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2013年11月10日
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フォーティーン TC777 フォージド アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは フォーティーン TC777 フォージド アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO950GH HT です。
ロフトは30度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、キックポイントは中調子、バランスはD0.5、クラブ総重量は409gです。

フォーティーンの新しいキャビティアイアンです。
最近はキャビティアイアンでも、色々な形状のものがありますが、フォーティーンはずっとこういったシンプルなキャビティ構造になっています。
これがメーカーのこだわりなのでしょうか?
フォーティーンのアイアンはすごく好きですが、できればもっと色々な形状のキャビティアイアンに出会ってみたいと思っています。

形状自体に大きなクセはありませんが、シャープさはあまり感じず、どちらかといえば大らかさがあります。
すごくシンプルで分かりやすいアイアンだと思いました。

彫りもかなり深いです。
できるだけキャビティ部分を大きくしたら、こうなった・・・。というところでしょうか?

ワイドソールです。
これまでのフォーティーンのキャビティアイアンの中でも、広いほうではないでしょうか?
最近は、このようなはっきりとしたワイドソールが増えてきました。

ネックも短いです。
ソールも広いので、いわゆる『頭でっかち』タイプのアイアンです。
こういったところも、最近は多く見られるようになりました。

このラバー系のオリジナルグリップも、なかなかです。
ある程度しっとり感がありながらも、やや厚み感のあるグリップです。
ツアーベルベットの、あの『繊細さ』とはちょっと違うフィーリングですが、好感がもてます。

素振りをしてみると、7番アイアンとしては、やや重さが足りないような気もするのですが、これくらいのほうがちょうどいい・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
できればもうちょっと重量感があったほうが易しく感じるな・・・。と思ったので、違うシャフトが装着されたモデルを探してみたのですが、このアイアンは N.S.PRO950GH HT が標準装備なのだそうです。
勿論、『カスタム』ということで、トゥルーテンパーのシャフトなども用意されているのだそうです。

ボールを前にして構えて見ると、小顔というよりは明らかに『セミラージサイズ』だと思いました。
グースも多少効いていますが、きつすぎないので、構えづらくはありませんでした。
トップラインが微妙にカーブしているので、『包み込む』イメージをもたれやすい方も多いのではないでしょうか?
やや大きさは感じるものの、比較的オーソドックスなアイアンだな・・・。と思いました。
面長な感じがするのですが、『逃がし系』というよりは、どちらかというと『つかまえ系』のアイアンに見えました。
試打を開始しました。

『打感』は軽め・・・。といいますか、ボールの抵抗感をあまり感じませんでした。
軟鉄らしい『手に優しい』フィーリングでした。

かなりの低重心設計が活きているのでしょうか?
球はかなりあがりやすいです。
7番アイアンとしては、かなりロフトが立っていますが、それを感じさせないほどの球の高さです。
打ち込むのが苦手な方でも、球を浮かせやすいと感じやすいのではないでしょうか?
この球のあがりやすさは、装着されているシャフトも大いに貢献しているような気がします。

安定性もかなり高く、フルキャビティの長所が出ています。
シビアな感じは全くしません。
構えやすいので、ラインを出しやすく、実際に打ってみても、そのラインに忠実に乗せていくことができました。
大きなトラブルにはつながりにくい、オートマチックタイプのアイアンだと思いました。

『飛距離性能』が、かなり優れています。
この飛距離性能の高さが、このアイアンのもうひとつの特長なのではないでしょうか?
ロフトが立っていますが、その難しさを感じさせない、球のあがりやすさが飛距離性能の大きな要因だと思います。
すごく『ハイテク』というよりはシンプルな印象のアイアンですが、飛距離性能が優れていることは間違いありません。
アイアンにも飛びを求めておられる方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

『操作性』という点では、左右に曲げるのも難しくはなかったのですが、小さい曲がり幅で狙っていけるタイプのアイアンだと思いました。
構えやすかったので、どちらにも対応できたのですが、直進性のほうが強い感じがします。
オートマチック的に、真っ直ぐに近い球筋で狙っていきたい方には、とても合いやすいのではないでしょうか?
マッスルバックのような反応の鋭さはありませんでした。
フルキャビティらしい、いい意味での『アバウト感』が強く感じられました。

構えやすくて、球もあがりやすく、飛距離もかなり優れているアイアンです。
タフさとは無縁といえるアイアンだと思います。
易しいフルキャビティを使っていきたいけど、できればスチールシャフトで、しかも軽量スチールを使っていきたい・・・。という方にはとても合いやすいのではないでしょうか?

ロフトは立っていますが、高弾道で狙っていけるタイプのアイアンだと思います。
これ以上重心が低くなりすぎてしまうと、却って難しくなってしまうように思うのですが、このアイアンはそのギリギリのところでとどまっているように感じました。

この安定性と飛距離性能がスコアメイクの大きな要(かなめ)になるのかもしれません。
今日は初対面とは感じさせないほどの敷居の低さを感じましたし、はねつけるものがありませんでした。
全て、こちらの要求を呑んでくれているように感じました。

幅広い層をターゲットに開発されたアイアンだと思います。
上級者の方はもちろん、まだキャリアの浅い方で、易しい軟鉄アイアンを探しておられる方には、是非お勧めしたいと思います。

また試打する機会があれば、是非試打してみたいと思いましたし、今度は違うシャフトでも試してみたいです。
コメント
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2013-11-11 19:32 編集
大越様。はじめまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
ところで、今回はスリクソンのドライバーについて、ご質問を頂戴しておりますが、ヘッドの好みはツアーよりも断然P420です。
このドライバーはすごく深く、私の心に残っています。
シャフトは少し悩むところですが、インディゴがいいかな?と思っております。
本当ならば実際に打ち比べてみたいところですが、今はもう難しいかもしれないですね。
しかし、おそらく同じ結果になるような気がします。
P420は限定モデルでしたが、本当にいいドライバーです。
フッカーの私が安心して使うことができました。
私がJBEAM製のドライバーを使っているから・・・。ということではないのですが、おそらくBM435(CRZ435)を使っておられる方の多くが、このP420に好感を持たれるのではないかな?と余談ですが思っております。
以上が私の考えなのですが、参考にしていただけましたでしょうか?
あくまでも『私の好み』ということなので、大越様のお考えと一致するかどうか解りませんが、素直な気持ちで書かせていただきました。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2013-11-12 23:34 golfdaisuki URL 編集