Tour Edge Exotics C721アイアン

Tour Edge Exotics C721アイアンを試打レビュー

Tour Edge Exotics C721
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブTour Edge Exotics C721アイアン の7番 です。

 

Elevate95VSS スチールシャフト
シャフトは Elevate95VSS スチールシャフト です。

ロフトは30度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは2.2 です。

 

正面
久しぶりに出会った、ツアーエッジです。

一時期、よく出会いましたが、最近はなかなか出会いません。

クラブ業界に新たに参入してくるメーカーもあれば、撤退するメーカーもあり、老舗・中堅メーカーといえど安心できない時代なのかもしれません。

ツアーエッジはこれまでいくつか試打してきましたが、まだその経験が少ないので、それほど強い印象はありません。

 

側面
シンプルで美しいデザインです。

 

プクッと膨らんだ感じ
少しプクッと膨らんだ感じがするので、おそらく中空だろうと思いました。

 

プクッとした感じ
ハーフキャビティのような外見ではありますが、こうして見ても、やはり膨らんだ感じはあります。

 

トップライン
トップラインは少し厚めですが、極端ではありません。

 

ソール幅
ソール幅はノーマルです。

 

ソール形状
ソール全体に少し丸みを帯びています。

 

ネック長さ
ネックは、やや短めですが、今のアイアンの中では標準といったところでしょうか?

 

ホーゼルの凹み
ホーゼルに凹みがあるのが印象的です。

これを見ると、すぐにPINGを思い出すのですが、同じような理由からなのでしょうか?

 

ミーリング無し
フェース面にミーリングはありません。

いろいろなアイアンを見てきて、ここの部分が一番、メーカーの判別がしにくいところだと思います。

 

つまり、国内外メーカー問わず、殆どがこのようなフェース面だということです。

いわゆる『スタンプ式』の、手がかかっていないのがよく分かります。

今時、手間のかかる、一本一本スコアラインを彫ることはしないのだと思います。

私はフェース面にミーリングがあっても無くてもいいですが、できれば『スタンプ』でなく、『彫り』を感じさせるフェース面であって欲しいと思っています。

唯一のボールとの接点が、一番単純に早く製作されてしまうところに物足りなさを感じざるを得ません。

『手間』や『均一性』という点で考えると、スタンプ式が最も効率がいいと思うのですが、メーカー毎の個性がもっと見られると嬉しいです。

『作り手の魂』が感じられれば、私たち『使い手』も魂を込めて球を打つ・・・。というものです。

しかし、最近はそのようなクラブになかなか出会えません。

私が夢を見すぎなのかもしれません。

しかし、この『ロマン』を無くしてしまうと私ではないような気がします。

 

DIAMOND FACE 2.0
トゥ側には『DIAMOND FACE 2.0』という文字がありました。

どういうことなのでしょうか?

フェース面は普通で、とてもダイヤモンドが使われているとは思えないですし、もし使われていたらとんでもない値段になってしまうと思います。

ダイヤモンドが最も硬度のある石だということは広く知られていますが、それほど硬いフェース面だということなのでしょうか?

 

振り感
素振りをしてみると、なかなかいい感じです。

初めて手にするシャフトですが、結構しっかりしていて頼りなさはありません。

軽量スチールですが、不自然な挙動もなく、適度な粘りもあります。

 

構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。

すごく極端な『異型』でもなく、無難な顔ではありますが、見とれるようなこともなく、普通です。

ちょっとグースが利いていますが、『プル角』は結構抑えられているような印象を受けました。

こういったところは高身長で手足の長い海外選手向けの海外メーカーらしい特徴といえるのかもしれません。

今はプル角が強めで『被る』タイプのアイアンが多いですが、このアイアンはちょっと違っていて『逃がす』イメージも出しやすいです。

いわゆる『開く』イメージのアイアンです。

 

試打を開始しました

フェース面
『打感』は中空らしい、薄めでペチャっとしたところがありました。

予想の範囲内で、特に変わったところはありません。

球がフェースに乗る感覚は無く、球離れが速い打感です。

 

トゥ側
球はあがりやすくて、タフさは全く感じません。

見た目はシンプルでカッコいいデザインになっていますが、ハードルの高さのようなものはなく、親しみやすい性能になっています。

スインガータイプの方にも合いやすいのではないでしょうか?

 

バックフェース
『安定性』も高く、気難しさは感じません。

普通の中空。

普通のノーマルキャビティのような寛容さを感じます。

打感が少しボヤけたところがありますが、それがこの寛容さとリンクしているような気がしました。

 

飛距離性能
『飛距離性能』も優れていて、易しく飛ばせるタイプです。

ディスタンス系ではありますが、飛び抜けて飛距離が出るタイプではなく、今のアイアンの中でも普通といっていいような気がします。

 

操作性
『操作性』も普通といったところでしょうか?

ただ私は構えたときにあまりイメージが出なかったので、積極的に曲げてみたいとは思いませんでした。

打つ前と、構えたときのイメージはとても大切です。

 

試打後の感想

ヒール側
いい意味で、今風の無難なアイアンという印象をもちました。

 

Tour Edge Exotics C721アイアン
これといった特長は感じませんでしたが、性能的にバランスはとれていると思います。

 

Tour Edge Exotics C721アイアン
これまでの中空は『いかにも中空』という『膨らみ』が強調されたものが多く、違和感もあったのですが、このアイアンはそれがありません。

 

Tour Edge Exotics C721アイアン
中空独特な膨らみが苦手だという方も、このアイアンは好感を持たれやすいような気がします。

 

Tour Edge Exotics C721アイアン
なかなか出会えないメーカーではありますが、これからも手にすることがあれば、積極的に試打してみたいと思います。

 

Tour Edge Exotics C721アイアン
私たちゴルファーをワクワクさせるようなクラブを作り続けてもらいたいです。

構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

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