ゴルフクラブ試打日記。          

PXG 0211 アイアン

  • 2019年10月22日
  • PXG

PXG 0211 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブPXG 0211 アイアン の7番 です。
MODUS3
シャフトは MODUS3 です。
ロフトは31度、クラブ長さは37ンチ、シャフトフレックスはS です。
正面
初めて手にした、PXGのアイアンです。
アイアンだけでなく、ドライバーなども現物は見たことがあるのですが、試打するのは初めてです。
このメーカーは海外メーカーということは知っていたのですが、かなり高額なので、縁遠い存在なのかな・・・。という思いがありました。
今日は運良くアイアンを試打する機会に恵まれ嬉しいです。
側面
シャープでオーソドックスな感じのアイアンです。
フラットバック構造ではなく、キャビティ構造ではありますが、シンプルな形状で、カッコいいところに魅力を感じます。
彫りの深さ
彫りは浅く、普通のハーフキャビティといっていいように思います。
トップライン
トップラインの厚さは標準的です。
ソール幅
ソール幅は少しワイドですが、今のアイアンでは見慣れた感じがします。
ソール形状
ソール形状にも工夫が見られます。
リーディングエッジは少し削られていますが、トレーリングエッジはそれ以上に大きく削られています。
こういったところはメーカーの個性が表れるところでもあるので、興味深いところです。
ネック長さ
ネックの長さは適度にあります。
今はショートネックが多いので、そういう意味では、やや長めといえるかもしれません。
こうして見ても、少しグーズが効いているのが分かります。
PXG
ホーゼルにはPXGの文字があります。
PXGファンの方にはたまらないのではないでしょうか?
ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、ごく普通です。
高価なPXGなので、特別な施しがされているのかと思いましたが、そうではありませんでした。
これまで数多く出会ってきたアイアンと同じです。
特別感はありません。
オリジナルグリップ
装着されているグリップも、PXGのロゴが入っていてカッコいいです。
私はPXGファンではありませんが、ファンの方にはたまらないんだろうな・・・。と思いました。
これまでも書きましたが、グリップは消耗品ですし、ゴムは使用しなくても硬質化したりして変わっていきます。
なので、別売りのグリップが用意されているといいのですが、おそらく無いのではないでしょうか?
海外メーカーなので、あまり細かいことは受け付けてくれないような気がします。
『かゆいところに手が届く』といいますか、細かなところにまで対応してくれるのは、やはり日本メーカーのほうだと思います。
ただ、このグリップ自体はなかなかいい感じです。
最近ではあまり見かけなくなったタイプですが、昔からこのようなグリップはありました。
振り感
素振りをしてみても、タイミングがとりやすくていい感じです。
特に苦手に感じることはありませんでした。
構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
グースが利いているのと、やや大顔に見えるのが印象的です。
私のストライクゾーンからはちょっと外れてはいるのですが、大きな苦手意識や違和感があるというほどではありません。
こういった顔は、これまでもたくさん経験しています。
顔からくる印象では、それほどテンションをあげることはなかったのですが、PXGのアイアンってどんなんだろう?という興味のほうが大きかったです。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は、まずまず・・・。といいますか、普通でした。
最初に見た感じや全体的な印象から、もっと打感がいいと思っていたのですが、それほどいいとは感じませんでした。
ただ、大きな不満があるというわけでもなく、普通という感じで、気持ちが盛り上がることはありませんでした。
打感がすこぶるいいアイアンだと、私のテンションもグッとあがるのですが、今日は最初からあがることもなく、ずっと一定のままでした。
見た目の印象とギャップのある打感です。
ボールがフェースに乗って、グッと押せる感覚ではなく、バーンと弾く感じのほうが強く感じられました。
トゥ側
球のあがりやすさという点では、見た目の印象よりは、やや親しみやすい性格をしていますが、どちらかといえばヒッター向けのアイアンといっていいと思います。
誰にでもあがりやすいというアイアンではありません。
バックフェース
『安定性』という点では、やや正直なタイプで、それほど寛容さを求めるタイプではありません。
ある程度打点が一点に集中している方が使われるアイアンといっていいように思います。
飛距離性能
『飛距離性能』は優れています。
こういったところは、今のアイアンの特徴といえます。
PXGのアイアンは初めてなので、どういうタイプなのかな?と興味津々でしたが、今の流れをいく、ディスタンス系ということが分かりました。
私の感覚では、明らかに1番手以上飛びますが、今はこれ以上のものがたくさんあるので、『セミディスタンスタイプ』といっていいでしょうか?
私はフェースにボールを乗せて運ぶイメージがアイアンには欲しいのですが、このアイアンは違いました。
球離れが速いので、『乗せる』というよりは『強く弾く』感覚がありました。
操作性
『操作性』は、なかなかいい感じで、左右への打ち分けも簡単でした。
グースが効いてはいますが、苦手に感じるほど強くないので、右と左は、ほぼ同じように打っていけました。
ヒール側
『乗っかり系』ではなく、『弾き系』という印象をもちました。
見た目はオーソドックスな感じで、もっとフィーリングがいいように予想していたのですが、実際は違いました。
しかし大きな不満があるというわけではないですし、これくらいは今のアイアンの中では『普通の範囲内』といえるのかもしれません。
PXG 0211 アイアン
いい意味で、今風(いまふう)のバランスのとれたアイアンといっていいように思います。
PXG 0211 アイアン
どこかひとつのクセが強くて、バランスが崩れている・・・。というアイアンではありません。
PXG 0211 アイアン
初めて試打したPXGのアイアンですが、特別感はなかったですし、他のメーカーのアイアンと変わらないな・・・。というのが、試打し終えての率直な感想です。
PXG 0211 アイアン
おそらく、色々な工夫などがたくさんされていて、素晴らしいテクノロジーによって作り出されているだろうとは思うのですが、私の鈍い感性では、それを敏感に感じ取ることはありませんでした。
PXGだからといって、特別ではありません。
おそらく、このアイアンも他のPXGと同じように、かなり高価だとは思いますが、他のメーカーと比べて、圧倒的な優位性は感じませんでした。
かといって劣っているとも思わないですし、好みで選んでいくのがいいのかな?と思いました。
PXG 0211 アイアン
また機会があれば、PXGのクラブを試打してみたいです。