ホンマ BERES TW904 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2009年10月03日
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ホンマ BERES TW904 アイアン

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ホンマ BERES TW904 アイアン の7番 です。



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シャフトは NS PRO950GH です。

ロフトは33.5度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は95g、トルクは2.45、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は413gです。



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ホンマのニューアイアンです。


全体的にシンプルなデザインで、すっきりとしています。


バックフェースのデザインが、とてもセンスがいいと思いました。


先日試打した『TW914ドライバー』もそうですが、このアイアンは『TW904』というネーミングです。


『TW』というと、すぐに私は『タイガー・ウッズ選手』や『ツアーウェッジ』を連想するのですが、このホンマのクラブの『TW』にはどのような意味が込められているのでしょうか?


今度メーカー担当者に聞いてみたいと思います。



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『ソールの幅』も、決して『ワイドソール』といった感じではありませんでした。


80年代頃だと、結構広めのソール幅になると思うですが、今はこれより狭い物を殆ど見ることがありません。


見た目はシンプルでとてもカッコいいアイアンですが、昔のアイアンほど高重心な感じはしませんでした。



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『ホーゼルの長さ』も程良い長さだと思いました。


こういったところを見ても、すごく扱いやすそうな気がしますし、『コントロール性』を重視したアイアンなのだと思います。


本間らしいアイアンですし、メーカー問わず、こういったアイアンにはとても好感を持てます。



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殆ど『マッスルバック』といってもいいほどの、『彫りの浅い』キャビティアイアンです。


『マッスルバック』と『ハーフキャビティ』のちょうど中間の『スリークウォーターキャビティ』といえるのでしょうか?


以前はたくさん、こういった形状のアイアンがありましたが、今は『彫りの深い』アイアンが多いので、却って新鮮に映りました。


『マッスルバック』を日頃使い慣れておられる方には、『すんなりと入っていける形状』だと思います。



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素振りをしてみると、やはりその『軽さ』が強く感じられました。


正直いって、私には軽すぎますし、ややタイミングが合いづらい感じがしました。


「これは気合いを入れて打っていかないと、『ミスショットのオンパレード』だぞ・・・・・。」


と自分自身に言い聞かせました。



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ボールを前にして構えてみると、とてもすっきりとしていて構えやすく感じました。


昔からある『ホンマアイアンの顔』だと思います。


構えやすいと同時に、懐かしい感じがします。


『ラージサイズアイアン』全盛の今とあっては、かなりコンパクトなサイズだとは思うのですが、全くシビアな感じは伝わってきませんでした。


すごくいいイメージがナチュラルに出てくる感じです。


とても落ち着いた気分で構えることができました。




試打を開始しました。

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『安定性』という点では、最初少し苦戦してしまいました。


タイミングが合いづらく感じましたし、やや打点もブレてしまいました。


このアイアンは見た目の印象通り、結構『シビア』なアイアンだと思います。


『スイートエリア』も今のアイアンの中では、かなり小さめだと思います。


決してミスを受け入れてくれるアイアンではありません。


ミスの内容がそのまますぐに結果となって反映されるアイアンなのだと思います。


やはり『キャビティ』というよりは『マッスルバック』に近い感じだと思いました。


しかし、私はこのヘッドが難しいというよりも、やはりシャフトに難しさを感じてしまいました。


私が未だに打ちこなせていないシャフトではありますが、最近は試打する機会も増えてきて、次第に慣れてきたような気もしていたのですが、『R』というフレックスは想像以上に手強い感じがしました。



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振っていても、ややヘッドが暴れてしまう感じがしましたし、容易にタイミングをつかませてくれません。


スイングがブレているので、当然ボールが散らばってしまいました。


やはり私には難しいスペックだと思いました。


手だけでクラブを上げてしまう、私の悪い癖も出てしまっていました。


このようなシビアな設定のヘッドには、もっとしっかりとしたシャフトの方がお互いの『相乗効果』で、すごく打ちやすくなるのになあ・・・・。と思っていました。


しかし、これは軽量シャフトを未だに苦手としている私に対応能力が無いのであって、このシャフトが悪いのではありません。


今、主流といえるシャフトなのだと思いますし、かなりの高性能シャフトであることは疑いようのない事実だと思います。


ただ、『ミズノ』や『ダンロップ』『ブリヂストン』など、国内メーカーもモデルによっては、『ダイナミックゴールド』を『標準装備』してくれているので、ホンマもそういった流れになってもいいのではないかな?と、昔ながらの本間ファンである私は思いました。


その方が、こういったアイアンを求めておられる方にとって、『難易度』が下がるような気がしますし、選択肢も広がると思います。


その後も私はくじけることなく球を打ち続け、何とか打てるようになってきました。



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『球のあがりやすさ』という点では、すごくいい感じがしました。


このシャフトの上がりやすさも、すごく反映されているのだと思いますし、昔ながらの『拾いやすさ』『つかまえやすさ』を感じられ、適度に易しい感じに仕上がっていると思います。


最近は球のあがりにくいアイアンを見ることは無くなりました。


やはり幅広いユーザー層を獲得するには、『あがりやすさ』というのは、決して見逃すことのできない項目なのだと思います。


『左右のミス』には比較的シビアなアイアンは見かけますが、『上下のミス』には以前に比べ、比較的寛容になってきているような気がします。


勿論、実際は左右のズレよりも、上下のズレの方が大きなミスになる確率は高いのですが、最近はずいぶんと易しくなってきていると思います。


ソールが厚すぎたり、グースがきつかったりすると、私は却って『トップ球』を打ってしまうことがあるのですが、今日はそういったミスは出ませんでした。


ホンマのアイアンらしい、打ちやすさだと思いました。



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『打感』という点では、想像していた通りの『軟鉄鍛造アイアン』の感触です。


すごくいいです。


ただ、最近の『MPアイアン』や他のメーカーの『ハイレベル』なアイアンのような『澄み切った』とか『透明度の高い』感じではないような気がしました。


特に不満はないのですが、どことなく何かが足りない感じがしました。


やはり日頃使い慣れていないシャフトだからでしょうか?


ホンマのアイアンに対する、私の期待度はとても高いので、そのハードルが高くなりすぎているのかもしれません。


もっと球数をこなしていかなければならない感じもしました。



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『操作性』という点では、やはりこういったアイアンの『本領発揮』といったところだと思います。


見た目通り、すごく敏感に反応してくれるアイアンです。


『直進性』は高くないのかもしれませんが、それを上回る扱いやすさです。


このシャフトのせいか、それほどの速いヘッドスピードを要する感じもあまりしませんでした。


左右に曲げたり、高低をつけたりもしたのですが、やはりこのようなヘッドにはもっと『重量感』『粘り感』のあるシャフトの方が扱いやすく感じました。


その方が、精度の高い球を打っていくことができるだろうと思いました。


上げようとしなくても『上がっちゃうシャフト』なので、低く抑えていく球を打つのはとても困難な感じがしました。



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『飛距離性能』という点では、やはりこういったアイアンらしい『落ち着いた感じ』といいますか、決して『大きくはみ出ない』という感じがしました。


自分の感覚の範囲内で収めていける、安心感を与えてくれます。


勿論、決して飛ばないアイアンだとは思いませんでしたし、『マイアイアン』よりは確実に飛びます。


この『ロフト設定』もそうですが、改めて『NS PRO』というシャフトは高性能な『飛距離系シャフト』なのだと思いました。


やや『立ち気味のロフト』と、『NS PRO』は、とても相性がいいのだと思います。


打感が良く、操作性の高いアイアンを使いたいが、決して飛距離も大きく落としたくない・・・・。と考えておられる方には、頼れる相棒となってくれるのではないでしょうか?


最近の、こういったタイプのアイアンの中では比較的距離が出る方だと思いました。



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今日は、このホンマの新しいアイアンを試打することができて、とてもいい一日でした。


やはり『ホンマのアイアン』というのは、私にとって特別なものを感じます。


だいぶ形などは変わりましたが、このようなアイアンを見ているだけで、いつでも初心に戻れる気がします。


できれば『モグラマーク』をつけていてくれると、尚更良かったのですが、これも仕方のないことかもしれません。



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本来ならば、私の使い慣れているシャフトが挿してある試打クラブを使いたかったのですが、それは見当たらず、やはり『特別仕様』になってしまうのだそうです。


何だか淋しい気持ちになります。


勿論、メーカーは『売らなければならない』という実情があるのは解ってはいますが、もう少し幅広い対応をしてくれてもいいような気がしました。


今日試打した、このようなアイアンを使う方はおそらく『ダイナミックゴールド』を求めておられる方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?


もし、そのシャフトがあると、もっと私なりの印象度がアップしていったのは間違いないと思うのですが、これもやはり仕方のないことなのかもしれません。


『本間ファン』はこれからも継続していくこととし、又、次のモデルに期待したい・・・・・。と思いました。
                         
        

                         

コメント

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シャフト
golfdaisuki様

大阪kojiです。こんばんわ。
今回の試打レポートも楽しく拝見しました。

ホンマのとてもカッコいいアイアンですね。
容姿からも難しそうなイメージがヒシヒシと伝わってきて、かなり挑戦意欲を掻き立てられます。
ホンマの公式HPで確認すると、ダイナミックゴールドシャフト仕様も用意されているそうですが、受注生産になっていました。
このヘッド形状と難易度とその対象とするゴルファーから推測すると、ダイナミックゴールド装着モデルが標準ライアンナップに加わっていてもおかしくはないと思います。

先日もパナソニックオープンを生で観戦したのですが、プロのアイアンの弾道は、『低く打ち出して』『ギュンとホップして』『急角度で落下』『スピンが効いてキュッと止まる』というまさに理想的な弾道でした。

私もああいう弾道を目指して、下手くそなりに8Iや9Iなどのロフトの大きいアイアンで低く打ち出す練習をよくやっていますが、ハーフウェイダウンにかけてダイナミックゴールドの重さがかなり役立っています。
『重いから振れない』ではなく、『重さを利用する』に気づいたのはここ数年のことで、おかげで私の悪癖である手打ちも随分解消されたように思います。(と、勝手に自惚れています。)

体力の有るうちはダイナミックゴールドを使い続けたいと考えています。

次回のレポートも楽しみにしています。
では失礼します。
全くの同感です。
大阪koji様。こんばんわ。
いつもコメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

今回のこのアイアンはかなりいい感じがしました。

最近のホンマのクラブは、昔から比べるとかなりイメージが変わったような気がする物も多いですが、このアイアンは昔を思い出させる懐かしい感じがしました。

なので、本来ならば、昔通りの『ダイナミックゴールド』があるとすごく嬉しく思っていたのですが、残念です。


大阪koji様は、『重いから振れない』ではなく、『重さを利用する』と書いておられますが、全くその通りでして、なぜかみんな軽いシャフトに走ってしまっています。

クラブの重さを利用すると、すごくスイングが楽になりますし、安定性も増してきていいことずくめだと思うのですが・・・・。

健康な一般男子で、『ダイナミックゴールド』を振れない人は殆どいないと私は思っています。

野球のバットが振れる人ならば、ゴルフクラブなんてとても軽いものです。

野球のバットを振ることができない・・・・。という男性を私は聞いたことがありません。

勿論、年齢的なことなどから、きつく感じられてくるのは仕方のないことですし、クラブを変えていくことはとても理にかなっていると思います。

最初から軽いクラブを使うから、後でそれよりも重量のあるクラブが振れなくなるだけで、最初からこの重量感に慣れていると、全く苦にならない・・・。ということが私の後輩たちを見ているとよく解ります。

私は後輩たちに、クラブ選びにつきあって欲しい・・・。と頼まれたときは、なるべくシャフトはダイナミックゴールドを勧めていますし、実際彼らはそれでいい結果を出しています。

最初から『軽量シャフトの軽さ』を知らないで、この『ダイナミックゴールドの重さ』を『基準』として使っていくと、それがいい方向に向かっているような気がします。

別に根拠はないとは思いますが、私の周りのダイナミックゴールドを使っている後輩たちは、予想以上に上達スピードが速い感じがします。


そのようなことなどから、今回このアイアンにダイナミックゴールド装着モデルが無かったのが残念でしたし、ホンマはこれからもずっと『NS PRO』を『標準装備』していくようです。

なので、やや残念な気もしますが、これからもいいクラブを作り続けてくれることをホンマには期待したいと思います。

この度はどうもありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼致します。
試打会にて
こんばんはgolfdaisuki様。
今日はたまたま練習場で本間の試打会をしていたので、アイアンを試してみました。
溝規制ルールの関係上マイアイアンも2024年の一般の競技には使用できなくなるということで、次の候補を探していたところでした。
アスポートとこのべレスを打ってみました。
べレスの方が難しいとメーカーの方に言われたのですが、マイアイアンの重心距離や重心高がべレスと似通っていたからか、上手く打てて、好感が持てました。
またストロングロフトでない所も好感が持てました。
上記の大阪koji様やgolfdaisuki様のコメントを拝見させていただくと、私もDGにしたいのですが、私の場合はNSでゴルフを始めたため、NSの重さがしっくりきて、
DGに変えるとスイングが変わってしまい、ドライバーからSWまで買い換える恐れがあると以前他のゴルフ店員に指摘されたことがあります。
ゴルフに掛ける時間や費用がたくさんあれば、DGにシャフトを変えて、スイングも変えていきたいのですが、仕事を持つ一アマチュアゴルファーとしては、リスクを伴うことよりもシンプルにいきたいと思い、当分NSで行こうと思います。
(多分golfdaisuki様はDGでゴルフを始められたため、
DG向きスイングをされており、NSだとタイミングが
合わないのかなと思いました。)
本間はgolfdaisuki様の思い入れがあるメーカーのようですし、自社工場もあるようなので、品質は良さそうだと
感じました。
また様々なクラブを試打してみたいと思います。
golfdaisuki様の記事も更新のたびにチェックしていますので、今後とも楽しみに拝見させていただこうと思います。
本間のクラブには特別な思い入れがあります
波乗り涼太様。こんばんは。
いつもコメントを寄せて下しまして、ありがとうございます。

本間の試打会に行かれたそうで、とても素晴らしいことですね。
私は最近、本間の試打会には行けていないので、近くで開催されていたら、是非行ってみたいと思っております。

ベレスはとても素晴らしいアイアンですし、それを上手く打てた波乗り涼太様はとても高いスキルをお持ちの方だと思います。


また、アイアンのシャフトにしても、人それぞれだと思います。

私はダイナミックゴールドをずっと愛用していますが、NSプロも間違いなく高性能で素晴らしいシャフトです。

私が使いこなせていないだけで、その品質の高さは折り紙つきです。

これまで数多くのアイアンメーカーが採用してきていることも、それを実証しています。


どちらがいい・・・。というのではなく、自分に合った物がやはりベストなのでしょうね。

なので、NSプロが合っておられるのでしたら、それでいかれるのがベストだと思います。

私がゴルフを始めて頃は、今と違って選択肢がそれほど多くなかったので、必然とダイナミックゴールドになった部分もあると思いますし、私は今でもこのシャフトでゴルフを始めて良かった・・・。と強く実感しております。


仰る通り、本間のクラブとは永い付き合いでして、思い入れがあります。

今の本間のクラブは昔とはずいぶん雰囲気が変わったような気がしますが、ある意味『私を育ててくれたメーカー』だと思っております。

『PP-727』というアイアンが、私の今のアイアンのスイングを作ってくれたと今でも思っています。

本間のクラブは、昔から素晴らしいものばかりですので、是非試して頂きたいと思います。


また、これからも出来るだけ多くのゴルフクラブを試打していき、その都度記事にしていきたいと思いますので、よろしくお付き合い下さいませ。

この度はどうもありがとうございました。


それでは失礼いたします。