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2014年03月29日
ヤマハ インプレス RMX UT

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ インプレス RMX UT のU3+です。

シャフトは Motore Speeder TMX-514U です。
ロフトは18度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは4.0、バランスはD1、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は339gです。

ヤマハRMXシリーズのユーティリティです。
先日、とてもカッコいいFWを試打しましたが、今日はUTを試打する機会に恵まれました。
ドライバーでもそうだったですし、FWも、このUTもデザインに一貫性があるので、好感がもてます。

形状的には、今のユーティリティらしいといえるでしょうか?
ややシャローな感じもしますが、極端に薄い感じはしません。

調整機能が付いているせいか、ネックが長くそして太く見えます。
長さはいいですが、もう少しすっきりしていてもいいのかな?と思いました。
これは先日試打したFWにも感じていました。

ネックの調整システムも、FWと同じなのでしょうか?
それほど複雑な調整はできないようです。

ソールの凹みが少し目立っていました。
FWよりも、このUTのほうがよく目立っていました。
この凹みも、大きな理由があるのでしょうか?

とてもいい顔をしています。
ヤマハらしい、男前な顔です。
ヤマハは本当に『顔の良さ』にこだわっているメーカーだと思います。
ただ、やはりネック周りがもう少しすっきりしていると、もっと好感度が増したように思います。
しかし、調整機能の為なら仕方のないことなのかもしれません。

セミシャローバック形状といえるでしょうか?
UTとしては長い番手のクラブですが、球もあがりやすそうな印象を受けます。
今はこういった形状が主流だと思います。

フェース面のデザインもオーソドックスで、とてもいいです。
見るからに打感が良さそうな感じがします。
今はUTに限らず、色々なデザインのフェース面がありますが、私はこういったオーソドックスなタイプが好きです。

素振りをしてみると、先日試打したFW同様、シャフトが馴染みづらい感じがしたので、まずは『おとなしく』振っていこう・・・。と思いました。
あまり振りにいってしまうと暴れる感じがしたので、タイミング重視で少し小さい弧を意識しました。
このUTはスチールシャフトもラインアップされているそうなので、今度機会があれば、そちらも試してみたいと思いました。

ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
クセがなく、とても楽に構えることができました。
構えたときに、あまりシャロー感が強く感じられなかったので、結構抑えて打っていけそうだな・・・。と思いました。
すごく易しそうな印象をもちました。
性格的にもおとなしくて、尖った感じはしませんでした。
いいイメージを頭に描くことができました。
試打を開始しました。

『打感』はいいです。
ソフトな打感で、打っていて楽しくなります。

『音』も小気味よくて、とても心地いいです。

『球のあがりやすさ』という点では、『18度』というロフトもあると思うのですが、それほどあがりやすいタイプではないような印象をもちました。
もちろん、すごくタフで敷居が高い・・・。という感じはしないのですが、好みが大きく分かれるような気がします。
『18度』前後のロフトのクラブはFWで補っておられる方には、そちらのほうがいいのかもしれませんし、違う番手(ロフト)のほうが親しみやすく感じられるかもしれません。
あくまでも、この番手でいいますと、結構ヒッター向けのUTのような気がしました。

『安定性』という点では、今のUTの中でも結構シビアなほうかもしれません。
敷居が低くて直進性が高いとは思いませんでした。

『飛距離性能』は優れていると思いました。
とても力強い弾道です。
球も高く上がりすぎず、ある程度抑えられていて、確実に前に進んでいく感じです。

『操作性』という点では、最初のうちは少しだけ暴れる印象もあったのですが、まずまずこちらの言うことを聞いてくれたように感じました。
偏ったクセが感じられなかったので、左右どちらにも同じように反応してくれました。
ただ、自然に球がつかまるタイプではないので、日頃スライスに悩んでおられる方には、少し難しく感じられるかもしれません。

初めてRMXのドライバーを試打したときも、飛び性能に長けているな・・・。と思ったのですが、それは今でもずっと継承されているようです。
UTは基本的にそれほど飛距離を追求しているクラブではないと私は思っているのですが、UTにもドライバーと同様に飛距離を求めておられる方もたくさんいらっしゃると思います。
そういった方々に是非試していただきたいと思いました。

しかし先ほども書きましたが、結構タフな一面もあるので、『誰にでも』とはいきにくいような気もします。
今のUTの中でも、それほどあがりやすいタイプだとは思えませんでした。
『低いライナー系』というほどでもなかったのですが、ある程度高さは抑えられているように感じました。

ヤマハらしい、いいクラブだな・・・。と思いました。
全体的な美しさと打感や音の良さ。
そして、飛距離性能に長けているUTといっていいと思います。

これからもUTはどんどん飛距離を伸ばしていくのでしょうか?
今日は18度のモデルを試打しましたが、違うロフトだと、どのように飛んでいくのか興味をもちました。
また試打する機会があれば試打してみたいですし、できればスチール装着モデルで『アイアンに近い感覚』で試してみたいです。
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