- ゴルフクラブ試打日記

ライザップゴルフ

      
2020年09月17日
  

クリーブランド CFX ウエッジ

                 



クリーブランド CFX ウエッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
クリーブランド CFX ウエッジ です。



ダイナミックゴールド115
シャフトは ダイナミックゴールド115 です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはWEDGE、シャフト重量は105g、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は459g です。



正面
クリーブランドの機能性を感じさせるウェッジです。

ウェッジにおいて、世界のトップメーカーとしての地位を築いたクリーブランドはオーソドックスでシンプルなタイプが多いですが、このようなタイプも、ここ数年目立ってきています。

アイアンではポケットタイプのキャビティを使っておられる方は、親近感をもちやすいのではないでしょうか?



側面
ヘッド全体が少し大きく見えますが、極端ではありません。

あくまでも『標準の範囲内で大きめ』といった感じです。

大顔タイプが苦手なので、この大きさには好感が持てます。

バックフェースには色々な工夫がされていて、近未来的なデザインに見えますが、ゴチャゴチャしていないので、嫌な感じはしません。

ただ見た目では『重そう』な感じが伝わってきます。

シンプルなフラットバック形状だと、『素材だけの重さ』だけなのに対し、このウェッジは『パーツの重さ』も加わって、重心やバランスが少し変わっているかもしれないと思いました。



HOLLOW-CAVITY
トゥ側には『HOLLOW-CAVITY』の文字があります。

これは、このウェッジのキャビティ形状のことだと分かりました。

以前、他のメーカーのクラブで、このような文字を見たことがあります。



キャビティタイプ
クリーブランドらしいデザインです。

シンプルさはありませんが、センスの良いデザインだな・・・。と思いました。

全体的な質感から、少し硬そうな印象をもちましたが、極端ではありません。



トップライン
トップラインは少し厚めで、テーパーになっています。

このような工夫は多く見られるようになりました。



ソール幅
ソール幅はワイドですが、こうして見ても、このソールが独特な形状をしているのが分かります。

『二面性』といったらいいでしょうか?

このような形状はスリクソンを思い出すのですが、クリーブランドはダンロップに買収されたので、この形状も当然といえるのかもしれません。



ソール形状
角度を変えてソールを見たのですが、かなりはっきりしています。



ネック長さ
ネックの長さはしっかりとキープされていますが、これまでのクリーブランドウェッジと比べると短いです。

重心を低くするような設計になっているのでしょうか?



FEEL BALANCING TECHNOLOGY
ホーゼルには『FEEL BALANCING TECHNOLOGY』の文字がありました。

これは、過去のモデルでも見たことがあります。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがありました。

クリーブランドなので予想していたのですが、ひと目で分かるほど、はっきりしています。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは好感を持ちました。

ソフトなフィーリングで、タッチが出しやすいです。

クリーブランドのロゴもかっこいいです。



構え感
ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。

『クリーブランド顔』といっていいと思います。

ただ、見とれることはありませんでした。

あくまでも感覚的なことなので、説明はしづらいのですが、スーッと引き込まれるようなことはありませんでした。

このウェッジはオートマ系だと思いますが、こうして構えてみると、マニュアルタイプのようにも見えてきます。

ティアドロップ型で、ほんの少しだけ『出っ歯』になっています。

球を拾いやすそうですし、打ち出しの高さをイメージしやすいところがいいです。

グースネックを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。



開きやすさ
フェースを開いて構えてみたのですが、いい感じです。

ヒール側が邪魔しないので、『浮かずに』構えられます。

ボールの下をスパッとカット気味に振り抜いていくイメージが出せました。

イメージとしては、日本料理店で板前さんが、魚を三枚におろしたり、刺身にするときの見事な包丁さばきといったらいいでしょうか?。

雑に潰して魚肉の旨みがにじみ出てしまうのではなく、細胞を傷つけず、旨みを閉じ込めておくような、静かな切り方です。

豪快さがウリで、調理中も大きな音をたて、大きな鍋使いなどが特徴的で魅力的な中華料理が『動』だとすると、繊細さと素材の味を大切にする調理法、そして見た目の美しさだけでなく、所作の美しさもある日本料理は『静』といったところでしょうか?

どちらも美味しい料理ですが料理だけでなく、料理人の服装や器など、細部にまでこだわっているのは日本料理だと思います。

『神は細部に宿る』という言葉があります。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、なかなかいい感じでした。

『最高の』『絶妙の』打感というほどではなく、厚みで押していく感じが少し足りないような気もしたのですが、大きな不満はありません。

ウェッジには色々な性能が求められますが、その一つに『乗っかり感』があります。

球が乗っかってくれる感じがあると、コントロール性が増し、微妙な距離感や高さを出しやすくなります。

それがこのウェッジにはあまり感じられなかったのですが、『オートマ系』なので仕方ないかな?と思いました。

ただフェースが滑ることもなく、適度に食いついてくれている感じがしました。

これはミーリングによるものなのかもしれません。



スピン性能
『スピン性能』は高いです。

ボールがよく止まりました。

よく止まるだけでなく、『足』が安定していました。

つまり『転がる距離』が安定しているので、どこまで運んでいけばいいかを計算しやすいというメリットがあります。

転がりすぎたり、逆に止まりすぎたりして戻ってきてしまうといったことにはなりにくいように感じました。

カップに寄せていくには、頭の中で『足し算』や『引き算』を使っていくことがありますが、このようによく止めてくれるウェッジは『0(ゼロ)』を最終的な答えとして出しやすいような気がします。

オーバー目にキャリーさせてバックスピンで寄せていくには高い技術が求められますし、頭の中で複雑な計算が必要になってきます。

それで寄せられればいいのですが、そういったことは難しいです。

しかし、このウェッジはそういった難しい計算をしなくても、シンプルに落としどころだけに集中していけるので、実戦でも大いに役立ってくれそうです。

『シンプル・イズ・ベスト』です。



トゥ側
球は拾いやすく、打ち出しもしっかり出ていました。

ソールがよく滑ってくれるので、リーディングエッジでしっかりとボールをキャッチしなくても、ボールの前後を(いい意味で)アバウトに滑らせる感じがちょうどいいように思います。

その為に重心を高くしていないのではないか?と思いました。

構えた感じはマニュアルタイプっぽいですが、実際はオートマ系で『上から拾う』のではなく、『横から滑らせる』イメージが合いやすいウェッジだと思います。



バックフェース
『安定性』はかなり高く、今のウェッジの中でも間違いなくトップクラスにあると思います。

オートマチックタイプで、寛容さをもったウェッジです。

縦にも横にもブレに強く、シビアさは全く感じません。

この大らかさは明らかに武器になります。

これまで、アイアンも含め、オートマ系は『いかにも』といった感じで、構えづらかったり、余計なイメージがついてしまったりすることもありましたが、このウェッジはオーソドックスな顔で構えやすくなっているので、これまでのクリーブランドの顔が好きだという方にも好感を持たれやすいのではないでしょうか?

元々持っている大らかさに加え、『構えやすさ』という武器が加わり、さらに安定感が増しているように感じました。



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じです。

大らかでオートマ系のウェッジですが、フェースを開きやすく、ロブ系のショットがしやすいところに魅力を感じました。

ソールがよく滑ってくれるので、逆目のライでもフェースが被ることなく、しっかりと振り抜いていけそうです。

ただ、『先軽感』といったらいいでしょうか?

バンカーが好きな方には、おそらく理解していただけるのではないかと思うのですが、バンカーではヘッドの利きを極力感じないようにしてショットしたい場合があります。

もちろん、ヘッドやクラブ全体の重さを利用してバンカーショットをするのですが、砂を薄くカットしていきたいときなどは、ヘッドが『軽い』イメージが欲しくなるときがあり、そのときにこのウェッジはどうなのかな?と思いました。

今度機会があれば、バンカーでも試してみたいと思います。



距離感
『距離感』も合わせやすく、無難なウェッジだな・・・。と思いました。

先ほども書きましたが、『足』がかなり安定していてよく止まってくれるので、キャリーだけに意識を集中させればいいです。

ソールがよく滑ってくれるので、突っかかってダフるといったことにはなりにくいように感じました。

『滑らせて寄せる』ことができるのが、このウェッジのいいところです。

ソール形状が工夫されていてフェースを開きやすいですが、このウェッジはフェースを開いて構えるのが苦手だという方にも、易しくて親しみやすいウェッジといえるのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
構えたときにはマニュアル系で、実際の性能はオートマ系というところが面白く、印象に残りました。



CLEVELAND CFX WEDGE
バンスの利きはそれほど無いように見えたので、バンカーが苦手な方は、もう少しバンスが利いているほうが易しいかもしれません。

しかしウェッジはフェースを開けば自然とバンスが利いてくるものなので、これくらいでもいいと私は思うのですが、先ほども書いた通り、どうしてもフェースを開いて構えるのが苦手だという方には、もっとバンスが利いたモデルのほうがいいのかもしれません。



CLEVELAND CFX WEDGE
今は多くのメーカーがウェッジのロフトやバンスのバリエーションを増やしているので、おそらくこのウェッジもそうなのではないでしょうか?

昔は使いながら自分に慣らしていく『慣らし運転』をしていくのが当たり前のように行われていましたが、今は『最初』から自分に合った形状が選べるようになりました。



CLEVELAND CFX WEDGE
最初見たときから、軟鉄っぽくない質感だな・・・。と思っていたのですが、店員さんからステンレスだと後から聞いて、それなら耐久性が高いはずなので、ソールやフェース面のミーリングの摩耗が抑えられるのではないか?と思いました。

アイアンなどは大切に使えば、ほぼ一生使えるクラブといえますが、ウェッジはそうはいきません。

クラブの中で『唯一の消耗品』といっていいほど、摩耗するクラブです。

もちろんプロと違い、普通のアマチュアであれば、そこまで気にする必要はないのかもしれませんが、どうしても使っていくうちに最初の頃の性能を出せなくなってしまいます。

それは軟鉄でもステンレスでも変わりません。

ただステンレスは軟鉄よりも耐久性において優れているので、メーカーもあえてステンレスにしたのかもしれません。



CLEVELAND CFX WEDGE
ただし、ステンレスは軟鉄のように『微調整』が難しいので、自分に合った『角度』を見つけにくいかもしれません。

私はアイアンやウェッジにステンレスを選ばない大きな理由のひとつでもあります。

PINGのウェッジのようにネックに凹みがあれば、調整できるのかもしれませんが、このウェッジにはそれがないので、そこが気になりました。



CLEVELAND CFX WEDGE
『微調整』には少し目をつむらなければならないかもしれませんが、『構えやすさ』『打感』『安定したスピン』『寛容さ』『球の拾いやすさ』が見事に調和されたオートマチック系の秀作といえるウェッジです。

構えやすくて、大らかなタイプなので、『技』で寄せるのではなく、できるだけクラブに任せて『安定して』寄せていきたい方には、頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?


構えやすさ・・・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





クリーブランド ゴルフ