今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは P-tune PG210 ドライバー です。
シャフトは ディアマナ イリマ 60 です。
ロフトは12度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は61g、トルクは3.5、キックポイントは中調子です。
二度目の『P-tune』のドライバーです。
やはりこの個性溢れるデザインがとても特徴的です。
先月試打した『PG110』も、全くといっていいほど同じデザインですし、ある意味一貫性があっていいと思いました。
ソール中央やヒール側、バックフェースなどにウェイトが装着されているのも、とても個性的だと思います。
こうやって一瞥しただけで、どのモデルかは解らなくても、どのメーカーか解りやすいのはとてもいいことのような気がします。
今はここまで個性的なデザインをするメーカーは少なくなったような気がします。
素振りをしてみた感じは、 気持ちよく振り抜いていくことができました。
このディアマナというシャフトはとても振りやすいシャフトだと思います。
私の仲間の間でも人気がありますし、とても高性能なシャフトだと思います。
決して易しすぎる感じはしませんが、難しくて手が出せない・・・・。というシャフトでもないと思います。
タイミングよく振っていける感じがしました。
ボールを前にして構えた感じは、 やはりかなりハンサムな顔だと思いました。
すごく構えやすいです。
このようないい形状のクラブなので、『ヘッドの黒』『ボールの白』『練習マットの緑』がいつも以上にマッチしていて美しく思えてきました。
色々な弾道のイメージも出来たのですが、どちらかというと真っ直ぐの弾道をイメージしやすい感じがしました。
曲がりにくそうな印象も持ちました。
いずれにせよ、この美しさは気分をすごく楽にしてくれました。
このクラブに任せて、あとは気持ちよく振り抜いていくだけだ・・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『球のあがりやすさ』という点では、とてもあがりやすい感じがしました。
それほどディープヘッドだとは思いませんでしたし、ややシャローな印象も持ちます。
このような形状ではありますが、比較的叩いていきやすい感じがして好感を持てました。
多少強く叩いていっても、しっかりと受け止めてくれる感じのドライバーだと思いました。
球はよく上がりますが、力強い感じでいい印象を持ちました。
『打感』にも好感を持つことができました。
手にしっかりと伝わってくるものが感じられましたし、いわゆる『押していける感じ』がしました。
それほど柔らかすぎる感じはしなかったですし、『ストロングソフト』といったところでしょうか?
『しっかりさ』と『やわらかさ』の調和が上手くとれている感じがしました。
つかまえにいった時の打感と逃がしにいったときのフィーリングの違いを感じやすい気がしました。
『操作性を良くさせる打感』とでもいうのでしょうか?
すごくいいフィーリングをもったまま、球を打つことができました。
『音』も、いい感じの音です。
気持ちよく叩いていける音です。
以前も、フェース面である程度の音の予測がたつ・・・。といったことを記事に書いたと思うのですが、このフェース面を見ていても、予想の範囲内の適正な音だと思いました。
正直いいまして、『ダンロップ』ほど、音にこだわって作られている感じはしないのですが、こういったシンプルな音には昔から好感がもてます。
『安定性』 という点でも、やはりこの4つのウェイトがよく効いているのでしょうか?
すごく綺麗なヘッドですが、ヘッドの大きさも結構ありますし、それほどシビアな感じはしません。
このような美しいヘッドと弾道の美しさ・安定感がマッチしている感じがしました。
このディアマナシャフトとの相性もいいようで、すごくいい感じでボールを運んでいってくれる感じがしました。
ただ、こうして打っていて、それほど易しすぎる感じはしなかったですし、ある程度の『ミート率』は要求されるような気がします。
どこに当たっても、ボールを真っ直ぐに飛ばしてくれる・・・。といった感じはしませんでした。
ミスをすれば、それが伝わりやすい感じがしましたし、またそのミスを感じ取りやすいところに私は好感を持つことができました。
『操作性』という点では、どちらかというと『フェード系』の球が打ちやすく感じられました。
いい感じの安定した球を打っていくことができました。
これがコースだったら、良かったな・・・。本番にとっておきたかったな・・・・。と思いました。
ディアマナというシャフトは球もつかまりやすいシャフトだと思いますが、フッカーの私でもとても使いやすい感じがしました。
勿論、極端につかまえにいけば、予想以上につかまりすぎる感じもしましたが、普通に打っていく限りでは左への恐怖感を感じることはありませんでした。
左右に打ち分けやすい感じのシャフトだと思います。
やはりこのような美しいヘッドだと、『心理的』に左右への打ち分けやすさが増大する気がします。
打つ前のイメージがすごく大切なことだと、改めて感じました。
『飛距離性能』という点では、まずまず・・・。といったところでしょうか?
決して飛ばない・・・。とは思わなかったですが、誰でも楽に飛ばせる・・・。という感じの『イージードライバー』ではないと思いました。
ある程度の『スキル』が要求されるような気がします。
しかし、その要求は決して高すぎるものではありませんし、クラブが人を選り好みする感じでもありません。
やはり日頃の練習が求められているような感じがします。
先ほども書きましたが、叩いていきやすいドライバーなので、そこが私は気に入りました。
構えづらいクラブだと、スイング中にヘッドがどのような動きをしているか、全く想像がつきませんが、このようなオーソドックスで美しいヘッドだと、それが容易です。
なので、インパクトからフォローにかけての『加速感』もつかみやすい感じがします。
まだまだ寒さが厳しいので、今日は『ドライバーの打ち込み』をメインに練習していったのですが、このドライバーのおかげでとても楽しい練習になりました。
体もじゅうぶんに温まり、最後はうっすらと汗をかくこともできました。
何球打っても飽きることがありません。
時間があればずっと打ち続けることができそうな気がします。
明らかにヒッタータイプに合うドライバーだと思いますが、この美しさには魅了されてしまうものがあります。
性能的に、それほど幅広い層に受け入れられる感じではないのかもしれませんが、少なくともこのクラブが持つ『美しさ』には、多くの方が好感をもたれるのではないでしょうか?
また手にしたい・・・。と思わせてくれるドライバーです。
この『ピジョンゴルフ』というメーカーのことは殆ど知らないのですが、また目にすることがあったら是非試打してみたいと思いました。
P-tune PG210 ドライバー
- 2010年1月24日
- PGN