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2013年05月12日
テーラーメイド ROCKETBALLZ STAGE2 ツアー レスキュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド ROCKETBALLZ STAGE2 ツアー レスキュー の3番です。

シャフトは TM5-213 です。
ロフトは18.5度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは2.8、バランスはD2、キックポイントは先調子、クラブ総重量は343gです。

テーラーメイドRBZツアーのユーティリティです。
先日、FWを試打したのですが、このユーティリティと、よく似ています。
キャロウェイは『PRO』という名前で、ノーマルモデルと区別しているようですが、テーラーメイドは『TOUR』という名前を使っています。
表現の仕方は色々とあると思いますが、どちらにも共通しているのは、『PRO』も『TOUR』も、それほどタフではないということです。
親しみやすい印象が残っています。

ユーティリティクラブではありますが、かなりフェアウェイウッドに近い形状だと思います。
私はどちらかというとアイアン型に魅力を感じるのですが、このような形状を好まれる方のほうが多いのではないでしょうか?
アイアン型のユーティリティは、最近あまり見かけなくなりました。

予想通りのシャローバックです。
今はディープなクラブを見つける方が難しいのかもしれません。
こういった形状がメーカー問わず、今の『トレンド』になっているように思います。

ネックの長さは、これまでのRBZと同等に感じます。
こうして見ていても、ヘッドの大きさを除けばFWにすごく似ています。

ネックには調整システムがあります。
フェアウェイウッドでもそうですし、このシステムがあるか無いかが、ツアーとノーマルの大きな違いなのだと思います。
調整システムがあったほうが絶対いい・・・。とは断言できないところもありますが、ユーザーが自分の好みに合わせて打っていけるのは、とてもいいことだと思います。

試打するのは、この『STD LOFT』です。

LOWER

HIGHER
他には『LOWER』と『HIGHER』の2種類があります。
専用の工具が必要なので、今日は調整することができませんでしたが、どれだけ印象が変わってくるのか、とても興味があります。

このソールの溝も独特です。
この溝以外にも、色々な工夫が組み込まれていると思うのですが、やはりこの溝の印象がとても強いです。
前のモデルや、FWなどを試打して感じていたのですが、このモデルの大きな特長のひとつとして、フェース面のやや上で打ったほうがいいと思うのですが、かなり下めでヒットしても、それなりに弾いてくれる・・・。というところがあります。
上から打ち込むのが苦手な方で、払うイメージで打っていきたい方にも、比較的易しく感じられるのではないでしょうか?
ヘッドの形状なども、その要因があるのだとは思いますが、私はこの溝の効果が大きいような気がしてなりません。

顔はまずまず・・・。です。
やはり、この独特な模様が目に付くのですが、慣れてしまえば特に気にはならないのだと思います。
この模様にも、何か特別な意味が込められているような気もするのですが、私は無くてもいいな・・・。と思いました。
このモデルは『STAGE2』ということで、おそらく次のモデルは『STAGE3』になるのではないか?と思っているのですが、クラウンはどのような色で、どのような模様になるのでしょうか?

素振りをしてみてもユーティリティとしては、やや軽く感じますし、『ツアー』という名前がついていても、それほどタフな感じはしません。
シャフトも硬くないです。
多くの方に親しみやすくなるように造られているような気がしました。

ボールを前にして構えてみても、やはり独特な感じもしますが、たくさん見かけるようになりましたし、『こういったものだ』と割り切って試打してみることにしました。
できれば模様がなくて黒いヘッドも見てみたい気もしますが、テーラーメイドは、これからも白いヘッドでいくのではないでしょうか?
先日、違うメーカーの白いヘッドのクラブを試打していて、その『白い塗装の耐久性』や『汚れに対しての強さ』などが気になったのですが、このクラブはどうなのでしょうか?
白ということで、ずっと日に当たっていると黄色く変色してしまうんじゃないかな?と思うこともあるのですが、実際はそんなことは無いのかもしれないですし、打ったらすぐにヘッドカバーを付けるので、気にする必要はないのかもしれません。
球を打つ前に、こういったことが気になってしまいました。
ヘッドの形状自体に変なクセは無いですし、構えやすく感じました。
すごくいいイメージが強く湧いてきた・・・。というほどではなかったのですが、まずは無難な感じで打っていければいいな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、やや軽めではありますが、なかなかいい感じでした。
打点を少しずらしていくと、微妙に変わってくるのが面白いです。
ボールの抵抗感もほとんどなく、力強く弾き飛ばしてくれているように感じられました。

『音』は少しはっきりした感じの、小気味いい音です。
耳に『キン』とくることもありませんでした。
これまでたくさん経験してきた、テーラーメイドらしい音だと思います。
この音に魅力を感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ゴルフ場や練習場でも、こういった音をたくさん耳にするようになりました。

球はとてもよくあがってくれました。
『TOUR』といっても、タフな感じは全くしませんでした。
ノーマルモデルと区別する為に、メーカーが便宜上『TOUR』という名前を付けたんじゃないかな?と思いました。
このユーティリティのノーマルモデルはまだ試打していないのですが、おそらくかなり印象が近いような気がします。
今度同時に試打する機会があれば、打ち比べてみたいと思います。

『安定性』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
シビアな感じはしませんが、シャフトがもうちょっとしっかりしていると、もっとラインの幅を狭められたような気がします。
難し過ぎる感じはしませんが、少し『アバウト感』がありました。

『飛距離性能』という点では、いい感じでした。
ややライナー系で、力強く飛んでいってくれました。
あまり強く振ってはいないのですが、初速の速さを感じました。
『オートマチック的』に距離を稼いでいけるユーティリティクラブだと思いました。

『操作性』という点では、あまり意図的に大きく曲げることができなかったのですが、何とか左右にも曲げてみました。
しかし、あまり実戦で使えるような球筋ではなく、マニュアル的というよりは、できるだけオートマチック的に打っていきたいと思いました。

試打を終えて、まず感じたのが、予想以上に『易しい』ということです。
タフな感じは全くしませんでした。
ユーティリティで、ロフトが『18.5度』といえば、結構立っているほうかもしれません。
このロフトを敬遠される方も多いかもしれません。
しかし、このクラブはとても敷居が低く感じられました。
マットからの直打ちでも、充分過ぎるほど球を上げてくれたので、とても魅力的でした。

打感なども、なかなかいい感じでしたし、テーラーメイドユーザーの期待を裏切らないクラブだと思います。
もし、私が使うとするならば、シャフトなどにもこだわりたいと思いますが、全体的なバランスはとても取れているクラブです。
ヘッドのデザインはともかく、前のモデルの『RBZ』よりも、私はこちらの『STAGE2』のほうが好印象をもちました。
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