Zodia CG collection I ウェッジ

Zodia CG collection I ウェッジを試打レビュー

Zodia CG collection I ウェッジ
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブZodia CG collection I ウェッジ です。

 

N.S.PRO MODUS3 WEDGE125
シャフトは N.S.PRO MODUS3 WEDGE125 です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子、バランスはD1.5、クラブ総重量は472g です。

 

正面
シンプルで美しい、ゾディアのウェッジです。

以前試打したZodia CG collection Ⅱ ウェッジと姉妹モデルということになるのだと思います。

 

バックフェースのデザイン
姉妹モデル同様、このバックフェースのデザインが好きになれません。

もっと違うやり方があったように思いますし、基本性能とは関係無くても、購買意欲が無くなってしまいます。

やはり、クラブはまず目で楽しませてくれなければなりません。

そういった意味でも、このデザインには不満が残ります。

 

側面
オーソドックスなデザインで姉妹モデルと同じです。

 

トップライン

トップライン
トップラインも同じようで違いは見られません。

 

ソール幅
ソール幅は標準的で、姉妹モデルと同じようです。

 

ソール形状
しかし、ソール形状に違いがありました。

 

リーディングエッジ
collection Ⅱはリーディングエッジが大きく削られているのに対し、このcollection Iは違います。

 

トレーリングエッジ
逆にトレーリングエッジが大きく削られています。

リーディングエッジに削りが入っているのはとても魅力的ですが、私はフェースを開いて使うことが多いので、このウェッジの削りはとても魅力的です。

 

トレーリングエッジ

トレーリングエッジ
かなり抜けが良さそうで、見ているだけで、その『抜けのスピード感』がイメージできました。

 

ネック長さ
ネックは適度な長さがあります。

 

顔
ゾディアらしい男前で、顔の良さも変わりません。

 

ミーリングあり
フェース面の質感も同じような感じです。

 

オリジナルグリップ
ゾディアのロゴが入ったグリップがカッコいいです。

私が大好きなツアーベルベットなので、さらに好感度があがりました。

アイアンやウェッジには最適なグリップです。

 

構え感
ボールを前にして構えてみても、すごく良くて、見とれると共に安心感があります。

構えたときの安心感は、『ヘッドの大きさ』ではなく、『イメージしやすさ』が大きく関係していて、その点でも、このウェッジは大満足です。

 

開きやすさ
フェースを開きやすくて、すごく気に入りました。

ソールの削りが大きな要因だと思いますが、こちらのほうが開きやすくて、いろいろと遊べそうです。

 

試打を開始しました

フェース面
『打感』はソフトで素晴らしいです。

 

スピン性能
スピン性能も高く、よく止まってくれます。

実際に計測したわけではないですが、姉妹モデルの collection IIよりも、こちらのほうが、若干スピンが高いのではないか?と思いました。

 

トゥ側
球も拾いやすくてイージーです。

58度らしい出球の高さで、フワッとした球で優しく運んでいくことができました。

 

バックフェース
男前なので、ラインを出しやすくイージーです。

キャビティのような大らかさは無いかもしれませんが、ロフトの寝ているウェッジなら、これで充分だと思います。

 

距離感
距離感は最高に出しやすいです。

美顔で球の乗りがいいということもありますし、適度な重さがあるので、安定感があります。

重力に任せてヘッドを落とすだけでいいので、落としどころをかなり絞って運ぶことができました。

 

操作性
『操作性』も最高レベルで、いろいろな球で遊ぶことができました。

collection Ⅱも素晴らしいですが、私はどちらかというと、こちらのほうが好きです。


ヒール側
ゾディアのウェッジは素晴らしいと、再認識しました。

初めてゾディアのウェッジを試打してから、ずっと心引かれていますが、このウェッジもすごく気に入りました。

最初は試打しているつもりでも、いつの間にか楽しみのほうが強くて、時間があっという間に過ぎましたが、ウェッジ好きの私には至福の時でした。

 

ゾディア CG collection I ウェッジ
ただ、先日も書きましたが、私は過去に試打した
SV-W101 ウェッジのほうが好きです。

 

ゾディア CG コレクション I ウェッジ
バックフェースのデザインが良ければ、さらに良くなるのに、残念だな・・・。と思いました。

どうしてもチープに見えてしまい残念です。

 

ゾディア CG collection I WEDGE
ただ、それ以外のところはとても魅力的です。

いつか、ノーメッキや・黒染め・カッパー仕様なども見てみたいと思っています。

 

Zodia CG collection I WEDGE
顔良し・打感良し・スピン良し・操作性良し。

グースタイプを好まれる方には馴染めないところがあるかもしれませんが、私はこのウェッジの顔は大好きです。

 

Zodia CG collection I ウェッジ
これからもゾディアには期待していきます。

構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

Zodia 公式オンラインショップ


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

Zodia CG Collection I ウェッジ 完全ガイド|軟鉄鍛造の極上の打感を体感せよ

ゴルフにおいてアプローチの精度を決定づけるウェッジ選びは、スコアアップの鍵となる重要な要素です。数あるウェッジの中でも、Zodia(ゾディア)のCG Collection Iウェッジは、軟鉄鍛造の極上の打感と優れたスピン性能で多くのゴルファーから注目を集めています。

本記事では、CG Collection Iウェッジのスペック、実際のユーザーレビュー、適合するゴルファータイプまで、購入を検討される方が知りたい情報を網羅的に解説いたします。

Zodia CG Collection I ウェッジの基本スペック

素材・製法

素材: S20C軟鉄鍛造・CNC加工
フェース加工: フェース面ミーリングフラット加工/スコアラインCNC彫刻
仕上げ: GM(グラインドマーク仕上げ)

詳細スペック表

ロフト角ライ角ヘッド重量バンス角FP値
48°63.5°296g11°4.5
50°63.5°296g12°5.5
52°63.5°296g13°6.5
54°63.5°296g13°6.5
56°63.5°300g11°7.0
58°63.5°300g12°7.0

*各数値は±0.5度、±2gの公差があります

CG Collection I ウェッジの特徴

1. バックフェース全面CNC加工による均等な肉厚設計

バックフェース全面をCNC加工することにより、ヘッド全体が均等な肉厚になり、打感が柔かく、スピン性能とコントロール性が向上しています。この精密加工により、インパクト時の振動を適切に吸収し、手に伝わる感触を最適化しています。

2. やや小ぶりで直線的なリーディングエッジ

やや小ぶりでリーディングエッジが直線的な形状でターゲットを狙いやすい設計となっており、構えた際の安心感と方向性の良さを実現しています。

3. カスタム研磨・メッキ対応

カスタム研磨、カスタムメッキが可能なシリーズとして、個人の好みに応じた仕上げが選択できます。

4. 軟鉄鍛造の極上打感

Zodiaの代名詞と言える、軟鉄鍛造ウェッジとして、S20C軟鉄を使用した鍛造製法により、他のウェッジでは味わえない柔らかな打感を実現しています。

CG Collection I ウェッジの長所・短所

長所

1. 極上の打感 S20C軟鉄鍛造による柔らかで上質な打感は、多くのゴルファーが求める理想的なフィーリングです。

2. 優れたスピン性能 CNC彫刻によるスコアラインとフェース面ミーリング加工により、確実なスピンがかかります。

3. 高い操作性 やや小ぶりなヘッドサイズにより、意図した弾道を打ちやすく、距離のコントロールも容易です。

4. 美しい外観 シンプルでクラシカルなデザインは、構えた際の安心感を提供します。

5. カスタマイズ対応 個人の好みに応じた研磨・メッキ仕上げが選択できます。

短所

1. グースネック非対応 ストレートネック設計のため、グースネックを好むゴルファーには不向きです。

2. 上級者向けの難易度 やや小ぶりなヘッドサイズのため、初心者には難しく感じる可能性があります。

3. 価格帯 軟鉄鍛造・CNC加工による高品質な製品のため、価格は高めに設定されています。

このクラブが合うゴルファー・合わないゴルファー

合うゴルファー

中〜上級者

  • ヘッドスピード35m/s以上のゴルファー
  • 正確なアプローチショットを重視する方
  • 軟鉄鍛造の打感を好む方
  • 細かな距離調整を求める方
  • シンプルなデザインを好む方

プレースタイル

  • スピンを効かせたアプローチを多用する方
  • 様々な弾道を打ち分けたい方
  • コントロール重視のゴルファー

合わないゴルファー

初心者

  • ヘッドスピード30m/s以下のゴルファー
  • 大型ヘッドの安心感を求める方
  • グースネックを好む方
  • 高弾道を求める方

プレースタイル

  • 飛距離重視のゴルファー
  • 易しさを最優先に求める方

ヘッドスピード別の飛距離目安

ウェッジの飛距離は個人差が大きく、スイングテクニックやアタックアングルによって大きく変わりますが、一般的な目安として以下のような数値が参考になります:

52度ウェッジの場合

ヘッドスピード30m/s(初心者レベル)

  • フルスイング:約80-90ヤード
  • 3/4スイング:約60-70ヤード
  • ハーフスイング:約40-50ヤード

ヘッドスピード35m/s(中級者レベル)

  • フルスイング:約90-100ヤード
  • 3/4スイング:約70-80ヤード
  • ハーフスイング:約50-60ヤード

ヘッドスピード40m/s(上級者レベル)

  • フルスイング:約100-110ヤード
  • 3/4スイング:約80-90ヤード
  • ハーフスイング:約60-70ヤード

58度ウェッジの場合

ヘッドスピード30m/s

  • フルスイング:約70-80ヤード
  • 3/4スイング:約50-60ヤード
  • ハーフスイング:約30-40ヤード

ヘッドスピード35m/s

  • フルスイング:約80-90ヤード
  • 3/4スイング:約60-70ヤード
  • ハーフスイング:約40-50ヤード

ヘッドスピード40m/s

  • フルスイング:約90-100ヤード
  • 3/4スイング:約70-80ヤード
  • ハーフスイング:約50-60ヤード

*これらの数値は標準的な条件下での目安であり、個人差、気象条件、コース条件により変動します。

セッティングの考え方

ロフト角の選び方

48度・50度 ピッチングウェッジとサンドウェッジの間を埋める役割。フルショットでの距離を重視する方におすすめ。

52度・54度 最も汎用性が高く、様々な状況で使用できる万能なロフト角。初めてのウェッジ購入にも適しています。

56度・58度 バンカーショットやロブショットに適したロフト角。グリーン周りでの細かなアプローチに威力を発揮します。

バンス角の特徴

CG Collection Iウェッジのバンス角は11度から13度の設定となっており、中程度のバンス角により様々なライからの使用が可能です。

競合製品との比較

同価格帯のウェッジとの比較

タイトリスト ボーケイSM9

  • より多彩なバンス・グラインドオプション
  • 豊富なロフト選択肢
  • 世界的な実績と信頼性

キャロウェイ JAWS MD5

  • 革新的な37°ウェッジ設計
  • 独自のフェース加工技術
  • 比較的易しい操作性

クリーブランド RTX6

  • 独自のZipCoreテクノロジー
  • 高いスピン性能
  • コストパフォーマンス

CG Collection Iウェッジは、これらの竣工製品と比較して、特に打感の良さと美しい外観で差別化を図っています。

メンテナンス・お手入れ方法

日常のお手入れ

ラウンド後

  1. 溝の汚れを専用ブラシで除去
  2. 水分を完全に拭き取る
  3. 乾燥した場所で保管

定期メンテナンス

  1. 月1回程度の詳細清掃
  2. グリップの状態確認
  3. 必要に応じて溝の清掃

保管方法

軟鉄鍛造のため、湿気を避けた環境での保管が重要です。特にノーメッキ仕上げの場合は、定期的な手入れが必要となります。

購入前の注意点

試打の重要性

CG Collection Iウェッジは、その特性上、必ず試打してからの購入をおすすめします。特に以下の点を確認してください:

  1. 構えた際の違和感の有無
  2. 打感の好み
  3. 弾道の高さ
  4. スピン量の感覚

フィッティングの推奨

最適なパフォーマンスを発揮するため、プロによるフィッティングを受けることを強く推奨します。特にライ角とシャフト選択は、個人の特性に大きく左右されます。

まとめ

Zodia CG Collection Iウェッジは、S20C軟鉄鍛造による極上の打感と、CNC加工による高い精度を兼ね備えた高品質なウェッジです。特に中〜上級者で、コントロール性能と打感を重視するゴルファーには最適な選択肢となります。

一方で、初心者や易しさを求めるゴルファーには、より大型でグースネックのウェッジの方が適している場合があります。

購入を検討される際は、必ず試打を行い、自分のプレースタイルやスキルレベルに適合するかを確認することが重要です。適切に選択・使用すれば、アプローチの精度向上とスコアアップに大きく貢献するウェッジとなるでしょう。


出典元

*本記事の情報は2025年6月時点のものです。最新の情報については、公式サイトをご確認ください。