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2014年01月28日
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ロイヤルコレクション BBD 706V フォージド アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション BBD 706V フォージド アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、トルクは1.6、キックポイントは元調子、クラブ総重量は443gです。

ロイヤルコレクションの新しいアイアンです。
とてもオーソドックスな軟鉄アイアンといった感じがします。
何といいますか、昔はロイコレのクラブを使うことが『一種のステータス』のようなところがあり、憧れのメーカーのひとつだったのですが、今は他のメーカーとの区別がつかなくなったような気がします。
いい意味での『大衆化』といえるのかもしれませんが、できれば昔の雰囲気を味わいたいと思っています。
とはいっても、ロイヤルコレクションは元々フェアウェイウッドで人気を高めてきたメーカーなので、アイアンは『専門外』なのかもしれません。
他のメーカーにもいえることですが、ウッド系が得意なメーカーと、アイアン、ウェッジ系が得意なメーカーがはっきりしているように思います。

形状はとてもオーソドックスな感じで奇をてらった感じはしません。
ハーフキャビティといえると思うのですが、それほど難しそうな雰囲気は伝わってきません。
これまでの出会ってきたロイコレのアイアンと似ているな・・・。と思いました。

彫りはそれほど深くないのですが、溝のところに何やら黒い『詰め物』のようなものが入っています。
どのような効果が期待できるのでしょうか?
インパクトのときの衝撃を和らげる働きをしているのかな?それとも重心を深くしているのかな?と思いました。
メーカーの努力が感じられます。

ソール幅は普通だと思いました。
こうして見ても、リーディングエッジが削られているのが、よく解りました。
やはり、抜けを良くする為の工夫なのでしょうか?

ネックの長さも、しっかりと維持されていますが、比較的ノーマルな長さだと思います。

フェース面には独特なミーリングが彫られていました。
他では見られない、個性的な模様をしています。
これもメーカーの深い研究によるものなのでしょうか?

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい印象をもちました。
見とれるほど美しいとは思わなかったのですが、とても楽な気分で構えることができました。
『面長感』よりも『フェース高感』を感じさせる『面構え(つらがまえ)』をしています。
グースも少し効いていますが、苦手に感じるほどではありませんでした。
フェース面のミーリングも、少し見えますが、気になるほどではありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』は軟鉄らしい柔らかなフィーリングで好感がもてました。
見た目の質感からイメージした打感なので、とても親しみやすさを感じることができました。
ヘッドの中に、何やら詰め物のような物が入っているので、打感が損なわれるのかな?と思うところもあったのですが、実際はそうでもありませんでした。
ただ、これまでの経験から、この詰め物はなくてもいいような気がします。
しかし、おそらく違うところに効果を発揮しているのだろうと思います。

『球のあがりやすさ』という点では、こういった『美形タイプ』といったらいいでしょうか?
整った顔立ちをしたアイアンの中でも、易しいほうだと思います。
タフな感じはしません。
形状的にもとてもオーソドックスな感じがしますが、色々な工夫が組み込まれているのでしょうか?

『安定性』という点では、普通かな?と思いました。
最初にパッと見たときに易しそうな印象をもったのですが、実際に打ってみても、その通りでした。
シャープな形状で安定感を求めていきたい方には、とても合いやすいのではないでしょうか?
シビアさは、あまり感じませんでした。

『飛距離性能』は、今のアイアンの中でも比較的標準といえるでしょうか?
私の感覚では飛ぶ感じがするのですが、今の多くのアイアンがこのようになっているので、特別飛ぶタイプとはいえないのかもしれません。
今は最低限、これくらいの飛距離性能が求められているのでしょうか?

『操作性』という点では、いい印象をもちました。
そつなくこなしてくれる・・・。といった感じがしました。
1球目から、いい感じで打っていくことができました。
構えたときの印象とおり、扱いやすいタイプだと思いました。

ミーリングによるスピン性能は、正直よく解りませんでした。
すごく食いつきがいい・・・。とは思わなかったのですが、このミーリングが効果をあげているのかもしれません。
練習場ではよく解らなかったので、もし機会があればコースで試してみたいと思いました。

『抜け』も、いい感じではありましたが、練習場のマットの上からでは正確な判断はしづらいので、やはり実際の芝やラフの上から試してみたいと思いました。

ミーリングとバックフェースの詰め物が特徴的ですが、全体的な印象としては、特に変わったところもなく、目新しさのようなものは感じませんでした。
最初のほうにも書きましたが、『ロイコレらしさ』が欲しいです。
メーカー名を隠してしまえば、どこのメーカーのアイアンなのか、全く区別がつきません(殆どのクラブがそうなのですが・・・)

ロイヤルコレクションは『キャビティソール』で認知されたように思いますし、それが大きな個性となっているように思います。
最近のロイコレのFWなどにはキャビティソールは採用されていないようですが、『痕跡』のようなものはずっと有り続けています。
なので、アイアンなどにも何か特別な個性のようなものがあってもいいのではないかな?と思いました。

アイアンのソールにキャビティソールを組み込むのは無理だとしても、何か他の特別な工夫が欲しいな・・・。と思いました。
一目で『ロイコレのアイアン』と解るような工夫があってもいいんじゃないでしょうか?

『生産ライン』など、色々な面からも難しいとは思いますが、もう少し何か特別な工夫があってもいいんじゃないでしょうか?
比較的まとまっている印象はありますが、『このアイアンでなくても』と思えるところがありました。
私は軟鉄アイアンが大好きですし、ゴルフを始めたときから今までずっと愛用し続けてきました。
これからもずっと軟鉄アイアンを使い続けるだろうと思います。
しかし、このアイアンには購買意欲が刺激されることはありませんでした。

どこかに大きな不満がある・・・。というのではないのですが、惹かれるものがありませんでした。
テンションがあがりきらずに、淡々とした気分でした。
予定通りの球数と時間で試打を終えました。
贅沢なことかもしれませんが、アイアンやウェッジには特に『手作り感』のようなものが欲しいな・・・。と最近特に思うようになりました。
昨年、素晴らしいアイアンやウェッジに出会ったからなのかもしれません。
このアイアンは『ハンドメイド感』というよりは『マシンメイド感』のほうが圧倒的に強く感じられます。
大きな不満などは無いのですが、私は次のモデルに期待したいです。
コメント
No title
以前705の際、投稿したものです。
705との相違が気になります。
見た目で言うと705の方が打感や操作性に優れているような気がします。
705との違いを教えてください。
よろしくお願い申し上げます。
2014-02-10 23:39 にょーた URL 編集
私も同感です
寒さの厳しい日が続きますが、風邪などを引かれていませんか?
私は元気に過ごさせていただいております。
ところで、今回はこのロイコレのアイアンについてのご質問を頂戴しており、詳しいことは同時に打ち比べてみないと解りませんが、仰る通り、打感や操作性は705のほうが優れているんじゃないかな?と思っております。
706は『ちょっといじりすぎ』といいますか『機能性が上がりすぎている』ような感じがしないでもありません。
易しくはなっているだろうと思いますが、私は705のほうが好きです。
全体的な雰囲気やカッコ良さも、705のほうが上だと私は思っています。
今度機会があれば、同時に打ち比べてみたいと思っております。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2014-02-13 01:31 golfdaisuki URL 編集
No title
ご返答ありがとうございます。
私も元気で先ほども705の練習に行っておりました。
705を手に入れて以来、スイングの微妙な違い等で弾道が変わるので、楽しく一打一打真剣に打つようになりました。スコアよりも自分の望む玉が出る日の方が楽しくなりました。705さまさまです。こちらのブログがきっかけで手に入れられてことに感謝です。
これからもgolfdaisukiさまの感受性豊かな記事を楽しみにしております。
にょーた
2014-02-22 17:34 にょーた URL 編集
705はとてもいいアイアンですね!
いつもありがとうございます。
705が、にょーた様の素晴らしい相棒となっているようですね。
本当にいいアイアンですね。
ロイコレのクラブは本当にいいですね。
どうかずっと大切に使ってあげてください。
この度はとても嬉しいコメントを寄せてくださり、どうもありがとうございました。
とても楽しく読ませていただきました。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2014-02-24 00:57 golfdaisuki URL 編集