キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2014年03月09日
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キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック

                 
キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック です。



ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS400、シャフト重量は117g、トルクは1.4、キックポイントは手元調子、バランスはD5、クラブ総重量は467gです。



正面

とても個性的なキャスコのニューウェッジです。


昨年、同じドルフィンを試打したのですが、今回は『ブラックバージョン』です。


黒い色というのは、本当によく締まって見えるのでいいです。


こういった黒染めやノーメッキタイプは、いかにもスピンが利きそうな印象をもちます。



側面

全体的に丸みを帯びていて、それほどシャープな感じはしませんが、不格好ではないですし、適度に形も整っています。


今日は試打している間、ずっと天気が良かったのですが、太陽の光を反射しなくて眩しくないのが、とても好印象でした。


今でもミラー仕上げのアイアンやウェッジはたくさんありますが、時間帯や太陽の位置などによって、眩しくて構えづらく感じることがあります。


黒染めがすごくいいですが、無理に黒染めでなくてもいいから、せめて『艶消しタイプ』であって欲しいと思っています。



キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック

こうして見ても、昨年のモデル同様、『フィン』が、かなり目立っています。



フィン


フィン

近くで見ても、その大きさには強い個性が感じられます。


他のメーカーのウェッジでも、なかなかここまで大きい物は見当たりません。


フィン(ひれ)というよりも『牙』といった感じもします。



ソール幅

ソール幅はかなりワイドで丸みがあります。


形状自体も独特で、いい仕事をしてくれそうなソールです。


『滑り』も良さそうです。



ネック長さ

ネックの長さも適度にあるので、安心感があります。


以前試打しましたが、前回とはロフトも違いますし、色の印象で違った印象も受けます。



ミーリングあり

前回同様、フェース面にはミーリングがしっかりと刻まれていました。


指で触ってみても、かなりザラザラ感があります。


ミーリングにも色々とあって、中には『滑る』ようなミーリングもあるのですが、このウェッジのミーリングはしっかりとキャッチしてくれそうです。



オリジナルグリップ

このキャスコオリジナルグリップも、いい感じです。


微妙なフィーリングを伝えたいウェッジでは、このようなソフトなグリップが欠かせません。


今はたくさんのカラフルなグリップがありますが、私はこの黒が一番好きです。



構え感

ボールを前にして構えてみても、好感がもてます。


クセがなくて構えやすいです。


やや出っ歯タイプで球を拾いやすそうです。


黒なので、締まって見えるのがとてもいいです。


これがもし、白などの膨張色だったら、少しイメージがボヤけてしまうかな?と思いました。


こうして構えてみただけでも、リーディングエッジが鋭いのがよく解ります。


最近は『削り』の入っているウェッジが多いですが、このウェッジは違います。


私はこういったタイプのウェッジは大好きです。


ボールに下を上手く、くぐらせていけそうに感じるウェッジには魅力を感じます。


リーディングエッジが浮かずに、時には『だるま落とし』まで出来そうに感じるウェッジには親しみやすさを感じます。



まずまず開きやすい

ヒール側にあるフィンが気になりますが、開いて構えてみても、なかなかの『据わり感』です。


ただ、これ以上開いてしまうと、途端にフィンが邪魔に感じました。


できれば無いほうがいいな・・・。と思ったのですが、このウェッジを『バンカー専用』という使い方をするのであれば充分『アリ』なのかもしれません。


私はこれよりも、もっと極端に開いてロブを打つこともあるので、このウェッジだとそれがちょっと難しいように感じました。


最初はあまり極端なことをせずに打っていこう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』はソフトで、とてもいいです。


フェース面の食いつきがいいです。


しっかりと『歯(スコアライン&ミーリング)』で捕まえてくれる感じです。



スピン性能

スピン性能も、かなり高いです。


食いつき感が強く感じられます。


『摩擦力』を感じさせます。


『止め性能』がとても高いです。



トゥ側

球もあがりやすくて、すごくいいです。


出っ歯タイプなので、多少沈んでいても拾いやすいです。


グースがきついタイプではないので、開いても拾いやすいところがメリットだと思うのですが、先ほども書きました通り、フィンが邪魔に感じるときもありました。



バックフェース

『安定性』という点でも、特にシビアに感じることはなく、標準的な感じかな?と思いました。


ラインも出しやすいです。



距離感

『距離感』も合いやすいと感じました。


あまり細工をし過ぎないで、ノーマルに打っていくのが一番いいと思いました。


黒いヘッドが集中力を高めてくれているのか、狙いを絞り込みやすく感じました。



操作性

『操作性』という点では、まずまずかな?と思いました。


ソールのフィンが高機能なぶんだけ、少し邪魔をしている感じもするのですが、これは好みによるところも大きいのかもしれません。


すごく考えられて付け加えられたフィンだと思いますが、ウェッジ好きの私としては、できれば無いほうがいいな・・・。と思いました。


しかし、やはり『バンカー専用』ということで考えると、大きな威力を発揮するのだろうと思います。



バンカー

早速、バンカーでも試してみました。


フィンが大活躍してくれている・・・。という感じがします。


バンカーショットが苦手だ・・・。という方には、とても心強いパートナーとなってくれるのではないでしょうか?


こういったウェッジを経験することによって、バンカーショットは『ソール(バンス)が主役』だということを感じ取りやすくなるのではないでしょうか?


バンカーが苦手な方がバンカーショットを打つ前のイメージとして、リーディングエッジでボールを拾っていく・・・。というイメージをもっておられる方が多いように思います。


しかし、そういったイメージではなかなか上手くいきません。


通常のショットとは全く別に考えて、ソールでただ砂を弾いてしまえばいい・・・。というシンプルなイメージをもたれるとバンカーショットはすごく易しくて楽しくなるように思います。



ヒール側

そのときのライやピンまでの距離などによって、爆発のさせかたが変わったりしますが、それは練習を積んで感覚を磨いていくよりありません。


あくまでも『ソールが主役』『ソールに仕事をしてもらう』という感覚が大切なのではないでしょうか?


バンカーショットの練習は通常とは大きく異なりますし、一度ハマってしまえば楽しくて仕方ありません。


ラウンドしていても、バンカーがあまり気にならなくなりますし、バンカーにボールがつかまっても、それほど落胆しなくなります。


バンカーショットは通常よりもフェースを開いて打つショットですが、どうしても開いて構えるのが難しい・・・。という方に、このウェッジは力を貸してくれそうです。



キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック

ただ、おそらくなのですが、ある程度バンカーの練習を積まれ、経験値が上がってくると、このヒールにあるフィンの必要性をあまり感じなくなるのではないでしょうか?


ソール(バンス)を使う感覚が身につくようになると、ここまでの工夫は必要では無くなるような気がしました。


まずは、こういった高機能のウェッジでバンカーショットに慣れていって、次第にノーマルウェッジに移行していってもいいんじゃないかな?と思いました。



キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック

私はバンカーショットのとき、なるべく『切る』イメージで打っていきたいですし、ヘッドの入射角が緩やかなほうだと思います。


ライなどにもよりますが、あまり『上からドスン』ということはしません。


だからでしょうか?


バンスのきついタイプは苦手に感じることもあります。


なので、このウェッジのフィンは無いほうが親しみやすいだろうな・・・。と思いました。



KASCO DOLPHIN WEDGE

バンカーショットは『カット打ち』がとても有効です。


だからビギナーの方が意外と上手くいくことが多いと昔から言われてきました。


経験を積んで球をつかまえられるようになると、バンカーが苦手に感じる方が多くなるのはそのせいかもしれません。


なので、日頃の練習が欠かせないのだと思います。



KASCO DOLPHIN WEDGE

あくまでも私の好みとしては、このフィンが無いほうがいいと思いましたが、エクスプロージョンが苦手で、どうしてもウェッジが深く入ってしまって球がバンカーから出ない・・・。という方には頼もしい相棒になってくれるのかもしれません。


こういったタイプのウェッジを経験していくことにより、バンカーショットが好きになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?



キャスコ ドルフィンウェッジ ブラック
 
昨年試打したノーマルモデルも好感がもてましたが、このブラックモデルは締まって見えて、さらにいい印象をもちました。


ノーマルモデル同様、とても構えやすいですし、スピンの利きも良くて、バンカーでは大きな威力を発揮してくれます。


『バンカーこそが、このウェッジの居場所』といってもいいのかもしれません。


極端に開いたりしなければ、フェアウェイやラフなどにも充分対応してくれると思います。


ノーマルモデル同様、『あまり開く必要のないウェッジ』といっていいのかもしれません。


開いて構えるのが苦手だという方はたくさんいらっしゃるように思います。


このウェッジは、そういった方々の為に開発されたウェッジといってもいいのではないでしょうか?


昨年から大人気なのが解るような気がします。


私にとって『ど真ん中』といえるウェッジではありませんでしたが、とてもよく考えて作られているウェッジだな・・・。と思いました。


色々なアイデアが、さらなるヒット商品を生むのだと思います。

                         
        

                         

コメント

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DW-116はいかがでしょうか?
はじめまして。
いつもクラブを検討する際はレビューを参考にさせていただいております。

キャスコのドルフィンウェッジはとても個性的ですよね。
レビューされたクラブはDW-113かと思いますが、私も実は先日DW-116を試打して購入をしました。
レビューにありましたフェースを開きにくい部分が改善され、重量もダイナミックゴールドであればちょうど良い重量感でした。
DW-116は軟鉄の良い打感が感じられましたので、機会があれば是非一度試打していただければと思います。

また、余談ですが
私は今ハーフキャビティのアイアンを使っているのですが、golfdaisuki様のレビューを見ているうちにMBのアイアンが欲しくなりました。
難しいクラブというイメージがあったのですが、実際に試打すると意外と打ちやすく、結果的にシンプルなスイングが出来ました。
golfdaisuki様のレビューが無ければ手に取る事はなかったと思いますので、この場を借りてお礼を申し上げます。

では、失礼致します。

はじめまして!
名無し様。初めまして。golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

ドルフィンウェッジは個性的ですね。
他のメーカーにはない個性があって、いいと思います。

DW-116というクラブは、まだ試打したことがないのですが、是非試打してみたいと思いました。
試打することができれば、記事に書かせていただきたいと思っております。

MBはいいですね。
難しいという先入観から敬遠される方がとても多いように思いますが、見た目よりも易しいモデルが今はたくさんありますね。

昔のMBよりも、格段に打ちやすくなっていると思います。
それでいて、カッコ良さや打感の良さも優れているのですから、試してみない手はないですね。

ハーフキャビティを使い慣れておられる方なら、MBも何の問題もなく打ちこなしていかれると思います。

時は流れて色々なクラブが登場しても、カッコ良さと操作性の高さ。そして打感のいいMBはこれからも登場し続けて欲しいですね。

この度は嬉しいコメントを寄せてくださり、ありがとうございました。
とても楽しく読ませていただきました。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。

それでは失礼いたします。