ゴルフクラブ試打日記。          

trpx S-016 ドライバー

  • 2017年2月22日
  • trpx

trpx S-016 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは trpx S-016 ドライバー です。
Speeder EVOLUTION TS
シャフトは Speeder EVOLUTION TS です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は77g、トルクは3.1、キックポイントは中元調子 です。
正面
久しぶりに出会った、trpxのドライバーです。
このメーカーのクラブを試打した経験はまだとても少ないのですが、とてもいい印象をもっています。
大手有名メーカーにも、そして他の地クラブメーカーにも無い、独特な雰囲気があります。
側面
適度な厚みがありながらも、シャローな印象を受けます。
黒いヘッドということもあると思うのですが、引き締まって見えます。
カッコいいドライバーです。
見慣れた感じもします。
クロスのマーク
ソールにある、このクロスのマークが印象的です。
形はちょっと違いますが、前のモデルにもありました。
このクロスのマークが、trpxのトレードマークなのでしょうか?
ネックの長さ
ネックはやや短めですが、今のドライバーの中では、平均的なほうだと思います。
トゥ側のウェイト
トゥ側
ヒール側のウェイト
ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれウェイトがひとつずつ配置されていました。
数字が無かったので、何gかは分かりませんでしたが、専用の工具を使えば簡単に取り外せそうです。
色々な重さが用意されているのでしょうか?
フェース面のデザイン
フェース面のデザインもいい感じです。
『X』になっています。
ヤマハなど、他のメーカーのフェース面を思い出しました。
弾きが良さそうなフェース面です。
少し硬い打感かな?と思いました。
セミシャロー
セミシャローバックといっていいでしょうか?
よく見かける形状です。
最近のシャロータイプのドライバーの中では、厚みがしっかりとあるほうだと思いますが、ディープという印象はありませんでした。
私の中ではシャロータイプになります。
顔
見慣れた感じの、いい顔をしています。
丸っこいタイプの顔です。
私のドライバーも同じようなタイプなので、親近感が湧きます。
少しフェースが被っているように見えました。
『つかまえ系』の顔に見えました。
振り感
素振りをしてみた感じは、なかなかいい感じでした。
シャフトもしっかりしていて、タイミングが取りやすいです。
スピーダーシャフト独特の走る感じが少し抑えられているように感じました。
先が暴れるタイプではありません。
色々なタイプのスピーダーがあるのだと思いました。
構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
少し左を向いているように見え、そこが少し気になったのですが、それ以外は特に気になることはありませんでした。
細工をしなくても、このまま振っていけばいいように感じました。
フェース面もしっかり見え、やや高めのドロー系の球筋がイメージできました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は、やや軽めでした。
もっとズッシリした感じがあるかな?と思っていたのですが、そうでもなくライトな感覚で弾きの良さを感じることができました。
好感の持てる打感です。
trpx S-016 ドライバー
『音』はおとなしめで、やや高めでした。
叩いても何の問題もない安心できる音でした。
トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、明らかにタフなタイプです。
シャロータイプのヘッドですが、あがりやすいという印象はありませんでした。
ある程度のHSが無いと、球が浮いてくれないかもしれません。
中弾道からライナー系に近い弾道でした。
もちろん、装着されているシャフトも大きく関係していると思います。
シャフトを替えれば、もっとあがりやすくなるように思いますが、基本的にイージーなタイプではないと思います。
敷居が低いタイプのドライバーではなく、ある程度ユーザーを絞り込んでいると思います。
バックフェース
『安定性』は、まずまずでした。
高い直進性があるという感じではなく、必ずどちらかに少し曲がる感じがしました。
大きく曲がるのではなく、プレイヤーそれぞれに持ち球が出やすいタイプのドライバーだと思いました。
球のつかまりもいい感じでしたし、一球目からちょうどいい感じのドローボールを打つことができました。
つかまりはいいですが、つかまり過ぎないのがいいと思いました。
これがもし『青いスピーダー』を使ったら、もっとつかまってフック系になるかもしれない・・・。と思いましたが、機会があれば是非試してみたいと思いました。
飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなか高いと思いました。
フェースの弾きが良いです。
スピンが少なめで、叩いていけるタイプです。
余計な浮力が『前進力』に効率よく変えられている感じです。
人によって好みが分かれるところだと思いますが、私は吹き上がるのが嫌なので、このドライバーの弾道は好きです。
躊躇なく、しっかりと振っていけるので、飛距離だけでなく、自然と方向性も良くなっているように感じました。
操作性
『操作性』は良いです。
普段使い慣れているタイプに近いからか、扱いやすい印象をもちました。
装着されているシャフトもあると思いますが、反応のいいドライバーだと思いました。
左右に素直に反応してくれました。
ただ私の場合、気を抜きすぎてしまうと左への曲がりが大きくなってしまったので、少し注意が必要だと思いました。
フェースが左を向いているように見えたからかもしれません。
これはクラブというよりは、明らかに私自身がしっかりしなければ・・・。と思いました。
憧れのフェードヒッターへの道のりは、まだまだ遠いです。
ヒール側
最近は重心距離が長めなドライバーが圧倒的に多いです。
フェースターンを難しく感じるドライバーが増えました。
それは今の『トレンド』といえるのかもしれないですし、この流れはこれからも続くように思います。
アイアンやウェッジなどはしっかりとフェースターンをしていくのに、ドライバーはそれを抑えて打っている・・・。という方も多いと思います。
アイアンの調子がいいとドライバーが悪い・・・。またその逆の日もある・・・。ということもあると思います。
このドライバーはそれが少なく、しっかりとターンさせていけるので、易しく感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
『超シャロー』『ラージサイズ』の、オートマチックタイプのドライバーを好まれる方には合いづらいところがあるかもしれませんが、自然なターンでしっかりとつかまえて飛ばしていきたい・・・。という方には、とても魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
trpx S-016 ドライバー
幅広い層に対応しているドライバーではなく、ある程度ターゲットを絞り込んでいるドライバーだと思います。
ウェイトはありますが、調整機能は搭載されていません。
そこに物足りなさを感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、こういうタイプだからこそ、ハマる方にはたまらない魅力があるのではないでしょうか?
trpx S-016 ドライバー
シャロータイプのドライバーですが、ずっとディープタイプに近い印象をもちながら試打をしていました。
このように強い球を打てるドライバーは大好きです。
球質も軽くなく、風の強い日でも頼もしい存在になってくれるだろうな・・・。と思いました。
また何度でも試打したいドライバーです。