ミズノ MP CRAFT 513 ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。
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2013年10月04日
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ミズノ MP CRAFT 513 ドライバー

                 
ミズノ MP CRAFT 513 ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ミズノ MP CRAFT 513 ドライバー です。



MP QUAD

シャフトは MP QUAD です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは3.4、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317gです。



正面

MPシリーズのニュードライバーです。


とてもカッコいいデザインになっています。


私は昨年のドライバーにあまり好感がもてず、次のモデルに期待していたのですが、このドライバーにはとても期待がもてそうな予感がしました。


『ミラー仕上げ』になっていないところも、すごく好感がもてます。 



顔

顔がとても良くなっています。


昨年のモデルは、何だか『コールタール』みたいだな・・・。と思ったのをよく憶えているのですが、今年のモデルは、これまでもMPドライバーのように『いい顔』になっています。


すごくすっきりとしています。


余分なメイクが落とされて、いい意味での『すっぴん顔』に見えます。


形状的にもクセがなく、『ジャパニーズドライバー』のいい雰囲気が漂っています。



側面

こうして見ていても、全体的に丸っこくて厚みがあります。


昨年のモデルは、もっとシャローだった印象があります。


MPドライバーには、この『厚み感』がよく似合います。



ディープバック

かなりのディープバックです。


今はまだシャローバックが主流だと思いますが、少しずつ、こういったディープ系も復活してきたように思います。


昔は、このようなドライバーばかりだったので、懐かしく感じます。


ディープバックタイプを敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、最近のドライバーはとても親しみやすくなっていますし、必ずしも敬遠すべきではないと思っています。



ネック長さ

ネックの長さも、ある程度キープされています。


さすがは『MPドライバー』といったところです。


厚み感といい、このネックの長さといい、叩ける要素が揃っているように感じられます。



2つのウェイトのようなもの

ヘッド後方には、2つのウェイトのような物が配置されていました。


位置的にいっても、これらはウェイトだと思うのですが、交換できるタイプなのでしょうか?


今は複雑な調整機能が付いていたり、ウェイトもたくさんついているドライバーもたくさんある中で、このドライバーはすごくシンプルに見えました。


フェースアングルやロフト、ライ角など調整できるドライバーもありますが、このドライバーはそういった調整機能は付いていないようです。


しかし、それがまた迷いが無くなっていいのかもしれません。


調整機能はとても有効な方法だと思いますが、それにとらわれるあまり、『自分に合ったシャフト』を選択することが疎かになってはいけません。


自分に合ったヘッドと、自分に合ったシャフトの組み合わせがとても重要です。


その次に『調整機能』が威力を発揮するのだと思います。



振り感

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。


とても本格的なドライバーですが、このドライバーはハード過ぎないので、セミハードヒッターの方に合いやすそうです。


結構振っていけるので、スインガータイプの方には、違うスペックのほうがいいのかな?と思いました。



構え感

ボールを前にして構えてみても、かなり男前でいい感じです。


立体的なドライバーだと思いました。


ただ、それほど『小顔』という印象はなく、ある程度の大きさも感じ取ることができました。


ヘッド後方が少し伸びているように見えたからかもしれません。


易しそうな雰囲気を漂わせています。


球もよくあがりやすそうだな・・・。と思いました。


何と言いますか、すごい『ナチュラル感』を感じました。


色々と細工せず、まずはこの構えのまま、素直に振り抜いていこう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』はとてもソフトです。


球の抵抗感をあまり感じません。


心地良い感触を楽しむことができました。



打球音

『音』も、すごくいいです。


ショットを良くしてくれる音だと思いました。


打った後の満足感が大きいです。


アイアンだけでなく、ドライバーのフィーリングもすごくいいので、さすがは『MP』だな・・・。と思いました。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、思っていた以上にタフな印象をもちました。


もちろん、球があがりにくくてドロップする・・・。という感じではなく、しっかりと浮かせてくれるのですが、イメージはもっと高~い弾道を予想していました。


その予想よりも低く抑えることができたので好感がもてたのですが、昨年のモデルよりは少しタフな感じがしました。


しかし、これくらいが本来のMPといえるところなのかもしれません。


『ライナー系』というよりは『中高弾道』といったところでしょうか?


ほどよい高さでしっかりと伸びのある弾道を打たせてくれるドライバーです。


ディープヘッドらしい、『浮きすぎない弾道』だと思いました。



バックフェース

『安定性』という点では、普通かな?と思いました。


特に直進性が高いとも思わなかったですし、ミスに寛容過ぎる感じはしませんでした。


シビアだとは全く思いませんでしたが、今のドライバーの中では、ある程度『正直さ』があるように感じられました。


この曖昧さが無いところも、MPファンの心をつかんで離さないところなのかもしれません。


クラブの正直さは、プレイヤーに色々なものを感じ取らせてくれると思いますし、それが結果的に『大きなスランプ』になりにくいのだろうと思います。


確かに易しさが強く感じられるドライバーは便利だと思いますが、どこでヒットしたのか解らなかったり、自分ではかなりミスショットだと思っていても、ボールは真っ直ぐ飛んでいってしまう・・・。というのは試打していても、怖く感じることがあります。


こういったドライバーをずっと使い続けていると、かなりスイングが乱れてくるだろうな・・・。と思ったことが何度もあります。


難しければ難しいほどいい・・・。というのではありませんが、ある程度こちらの感じたことと結果がつながっていてくれないと怖く感じます。


たとえボールが真っ直ぐ飛んでいっても、あまり嬉しくはありません。


ミスはミスと素直に伝えてくれるクラブのほうが私は好きです。


そのミスをある程度小さくとどめておくことに意識を向けることができるので、大きなスランプにはなりにくいように思います。


そういった点で考えてみても、このドライバーは永く付き合っていけそうな予感がします。



飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、なかなかいい印象をもちました。


高くあがり過ぎることなく、程よい高さで力強く飛んでくれます。


最近のドライバーらしく、ボールを弾く力も強いです。


当てにいかず、振れば振るほど、いい結果をもたらしてくれるドライバーだと思いました。


最近のドライバーは『あまり振らせてくれない』と感じられる物も多いですが、このドライバーは気持ちよく振らせてくれました。



操作性

『操作性』という点では、いい感じでした。


変なクセもなく、素直に反応してくれました。


左右どちらにも易しく曲げることができました。


ドライバーには『曲げやすさ』よりも『曲がりづらさ』『高い直進性』を求めておられる方が、今は多いのだと思います。


そういった方々には、やや合いづらいところがあるのかもしれません。


今は曲げようとしても、なかなか思うように曲げづらい・・・。と感じるドライバーが多くなりました。


このMP CRAFT 513というドライバーは、それらとは一線を画すドライバーのような気がします。


しかし、これがまたMPだと思いますし、高い直進性は『JPX』で実現できているのかもしれません。



ヒール側

先ほども書きましたが、昨年の『H4』よりは明らかにタフになっていると思います。


そこが親しみづらい・・・。と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、私は圧倒的に今年のモデルのほうが気に入りました。


昨年のモデルはドライバーもアイアンもあまり気持ちが揺さぶられることがありませんでした。


MPはいつも試打をたくさんして楽しんでいるのですが、昨年のモデルはとても少なかったように思います。


ただ、それはあくまでも『私の好み』によるところであり、昨年のモデルの品質や性能が劣っているのではありません。



MIZUNO MP CRAFT 513 DRIVER

『MPのカッコ良さ』が戻ってきたような気がします。


他のメーカーに比べ、MPドライバーはあまり大きな変化が見られないような気もしないでもありません。


他のメーカーが『フルモデルチェンジ』ともいえるような変化を見せているのに対し、MPは『マイナーチェンジ』に感じられないこともないです。


しかし今回は、昨年のモデルとは明らかに変化していますし、数年前のモデルに近づいたような気がします。


MPらしく『叩ける』モデルになっています。



MIZUNO MP CRAFT 513 DRIVER

アイアンに限ったことではありませんが、『MP』というだけで、ハードルが上がってしまうこともあると思います。


顔はもちろん、フィーリングも絶対に良くないといけません。


そうでないとMPは成立しません。


それくらい、MPというブランドは私たちゴルファーの中に浸透していますし、常に『憧れのブランド』であり続けて欲しいと思っています。


つい先日試打したMP-4アイアンもそうでうすが、このMP CRAFT 513も、MPというブランドイメージに合った、優れたクラブだと思いました。



ミズノ MP クラフト 513 ドライバー
 
『圧倒的な飛距離』だとは正直思わなかったですし、特に大きく秀でている部分は見つけにくいのかな?と思いました。


しかし、それは裏を返せば、あらゆる面でバランスのとれたレベルの高さだということができます。


構えやすくてフィーリングもいいので、『意思の疎通』がしやすいドライバーです。


調整機能はありませんが、打っていてもなかなか飽きがこないドライバーです。


『何もかもが真新しい』というよりは、数年前のすごく良かったドライバーを思い出しました。


ゴルファーがクラブに高い機能性を求めていく・・・。というよりも、ある程度ゴルファー自身が主導権を握りながら、クラブがそれに応えていく・・・。という印象をもちました。


高い技術とパワーを兼ね備えた『大人のゴルフ』をする方に使っていただきたいドライバーです。

                         
        

                         

コメント

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No title
こんばんは。
MP4と同様このドライバーも記事すごく楽しみにしておりました。
それというのもH4と悩んで、この513を購入いたしました。記事にある通り、なかなか玉のあがるドライバーではないので、10.5°を選びました。
打感、音、見た目もH4と違い、すっきりした感じになっており、とても良く仕上がっていました。
自分はあまり曲げたりはできないのですが構え易い分、方向性もすごく出しやすく感じました。
このドライバーも、すごくいいですね!
Palace様。こんばんは。golfdaisukiです。
再びコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。

このミズノのニュードライバーも、すごくいいですね。
結構ディープで『球のあがりやすさ』を優先しているドライバーではありませんが、構えやすさと打感の良さは、さすがミズノといったところですね。

私も昨年のモデルのH4よりも、今年のモデルである513のほうが気に入りました。
やはりMPはいいですね。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
MPシリーズドライバーは、R1から始まり425+最終的にCRAFT513(ロフト角9.5°)へたどりつきました。まだまだ名器となりうるクラブはたくさんあるのでしょうが、私にはこのクラブが最高の逸品になるとおもいます。発売されて、はや7年の月日が経ちシャフトはフジクラダイアモンドスピーダー6SRにリシャフト(年齢的にフレックスSがキツくなった為)いたしました。それでも選ばれし者だけが許される聖域みたいなMPドライバーは色褪せることなく存在感を放っているCRAFT513だと思います。
はじめまして!
yamashita1963様。はじめまして!
golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

おっしゃる通りですね。
このクラブは素晴らしいですね。
私も大好きなドライバーですし、強く印象に残っています。

ミズノのクラブには期待していきたですね!

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。