもかなり低く抑えられているので驚きました。
こういったタイプのドライバーなので、どう安く見積もっても『8~9万円」くらいはするだろうと思っていたのですが、聞いた価格はその半分以下でした。
いい意味で驚きましたし、とてもコストパフォーマンスが高いと思います。
かなり人気が出るような気がします。
品質が高く、基本性能も高いので、かなりゴルファーにとっては嬉しいドライバーだと思います。
私にはやや難しいドライバーではありましたが、これからの『エナ』のクラブにも大いに期待したいです。
エナ SP ドライバー
- 2010年3月16日
- エナ
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