ヨネックス i-EZONE カーボンコンポジット アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2013年06月18日
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ヨネックス i-EZONE カーボンコンポジット アイアン

                 
ヨネックス i-EZONE カーボンコンポジット アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ヨネックス i-EZONE カーボンコンポジット アイアン の7番 です。



NS PRO 950GH

シャフトは NS PRO 950GH です。

ロフトは29度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、バランスはD1、キックポイントは中調子 です。



正面

ヨネックスのニューアイアンです。


とはいっても、最近のヨネックスのクラブは、よく似たデザインの物が多いので、ニューモデルだと手渡されるまでは気づきませんでした。


かなり前ですが、私はカーボンヘッドのドライバーが全盛の頃、ヨネックスのクラブとはお付き合いが密だったのですが、今はそれほど多く接してはいません。


もちろん、ニューモデルはいつも気になっていますし、その都度試打をしているつもりですが、正直あまりテンションが上がっていません。


このアイアンもひと目見て、おそらくこれまでの流れの中にあるアイアンだろうな・・・。と思いました。


斬新なデザインだとは思いませんでした。



側面

かなり大きなポケットのあるアイアンです。


これまでも同様のアイアンにたくさん出会ってきたような気がします。



彫りの深さ

しかし、かなり彫りが深くて個性的でした。


最近のアイアンの中でも、かなり深いほうだと思います。


ここまで深くて広いものは、あまり見かけなくなったような気がします。


この黒くて厚い物体は何なのでしょうか?


ヒットしたときに衝撃を和らげる『ショックアブソーバー』のような役目を果たしているのかな?と思いました。



ソール幅

予想通り、ソール幅は広いです。


ソールのウェイト

それだけでなく、ソールに異材が組み込まれているのが一目で解りました。


やはりタングステンなのでしょうか?


かなり低重心にこだわっているように見えます。



ネック長さ

ネックも短めですし、こうして見てもグースが効いているのがよく解りました。


これまでのところ、想像していたままのアイアンだな・・・。と思いました。


良く言えば『今風(いまふう)のアイアン』。


逆の意味で言えば、当たり前すぎて新鮮味に欠ける・・・。といったところでしょうか?


しかし、今はこの『当たり前』なところが求められているのかもしれません。



振り感

素振りをしてみても、まずまず・・・。


軽量感は感じるものの、特に変わった感じはしません。


こういったスペックなので、DGは最初からラインアップされていないことは承知していましたが、他にはカーボンシャフトが装着されたモデルがあったので、私はこちらの軽量スチールを選びました。



ミーリング無し

ミーリングはあるのかな?と思い、よく見たのですが、ありませんでした。


やはり、全体的にはミーリングが無いアイアンのほうが多数派のような気がします。


今はミーリングでも、それぞれ個性が感じられるので、見つけることを楽しみにしているのですが、このアイアンも含め、多くのアイアンには見られません。


それだけ製造コストがかかるからでしょうか?



構え感

ボールを前にして構えてみても、ある程度予想していた通りでした。


面長な感じで、グースも効いています。


私には『ラージサイズ』のアイアンといえるのですが、全体的に見れば『セミラージサイズ』といえるのかもしれません。


魅力を感じることはなかったのですが、違和感が強くて構えづらい・・・。ということはありませんでした。


こういったものだ・・・。と、最初から割り切っていました。


すごく気持ちが昂ってテンションが上がる・・・。ということは全く無く、淡々と見つめていました。


冷静でいられたのはいいことなのですが、もう少し気持ちの高ぶりが欲しいな・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は正直、もうひとつ・・・。という感じがしましたが、今はこういった打感も多いですし、特に大きなマイナスポイントではないと思いました。


とても柔らかくて心地いい感触・・・。というのではなく、どちらかといえば『しっかりした』感じの打感です。


この打感では、ボールの方向性やだいたいのキャリーが少しつかみづらいと感じました。


アイアンというよりは、『アイアン型ユーティリティ』を打っている気分になりました。


ユーティリティは距離を出していかなければならないので、ある程度の『曖昧さ』のようなものは仕方のないところなのかもしれませんが、こういった短い番手(7番)では、かなり繊細なフィーリングが欲しいところです。


クラブから伝わってくる情報量が、この打感だけでは、あまりにも少なすぎる感じがしました。


『意思の疎通』が取りづらいアイアンだと思いました。


こういったことを感じながら球数を多くこなしていると、私のビギナー時代からの悪いクセである『ヘッドアップ』をしてしまいそうな予感がしました。


それくらい、打った後のボールの行方が気になりました。



トゥ側

球はかなりあがりやすくて、タフな感じは全くしません。


見たままの性能です。


ソールに組み込まれている異材も効果を発揮しているのか解りませんが、かなりの低重心なのではないでしょうか?


それでいながら、ワイドソール過ぎないところに好感がもてました。


こういったタイプのアイアンならば、ダウンブローが苦手な方にも、易しく感じられるんだろうな・・・。と思いました。


横から払って打ちたい方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?



バックフェース

『安定性』という点でも、このアイアンの形状が、その高さを物語っています。


かなりスイートエリアも広く感じました。


少々の打点のブレにはびくともしない・・・。といった『たくましさ』のようなものを感じました。


『繊細さ』とは真逆のアイアンだと思います。



飛距離性能

『飛距離性能』が優れているのも、このアイアンの大きな特長のひとつだと思います。


かなり飛びます。


今はアイアンも『飛ばしてナンボ』なのかもしれません。


7番で、これだけ飛んじゃうんだから、それ以上の番手はあまり必要ないのではないかな?と、このような『スタンディングロフト』アイアンを試打したときによく感じるのですが、聞くところによると、このアイアンは『6番から』ということになっているそうです。


『5番から』というのが、ちょっと前までの流れでしたが、とうとうここまできたのか・・・。と思いました。


いずれ、アイアンは姿を消して、ドライバー、ウェッジ、パター以外は全てFWやUTになってしまうのかもしれない・・・。と少し不安に感じました。



YONEX i-EZONE Carbon Composite アイアン

確かに今のボールは低スピン化が進んでいて、球が浮きづらいと感じておられる方も多いと思います。


それで、こういった流れになっているのかもしれません。


ゴルフの醍醐味は色々とありますが、その中に『アイアンでグリーンを狙う』というのがあります。


この『狙う』という行為がとても楽しいです。


私はウッド系のクラブよりもアイアンやウェッジが好きなので、『狙う』ということにすごく魅力を感じています。


自分が狙ったようにボールが飛んでいき、グリーンをキャッチしたときには、何とも言えない幸福感を感じます。


なので、セッティングもアイアンが多いのですが、今はかなりの数のFWやUTを入れておられる方が多くなりました。


これからも、こういった流れが加速していくのでしょうか?



操作性

『操作性』という点では、意図的に操っていきたいタイプのアイアンではありませんでした。


最初に構えたときに、あまり細工をする気分になれませんでした。


何と言いますか、『無難な感じ』で試打を終えよう・・・。という気持ちが起こりました。


どうも気持ちが乗り切れませんでした。


実際はある程度の操作性もあるのかもしれませんが、今日はそういう気持ちが起こりませんでした。



ヒール側

このアイアンを初めて見て、試打を終えるまで、全く気持ちの上がり下がりが無く、ずっと淡々としていました。


心をどこかに置いてしまったような感じでした。


球もあがりやすくて、スイートエリアも広い・・・。


飛距離性能は特に優れている・・・。


という、まさに『今どきのアイアン』です。


アイアンも他のクラブ同様、1ミリでも飛んだ方がいい・・・。という方には、かなり魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?



YONEX i-EZONE Carbon Composite Iron

私のホームコースは砲台グリーンが多いので、このようなタイプのアイアンを使うにはかなり勇気が要ります。


もし、コースで使うとするならば、毎回『フライヤー』を打っているような気分になるんじゃないかな?と思いました。


今日は練習場で良かったな・・・。思いました。


キャリーもすごいですが、おそらくランもかなり多いような気がします。


私の未熟な技術では、このアイアンを使って、シビアな場面でボールを上手く止めることは至難の業だろうと思います。



YONEX i-EZONE カーボンコンポジット アイアン

ヨネックスの最新アイアンなので、おそらく他にも色々な工夫や技術が組み込まれているのだろうと思います。


しかし、私はそれを上手く感じ取ることができませんでした。


ちょっと表現は良くないかもしれませんが、ずっと大味な感じがしていました。


違ういい方をすれば『おおらか』といえるのかもしれませんが、私はずっと曖昧な感じがしていました。


『狙う』とか『止める』というイメージをもつことができませんでした。


方向性はある程度出していけるのですが、それがどこまで飛んでいくのか、『縦の距離感』を出していくのがすごく難しく感じました。



ヨネックス アイイーゾーン カーボンコンポジット アイアン
 
こういったタイプのアイアンは、これまでもたくさん出会ってきました。


今は距離がでるアイアンのほうが多いかもしれません。


ヨネックスは昔から距離にすごくこだわっているメーカーでしたが、アイアンにもそういったこだわりを取り入れているのだと思います。


距離感が全く合わなかったので、私にはとても難しいアイアンだと感じましたが、このような飛距離性能に優れているアイアンを求めておられる方には、とてもマッチしているのではないでしょうか?


私にはあまり縁のないタイプのアイアンだな・・・。と思いました。


今日は予定よりもちょっと早く切り上げて、ラーメンを食べて帰りました。

                         
        

                         

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