今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは DOCUS DCD702 Rainbow ドライバー です。
シャフトは ATTAS 6☆ です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフト重量は64g、トルクは3.3、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子 です。
2度目のDOCUSドライバーです。
あまり手にすることのないメーカーなので、解らないことも多いですが、ドライバーよりはアイアンのイメージのほうが、今のところ強いです。
名前の通り、とてもカラフルです。
昔はいくつかあったように思いますが、今はこのようなカラフルなドライバーは全く見ません。
雨や曇りの日でもいいと思いますが、今日のように天気がいい日は、このカラーが特に映えます。
ソールやクラウンだけでなく、フェース面までカラフルです。
名前がレインボーとなっているので、確かに虹のようだな・・・。と思ったのですが、それよりも『玉虫』を思い出しました。
このカラフルなデザインは大きな個性です。
今は個性的なクラブが少なくなってきているので、そういった意味でもこのドライバーの個性・存在感の大きさは好感がもてます。
全体的な質感はとても良く、チープな感じはしません。
形状的にはディープタイプではなく、シャローなタイプです。
今の主流ともいえる形状です。
ネックは、やや短めです。
ヘッド後方にはウェイトのような物がひとつだけありました。
この場所にあるということは、やはりウェイトでいいのだと思います。
何gなのかな?と思い、近くで見てみましたが、数字はありませんでした。
トゥ側
ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれ丸い凹みがありました。
これは空気抵抗を減らす為なのでしょうか?
セミシャローバックタイプといっていいと思います。
このカラフルな色使いもあると思うのですが、全体的に柔らかそうな印象をもちました。
私は普段、オーソドックスなタイプのドライバーを使っていますが、このような色もいいものだな・・・。と思えてきました。
顔はまずまずでした。
見とれるほどいい顔だとは、正直思わなかったのですが、同じようなタイプには何度も見てきているせいか、特に苦手に感じることはありませんでした。
素振りをしてみると、なかなかいい感じです。
タイミングはすぐに合いました。
アッタス6は本当に守備範囲が広いといいますか、適応能力の高いシャフトだな・・・。と思いました。
いい感じでクセが無いので、色々なヘッドとも合いやすいです。
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずだな・・・。と思いました。
いい意味で『可も無く不可も無く』といった感じです。
見とれてしまうことはなかったのですが、違和感などもありませんでした。
カラフルではありますが、それが苦手意識につながることはありませんでした。
球筋のイメージも出せました。
顔だけ見ていたときは、ややつかまりそうだな・・・。と思っていたのですが、こうして構えてみると、逃がすイメージも出せました。
基本的には『オートマチックタイプ』のドライバーだと思いました。
試打を開始しました。
『打感』はまずまずでした。
予想していたよりも好感がもてました。
硬すぎず、適度にしっかりとしていて、球を『乗せて運ぶ』イメージが出せました。
カラフルなフェース面なので、どのようなフィーリングかと思っていましたが、好感のもてるフィーリングだったので、安心しました。
『音』も、好感がもてました。
このフェース面から、打つ前はちょっと甲高くて耳に響くような音ではないかな?と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
やや高めではあるのですが、爽快感があって好印象でした。
インパクトが緩むことなく、しっかりと振り切っていくことができました。
ただ、芯を外して打ってみると、極端に音が変わったのが印象的でした。
あまり遊ぶなよ・・・。と、このクラブが私に言っているようでした。
球はあがりやすいです。
タフな感じはしませんでした。
親しみやすいですが、ただ単に高くあがって急激に落ちる・・・。という弾道ではなく、適度な高さを維持しながらグングン前に進んでいく感じでした。
『中高弾道』といったところでいいと思います。
球はドロップすることなく、浮きやすいです。
タフなドライバーではないと思いました。
『安定性』はまずまずだと思いました。
それは良くないというのではなく、今はかなりハイレベルな高安定性ドライバーがたくさんあるので、それらと比べると少し落ち着いたところはあるのかな?と思いました。
『曲げにくい』とか『超ワイドスイートエリア』という感じはしませんでした。
シビアさは全くないので、普通に打っている限り、大きなトラブルにはなりにくいだろうと思いました。
シャロータイプの易しさは充分感じられました。
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
カラフルなドライバーですが、決して基本性能は劣っていないと思いました。
球質も軽すぎない感じで、しっかりと前に進んでくれました。
予想していたよりもポテンシャルの高いドライバーだと思いました。
『操作性』は、いい感じでした。
左右に打つのも難しくなく、普通にできました。
すごく敏感に反応するというよりは、やや『許容範囲』のようなものがあって、大らかさがありましたが、左右同じように対応してくれました。
私はフッカーですので、普通に打っていればフック系が易しく感じられたのですが、あまり極端なことをしなくても右に曲げることもできたので、扱いやすいドライバーだな・・・。と思いました。
ただ、タイプ的には『マニュアルタイプ』というよりは、『セミオートマチックタイプ』といったほうがいいように思いました。
球を打つ前よりも打った後のほうが、好感度が増しました。
打つ前は、このカラフルなところばかりに目がいったのですが、実際に打ってみると基本性能はしっかりしていますし、弾道も力強かったので、いいドライバーだな・・・。と思いました。
このドライバーは私にとって2本目のDOCUSドライバーだったのですが、先日試打したDCD701 ドライバーよりは、こちらのほうが、好感がもてました。
球数を重ねていくうち、このカラフルさも見慣れたのか、当たり前のように普通に打っていくことができました。
レインボーといいますか、私には『玉虫色』に見えてしまったのですが、これがもし違う色だったらどんな感じになるんだろう・・・。と思いました。
訊くところによると、このドライバーは通常の黒い色もラインアップされているそうなので、もしチャンスがあればそちらも試してみたいと思いました。
DOCUSはアイアンのイメージのほうが強かったのですが、このクラブに出会い、ドライバーの存在感が大きくなってきました。
また何度でも楽しみたいドライバーです。
DOCUS DCD702 Rainbow ドライバー
- 2015年12月8日
- DOCUS
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