プロギア iD ナブラ ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。
モウダス
スコッティキャメロン専門店【Himawari】

Post

      
2013年10月28日
PR
  

プロギア iD ナブラ ウェッジ

                 
プロギア iD ナブラ ウェッジ 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは プロギア iD ナブラ ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは52度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS300、シャフト重量は118g、トルクは1.4、バランスはD3、キックポイントは元調子、クラブ総重量は470gです。



正面
プロギアiDシリーズのウェッジです。


インスピレーションとデータの両方を追求していく・・・。という理想的なネーミングです。


さすがはプロギアといったところでしょうか?


iDシリーズは、まだ新しいブランドですが、既に素晴らしいクラブがたくさん登場してきています。


なので、このウェッジにもプロギアらしい、高い機能性が期待できそうだな・・・。と思いました。



側面
あまり肉厚感を感じず、むしろ薄い感じがします。


こうするには何らかの理由があるのだと思います。


他のメーカーのクラブではあまり気にならないことでも、プロギアだから、きっと理由があるんだろう・・・。と思ってしまいます。


それくらい、PRGRは多くの実績を積んでいますし、クラブの進化に貢献してきたメーカーです。


『後追い』ではなく『先発』『先行』型のイメージがあります。


私はプロギアのクラブには、ずいぶんとお世話になってきました。



彫りの深さ
フラットバック構造が多いウェッジの中で、このウェッジはキャビティ構造になっています。


最近はキャビティ系のウェッジも増えてきました。



ソール幅
ソール幅も、広めで丸みを帯びています。



ソール形状
この独特なソール形状に個性を感じました。


いわゆる『滑り』が良さそうで、着地がスムーズにいきそうです。


フェアウェイやラフなど、様々な場面で活躍してくれそうだな・・・。と思いました。


以前試打した、フォーティーンのウェッジやキャスコのウェッジなどのように、バンカーが苦手な方にも合いやすいのではないでしょうか?


このウェッジはロフトが52度ということで『AW』だと思っていいのだと思いますが、バンカーは何もSWだけしか使えない・・・。というものではありません。


距離などによっては、SWよりもAWのほうが合いやすい場面はたくさんあります。


バンカーではSWしか使わず、フェースの開閉などで距離をコントロールする・・・。という方もいらっしゃると思いますが、私はクラブを使い分けたほうが簡単なような気がしますし、成功率も高いように思います。


ガードバンカーでは距離にもよりますが、SWからだいたい9番アイアンくらいまでは使えるような気がします。(それ以上長い番手になると逆の意味で、かなりの勇気が必要になってくるのですが・・・。)



ネック長さ
ネックの長さは標準的といったところでしょうか?



バンス8度
バンスが8度ということも、AWということで考えると、標準的な感じがします。



ミーリングあり
フェース面にはミーリング加工が施されていました。


ひとつの方向に向かっているのではなく、『ハの字』のようになっています。


これには何か意味があるのでしょうか?


とても珍しい形状だと思いました。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップも、まずまずです。


結構しっかりとしたフィーリングです。


アイアンは勿論、特にウェッジでは微妙な距離感やニュアンスを追求していきたいので、ツアーベルベットの、あの『しっとり感』が私には必要なのですが、このグリップはちょっと違ったフィーリングでした。


滑りにくそうですし、大きな不満は無いのですが、もし私が使うとするならば、数回試してみて、おそらくツアーベルベットに交換するだろうと思います。



構え感
ボールを前にして構えて見ても、オーソドックスな感じで、いい印象をもちました。


ソール形状は独特ですが、構え感が犠牲になっていないところに好感が持てました。


せっかくある、たくさんの機能が、構えたときに邪魔になってしまえば、全てがぶち壊しになってしまいますが、このウェッジはそうではありませんでした。


いつも通りの感覚で構えることができました。


いいイメージが出せました。



開きやすさ
バンスが強すぎないので、開きやすいところも魅力のひとつです。


易しそうなウェッジだな・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで好感がもてました。


軟鉄の柔らかさがすごく伝わってきます。



バックフェースのデザイン
バックフェースの、このデザインも、打感が良くなる為の工夫なのでしょうか?


サクサク打てる感じです。



トゥ側
球も拾いやすくて、いい印象をもちました。


グースがきつくなかったのが良かったのかもしれません。


いつも通りに打っていくことができました。



バックフェース
『安定性』という点でも、キャビティらしい寛容さを感じました。


元々、ロフトが寝ているウェッジはキャビティ構造にしなくても、それほど方向性がバラつくことはありませんが、このウェッジはさらに易しさを追求しているようです。


『縦の誤差』にも、比較的強いように感じました。


『横のブレ』よりも『縦のブレ』を難しく感じておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、このウェッジはそういったところもカバーできているように思います。


私はウェッジが大好きで、全ての練習時間の8割以上を使っているように思います。


しかし、ウェッジを練習する時間があまりない・・・。という方や、ドライバーのほうが好きで、ウェッジはちょっと苦手だ・・・。という方もいらっしゃると思います。


そういう方にも、このウェッジを是非試していただきたいと思いました。


『PRGRの軟鉄』というと『上級者用』というイメージをもっておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、このウェッジはとても敷居が低いと感じました。


ただ、強いグースを好まれる方には、合いづらいところがあるかもしれません。



スピン性能
『スピン性能』は、正直もうひとつだな・・・。と思いました。


ミーリングが彫られていましたし、プロギアのウェッジなので、かなり期待していたのですが、それほど強いスピンだとは思いませんでした。


確かに、最近はスピン性能の高いウェッジばかり試打しているような気もしますし、それがもう当たり前のようになっているのかもしれません。


しかし、それを差し引いたとしても、このウェッジはそれほど強いスピンだとは思いませんでした。


今日はアプローチグリーンで試してみたのですが、思っていた以上にボールが転がっていきました。


しっかりと食いついていく感じはしませんでした。


何だか少し滑る感じがしました。


ただ、スピンが効き過ぎると距離感が合いづらい・・・。という方もいらっしゃると思います。


ある程度『流し込んでいく感じ』のほうが距離が合いやすい・・・。という方には魅力的なウェッジといえるのかもしれません。


しかし、私はこのウェッジのスピン性能には、やや物足りなさを感じてしまいました。



距離感
非常にオーソドックスな顔をしていますし、距離感はすぐにつかむことができました。


ある程度落としどころを限定することができました。



操作性
『操作性』という点では、フェースも開きやすいですし、なかなかいい感じではありましたが、『オートマチック的』な感じもしました。


色々な技を駆使して・・・。というのもいいと思いますが、できるだけシンプルに、最初に頭に浮かんだ方法で寄せていくのがベストではないかな?と思わせてくれるウェッジでした。



バンカー
一応、バンカーでも試してみたのですが、やはりとても易しく感じました。


フェースを開いてソール(バンス)を使うエクスプロージョンが苦手な方には、とても安心できるウェッジといえるのではないでしょうか?


砂に潜らず、しっかりと弾いてボールを飛ばしてくれました。


以前も書きましたが、バンカーが苦手な方は、どうしても『リーディングエッジ』に意識がいっておられる方が多いように思います。


リーディングエッジよりも、ソールに意識をもっていき、ソールがどのように砂と接触していくか?ということをイメージされると易しく感じやすいのではないかな?と、これまで後輩たちを見ていて思います。


このウェッジはそんな易しさも持ち合わせているウェッジだと思います。


砂場(バンカー)に慣れてしまえば、こんなに楽しい練習はありません。



ヒール側
ウェッジでアプローチをするときに、しっかりとボールを捉えていく方法もありますが、ソールを滑らせて(わざとダフらせて)いく方法のほうが上手くいく場合が多いです。


勿論、ライなどにもよりますが、『ソールを使う』ということが、ウェッジ好きになる大きな一歩ではないでしょうか?



PRGR iD nabla WEDGE
ウェッジに限ったことではありませんが、『ソール』がとても重要なのだと思います。


私がビギナー時代、よく通っていたコースのベテランキャディの方が、ソールを見れば、その人の大体のハンディキャップが解るものだ・・・。と言われたことがあります。


その時は、その意味がよく解らなかったのですが、今はそれがすごくよく解ります。


私も、マイクラブのソールに『カッコいい傷』をつけていきたいと思っています。



PRGR iD nabla WEDGE
構えやすくて、フィーリングも良く、バランスの取れたウェッジだと思いました。


その中でも、やはり『ソール』が一番大きな個性だと思います。


『滑らせて』使いやすいウェッジといっていいのではないでしょうか?



PRGR iD nabla WEDGE 
先ほども書きましたが、スピン性能はもうひとつだと思いました。


いつもの感覚よりも、少し転がる感じがしました。


ミーリングもありますし、おそらく何らかの工夫が施されているのだと思いますが、スピン性能にはあまり期待できない感じがしました。


『激スピン』というよりも『穏やかスピン』といった感じです。



PRGR iD nabla WEDGE
PRGRiDシリーズのウェッジですが、私は次のモデルに期待したいと思いました。


これからどんなPRGRのクラブに出会えるのか、とても楽しみです。

                         
        

                         

コメント

非公開コメント