今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは Orion SPY-1 WED TYPE-G ウェッジ です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200 です。
2度目のOrionウェッジです。
まだ一度しか試打していないのですが、とても強く印象に残っています。
他のメーカーのウェッジでは見られない、あの独特な光沢感は強烈なインパクトを残しました。
それ以外にも、すごく丁寧に仕上げられているという印象が残っています。
このウェッジも、かなりの光沢感があります。
『繊細』という言葉が似合うような仕上げの丁寧さです。
この仕上げには、メーカーのこだわりが感じられます。
大きさや形状はオーソドックスなタイプです。
ソール幅は広めです。
丸みを帯びてはいますが、平らに近いような印象も受けます。
バンカーショットの時、砂をよく弾いてくれそうだな・・・。と思いました。
トレーリングエッジが角張っているのも印象的でした。
最近は丸みを帯びている物も増えてきましたが、このウェッジは角張っていました。
こうして見ると、ウェッジのタイプも色々あるんだと思いますし、このバリエーションの豊富さが、私たちゴルファーに『選ぶ楽しみ』を与えてくれているように思います。
ネックの長さは、しっかりとキープされていました。
ウェッジには適した長さだと思います。
以前試打したモデル TYPE-S と同じ長さだと思います。
今度機会があれば、見比べてみたいと思います。
バンスの効きは強めです。
ハイバンスタイプといっていいと思います。
最近は、このようにハイバンスタイプの人気が高いように思います。
色々なメーカーからハイバンスタイプが発売されるようになりました。
それだけ、ニーズが高まっているのだと思います。
一番の理由は、やはりバンカーショットへの対応でしょうか?
リーディングエッジには、一目で分かるほど削りが入っていました。
『抜けの良さ』にもこだわっているようです。
トップラインの厚みは、いい感じです。
いいイメージが出せそうです。
フェース面に、ミーリングはありませんでした。
とても綺麗なフェース面です。
芸術品・工芸品といってもいいほどの美しさがありました。
このフェース面の仕上げにもメーカーが、かなりこだわっているようです。
ボールを前にして構えてみると、グースなのが目に入りました。
このウェッジの名前の一部である『TYPE-G』はグースタイプなのだということが解りました。
そして、以前試打した『TYPE-S』はストレートタイプなのだということを知りました。
ストレートタイプを好まれる方も多いですし、グースタイプを好まれる方もたくさんいらっしゃいます。
割合にして、どれくらいでしょうか?
少しグースタイプのほうが、人気が高いかもしれません。
私はストレートタイプが好きですが、このグースネックを好まれる方はとても魅力的に感じられるのではないでしょうか?
このように、ストレートタイプとグースタイプがラインアップされているのはとてもいいことだと思います。
ユーザーの好みで選べるところがいいです。
グースが利いているので、ちょっと気をつけなければ・・・。と思うところはあったのですが、強い苦手意識が芽生えてしまうほどではありませんでした。
フェースを開いて構えてみると、バンスの利きを強く感じました。
ソールを丸く使える感じはしなかったのですが、このバンスの利きを上手く利用できればいいな・・・。と思いました。
私の好みのタイプとはちょっと違っていたのですが、こういうタイプも大人気なのだと思います。
グースとバンスに気を遣いながら打っていくことになるな・・・。と思いました。
以前試打したモデルのように、かなり光沢感があるので、天気のいい日のラウンドでは気になってしまいそうですが、それ以外は特に気になることはありませんでした。
この美しさのおかげで、いい目の保養ができました。
試打を開始しました。
『打感』はとてもソフトです。
この心地良い感触がたまりません。
スピン性能はいい感じでした。
ボールをよく止めてくれました。
『止め感』を出しやすいウェッジだと思いました。
グースが利いているので、球を拾いづらく感じるところはちょっとだけありました。
しかし、それはクラブの性能ではなく、あくまでも私がこのグースネックに対応しきれていないに過ぎません。
グースタイプの特長のひとつといってもいいと思うのですが、少し低く出していけるところが大きな魅力だと思いました。
低く出していけるので、落としどころを明確にしやすいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
高く上げるよりも、低めに打ち出していったほうがショットの精度も高まり、いい結果が得られることは多いと思います。
『安定性』という点では、普通といった感じがします。
最近はキャビティタイプも増えてきましたし、それらと比べるとオートマチック性はそれほど高くないのかもしれませんが、特に難しいというタイプではないと思いました。
『適度な易しさ』をもっていると思いました。
グースタイプなので、球を拾うときやライン出しの時に気を遣うところがありましたが、シビアな印象はありませんでした。
距離感は最初少し難しく感じましたが、ある程度の球数をこなしていって、ようやく慣れていくことができました。
このウェッジも好感がもてましたが、やはり私は以前に試打した『TYPE-S』のほうが易しく感じました。
『操作性』は、まずまずでした。
できればあまり細工をしたくないと思いましたが、色々と試してみました。
少しイメージと違うところはありましたが、クラブ自体は易しいタイプなのだと思いました。
正統的な形状と、磨きの美しさが際立ったウェッジです。
スピン性能など、基本性能も高いです。
かなりバンスが利いているように感じたので、バンカーでも試してみたいと思ったのですが、今日はそれができなかったので、また機会があれば試してみたいと思いました。
おそらく、かなり砂を大きく弾くタイプだろう・・・。と思いました。
このウェッジを試打してみて、改めて私はストレートタイプのほうが易しく感じるな・・・。と思いました。
グースタイプは気を遣うところが多いです。
しかし、それは先ほども書きましたが、あくまでも私がグースタイプを使いこなせていないということです。
グースタイプの好まれる方は、とても魅力的なウェッジといえるのではないでしょうか?
以前はグースタイプのウェッジは『大顔』な物も多くありましたが、このウェッジは適度な大きさなので、好感をもたれる方もたくさんいらっしゃると思います。
日頃グースタイプを使い慣れておられる方には、とても扱いやすいウェッジといえるのではないでしょうか?
それと、この仕上げの美しさは、なかなか見られないので、所有感を満たしてくれるだろう・・・。と思いました。
このウェッジがバッグに入っていたら、嬉しくなるだろう・・・。と思いました。
日本の優れたメーカーが、こだわりと誇りを持って造ったウェッジだと思います。
クラブに風格が感じられました。
この質感は他ではなかなか見られません。
このように丁寧に造られたウェッジを使うことはとても贅沢な感じがしました。
また何度でも試打してみたいウェッジです。
Orion SPY-1 WED TYPE-G ウェッジ
- 2016年7月15日
- Orion