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2013年08月22日
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テーラーメイド SLDR ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド SLDR ドライバー です。

シャフトは TM1-114 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は59g、トルクは3.7、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は314gです。

近未来的なデザインがとてもカッコいいテーラーメイドのニュードライバーです。
いつも思うことですが、テーラーメイドは本当に新商品のサイクルが早いです。
私は秋以降に出会えることを予想していたのですが、暑さ真っ盛りの今日、出会うことができました。
以前試打したモデルが『R1』だったので、今度は『R2』か『R3』かな?と思っていたのですが、全く違う名前になっていました。
『SLDR』とは、どんな意味があるのでしょうか?
R1ドライバーは、かなり複雑な調整システムになっていましたが、ちょっとシンプルになったように見えます。
しかし『すっきり感』があるので、私は好感がもてました。
R1は、ちょっと『ごちゃごちゃ感』がありました。

こうして見ても、シャロー感がありながらも、『塊感(かたまり感)』といいますか、『コブ』のような厚みも感じます。
こういった形状は、これまでのテーラーメイドのドライバーらしい感じがします。
物理的性能や調整機能などを抜きにして、あくまでも『ソールのデザイン』としては、R1よりも、こちらのSLDRのほうがカッコいいです。

ネックの長さは短めだと思いました。

ネックには当然ながら調整システムが搭載されていました。
自分の好きなシャフトを簡単に装着できるようになっているのでしょうか?

これまでのモデルと同じく、ロフトを調整できるようです。
このドライバーのロフト表示が9.5度ということですが、『リアル』は解りません。
ロフトを立てたり、寝かしたりすることが容易にできるのであれば、購入した後の失敗は少なくなるように思います。

このウェイトのようなものを動かすことができるのだということが一目で解ります。
ヒール側に寄せれば、重心距離が短くなってフェースターンしやすくなり、トゥ側に寄せれば、その逆になるのだろう・・・。という予想は容易に立ちました。

青い線が入っているので、このポジションが、いわゆる『ニュートラル』な状態なのだと思います。
ソール中央ではなく、ヒール寄りにあるのがミソだと思いました。
ヘッドの大きさや形状などからも、この位置が球のつかまりやすさなどからも、『中立』の位置なのでしょうか?

DRAW

FADE
私はフッカーなので、できればひとつだけトゥ寄りに寄せたいな・・・。と思ったのですが、専用の工具が見当たらなかったですし、まずはこのまま試打してみるのがいいだろうと思い、ポジションを変えることなく、試打することにしました。

顔はいい感じです。
久しぶりにテーラーメイドにブラックタイプが復活しました。(正確にはR1のブラックモデルがあったようですが、全くのニューモデルでは久しぶりだと思います。)
テーラーメイドの白いヘッドのドライバーの人気が爆発して、他のメーカーも追随するようになりましたが、また黒いヘッドにするところが面白いと思いました。
白いヘッドは今でもすごく人気がありますし、私も好きですが、できれば黒いほうが・・・。と思っていたので、この『ブラックヘッド』は大歓迎です。
ただ、『純粋なブラック』ということではなく、『メタリック系のブラック』のように見えます。
限りなくブラックに近いシルバーといった感じかな?と思いました。
どちらかといえば『逃がし顔』というよりは『つかまえ顔』に見えました。

バックフェースのところに、アクセサリーのような物があります。
これはどういった効果が期待できるのでしょうか?

セミシャローバック形状といっていいように思いますが、フェース側に厚みがあり、ディープフェースといっていいと思います。
昔のドライバーのように『ディープフェース&ディープバック』というのではなく、『ディープフェース&シャローバック』というコンビネーションになっています。
こういったところは、今の多くのドライバーと共通しているように思います。

素振りをしてみても、思っていたよりもしっかりとしていて、好感がもてました。
ハードな印象は無いのですが、頼りない感じはしませんでした。
多少『動く』シャフトではありますが、振り切る勇気を与えてくれそうだな・・・。と思いました。
各社、少しでも距離を稼げるように開発が進んでいますが、『振りきる』ということができないと、せっかくの技術も活かせないように感じるので、このドライバーはいい印象をもちました。
最新のドライバーでも、純正シャフトとのマッチングに疑問をもってしまうドライバーは少なくありません。
『カスタムシャフト』もラインアップされているそうなので、そちらも試してみたかったのですが、ちょっと見当たらなかったので、この『純正』のまま試打をすることにしました。

ボールを前にして構えてみても、とても好感がもてました。
すごく構えやすいです。
『シャロー感』がきつ過ぎないのがいいです。
いい感じで『塊感(かたまりかん)』といいますか、ゲンコツでボールを飛ばしていけそうな印象をもったので、距離を稼げそうな予感がしました。
こういったイメージは、やはり黒いヘッドのほうが出しやすいです。
白いヘッドもいいのですが、ヘッドに重量感を感じたいときは黒いヘッドのほうが向いているような気がします。
弾道の『速さ』もいいですが、それと同等かそれ以上に『重さ』をイメージしていきたい私は、黒いヘッドに魅力を感じます。
ラインも出しやすそうだな・・・。と思いました。
曲線というよりは直線で打ち出していきたいタイプで、大きなミスにはつながらないように感じました。
飛ばしていくエリアをあまり限定し過ぎず、いい意味である程度『アバウト』に打っていけそうな予感がしました。
『飛ばす』ということと同時に、『狙ったエリアに運ぶ』ということが易しそうなドライバーだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はややしっかりめ・・・。といった感じがしました。
柔らかいという感じはしませんでした。
しっかりと手応えのある打感です。
私は柔らかい打感が好きですが、このようなしっかりと球の抵抗感が感じられる打感を好まれる方は多いのではないでしょうか?

『音』は、はっきりとしています。
ちょっと響く感じがしました。
私はいつも左耳で音を聞く習慣がついているのですが、今日はちょっと左耳がジンジンするように感じられました。
インパクトが緩んでしまうような大きな音ではないのですが、もうちょっと小さくてもいいのかな?と思いました。
しかし、この音がいい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。
『音』という点で、R1よりもこちらのSLDRのほうがいいように思いました。
R1の音は、ちょっと馴染めなかった記憶があります。

『球のあがりやすさ』という点では、ある程度の『浮きやすさ』を感じましたが、硬派なところがありました。
吹き上がりにくく、かなりライナー系の球が出やすいドライバーです。
バックスピンの多さを気にすることなく、気持ちよく叩いていけるドライバーです。
FWなどの流れを受けて、このドライバーもかなりの低スピン化が進んでいるのでしょうか?
ヘッド自体は、ややシャローな印象もありますが、とてもしっかりとしたドライバーだと思いました。
明らかにヒッター向けといえるように思います。
R1よりも、多少タフになっているのではないでしょうか?
そういった意味では、このドライバーだと球があがりにくい・・・。ドロップしてしまう・・・。と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そういったときに『調整システム』が威力を発揮すると思います。
自分の好きなシャフトに交換するのはもちろん、ロフトなどを変えることによって、かなり自分に合わせやすくなるように思います。

『安定性』という点では、球のつかまりもいい感じですし、構えたときのイメージのまま打っていくことができたのですが、『寛容さが全開』といった感じはしませんでした。
今は、かなりイージーなドライバーがたくさんありますが、そういった意味でいえば、このドライバーは『易し過ぎない』ように思います。
もちろん、シビア過ぎるほどではありませんが、ある程度打点を揃えていく必要があるように感じました。
私はフッカーなので、このままのウェイトのポジションで、ドロー系が出やすいように感じましたが、スライスに悩んでおられる方はポジションを変えられたほうがいいのかもしれません。
『フェースアングル』は調整できないようです。

『飛距離性能』は、かなり好みが分かれると思います。
先ほども書きましたが、叩ける方には魅力的なドライバーだと思います。
日頃、バックスピン過多で距離を大きくロスしておられる方には、とても頼れる相棒になってくれると思います。
昔は低スピンのボールを打つには、相当の技術が必要でしたが、最近は『オートマチック的』に打てるようになりました。
そういったドライバーが今はどんどん増えてきていますが、このSLDRというドライバーは、その最たる物のひとつといっていいのではないかな?と思いました。
ただ、このドライバーでは球があがりきらずに、距離がでにくい・・・。と感じられる方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今の多くのドライバーが『易しさ』『球のあがりやすさ』という方向にシフトしていく中で、このドライバーはそれらとは一線を画しているように感じました。
ヒッタータイプの方を対象にしていると思います。
そういった意味では、ある程度ユーザーを絞りこんでいるのかもしれません。

『操作性』という点では、あまり意図的に曲げたいと思わせるドライバーではなく、できるだけ自分の持ち球の範囲で勝負したいという感じがしました。
ノーマルのポジションで球は充分つかまりますが、スライスも打つことができました。
昔のドライバーのように、あまり大きく右に曲げられませんでしたが、とりあえず対応してくれました。
ただ、ちょっと気持ち悪い感じがしたので、やはり自然に打っていくのが一番だと思いました。

先ほども書きましたが、テーラーメイドの新製品が発売されるサイクルの早さには、いつも驚かされます。
しかも、その製品がいつも斬新なアイデアだったり、他のメーカーがやっていないようなことをやっています。
白いヘッドから黒いヘッドに戻したのも、画期的だと思います。
テーラーメイドのファンの方で、白いヘッドのほうが好きだ・・・。という方はとても多いと思います。
白いヘッドは充分な市民権を得ました。

新製品を出しながら、それらをいつもテストしているような感じがテーラーメイドにはします。
白いヘッドの要望が大きくなれば、それに対応してくれるメーカーだと思います。
それくらい柔軟な対応をしてくれるメーカーだと思いますし、それがテーラーメイドのいいところのひとつだと思います。
白いヘッドはこれからも無くならないだろうと思います。
このSLDRの次のモデルは、また白いヘッドになるかもしれません。
次はどんなモデルなんだろう?という期待感を抱かせてくれるメーカーです。

今年試打したR1もいいドライバーだとは思いますが、色・デザイン・構えやすさ・音・物理的な性能(主に飛距離)など、あらゆる面で、このSLDRのほうが私は好感がもてました。
同時に打ち比べてみないと詳しいことは解りませんが、おそらくこのSLDRのほうが少し飛んでいるのではないかな?と思えるような力強いライナー系の球を高確率で打つことができました。
低スピン系の弾道がとても易しく打てるドライバーだと思います。
調整機能が複雑になり過ぎて、肝心の飛距離性能や打感や音などが犠牲になることもあると思いますが、このドライバーは多少シンプルになった分だけ、『距離』というものに特化していけたような気がします。
フェアウェイウッドに限らず、今年のドライバーも『低スピン』がカギになるような気がしました。
テーラーメイドファンの方は勿論ですが、白いヘッドよりも黒いヘッドを好まれるヒッタータイプの方には、是非おすすめしたいドライバーです。
コメント
SLDR
2014-08-13 09:43 よっスィ~ URL 編集
よっスィ~様。はじめまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
仰るとおりですね。
初めて試打したときはよく解らなかったのですが、その通りだと思いました。
この度は私の知識不足を補って頂き、ありがとうございました。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2014-08-16 01:13 golfdaisuki URL 編集
No title
2014-08-25 12:39 ころ URL 編集
ころ様。初めまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
このドライバーは本当に高性能ですね。
私の周りにもファンがたくさんいます。
私はまだ購入できていないのですが、とても魅力を感じています。
すごくいいドライバーなので、ずっと大切に使ってあげてください。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2014-08-30 00:20 golfdaisuki URL 編集