Post
≪タイトリスト MB アイアン 714 | HOME | フォーティーン TC777 フォージド アイアン≫
2013年11月11日
PR
ロイヤルコレクション BBD 106V ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション BBD 106V フォージド ドライバー です。

シャフトは FUJIKURA ROMBAX RC です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは60S、トルクは4.3、シャフト重量は64g、バランスはD2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は311gです。

ロイヤルコレクションらしい、とてもカッコいいドライバーです。
このソールを一目見て、ロイヤルコレクションと分かるところがいいです。
クラブにも個性が大事です。
ロイヤルコレクションは『カッコ良さ』と『性能の高さ』の両立が昔からとれているメーカーです。

最近のドライバーの中では、ディープ系といっていいでしょうか?
BBDシリーズらしい、立体感があります。
シャロー系のヘッドもいいですが、やはりディープ系にはすごく魅力を感じます。

最近のロイコレのドライバーやフェアウェイウッドはキャビティソールがありません。
もう復活することはないのでしょうか?
キャビティソールに見えるように、パーツのようなものが組み込まれています。
先日BBD 306V フェアウェイ を試打したときにも感じていたのですが、どうもこの部分がチープに見えてしまいます。
仕上げ方が雑に見えました。
これまでのモデルは、もうちょっと丁寧に仕上げられているように感じます。
ところどころ微妙に隙間が空いているのは、まだいいのですが、その隙間が均一ではなくてバラツキがあります。
正直『マイナスポイント』だな・・・。と思いました。
海外で生産されたヘッドなのでしょうか?
海外で生産されていても、その品質や性能がきちんとキープされていれば、全く問題ないと思っているのですが、このモデルはちょっと見劣りする感じがしました。
もちろん、これで構えにくくなるとは思わないですし、性能的にも変わらないのかもしれません。
ただ、私はこういった細かいところも気になってしまいます。
ロイコレらしくないな・・・。と思いました。
『ロイヤル』という言葉は、本当に『特別』です。

ネックの長さは、今のドライバーの中ではちょっと長めに見え、やはり品があるな・・・。と思いました。
『易しさ』に迎合しすぎない・・・。という感じが伝わってきます。
こういった雰囲気のあるドライバーには、とても魅力を感じます。
今は、こういった本格的な形状でありながら、打つとすごく易しいクラブが増えてきました。

かなりの男前です。
ロイコレは、たくさんあるメーカーの中でも『男前ランキング』は、昔からかなり上位です。
ロイコレは男前でないといけません。
このドライバーも当然ながら、これまでのロイコレのいい伝統を引き継いでいます。
やる気がどんどんアップしていきました。

セミディープバック形状といっていいでしょうか?
最近は、こういったタイプのヘッドも増えてきました。

ボールを前にして構えて見ても、とてもいいと思いました。
『強すぎない逃がし顔』といったところでしょうか?
私はこういった構え感が大好きです。
左を気にせずに気持ちよくフィニッシュまで振り切っていけそうに感じます。
思わず目尻が下がってしまいました。
小顔好きの私としては、もうちょっと小振りでもいいかな?という思いもあったのですが、この大きさでも全く問題ありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』は超ソフトです。
球の抵抗感を殆ど感じませんでした。
『元祖・吸い付く打感』といっていいかな?と思いました。
ボールを弾き飛ばしていく力も強く、勢いがかなりありました。
打感がすごく良くて、球の勢いもいいので、次から次へと打ちたくなりました。
『疲労感を感じさせない打感』といったらいいでしょうか?
思わず笑みがこぼれてしまいました。

『音』もすごくいいです。
いいインパクトを迎えることができて、とてもいい気分にさせてくれました。
飛ばす為のクラブといえるドライバーは、こういったフィーリングでないといけません。
物理的な性能だけが良くても、実際にそれで球を打ってみて、いいフィーリングでないと、いいショットは望めません。
ナイスショットはボールが遠くに曲がらずに飛ぶ・・・。ということだけでなく、『打感』や『音』も含まれます。
いくら遠くに飛んでも、思わず耳を塞ぎたくなるような音では何にもなりません。
その点、このドライバーの音は高得点です。
このグッドフィーリングは、ナイスショットを呼び込んでくれるように感じました。

『安定性』という点では、まずまずかな?と思いました。
最近の易しさ重視のドライバーとは一線を画すような気もしますが、スイートエリアも極端に狭い感じはしなかったですし、シビア過ぎる感じはしませんでした。
すごく構えやすいので、ラインも出しやすいです。
クラブが自動的に球を捕まえてくれるタイプではないので、スライスに悩んでおられる方には、ちょっと難しく感じられるかもしれません。

『球のあがりやすさ』という点では、ややライナー系だと思いました。
叩いても、吹き上がる感じはしなくて、いい感じの力強い弾道で飛んで行ってくれます。
『低弾道』というほどでもありませんでしたが、高さを抑えていけるので、実戦向きだな・・・。と思いました。
最近のドライバーの中では、ややタフな部類に属するのかもしれませんが、敷居が高すぎるという感じはしませんでした。
敷居が高すぎず、ある程度のしっかり感を残している・・・。という微妙なさじ加減の出来ているドライバーだと思いました。
明らかに『ヒッター向け』といっていいように思います。

『飛距離性能』は、かなりいい感じです。
ロイコレのドライバーなので、これくらいは飛んでくれるだろう・・・。という予想を立てていたのですが、その予想通りの性能の高さを感じました。
私は昔『CV PRO』というドライバーを使っていて、すごくたくさん助けられたので、いい印象ばかりがロイコレドライバーにはあるのですが、このニューモデルも、とてもいい雰囲気があります。

『操作性』もいい感じでした。
『やや逃がし顔』なので、気持ちよく捕まえていくことができました。
それでかなり飛距離も稼げたと思うのですが、左への恐怖心が芽生えてこなかったので、左へ曲げることも易しく感じました。
つかまり過ぎず、逃がしていきやすいので、右へ曲げる球も易しく感じました。
『高い直進性』というよりは、明らかに『操作性』で勝負していけるドライバーだと思います。
直線よりも、微妙な曲線を描いていくことのほうが易しく感じました。

かなりミスヒットしても、それを感じさせないドライバーが増えてきました。
どこでヒットしているのかが分かりづらいドライバーも多くなりました。
そういった点でいうと、このドライバーはすごく『正直』な感じがします。
シビア過ぎる感じはしませんが、私はこういった正直なドライバーが好きです。
ミスすれば、それがどんなミスだったのか、教えてくれるクラブでないと、怖くて永く使っていくことはできません。
人間は『ミスをする生き物』です。
いくら練習をしても、ミスをしてしまいます。
易しさ重視のドライバーではありませんが、こういった正直なクラブを使っているほうが、不調の時期は短いものだと、これまでの経験で強く感じます。

ソールの仕上げ具合がちょっと気になりましたが、それ以外はとても好印象でした。
『構えやすさ』『打感』『音』という『フィーリング三要素』に加え、飛距離性能が優れていると思いました。
とてもシンプルな外観ですが、おそらく見えないところに色々な工夫が散りばめられているのだと思います。
そういった工夫も、この高性能につながっていると思うのですが、それよりも私は『グッドフィーリング』による飛びの凄さを感じました。
気持ちよくインパクトを迎えさせてくれるクラブというのは、本当に『飛び』が良くなるものだと思います。
どんどんショットが良くなっていくように感じました。
色々なクラブを試打していると、時には少ない球数でも『打ち疲れ』してしまうクラブに出会うこともありますが、このドライバーは全くの逆です。
どんどん気持ちも体のエネルギーも満ちていくような気がします。

一球一球がとても楽しくて、ずっと笑顔で試打していました。
顔を見たときから、ずっと笑顔だったように思います。
やはりロイコレはいいな・・・。と思いました。
夜はかなり冷え込むようになってきましたが、このドライバーでたくさんボールを打ったおかげで、身も心もポカポカ気分で練習場を後にしました。
また何度でも試打したいドライバーです。
コメント