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2013年07月07日
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ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid です。

シャフトは SUPER S by MITSUBISHI RAYON CARBON です。
ロフトは22度、クラブ長さは40.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は65g、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は350gです。

アダムスのハイブリッドです。
先日試打した、IDEA SUPER S Hybrid 同様、かなり高機能そうな雰囲気があります。
プロアマ問わず、このハイブリッドが大人気だということを友人から教えてもらいました。

ソールのデザインはちょっと違いますが、SUPER S Hybrid同様、ソールの滑りがとても良さそうです。
『S』と『LS』という意味は何だろう?と思いました。
機能的な感じはしますが、その機能が邪魔をしていなさそうなところに好感がもてました。
色々なクラブを試打していると、時にはその機能ばかりが目立ってしまい、どう打っていいのかが解りづらいクラブもありますが、このクラブはそのまま素直に打っていけそうな予感がしたので、好感が持てました。

ネックは、かなり長いです。
こういったところはプロから支持されるところでしょうか?
今はメーカーによっては、ハイブリッド(ユーティリティ)でも、調整機能が付いている物もありますが、このクラブには付いていません。
しかし、ゴチャゴチャした感じがしないので、私はこれでいいと思いました。
ヘッドの大きいドライバーでは、ネックに調整機能が付いていても、構えたときにあまり目立たない利点がありますが、ヘッドを小さくしなければならない、ユーティリティではその機能が邪魔に感じられるときもあります。
そういった点で、このクラブは親しみやすさを感じました。
しかし、調整機能はこれからもどんどん進化していくような気がしますし、まだ『現在進行形』なのだと思います。

ソールに溝があるのは、SUPER S Hybridと同じでした。
やはり、大きな効果が望めるのでしょうか?

深さも同じような気がします。

しかし、このクラブにはソールのほぼ真ん中あたりにウェイトのような物が見られます。
これによって、最適な重心位置が保たれているのでしょうか?
ここがSUPER S Hybridとの大きな違いだと思いました。

クラウンの溝も特徴的です。
SUPER S Hybrid同様、かなりの効果が期待できるのでしょうか?
このクラブが大ヒットを続けると、いずれ追随するメーカーも現れるかもしれません。

シャローバックで、球があがりやすそうな印象を受けます。

XTDとはどんな意味があるのでしょうか?

顔はとても整っていて、オーソドックスな感じがしました。
打ち込んでいけそうな顔をしています。
黒いほうが締まって見えるので、私は好きなのですが、この白い色に魅力を感じられる方はとても多いのではないでしょうか?
ヘッドが大きく見えたほうが易しく感じる・・・。という方は多いと思います。
私は逆にある程度ヘッドが締まっていたほうが、ボールとの大きさのバランスがとれ、イメージを出しやすくなります。
スイング中のヘッドの動きなども勿論大切ですが、送り出すボールのイメージをより鮮明にしたいと思っています。
そういったときに、黒いヘッドだと私は易しく感じます。
『黒と白の接触感』といったらいいでしょうか?
黒いヘッドから白いボールにパワーが伝わるイメージを持ちたいと思っています。
しかし、これも『慣れ』という問題なのかもしれません。
私は白いヘッドに対する経験値がまだ足りないのかもしれません。

素振りをしてみても、まずまずです。
SUPER S Hybrid同様、この純正のシャフトでも、結構振っていけます。
タイミングが合いやすい感じがしました。

ボールを前にして構えた感じは、SUPER S Hybridよりも、こちらのほうが少し小顔に見えて、好感がもてました。
実際に見比べてみないと詳しいことはよく解らないのですが、おそらくこちらのほうが少し小さい顔のような気がします。
今度見比べてみたいと思いました。
出っ歯系で、フェース面がよく見えます。
球も拾いやすそうで、あがりやすそうな印象を受けます。
出っ歯がきつ過ぎないのがいいと思いました。
白いヘッドのせいか、ヘッドが大きく見えて、シャフトも短く感じられました。
膨張色の効果なのでしょうか?
形状自体に変なクセは見られないので、方向性による不安感はありませんでした。
楽な気分で構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずだと思いました。
強く手に響く感じではなく、無難な感じがしますが、『心地よい』というフィーリングとはまたちょっと違う感じがしました。

『音』は湿り気が無く、乾いた感じの音が耳に届きました。
ハードヒットしても、何の不具合も生じませんでした。
フィーリングで邪魔されることは一切ありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点でも、いいと思いました。
直打ちでも球を拾いやすく確実に浮かせてくれました。
打出し角が予想していたよりも高く感じました。
打つ前は、もう少しタフな感じを予想していたのですが、実際はそんなことはなく、とても親しみやすくて楽に上げてくれるクラブだと思いました。
ロフトが22度のハイブリッドやユーティリティをあまり使うことが無いので、逆に高くあがり過ぎてしまうのかもしれない・・・。という思いもあったのですが、それほどでもなかったので、これは実戦でも使っていけそうだぞ・・・。と思いました。
こういった角度で飛んでいってほしい・・・。というイメージにそのまま乗せていきやすいと感じました。
『高さのイメージ』を合致させやすいクラブだと思いました。
打出し角は高いのですが、高く上がって終わり・・・。というのではないのがいいと思いました。
確実にしっかりと前にボールを送り出してくれました。
ただ、どちらかというとスインガータイプの方よりもある程度HSがあるヒッタータイプの方のほうが合いやすいような気もします。
一般的な敷居の低さという点で考えると、先日試打したSUPER S Hybridのほうが多少低いのかもしれません。

『安定性』という点でも、いい感じでした。
構えたときの印象のままでした。
ラインを出しやすく、そこから大きくブレる感じがしませでした。
ある意味『オートマチック』的に打っていけるクラブだと思いました。
球がつかまり過ぎないのがいいと思いました。
気持ちよく振りきっていけます。
少々『つぶし気味』にヘッドを入れても、フェースが逃げずにしっかりとボールに喰らいついてくれる感じがとても良かったです。
応用が利くクラブだな・・・。と思いました。

『飛距離性能』という点では、かなり優れていると感じました。
率直に弾きのいいクラブだと思いました。
フェースにボールを乗せていく・・・。というよりも、明らかに『弾き飛ばして』いる感じがしました。
『スプリング効果』という言葉は昔からよく使われてきた言葉ですが、最近ではあまり耳にしなくなりました。
その言葉を思い出してしまうほど、このクラブは弾き飛ばす力が強いと思いました。
ライン出しに集中し、軽めに振っても確実に飛距離を稼いでくれました。
そういった意味では、『飛距離のオートマチック化』ができていると思いました。

『操作性』という点では、球がつかまり過ぎない分、どちらかというとフェード系のほうが易しいのかな?と思いました。
フッカーである私にとって、球が引っ掛かりづらいので、心強い存在になってくれそうです。
アイアンのように極端の大きく曲げられる感じはしませんでした。
曲げに言っても、あまり距離(キャリー)が落ちないところが気に入りました。

先日試打したSUPER S Hybridもいいクラブだと思いましたが、私はこちらのLSのほうが易しく感じました。
オートマチック感があるのですが、イメージを伝えやすく、距離のバラつきが小さいところに魅力を感じました。

私はアイアンに比べ、ハイブリッド(ユーティリティ)をコースで使う機会は少ないのですが、このクラブはとても親近感が湧きました。
次のラウンドで是非試してみたいと思いました。

どのような効果があるのか、私にはよく解りませんが、このクラウンの溝には大きな意味があるのだと思います。
ただ、できればこの効果を維持しつつも、溝が見えなくなるような工夫が施されていてもいいんじゃないかな?と思いました。
もちろん、構えたときに邪魔になるようなことはなかったのですが、できるだけ『プレーン感』といいますか『無垢』な感じで構えたい私はそこが少し気になりました。

プロが使っているということで、かなり難しいタイプなのか?と思っていましたが、そんなことは全くありませんでした。
かなり親しみやすいクラブだと思いました。
『ユーティリティブーム』といえば、PRGRのZOOMを思い出しますし、横田選手が使って大人気になりました。
このクラブ同様、品薄となり、納期待ちという状態が続きました。
かなり前のことになりますが、今と大きく違うのは『易しさ』です。
PRGRのZOOMは確かにロングアイアンよりは易しくなりましたが、それでも一般のゴルファーには敷居の高いクラブだったように思います。
そんなことを思い出してみると、このクラブが余計に易しく感じられます。
もちろん『誰にでも使える』というクラブではありませんし、ある程度のヘッドスピードがあったほうが使うメリットは大きいと思いますが、その敷居は決して高すぎないと思いました。

ドライバーも各メーカーから毎年ニューモデルが発売されていますが、最近はFWやUTの熱が高いように思います。
ドライバーの性能は今はとても安定していますが、FWやUTはもっと『伸びしろ』がありそうです。
特に競技に出ると、距離の長いパー3などもありますし、色々な場面でFWやUTを使う頻度が高くなります。
そういったときに、このような高性能なクラブが威力を発揮してくれそうです。
スコアメイクに欠かせない、ロングアイアンの距離をこうしたクラブが上手くカバーしてくれているように思いました。
今日はまだ球数が少なかったので、明確にイメージをしていくことができませんでしたが、もっと時間をかけて球数をこなしていけば、かなり頼れる相棒になってくれそうな予感がする頼もしいクラブです。
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