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2013年12月21日
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オノフ ドライバー タイプS

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは オノフ ドライバー タイプS です。

シャフトは SMOOTH KICK MP-614D です。
ロフトは9度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.7、シャフト重量は62g、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は318gです。

すごくシブい印象のオノフのニュードライバーです。
この引き締まった黒が、クラブの質感を高めています。
ダイワからオノフになって、結構な時間が経ちましたが、もう完全に『ゴルフメーカー』としてのイメージの定着や地位が築けたように思います。
私は昔、『TEAM DAIWA』のクラブを使ったことがありますし、いい印象をもっていたのですが、やはりゴルフだけのブランドがあってもいいのかもしれません。

黒いヘッドなので、イメージ的にディープ系なのかな?と思っていたのですが、こうして見ても、そうでもありません。
むしろ、ややシャローな感じがします。
TYPE-SのSとはシャローのことなのでしょうか?

ネックも短く、重心が低そうなヘッドです。
やはり、今はこういった形状のヘッドが一番支持されるのかもしれません。
ネックに調整機能が付いているドライバーが増えてきましたが、このドライバーには付いていません。
逆にそれが新鮮に見えました。
いずれオノフも、調整機能付きドライバーを発表するのでしょうか?

バックフェース部分には『GRAVITY CONTROL』と記されていました。
GRAVITY は重力という意味なので、重力をコントロールするということでしょうか?
球の落ち際に強く、もうひと伸びしてくれるということなのでしょうか?

ソールには『WIDE HYPER EFFECT ZONE』と記されていました。
これは前のモデルにも共通するところだな・・・。と思いました。
この2つのウェイトの位置も特徴的です。
これは研究に研究を重ねた結果なのでしょうか?

フェース面のデザインも、個性的でカッコいいです。
スコアラインにも、こだわりがあるようです。
こうして見てもスイートエリアが、かなり広そうです。

シャフトに記されている『DAIWA TECHNOLOGY』の文字が期待を持たせます。
ロッド(釣り竿)で築いた実績が、そのままゴルフのシャフトにも活かされているのでしょうか?
まさに『カーボンを知り尽くしているメーカー』といっていいのかもしれません。
クラブメーカーの多くが、シャフトはシャフトメーカーの物をそのまま採用することが多いようですが、オノフの場合はどうなのでしょうか?
ヘッドは外注に委託して、シャフトは自社生産しているのでしょうか?

このオリジナルグリップもソフトな握り心地で、いい感じです。
すんなりとフィットします。

顔も整っていて、男前です。
ヘッド後方が少し伸びているように見えるのですが、特に問題はないと思いました。
何といいますか『黒の重厚さ』を感じます。

セミ・シャローバック形状といっていいでしょうか?
思っていたよりもシャロー感がありましたし、今はこれくらいがスタンダードなのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
ただ、フェース面が明らかに見えすぎだな・・・。と思いました。
このドライバーのロフトは『9度』ということですが、明らかにもっと寝ているな・・・。と思いました。
他のメーカーの多くのドライバーもそうなのですが、『表示ロフト』と『リアルロフト』の違いを構えたときに感じました。
フェース面が寝ているように見えるほうが球があがりやすそうで、安心できる・・・。という方もいらっしゃると思いますが、私はできるだけ『リアル感』が欲しいと思っています。
『9度は9度』の構え感を求めたくなります。
高すぎる弾道に魅力を感じにくいところもあると思うのですが、数字は常に『リアル』であって欲しいと思っています。
いわゆる『アゴの部分(フェースの下の部分)』が、よく目立っていました。
あくまでも私の好みとしては、もう少し見えないほうが構えやすいです。
ただ、ヘッド全体の大きさとしては、適度に小振り感があっていい感じだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は結構しっかりしていました。
もっとソフトな感じかな?と思っていたのですが、実際は違っていました。
ただ堅すぎるほどでもなかったので、特に大きな不満はありませんでした。

『音』は、やや硬めのはっきりとした音です。
心地よく耳に届いてきました。
叩きにいっても、全く支障ありませんでした。
好感のもてる音です。

球はあがりやすい感じがしましたが、結構ヒッター向けなのかな?と思いました。
構えたときにフェース面が見えすぎだな・・・。と思っていたのですが、弾道は高すぎる感じはしませんでした。
高く上がりすぎず、前へと押し運んでくれるドライバーだと思いました。
シャフトの性能が発揮されているのでしょうか?

『安定性』という点では、『高い直進性がある』とか、『寛容さが最大級』という感じはしなくて標準的だと思いました。
ただ私は易しく感じました。
構えたときに左への恐怖心が芽生えてこなかったこともありましたし、実際に打ってみても引っ掛かる感じがしなかったので、気持ちよく振り抜いていくことができました。
シャフト自体はそれほどしっかりとしているようには感じなかったのですが、上手く反応してくれたように思います。
『曖昧さ』が無いので、ターゲットに運んでいきやすい感じがして、好感がもてました。
『球のつかまり』がそれほどいいとは思わなかったので、スライスに悩んでおられる方には、ちょっと難しく感じられるところはあるかもしれません。

『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じでした。
中高弾道系で『押し』の効いた球を打つことができました。
強弱を付けて叩きにいっても、上手く対応してくれました。

『操作性』という点では、いい感じでした。
左右に曲げることも難しくありませんでした。
どちらかに偏ったクセのあるクラブではなく、とても『ニュートラル』な感じがしました。
私はこういったタイプのドライバーが好きです。
つかまりすぎるドライバーには苦手意識をもってしまうこともあります。

オノフは、その個性的なデザインが光っていますが、年々カッコ良くなっているな・・・。と思いました。
クラブもそうですが、特にアクセサリーなども充実しています。
かなりオシャレで美的センスが高いと思います。
私の友人のなかに、オノフのクラブはもっていないけど、キャディバッグとか、キャップやウェアは全てオノフという人がいます。
その友人の好みが解るような気がします。

勿論、クラブもすごくいい物が多く、特にアイアンが印象的です。
やはり美しくて打感のいいクラブには惹かれます。

このドライバーは、前のモデルからの『マイナーチェンジ』的な印象が強いですが、これまでのオノフユーザーがすんなり変更できるように配慮されているように思います。
飛躍的に性能が伸びた・・・。という感じは、正直しなかったのですが、いい印象のまま試打を終えることができました。
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