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2009年10月17日
ホンマ BERES W-102 ウェッジ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ ベレス W-102 ウェッジ です。

シャフトは NS PRO950GHです。
ロフトは58度、バンス角9度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはR、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は440gです。

これまでのホンマのウェッジのイメージからは、ちょっと珍しい感じの少し目立つ感じのデザインです。
これまで通り、様々なハイテクが組み込まれているように感じましたし、新鮮な感じがします。

素振りをしてみると、やはりウェッジにしては少し軽く感じてしまいましたが、これは仕方のないことだと思いました。
軽い ← → 重い
ドライバー < フェアウェイウッド < アイアン < ウェッジ < パター
といった具合に、『飛ばさないクラブ(飛ばす必要のないクラブ)』『正確な距離感を必要とするクラブ』になるにつれ、重量は増してくると思うのですが、日頃ダイナミックゴールドを使用している私にとって、この軽さは少し難しく感じてしまいます。
『クラブの重さ』を利用しづらい感じがして、日頃不要な動きをしなければならない感じがしました。
ダウンスイングは『重力任せ』・・・・。といった微妙な感じが出しづらいように思います。
ただ、これもやはり人それぞれの好みや慣れといったところも大きいので、日頃『NS PRO』を使っておられる方には、丁度いい重量感なのだと思います。

写真では、はっきりと写すことが出来なかったのですが、このウェッジのフェース面にも、細かな『ミーリング加工』が施されいます。
これは、これまでの他のメーカーのアイアンやウェッジにも見られたことですし、それだけこの『ミーリングフェース』は優れているのだと思います。
ただ、その『形状』といいますか『向き』に関してはメーカーによって、様々なんだな・・・・。と思いました。
このウェッジの場合は、円を描くようにミーリングされています。

『バンス角』が9度ということで、『ローバンスモデル』といえるのだと思いますが、私が普段使っているものと同じ感じで構えることができたので、すごく扱いやすい感じがしました。
ローバンスモデルの特長は
1.フェースを開きやすい(リーディングエッジが浮かない)
2.バンカーショットで、砂を薄く取ってカットしやすいので、ボールにスピンを掛けやすい
といったことが挙げられると思うのですが、こういったサンドウェッジでこれまでも、ずいぶんと助けられてきたので、すごく信頼感があります。

ボールを前にして構えてみても、すごくいい顔です。
海外メーカーに多く見られる『ティアドロップ型』もすごく好きな顔ですが、このような『丸形』も和製ウェッジの良さを醸し出しているような感じがしますし、これまでもずっと使ってきたので、安心感があります。
『PP-101』というサンドウェッジを長年使ってきたので、なんとなく懐かしい感じがしました。
すごくボールを拾いやすい感じがしますし、開いて構えてもすごく楽に感じました。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その程良い感じの『球乗り感』といいますか、『球持ちのよさ』です。
『ロフト』の多いクラブなので、球持ちがいいのは当然なのですが、やはりすごくいい感じがしましたし、『食いつき感』も、この『ミーリング加工』のせいなのでしょうか?
すごくいい感じがします。
軟鉄の良さを感じます。
このウェッジは『軟鉄鍛造』ではなく、『軟鉄鋳造』なのだそうですが、全く不満を感じません。
すごくいい感じで打つことができました。

『安定性』という点では、やはりこのようなウェッジでは曲がりづらいですし、『イメージライン』に沿っていい感じでボールを送り出していくことができました。
ただ、距離を合わせていくには、この『軽さ』からか、最初のうちはやや苦戦してしまいました。
日頃の感覚がなかなか通用しない感じがしました。
やはり私にはもっと『重量感』があった方が、易しい感じがしました。
その後、次第に距離感をつかんでいくことができました。

『操作性』という点でも、いい感じだと思いました。
ウェッジの性能のひとつに『フェースの開きやすさ』というのがあると思うのですが、このウェッジはとても高性能だと思いました。
『グース』がきつかったり、『バンス』が効き過ぎていると、開きづらく感じてしまうのですが、このウェッジはすごく開いてショットしやすいです。
この開き加減を微妙に調整することにより、『キャリー』や『高さ』をより繊細に変えていくことができる感じがしました。
こういった感じは、これまでの『名作ウェッジ』と共通している部分だと思いました。

この『ホーゼルの長さ』も、程良い感じがしました。
『操作性』を求めていくならば、どうしてもある程度の『ホーゼル』は必要だと思います。

『飛距離性能』という点では、やはりウェッジに飛距離を求めておられる方は少ないと思うので、『適正な範囲』といったところです。
私は普段、サンドウェッジのフルショットでは80ヤードのキャリーを出していきたい・・・・。と思っているのですが、このウェッジは若干よく飛んでいましたが、いい感じでまとめていくことができました。
サンドウェッジでも他のクラブと同様、もっと距離を出していきたい・・・・。と思っておられる方には、もっとロフトの立ったモデルの方がやはり得策だと思います。

今日は久し振りにホンマのウェッジを試打してみたのですが、すごく好印象でした。
第一印象は、『現代的な』といいますか、真新しい感じもしましたし、色々な『創意工夫』が施されているのだと思います。
実際に打ってみても、いい感じの『スピン』性能だと思いましたし、昔からある『クラシカルなウェッジ』の性能の良さを引き継いでいる感じがしました。
すごく信頼できるウェッジなので、これならばアグレッシブにグリーンを攻めていくことができそうな実戦的なウェッジだと思います。
ただひとつだけ残念だったのが、『モグラマーク』がついていなかったことです。
ホンマのクラブには欠かせないものだと、私は思っています。
ただ、これはあくまでも私の好みであり、性能には全く関係のないことではありますが、やはり昔からの愛用者としては少し寂しい感じもしました。
これからもホンマのクラブに期待していきたいです。
コメント
重量バランス
大阪kojiです。こんばんわ。
今回のウェッジの記事も大変楽しく拝見しました。
ウェッジの重量はとても大切ですね。
私は以前「軽量スチール」のウェッジ(440g弱)を使っていた時期があり、アイアン(特にショートアイアン)との重量バランスを何も考えていないセッティングだったため、手打ちで『トップ』が出たり、力んで『ザックリ』だったりと、もう散々でした。(もちろん私のスイングにも問題が有ったわけですが)
それであまりの酷さに、50~30ヤード前後のショットはPW(48°)で、グリーン周りからはパターで、とショートゲームは「転がし」に徹して、バンカーを除いてとにかくPW以外のウェッジを封印していたほどでした。
ショートアイアンとの重量バランスが悪いことは薄々気づいていたので、「ウェッジに鉛を貼ってみるかな・・・」と考え、ショップへ鉛の貼り方の相談に行ったところ、クラフトマンから「いっそシャフトを見直しませんか?」とアドバイスされました。
試打クラブの感触を経て、ダイナミックゴールへリシャフト(→総重量約460gへ)、更にクラフトマンからウェッジのスイング心得についても即席で教えていただきました。
以降、効果てきめん!自分でも驚くほどウェッジが『使える』ようになり、スコア作りにかなり使える武器となりました。バンカーでも重さが大いに役立ち、アップライトに上げてバンスから重量にまかせて「ドンッ」と落とすだけで簡単にエクスプロージョンが再現できるようになりました。
アイアン系はロフトバランスだけでなく重量バランスが大切であると思い知らされた経験でした。
次回のレポートも楽しみにしています。
では失礼します。
2009-10-17 20:00 大阪koji URL 編集
仰る通り、クラブの重量バランスはとても大切ですね。
いつもコメントを寄せて頂きまして、ありがとうございます。
今回寄せて頂いたコメントを拝見していて、その通りだなぁ・・・・。とすごく納得させられました。
仰る通り、やはりクラブの重量バランスはとても大切ですね。
特にウェッジなどはシビアな距離感が要求されるクラブなので、余計こだわっていかなければならないのかもしれませんね。
大阪koji様は、素晴らしいクラフトマンの方がいらっしゃるようで、とても素晴らしいことですね。
やはり充実したゴルフライフを送っていくには、クラフトマンの力が必要不可欠ですね。
私自身、いつもお世話になっているクラフトマンの方々のおかげで、これまでずいぶんと助けられてきたと思います。
たくさんの素晴らしい思い出を残すことができました。
彼らに出会っていなければどうなっていただろう・・・・?と思うと、少し怖い気もしますし、やはり人との出会いはとても大切ですね。
大阪koji様は、ゴルフクラブへの造詣が深いだけでなく、人格も立派な方ですので、周りにゴルフで悩んでる方がおられたら、どうかアドバイスをしてあげて頂きたいと思います。
その方もきっと喜ばれることでしょう。
上達を望みつつも、やはり『エンジョイゴルフ』が一番ですね!
これからも記事を書いていきたいと思いますので、また楽しいコメントをお待ちしております。
それでは失礼致します。
2009-10-17 22:30 golfdaisuki URL 編集