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2013年12月14日
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ヤマハ インプレス RMX01 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ インプレス RMX01 ドライバー です。

シャフトは FUJIKURA Motore Speeder MS661 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は67.5g、トルクは3.2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は316gです。

ヤマハのカッコいいニュードライバーです。
先日ツアーモデルを試打したときもカッコいいと思ったのですが、この01も負けていません。
『正統派』という名にふさわしい形状です。

こうして見ると、ツアーモデルよりほどディープな感じはしませんが、適度に厚みがあってシブいです。
デザイン的には共通点が多いように思います。
アイアンなどに限らず、ヤマハのクラブには、本当に目で楽しませてもらっています。
気温は低くても、心がどんどん熱くなっていきます。

ネックの長さは、やや長めな感じがします。
ツアーモデルと同じように見えます。

『Remix TUNING SYSTEM』も共通するところだと思います。
調整機能ばかりが目立ってしまって、肝心の基本性能が疎かになっていては意味が無いですが、これまで試打した感じだと、ヤマハは上手く両立ができているように思います。
優れたヘッドと、それに合うシャフトがあってこその調整機能だと思います。

ヒール側のウェイトには『13』と記されていました。

トゥ側のウェイトには『4』と記されていました。
ここの部分も、ツアーモデルと共通するところだと思います。

しかし、フェース面のデザインが違っていました。
ツアーモデルは他のメーカーにも見られるとてもオーソドックスなデザインでしたが、この01はヤマハらしいフェース面です。
この『X模様』を見るだけで、ヤマハのクラブだということが解ります。
これまで何度も見てきたデザインです。
その経験から、このドライバーもかなり弾きが良さそうな印象を受けます。

『セミシャローバック形状』といっていいでしょうか?
思っていたよりもディープ感がありません。
こういった形状が今の主流といえるのではないでしょうか?
シャロー過ぎず、かといってディープではない、この形状が今、一番支持されているように思います。
ディープなヘッドには苦手意識が芽生えてしまうけど、これくらいのシャロー感があったら、親しみやすいな・・・。と感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

『顔』はとてもいいです。
やはりヤマハは『美』というものに、とてもこだわっているメーカーだと思いました。
この美顔を見ているだけで、心が和みますし、テンションが上がってきます。
楽しい試打になるだろうな・・・。と期待感がどんどん膨らんできました。
いいドライバーの条件というのは色々とあると思うのですが、やはりこういった『美顔』だと、気持ちがワクワクしますし、それがとても大切な部分だと思います。
プレイヤーを『やる気』にさせてくれるクラブというのは、優れたクラブの第一条件なのではないでしょうか?
そういった意味でも、このドライバーは『合格』です。

素振りをしてみると、予想以上に『走る』といいますか、『動く』感じがしました。
まさに『スピーダー』だと思いました。
スピーダーのニューモデルは久しぶりですが、かなりの『先走り系』シャフトに感じられました。
私はちょっと慣れるまで時間が掛かりそうな感じがしたのですが、先調子のシャフトを好まれる方には、かなり好感をもちやすいのではないでしょうか?
このシリーズのドライバーは簡単に他のシャフトに替えられるということなので、替えてみようかな?と一瞬思ったのですが、久しぶりにスピーダーだったので、このまま試打をすることにしました。

ボールを前にして構えてみても、かなり構えやすいです。
思わずほくそ笑んでしまいます。
ツアーモデルほどの小顔感は無いのですが、この01も、かなりいいです。
多少フェースが被っているのではないかな?と手にする前までは思っていたのですが、全くそんなことはありませんでした。
むしろ、逃がしていきやすい印象をもちました。
構えた感じでは、左への恐怖感は全くありませんでした。
目尻が下がり、両肩の力が抜け、呼吸も深くなりました。
いつでも『準備OK』になれました。
試打を開始しました。

『打感』は、かなりソフトで心地よさが手にしばらく残りました。
雑な感じの打感ではなく、とても『丁寧』な打感だと思いました。
弾き感もあるのですが、心地よく包んでくれるように感じました。

『音』も、静かでとてもいいです。
気持ちよくインパクトを迎えることができます。
ヤマハらしい、『グッド・フィーリング』なドライバーだと思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、『中高弾道』といったところでしょうか?
思っていた以上に低く抑えることができました。
低いライナー性ではないのですが、高く上がりすぎないので、扱いやすい感じがしました。

しかし『安定性』という点では、一球目から強烈なフックを打ってしまったせいか、少し難しく感じました。
見た目の印象よりも、かなり球がつかまりやすいです。
構えたときにフックフェースには見えなかったのですが、フェースターンもしやすく、ややつかまり過ぎた感じがしました。
ターンしやすいヘッドだと思ったのですが、それ以上に挿してあるシャフト『スピーダー』の性能によるところが大きいと思いました。
素振りをしていたときにも感じていたことではあるのですが、かなり『走りすぎる』感じがしました。
私の好みとしては、もっと粘ってくれるほうが易しく感じます。
『走り系』のシャフトも、これまでたくさん出会ってきて、それなりの経験値を積んできているつもりではあったのですが、今日は最初からちょっと苦戦してしまいました。
ヘッドがつかまりやすいタイプなので、シャフトはもうちょっと粘ってくれる感じのほうが、私には合いやすいかな?と思いました。
ちょっと『動きすぎる』感じで、タイミングが取りづらい感じがしました。
慣れるまで、かなりの球数と時間を要すると思いました。
ただ、これはあくまでも私が難しく感じただけであって、シャフトの性能が低いとは全く思いませんでした。

『飛距離性能』という点では、真っ直ぐに近い感じで飛んだときには、かなりのポテンシャルを感じました。
球が高く上がりすぎないで、着実に前に進んでくれました。
『低スピン性能』も優れているのでしょうか?
叩いても吹き上がる感じはしませんでした。
最近の低スピン系のドライバーは、確かに叩けるようになりましたが、結構ハードな物もあり、使い手を選ぶような物もありますが、このドライバーは敷居が高すぎないので、多くの方の支持を集めそうな気がしました。
今日はかなり曲がり幅が大きくなってしまったのですが、もう少しまとめることができれば、もっと距離も伸ばしていけそうに感じました。
走りのいいシャフトを好まれる方には、とても合いやすいのではないでしょうか?
ヘッドもシャフトも『つかまえてくれるタイプ』なので、フックフェースが苦手なスライサーの方にも是非試していただきたいと思いました。
最近はシャフトが『主張』するタイプが少なくなったように思うところもあったのですが、このスピーダーはかなり主張してくる感じがしました。
そこが長所でもあり短所なのかもしれません。
しかし、これは人それぞれの好みなどによって、その結果も大きく変わるのだと思いました。

『操作性』という点では、一球目から大きなフックを打ってしまったということもあり、フッカーの私としてはフック系のほうが打ちやすい感じがしたのですが、スライス系の球も打つことができました。
最初に思っていた以上に大きなフックが出てしまったので、ちょっと悔しくなったのか、いつもよりもかなり極端にカットに打っていって、大きなスライスも打つことができました。
今日は練習場で、ちょうど真ん中付近の打席だったのですが、左のネットにも右のネットにも球をぶつけることができました。
『真っ直ぐ』という言葉を知らないのか?と自問自答するほど、次から次へと大きな『曲球』を打っていきました。
練習場の空間を有効利用しているな・・・。と思いました。
最近では、ここまで大きく曲げる意志をもって、試打したことは無いのではないかな?と思えるほど、曲球を楽しんでいました。
大きく曲げることが難しく感じられるドライバーが増えてきたように思うのですが、今日はしっかりと曲げることができました。

私は球数のほとんどを大きく曲げて打っていったのですが、ヘッド自体はそれほどシビアな感じはしませんでした。
『寛容さ』という点では、先日試打したツアーモデルよりは明らかに大きいと思います。
ただ、シャフトが私にはやや合いづらいタイプだったということです。
このシャフトが合う方には、かなり大きなポテンシャルが期待できるのではないでしょうか?

左右に曲げるよりも、絶対に高い直進性を求めていきたい方。
ミスヒットに対する寛容さも『最大級』の物が欲しいという方には、やや合いづらい部分があるかもしれません。
決してシビアなドライバーではないと思いますが、大きすぎるほどの寛容性は持ち合わせていないのかもしれません。

スインガータイプの方よりも、ヒッタータイプの方に合いやすいドライバーだと思います。
そういった意味では、幅広い層に合いやすいとは言いづらい部分もあるのかもしれませんが、決して難しすぎる感じはしなかったので、たくさんの方に試していただきたいと思いました。
先ほども書きましたが、かなり球のつかまりがいいドライバーなので、ヘッドスピードは速いけれど、球のつかまりがやや弱いと感じておられる方には、かなりのパフォーマンスが期待できるように思います。
私はこのスピーダーは、ちょっと難しく感じたので、違うシャフトでまた試してみたいと思いますが、ヘッド自体はとても好感がもてました。
おそらくツアーモデルよりも、こちらの01のほうが人気が出るんじゃないかな?と思いました。

装着されているシャフトには、少し苦戦してしまいましたが、グッド・フィーリングなドライバーだったので、とても楽しく試打することができました。
予定していたよりも、少し球数を多く打ってしまいました。
ヤマハのクラブを試打するときは、本当に楽しいことが多いです。
目尻が下がって口角が上がったまま試打しているように思います。
この01ドライバーも当然ながら、色々なシャフトが用意されているそうなので、是非そちらでも試してみたいと思いながら、練習場を後にしました。
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