Pharaoh ドライバー(12.5度) - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2013年06月19日
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Pharaoh ドライバー(12.5度)

                 
Pharaoh ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは Pharaoh ドライバー です。



オリジナルシャフト

シャフトは オリジナルシャフト です。

ロフトは12.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフト重量は61g、トルクは2.8、バランスはC6、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は301gです。



正面

久しぶりに出会った、Pharaohのドライバーです。


昨年の秋に初めて出会ったのですが、とても衝撃的でした。


今のクラブは似たような物が多いなかで、このドライバーは明らかに異彩を放っています。


ヘッドだけでなくシャフトなどあらゆるパーツが赤いところと、軟らかすぎるシャフトが特徴的です。


昨年試打したクラブは『10度』でしたが、今日は『12.5度』のモデルに出会うことができました。


12.5度ということはブラッシーという認識でいいのでしょうか?


今は『飛ぶスプーン』が話題ですが、パーシモン時代のように『2番ウッド』が復活してもいいんじゃないかな?と思いました。


ただ、本数制限があるので、なかなかバッグに入れることは難しいと思うのですが・・・。



側面

12.5度ということで、10度のモデルよりも、少しシャローになっているのかな?と思ったのですが、こうして見る限り大きな変化はないようです。


適度なディープ感を感じました。


10度のモデルと、ロフト以外は全て同じ形状になっているのでしょうか?



ネック長さ

ネックの長さは、やや短く見えますが、これも10度のモデルと同じように見えます。



顔

やはり、この独特の『赤ら顔』が個性的です。


形状自体は大きなクセがないのですが、この赤い色は一度見たら忘れることはないだろうと思います。


今はナイキのドライバーが赤ですが、私はこのファラオのイメージのほうが強いです。


このメーカーのクラブはなかなか目にすることはないのですが、今日は運よく出会うことができました。


私はヘッドからシャフト、グリップにいたるまで全てオーソドックスな『黒』が好きなのですが、こういった赤い色に魅力を感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?



セミディープバック

セミディープバックといっていいと思います。


以前、10度のモデルを試打したときも、タフな印象は残っていないですし、さらにロフトが寝ているので、よりあがりやすくなっているような気がします。


同じ『飛ぶフェアウェイウッド』でも、スプーンならば『直打ち』で試してみたいですが、このクラブは『ブラッシー』という認識が私にはあるので、ティアップしてから打ってみようと思いました。



振り感

素振りをしてみても、やはりこのシャフトの軟らかさは強烈なインパクトがあります。


これだけ軟らかいのだから難しそうに感じるのが普通なのですが、以前試打したときも結構いい印象が残っているのが不思議に感じられます。


ただ、この軟らかさをコースで体感するには、私にはちょっと勇気が必要だと思いました。


練習場でじっくりと打って、この感覚を体に染み込ませていかないと、勇気がでません。


軟らかいシャフトは、スイングの矯正にとても役に立つので、このクラブは『トレーニング用クラブ』というイメージをもちました。



構え感

ボールを前にして構えてみても、悪い感じはしません。


この赤が目に付いて、少し目がチカチカしてしまいますが、慣れればどうということはないのだろうと思います。


こうして構えてみて、フェース面が結構見えるのですが、最初から『12.5度』だと解っているので、違和感はありません。


これがもし、『10.5度』と表示されていれば、違和感があったように思います。


最近のドライバーは形状よりも、『フェースの見え具合』で違和感があるものが増えてきました。


なので、試打をするときは、そのクラブの『表示ロフト』をあまり頭に入れないようにしています。


そうでないと、スイングに余計な動きが追加されてしまいそうになります。


意図しない方向に大きく曲げたくない・・・。という思いもありますが、それと同等なくらい高すぎる弾道は好きではありません。


高さを出していったときに高くあがってくれるのはいいのですが、低く打ちたいのにどうしてもあがってしまい途中から失速して距離が出ない・・・。というドライバーには魅力を感じません。


そういった意味でも、このクラブはドライバーというよりも、昔懐かしいブラッシーという思いがあったので、すごく楽な気分で構えることができました。


シャフトの軟らかさはちょっと気にはなりますが、以前試打したときのいいイメージを掘り起こして、打ってみることにしました。




試打を開始しました。

打感

『打感』は10度のモデルと同様、結構しっかりしていますが硬すぎることなく、嫌な感じはしませんでした。


球の重さをしっかりと感じることができました。


ロフトが寝ているからでしょうか?


このモデルは『球のホールド感』といいますか、乗っかる感じがありました。



打球音

『音』は高めで、はっきりとしていますが、嫌な感じはしませんでした。


できればもう少しおとなしめの音でもいいかな?と思ったのですが、このはっきりとした音に好感をもたれる方は多いのではないでしょうか?


小気味いい音といっていいように思います。



トゥ側

球もあがりやすくて、いい感じでした。


最近、こういったロフト(12.5度)というクラブで球を打つことが殆どないので、どのような上がり方をするのか興味があったのですが、ごく自然な感じでした。


ロフトも寝ていますし、シャフトも軟らかいので、かなり高~い弾道になってしまうのかな?と思っていたのですが、想像以上に抑えていくことができました。


やはりディープ系のヘッドだからでしょうか?


ただ、これはあくまでもティアップして打っているからだと思います。


これだけ軟らかいシャフトで直打ちする勇気は今日は出ませんでした。


すごいミスショットが出そうな予感がしました。


マイドライバーで直打ちするほうが易しく感じられました。


もうちょっと修行をして、再び挑みたいと思いました。



バックフェース

『安定性』という点でも、打つ前はかなり球がバラついてしまうようなイメージがあったのですが、意外とまとめることができたので、不思議な感じがします。


最初の数球は少し苦戦をしましたが、意外と早く慣れることができました。


10度のモデルを試打したときにも感じていましたが、この軟らかいシャフトをむちのようにしならせるイメージで飛ばせるクラブだと思いました。


私がビギナーの頃は、軟らかいシャフトもたくさんありましたし、そういったクラブでもよく練習していましたが、今はあまり見かけなくなりました。


もちろん、軟らかいシャフトは今でもたくさんあるのですが、種類の全く異なる軟らかさだと思います。


これだけ極端に軟らかいシャフトで練習すると、スイングも良くなるんじゃないかな?と思いました。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じではありましたが、今のドライバーの中でも特別秀でているようには感じませんでした。


もちろん、この『しなり』を利用して大きく打っていけるのですが、私にはその精度に自信をもてませんでした。


もっと確実性をあげていく必要があると思いました。


先ほども書きましたが、思っていた以上に弾道が高くなり過ぎないところに好感がもてました。


コースで使ってみたいとは、今日は思えませんでしたが、練習用としてたまに使ってみるのも面白いんじゃないかな?と思いました。



操作性

『操作性』という点では、この軟らかさでありながら、意外と扱いやすいので、不思議な気持ちになります。


すごく軟らかいので、インテンショナルなショットを打つのには、かなりの勇気が必要なのですが、球数をこなしていくうちに、どんどん馴染んでいくことができました。


ただ、油断をすれば私の場合、フックが出てしまいますし、なかなか打ち解けられないところもあったのですが、それは私のスイングが良くないからだと思いました。


できればあまり極端なことはしたくないクラブであることに変わりありません。



ヒール側

久しぶりに出会ったファラオのクラブですが、やはり独特な雰囲気があるな・・・。と思いました。


おそらくヘッドにも見えないところに色々な工夫が施されているだろうと思うのですが、私はとにかくシャフトばかりに気持ちが行きました。


ヘッド自体は赤という色以外は大きなクセのない印象があります。


シャフトは軟らかいですが、『クラブの面』を狂わせにくい印象がありました。


意外といいところに戻ってきてくれます。



ファラオ ドライバー

以前も書きましたが、今は個性の強いクラブが少なくて、似たようなクラブが多いです。


そういった意味でも、このドライバーはとても個性の強いクラブです。


まずは、この赤い色に目がいってしまいますが、振ってみればもっと個性的であることが感じられます。


このクラブは『超・軟らかいシャフト』が大きな特長だと思うのですが、もしできることならば違うシャフトでも試してみたい・・・。と思いました。



Pharaoh ドライバー

打ってみると、意外といい印象が残ったのですが、私は少し疲れてしまいました。


このシャフトにすごく気を遣っていたような気がします。


普段、何の気兼ねも無く、楽に打っているのだと実感しました。


改めてマイドライバーに対して親しみやすさを感じました。



Pharaoh ドライバー
 
このクラブはとても個性的で面白いと思いますが、正直いいまして、購買意欲は芽生えませんでした。


どうしてもコースで使うイメージが出ませんでした。


試合でなく、練習ラウンドでも使う勇気はなかなかでないだろうと思いました。


このクラブだけならばいいのですが、ゴルフは14本以内のクラブを使い分けるスポーツです。


このクラブのフィーリングに慣れてしまったら、他のクラブが全く打てないんじゃないかな?という不安が頭をよぎりました。


私にはもっと気を遣わなくてもいい、頼れる相棒の力を借りていたいと思いました。


Pharaohというメーカーは、私は全くといっていいほど馴染みがないのですが、これからのモデルにも注目していきたいです。

                         
        

                         

コメント

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ハル常住さん
golfdaisuki様、いつも楽しく拝読しています。このクラブを記事にされたのは2回目ですね。小生はこのクラブを使用しておりませんが(ワッグルだけさせてもらいました)、使っている方から聞いた話をご紹介します(既にご存じであればお許しください)。このドライバーは有名なレッスンプロであるハル常住さんが提唱する1軸打法(ハルメソッド)を習得した人が最も効果を享受できるように設計されたクラブだそうで、超柔らかシャフトに高トルクを付与し、シャフトが柔らかくてもねじれが少ないので打ち方さえきちんとマスターすれば、飛距離、方向性ともに間違いなく結果が伴うそうです。元サッカー日本代表の中田 英寿氏もこの打法(トレーニング法)の習得者とのことです。如何せん、人から聞いた話なので何か間違いがあればお許しください。
とても勉強になりました
Toshi様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

このメーカーのクラブについて、詳しく教えていただき、ありがとうございます。
私はこのメーカーのことを全くといっていいほど知らないので、勉強になりました。

私には難しいクラブではありますが、いい意味でとても個性的ですし、素晴らしいと思いました。

まだまだ日本にはいいクラブを造るメーカーがたくさんあるものですね。
それでは失礼いたします。