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2014年05月24日
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プロギア SILVER-BLADE FF 03 パター

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア SILVER-BLADE FF 03 パター です。

シャフトは オリジナルスチール です。
ロフトは3度、クラブ長さは34インチ、クラブ総重量は549gです。

プロギアの新しいパターです。
プロギアは、ユーティリティやドライバー・フェアウェイウッドのイメージが強いですが、実はパターにも名器がたくさんあります。
優れたパターメーカーとしての一面も持っています。
高い技術力と柔軟な発想で、クラブ業界に存在感を放っているメーカーです。
プロギアの、これまでのクラブ業界への貢献度はとても大きいと思います。
私はプロギアのクラブには、ずいぶんとお世話になってきました。

独特な顔です。
2本の『角(ツノ)』のようなものがあります。
オデッセイのパターを思い出しました。
こういった形状の特長として、『真っ直ぐ引きやすい』ということがあると思います。

この2本の角を近くで見てみると、白い線が記されていました。
これも、何らかの意味があるのでしょうか?

フェース面は真っ平らではなく、このように細かな凹凸があります。
指で触れてみても、かなりはっきりとしています。
ボールへの食いつきも良さそうだな・・・。と思いましたが、それと同時に『アルミの風合い』が柔らかさを醸し出しているようでした。
プロギアパター独特の風合いです。

このオリジナルグリップも柔らかくて、なかなかいい感じです。

2本の角がとても目立っているので、オデッセイのパターを借りて、見比べてみることにしました。
こうして見ると、オデッセイのパターのほうが角も長いようです。

フェース面の素材は、それぞれ違いますが、どちらもかなりこだわりが感じられます。
今はオデッセイのような『樹脂系』のインサートが主流だと思いますが、プロギアなどのような『アルミの風合い』もすごくいいです。
それぞれ好みによって選択すべきだと思いますが、私は昔から『メタルタッチ』の柔らかさを好みます。
私がずっとお世話になっているマイパターも『アルミの柔らかさ』を存分に感じ取ることができます。

『角の長さ』は、ちょっと違いますが、それ以外の大きさなどは、あまり違いはないようです。
どちらもオートマチック系のパターだと思います。

久しぶりに、このオデッセイの2本の角のあるパターを手にしましたが、やはり優れているな・・・。と思いました。
私が愛用しているパターもマレット型なのですが、タイプは異なります。
しかし、この『2本の角の効果』はとても大きいのだと思います。
ルーク・ドナルド選手をはじめとして、男女問わず数多くのプロがこの形状のパターを採用しています。
マレットタイプのパターは、後ろを大きくとることができるので、そこで距離感を出しやすいですし、転がすイメージも作りやすいと思います。

このプロギアのパターの構え感も、なかなかです。
やはり、2本の角の存在感が際立っています。
真っ直ぐ引きやすいパターを好む方には、とても易しく感じられるのではないでしょうか?
オデッセイのパターもいい感じでしたが、このプロギアのパターは黒い色なので、適度に引き締まって見え、好感がもてました。
ネオマレットパターも、今はすごく人気が高いですが、私はパターもあまり大きくないほうが好きです。
締まって見えるとラインもイメージしやすいので、易しく感じます。
ヘッドが大きすぎたり、形状に違和感をおぼえたりすると、ラインがぼやけてしまいますし、ボールのスピード感も出しづらく感じます。
一度『ノー感』で打ち始めてしまうと、その時だけでなく、後に引いてしまうことを、これまでの経験で解っているつもりです。
全てのショットは『つながっている』ということを何度も実感してきました。

そういった点で考えてみると、このパターはマレット型の中でも、構えやすい部類に属していると思います。
よりシンプルに打っていけそうだな・・・。と思いました。
まずは『スピード』を確認しながら転がしていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は柔らかくて、とてもいい感じです。
アルミの良さが楽しめます。
柔らかい打感なのですが、ボヤけた感じはなく、『芯』を感じることができました。
フェースの芯とボールの芯とが、上手くコンタクトして、ボールに前進回転が掛かっているように感じました。

『球の転がり』も、いい感じです。
フェース面の凹凸が効いているのだと思うのですが、ボールが滑ることなく、しっかりとキャッチしてくれ、スパットを外れることなく、転がっていきました。

『安定性』は、かなり高いと思いました。
やはりオートマチックタイプのパターだと思いました。
いい意味で『ごまかしが利く』といいますか、アバウトに転がしていける感じがします。
シビアな感じはしないので、ある程度ラインを絞り込んだら、後はタッチ(スピード)だけに専念できそうです。
『フェースの開閉』が苦手な方には、このパターはとても易しく感じられるのではないでしょうか?

『距離(転がるスピード)の出しやすさ』は、まずまずでした。
今日は練習場のグリーンが、まだ刈る前で、ちょっと遅い状態だったので、予想よりも球足が短く感じたのですが、コースでの実際のグリーンだと、いい感じでタッチを出していけそうです。
私は、ある程度速いグリーンに慣れているので、今日のような芝の伸びた遅いグリーンは、少し難しく感じましたが、ある程度球数をこなしていって、ようやく合わせることができました。

『ピン型』や『L字型』をマニュアルタイプだとすると、この『PRGR SILVER-BLADE FF 03 パター』は完全にオートマチックタイプだと思いました。
ドライバーやアイアンは、マニュアルタイプを使っているけど、パターだけはオートマチックタイプを使っている・・・。という方はとても多いのではないでしょうか?
私はよく見かけます。

そのような方々にも、このパターを試していただきたいと思いました。
機能性を重視しながらも、フィーリング性能も高いですし、奇をてらったところが無いので、すごく親しみやすい感じがしました。
私は、このような『2本の角』があるタイプのパターをコースで使うことは、あまり無いのですが、好感がもてたので、今度のコンペで試してみようかな?と思いました。

先ほども書きましたが、PRGRのパターは昔から優れている物が多いです。
機能性が優れていながら、フィーリングもおろそかにしていないところも凄いです。
オデッセイやピン・テーラーメイドなど、海外メーカーのパターをよく見かけますが、このPRGRのように日本のメーカーも素晴らしい物がたくさんあるのだと、改めて感じました。
とても楽しかったので、ついつい予定よりも長い時間、球を転がしてしまいました。
プロギアは、最近ドライバーやフェアウェイウッドの充実ぶりが目立ちますが、このパターもベリーグッドでした。
プロギアの充実ぶりは目を見張るものがあります。
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