今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは RODDIO DRIVER Type-M LOW です。
シャフトは RODDIO S-6 PENTACROSS です。
ロフトは9度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは3.7、キックポイントは中調子、クラブ総重量は321gです。
ロッディオのとてもカッコいいドライバーです。
これまでも、ロッディオのドライバーは何本か試打したことがあるのですが、この黒くてカッコいいヘッドを目にして、思わず手に取ってしまいました。
美しいクラブを見て、そのまま素通りすることはできません。
黒いヘッドには、白いヘッドにはない『シブさ』があります。
この何ともいえない重厚感もたまりません。
私は白いヘッドも好きですが、どちらかといえば黒いヘッドのほうが好きです。
この丸っこさと、適度な厚みも、いい感じです。
見とれるほど美しいドライバーです。
ネックは、やや短めです。
これまでのモデルと同じ感じです。
この角度から見ても美しいですし、叩けそうな雰囲気が強く伝わってきました。
今はシャローバック形状のドライバーが多いので、このドライバーは少し厚みを感じますが、どちらかといえばシャローな印象を受けます。
『頼れるシャロー』といったところだな・・・。と思いました。
このフェース面のデザインもいいです。
弾きが良さそうです。
ここ数年、よく見かけるようになった『IP加工』なのかな?と思いました。
ソールにある、この2本の溝も、すっかりお馴染みになりました。
やはり、この溝の効果は大きいのでしょうか?
これまで何回か試打してきましたが、正直、この溝の効果を実感できていません。
しかし、物理的な効果が期待できるのかもしれません。
このアクセサリーのようなものも、お馴染みです。
カラフルで、ハイセンスなデザインです。
色々なカラーが用意されているのであれば、チェンジして楽しんでみたいと思いました。
『TRAJECTORY LOW』という文字もお馴染みです。
『低弾道』ということでいいのだと思います。
この美顔に、思わず目尻が下がってしまいました。
ホーッとため息が出てしまいました。
気持ちがどんどん盛り上がってきました。
黒い色ということもあると思うのですが、この適度に引き締まった顔に魅力を感じました。
すごく小さいとは思わなかったのですが、このコンパクト感は、最近のドライバーではあまり見られません。
大顔よりも、適度にシュッとしていたほうが私は好きなので、とても気に入りました。
素振りをしてみても、いい感じです。
適度にしっかりとしていながらも、シャフトが走る感じです。
タイミングも取りやすいです。
ボールを前にして構えてみて、さらに気持ちが盛り上がってきました。
とても構えやすいです。
目尻が下がりっぱなしです。
『ボールに合わせる』というよりも、『強く叩ける』インパクトのイメージが自然と出てきました。
ラインも出しやすそうだな・・・。と思いました。
フッカーの私が安心して構えられるドライバーです。
気分が楽になりました。
ヘッドにコンパクト感があり、あまりシャロー感も感じなかったせいか、『高~い弾道』というよりは『やや低めの弾道』がイメージできました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトで、いい感じでした。
手にしっかりと残るフィーリングです。
『音』は、ややはっきりとしていて、爽快感があります。
気持ちよくインパクトを迎えることができます。
叩きにいっても、何の不満もありませんでした。
『球のあがりやすさ』という点では、今のドライバーの中では、明らかにタフな部類に属すると思います。
『あがりやすさ』を重視して開発されたようには思えませんでした。
球があがりやすくて、幅広い層に対応しているドライバーではないと思いました。
ある程度ユーザーを限定しているように感じました。
ある程度HSのある、『ヒッタータイプ』の方にお勧めしたいドライバーです。
『安定性』という点でも、今のドライバーの中ではシビアなほうだと思いました。
高い直進性やミスヒットに対する寛容さを、あまり感じることはありませんでした。
ある程度『正直』なドライバーだと思いました。
『飛距離性能』という点では、好感がもてました。
弾きが強く、ライナー系の弾道で飛んでいきました。
私はこういった弾道が好きです。
高すぎず、適度にライナー系のほうが距離やラインも出しやすいので、このドライバーには好感がもてました。
叩いても吹き上がりにくいので、かなりランも期待できるだろう・・・。と思いました。
『操作性』という点では、高いと思いました。
左右に曲げやすいドライバーです。
『曲げやすさ』よりも『曲がりにくさ』を求めておられる方のほうが、今は多いと思いますが、私は曲げるのが好きなので、このドライバーの扱いやすさには好感がもてました。
コースでも、真っ直ぐなホールであれば、確かに直進性の高さが武器になることも多いですが、ドッグレッグホールなどでは、自分の持ち球で勝負していきたくなります。
ボールの後ろに立ってラインをイメージするときや、アドレスしたときに強くイメージできるのは、真っ直ぐな球よりも、自分の持ち球だと私は思います。
このドライバーは、左につかまり過ぎるイメージも出ず、楽に構えることができたので、その安心感からか、とてもいい感じのドローボールを打たせてくれました。
左右にも大きく曲げることも、易しくできました。
全体的なカッコ良さと、しっかりとした設計が上手くかみ合ったドライバーだと思いました。
ロッディオのクラブに出会うことはあまり無いのですが、すっかりファンになってしまいました。
これまでもロッディオのドライバーに出会うたびに、見とれてしまうことが多かったのですが、このドライバーも見とれてしまいました。
いい目の保養ができました。
今は『46インチ以上』のクラブも多いですし、47.5インチといった長尺ドライバーも多く見かけるようになりました。
45インチ台のモデルよりも、今はそういった長さのほうが多いような気がします。
長尺ドライバーも昔に比べ、今はとても打ちやすくなっています。
それは主に『シャフトの進化』が大きいのだと思います。
そういった『道具の進化』を感じながらも、私はどちらかというと長すぎるドライバーよりも、『45インチ台』のドライバーを使いたくなります。
勿論45インチも、昔からすれば、かなりの長尺ということになると思うのですが、ヘッドの進化とシャフトの進化が上手くマッチングしているのだと思います。
45インチ台が私にとって『安心して振れる長さ』のような気がします。
練習場では長尺ドライバーを試打することもありますが、コースでは少し躊躇してしまうところもあります。
試打するドライバーも、できれば短めのモデルを選ぶことが多いです。
クラブの長さやヘッドの大きさもルールによって上限が定められているので、これ以上驚くようなスペックのクラブは出てこないと思いますが、ルールの範囲内で、まだまだ色々なクラブが登場してくると思います。
ヘッドの高性能と、シャフトの高性能が上手くマッチしていると思いました。
今はヘッドのメーカーとシャフトのメーカーが違うことのほうが圧倒的に多いと思いますが、シャフトメーカーがラインアップさせるヘッドは、そのシャフトに合うように作られているところもあるのだと思います。
これまで、シャフトメーカーが発売するドライバーを何度か試打してきましたが、好感度の高いものが多いです。
クラブはどうしても、ヘッドに注目が集まってしまうところもあると思いますが、まずは『シャフトありき』なのではないでしょうか?
この黒くてカッコいいヘッドにも魅力を感じましたが、装着されているシャフトにも魅力を感じました。
ヘッドとシャフトの相性はとてもいいと思いました。
この2つを組み合わせると、かなり高価になってしまうので、私には敷居の高いドライバーではありますが、性能的にはすごく好感がもてました。
コースでも、是非試してみたいです。
今夜の素振りは、このドライバーのことを思い出しながらになるな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
RODDIO DRIVER Type-S LOW (黒ヘッド)
- 2014年8月3日
- RODDIO
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