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2014年01月24日
キャロウェイ X2 HOT ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ X2 HOT ドライバー です。

シャフトは Callaway X2 HOT です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は55g、トルクは5.7、キックポイントは先調子、バランスはD1、クラブ総重量は305gです。

キャロウェイ X HOTシリーズのニュードライバーです。
昨年のモデルの記憶がまだ鮮明な中で、早くもニューモデルの登場です。

デザインは少し変わりましたが、基本的なコンセプトは同じようです。
外見ではよく解りませんが、おそらくメーカーが、また新たな改良を加えているのだろうと思います。

予想通りのシャローバックです。
前のモデルよりも少しシャローな感じがします。
今度見比べてみたいと思いました。

ソールには『HYPER SPEED FACE』と記されていました。
前のモデルは『SPEED FRAME FACE』でしたが、また更に進化しているのでしょうか?

ネックには当然ながら『チューニングシステム』が搭載されていました。

試打するのは、この『N』と『S』のポジションです。
おそらく、これが標準のポジションのようです。
やはり『クセ』のない、ノーマルな状態で試打するのが一番です。



他にも色々なポジションがありました。
自分に合うように調整できることは、とてもいいことだと思いますが、スタンダードなポジションが一番良かった・・・。という方も少なくないのではないでしょうか?
私の周りには、最初から調整をしないまま使っている人も結構多いです。
そういった調整システムよりも、ヘッドやシャフトの性能に魅力を感じているように思われます。
いくら調整システムが複雑に進化していっても、肝心のヘッドとシャフトの性能が良くなければ、そのクラブは大きなポテンシャルを発揮することができません。

キャロウェイらしい顔をしているな・・・。と思いました。
クラウンマークも、キャロウェイ独特のものですし、この顔に安堵感や親しみやすさを感じられる方はとても多いのではないでしょうか?
キャロウェイはシルバーのヘッドもありますが、こういった『硬派なブラック』がとてもよく似合います。
私は黒いヘッドが好きなので、とても魅力を感じました。
『つかまえ顔』『逃がし顔』でいえば、どちらかといえば『つかまえ顔』かな?と思いました。


クラウンのヒールとトゥには、それぞれ独特の模様がありました。
これはどんな効果が期待できるのでしょうか?
構えたときの視覚効果があるのでしょうか?
あくまでも私個人の考えとしては、何もない『無地』のほうがいいかな?と思ったのですが、特に邪魔になることはないと思いました。

素振りをしてみた感じは、シャフトがやや頼りない感じがするのですが、これはもうこれまでのキャロウェイの純正シャフトを経験しているので、ある程度予想していました。
当然のことながら、人気シャフトメーカーの物もラインアップされているそうです。
できればそちらを試打してみたい・・・。と思ったのですが、このクラブしか無かったので、このまま試打することにしました。
もう少し動きが抑えられていればいいな・・・。と思いましたが、これはもう仕方のないことなので、まずは合わせながら振っていこう・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、いい印象をもちました。
中立的な感じで、どちらにもクセがなく対応してくれそうです。
こうしてみても、やはりつかまりやすそうな印象をもちました。
私はどちらかというと『逃がし顔』か、『完全なニュートラル系の顔』がすきなのですが、このドライバーにも大きな不満はありませんでした。
楽に構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずでした。
少しこもった感じもしたのですが、大きな不満はありませんでした。
硬すぎることなく、しっかりと『球の重さ』が伝わってきました。
フェース面の主張が多いドライバーだと思いました。

『音』も、まずまずでした。
予想していたよりも、少し大きく感じましたが、大きすぎなかったので好感がもてました。
叩いていっても、特に不満は感じませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、『10.5度』のドライバーとしては、普通かな?と思いました。
このドライバーの『リアルロフト』は何度なのか解りませんが、『表示ロフト10.5度らしい』球のあがりやすさだと思いました。
タフな感じは全くしなくて、ある程度予想していた通りの高さで飛んでいきました。
しっかりとキャリーを稼いでくれました。

『安定性』という点でも、いい感じでした。
打つ前に予想していたよりも、寛容性が高いと感じました。
シャフトの動き過ぎによる打点のブレを、ヘッドが吸収してくれているような感じがしました。
打点がブレると、打感や音が変化したのですが、球筋はある程度まとまってくれました。
難しいヘッドではないと思いました。

『飛距離性能』も、いい感じでした。
前のモデルよりも、若干アップしているように思います。
前のモデルは思っていたよりも、飛ぶ感じがしなかったのですが、このドライバーは性能がアップしているように思います。
すごく大きな違いだとは思いませんでしたが、アップしているのは間違いないと思います。
色々なクラブを試打していると、『距離の伸び悩み』を感じることは多くあります。
最新ドライバーを試打していても、大きな進化が感じられなかったり、むしろ前のモデルのほうが良かった・・・。ということも少なくないです。
しかし、このX2 HOTに関しては、前のモデルよりもポテンシャルが高いように感じました。
『初速の速さ』を感じました。

『操作性』という点では、まずまずでした。
球がつかまりやすい感じがしましたが、右に逃がしていくことも難しくありませんでした。
ただ、タイミングが合いづらいところもあったので、違うシャフトで試してみたいと思いました。
もっと扱いやすくなると思います。

シャフトを変えることによって、色々なタイプのゴルファーに対応しているドライバーだと思いますが、基本的にはヒッタータイプの方に合いやすいような気がしました。
前のモデル同様『バックスピン過多』に悩んでおられる方に試していただきたいドライバーです。
スピン不足に悩んでおられる方には、逆に大きなパフォーマンスは期待できないかもしれません。

弾きはいいですが、何といいますか『まったり』とした感じもありました。
ドライバーの中には、球数を重ねれば重ねるほど、内容が悪くなっていく物もあれば、逆にどんどん良くなっていくタイプの物もあります。
このドライバーは後者のほうではないかな?と思いました。

前作よりも、飛躍的に飛距離が向上した・・・。とは正直思いませんでしたが、性能が上がっているのは間違いないと思います。
今度機会があれば打ち比べてみたいと思いますが、おそらく同じように感じると思います。
ただ、ここまでできるのであれば、最初からこのようにして欲しい・・・。と思うのですが、これはユーザーのわがままなのでしょうか?
ゴルフクラブはあくまでも『少しずつ』進化していくのがいいのかもしれません。
そのほうが後の楽しみがあるのかもしれないですし、『最終形』というのはいつになっても存在しないのかもしれない・・・。と思いました。

X HOTシリーズは低スピン性能に特化しているブランドだと思いますし、苦手に感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
球が浮きにくいとか、ドロップしやすい・・・。という方もいらっしゃると思います。
シャロー系のヘッドでありながら、結構しっかりとしたところもあるクラブです。
だから『純正』は、かなり軟らかめのシャフトが採用されているんじゃないかな?と思いました。
このX HOTシリーズのニュードライバーもなかなかいい感じでしたが、おそらく今年もこれまで同様、たくさんのニューモデルがキャロウェイから発売されると思うので、そちらにも期待したいです。
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