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2013年09月26日
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キャロウェイ NEW LEGACY BLACK TOUR AUTHENTIC ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ NEW LEGACY BLACK TOUR AUTHENTIC ドライバー です。

シャフトは TourAD DI-6C です。
ロフトは9度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は62g、トルクは3.8、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は314gです。

キャロウェイレガシーブラックのドライバーです。
つい先日、440を試打したばかりで、このドライバーもとてもよく似たデザインになっています。
ブラック&ホワイトと、三角形のウェイトが、キャロウェイのこだわりでしょうか?

『TOUR AUTHENTIC』と記されていました。
AUTHENTICとは『正真正銘』という意味なので、『正真正銘のツアーモデル』という解釈でいいのでしょうか?
今はアスリートモデルと呼ばれるクラブでも、結構易しくて敷居の低い物も多いですが、このドライバーは明らかにタフで敷居の高いドライバーですよ・・・。とメーカーが訴えかけているのでしょうか?

こうして見ても、『拳(こぶし)感』といいますか、厚みのあるゲンコツのような形状のヘッドです。
シャロー系のヘッドが大多数の中で、こういったディープ系のヘッドはとても個性的で魅力を感じます。
先日試打した440も、同じような印象がありましたが、このドライバーのほうが少し小振りな感じがしますし、より『拳感』があります。
他のメーカーも含め、これからはこういった小振りでディープ感のあるヘッドが復活するのでしょうか?

この角度から見ると、それほどディープには見えないですが、全体的な印象としては、やはりディープな感じがします。
フェースの高さよりもバックフェースのほうが高い、いわゆる『ハイバック形状』は、今はフォーティーンのドライバーだけのような気がします。

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
ドライバーにはピッタリと合う、ソフトさと滑りにくさがあります。
しっかりと振っていきたいドライバーには、適したグリップだと思います。

顔も予想通りのハンサム顔です。
いわゆる『小顔のイケメン』といったところでしょうか?
こちらの挑戦意欲を掻き立ててくれます。

素振りをしてみると、今のドライバーの中では、結構しっかりと振れるスペックにはなっているようですが、特別ハードな感じはしませんでした。
ヘッドがこれだけ個性を発揮しているのだから、シャフトも、もう少ししっかりとしていてもいいのかな?と思いました。
私個人的には、もう少し重量もあったほうが、イメージを出しやすい感じがしました。
ただ、特別大きなクセは無いので、すぐにタイミングをとることができました。

ボールを前にして構えてみても、かなりいい感じです。
小顔で引き締まっているので、ボールが大きく見え、弾道のイメージを太くはっきりと頭に描いていくことができました。
直線というよりも、明らかに曲線をイメージしやすい構え感です。
かなりのマニュアルタイプのドライバーだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は440同様、ほどよい柔らかさがありながらも、結構どっしりとした感じがします。
しっかりとインパクトを意識することができました。

『音』も大きすぎず、耳障りになることはありませんでした。
叩いていくことに、何の障害にならない音だと思いました。
いくら叩けるスペックのドライバーでも、音が良くないと、叩いていくことが難しくなりますが、このドライバーではそれがとても易しくできるので、いい印象をもちました。
ドライバーに限ったことではありませんが、やはりいい音を発するクラブを使っていきたいと思っています。

『球のあがりやすさ』という点では、はっきりとした『ハードタイプ』といっていいと思います。
今年出会ったドライバーの中でも、かなりタフなほうだと思います。
クラブが要求してくるものが、明らかに高いと感じました。
ハードヒッターの方の為のドライバーといっていいのではないでしょうか?
『高~いキャリー』というよりも、ライナー系の強い球が打てるドライバーです。
メーカーも幅広い層を対象にしているのではなく、最初からかなり絞り込んでいるように感じられました。

『安定性』という点でも、結構シビアなほうだと思います。
大きなミスを見逃してくれるような寛容性は、あまり期待できません。
それは、このドライバーを初めて見たときから、すぐに感じていたことでした。
ここ数年の高い直進性をもったドライバーを使い慣れたおられる方には、かなりシビアに感じられるかもしれません。

『飛距離性能』という点でも、好みが分かれやすいと思います。
球もそれほどあがりやすいタイプではないですし、かなり低スピン系なので、対象となるゴルファーはかなり絞られていると思います。
このドライバーで気持ちよく振っていくことができ、強い球を打てる方には、かなり魅力的なドライバーといえるような気がしますが、逆にあがりきらずに距離を出せない・・・。という方も多いかもしれません。
正直いって、多くの支持を得られるタイプのドライバーではないと思います。
その分、合う人にはたまらないドライバーといえるのではないでしょうか?
『万人向け』のクラブを造るのではなく、あくまでも数種類のヘッドから選べるようにして、ユーザーのより細かな要求に対応できるようになっているのだと思います。
私はまだ手にしたことがないのですが、今回のニューレガシーブラックは『460cc』もラインアップされているそうなので、そちらのほうが一般受けしやすいような気がします。
やはり、今は『三兄弟』という考え方が主流なのだと思いました。

『操作性』という点では、かなり反応が速い感じがします。
球がつかまり過ぎないので、私は気持ちよく叩いていくことができるのですが、スライサーの方には、やや難しく感じられるかもしれません。
ただ、このドライバーも440同様、『調整システム』が搭載されているので、それを利用すれば、ある程度は弾道や球筋の調整もできるのではないでしょうか?
『オートマチック系』のドライバーが多い中で、このドライバーは明らかに『マニュアル系』のドライバーだと思いました。

外見と名前の通り、とても『骨太』といいますか『硬派』なドライバーだと思いました。
昔はこういったドライバーをよく目にしていましたが、最近は少なくなっていたので、嬉しく感じるとともに懐かしくなりました。
こういった傾向がこれからもずっと続くかどうかは解りませんが、やはり流行や物の流れには一定の周期のようなものがあるように思いますし、今回はその周期がやってきたのかもしれません。
先ほども書きましたが、明らかにユーザーを選ぶクラブといっていいと思います。
そういった意味では、『親しみやすさ』とか『敷居の低さ』というものとは無縁のドライバーといっていいのかもしれません。
大流行はしないかもしれませんが、こういったドライバーを必要としておられる方がいらっしゃるのも事実だと思います。
メーカーがこういった、より細かな対応をしてくれることに好感がもてます。
かなり叩けるモデルだと思いますし、この低スピン性能は魅力的です。
ただ、ミスをはっきりと認識しやすいタイプのドライバーなので、あまり楽はできないのかもしれません。
しかし、そこがまたいいところなのかもしれないですし、プレイヤー自身がもつ高いポテンシャルを発揮するには、このような『尖った性格』のドライバーがいいのかもしれません。
昔から、こういった硬派なドライバーは好きですし、今日はとても楽しめたので、これからもチャンスがあればどんどん試打していきたいです。
コメント
キャロウェイ
今回のドライバーは、ずいぶん上級者向けですね。
私の通う練習場には、キャロウェイのドライバーを使っている方が最近多くなり、やはり人気があるのだな、と思います。
私は、pingのG20を使っていまして、特に買い替えは、考えていませんでした。
ところが、会社の先般に、以前使っておられたドライバーをいただいてしまいました。
ホンマのBIG LBという少し前のモデルです。デカヘッドを見慣れた私には、かなり小さく見えました。
私は、星がいくつもついたホンマのドライバーなど、まさか使うことがあると思ってもいませんでした。マイクラブになってしまい、ビックリしております。
早速、打ちにいきましたが、やはり、良いものだな、と感じました。
golfdaisuki様が、特にアイアンを語られておられますが、私はドライバーを気に入りました。
これからは、コースでホンマを使ってみようと楽しみにしています。
2013-09-28 00:07 たかし URL 編集
BIG LBはとても懐かしいですね
いつもありがとうございます。
今回のこのキャロウェイのドライバーは仰るとおり、かなりユーザー層を絞っているように感じられました。
ビッグバーサから始まり、キャロウェイのドライバーは『シャロー』なイメージが強いですが、このドライバーはとてもディープでした。
X HOTもそうですが、やはりキャロウェイの人気はとても高いですね。
ホンマのBIG LBはとても懐かしいですね。
私はパーシモンヘッドを所有していました。
他のメーカーはパーシモンからメタルへとどんどん移行しているのに、ホンマは最後までパーシモンにこだわりつづけました。
その結果、経営がかなり厳しくなったと聞いています。
私は応援の意味もこめて、BIGLBを使っていましたが、やはり時代の流れには逆らえないものだと実感しました。
今もグッドフィーリングのドライバーはたくさんありますが、パーシモンと糸巻きボールのフィーリングに勝るものはありません。
芯を喰ったときの、あの何ともいえない『くっつき感』はたまりませんでした。
その後、ホンマもメタルやチタンヘッドを発売していきましたが、完全に時代の流れに取り残されてしまったような気がします。
しかし、それだけこだわりのあるメーカーですし、いい物を残そうという気概のようなものが感じられます。
ホンマにはいい思い出がたくさんありますし、これからも応援していきたいと思っています。
今度、コースで使われたときのご感想をぜひお聞かせください。
それでは失礼いたします。
2013-09-30 00:03 golfdaisuki URL 編集