キャスコ D-MAX M.o.I ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


2009/06/05

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2009年06月05日
  

キャスコ D-MAX M.o.I ドライバー

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは キャスコ D-MAX M.o.I ドライバー です。



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シャフトはELASTER D4100です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は45g、トルクは5.9、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は291gです。



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ずいぶんと久し振りの『キャスコ』のドライバーです。


『キャスコ』といえば、『グローブの素晴らしさ』と『パワートルネード』が、あまりにも有名ですが、ドライバーでも以前『D-MAX』というドライバーを試打したことがあり、その好印象は今でもはっきりと覚えています。


あまり出会うチャンスが多くないメーカーですが、今日は久し振りに出会うことができて、とても嬉しく思いました。



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素振りをしてみると、その『軽さ』『シャフトの軟らかさ』が『特異』に感じられるほど、『異色の存在』という感じがしました。


正直、私にはかなり難しいドライバーのように感じられました。


なかなかタイミングが合わず、スイングがバラついてしまう感じがしました。


素振りをしながら、背中に冷や汗をかいている感じがしました。



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ボールを前にして構えた感じは、最近よく見られる形のヘッドだと思ったのと、このカラーリングが『パーシモンヘッド』を思い出させてくれ、とてもいい感じがしました。


『フックフェース』が、かなり目にはつきましたが、これも最近半ば『常識』となりつつある中で、慣れていくしかない・・・・・。と思いました。


形でいえば、それほど美しい感じはしませんでしたが、この『色』は、やはりかなり美しいと思いました。


私は自分が使うドライバーヘッドの色は、今ではほとんどが『黒』なのですが、このような色も大好きです。


昔のいい頃の記憶が蘇ってくるようでした。


ただ、やはりこのような形状と、振った感じから、いい弾道のイメージは湧いてきませんでした。




試打を開始しました。

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このような『大型ヘッド』なので、『慣性モーメント』が大きく、『安定性』が高い・・・・・。と書きたかったのですが、私は1球目からミスショットを連発してしまいました。


それも少々のミスではなく、かなり大きなミスショットばかりです。


このようなタイプのドライバーなので、かなり『易しく』作られているとは思うのですが、素振りをした時の印象そのまま、やはり私にとってはかなり難しいドライバーだと思いました。



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『球のあがりやすさ』という点でも、本当はかなり上がりやすい設計になっているのは、容易に想像できたのですが、1球目から『地を這うような低いライナー』になってしまいました。


まるで予想とは違う弾道になってしまいました。


構えた時に、色の美しさは感じながらも、いい弾道のイメージが描けなかったので、何とか気を取り直していいイメージで打とうと、何度も試みたのですが、それが全くできませんでした。


高く上がったり、低く『ドロップ』してしまったり・・・・・。と、かなりバラついてしまいました。



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『打感』という点でも、本来はもっといいのだろうと思うのですが、いかんせんこのミスショットばかりのせいか、その良さを全く感じることができませんでした。


私は色々な試打クラブと出会ってきて、その『打感の良さ』をよく楽しんでいるのですが、今日はそんな余裕が全くありませんでした。


何とかまずは、『普通の当たり』でも打とうとしたのですが、なかなか思うようにはいきませんでした。


かなり難しいドライバーだと思いました。


背中に流れる冷や汗の量が多くなっているような気がしました。



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『音』という点でも、決して嫌な感じはせず、好感を持てる感じだと思ったのですが、それほど強く感じている余裕がありませんでした。


『ナイスショット』が打てていないせいか、それほど『音』にも魅力を感じることがありませんでした。



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『操作性』という点でも、私はかなり苦戦してしまいました。


『フック』や『スライス』を打ち分けたり、『高低』をつける余裕が全くありませんでした。


むしろ、今はこの『ミスショット』を直していくことの方が先決だと思いました。


その後も、球数をこなしていったのですが、なかなか思い描いている球を打つことができませんでした。


大抵、苦手なタイプのドライバーでも、ある程度球数をこなしていけば、少しずつ慣れていることができるのですが、今日は全くできませんでした。



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『飛距離性能』という点でも、きっと様々な工夫が施されているのだろうとは思ったのですが、残念ながら、私はそれを体感することができませんでした。


『ドロップ』したり、左右に大きく曲がったり、高く上がりすぎたり・・・・・。と、なかなか弾道を安定させることができずに、大苦戦してしまいました。


私の未熟な技術では、このドライバーの高性能を堪能することができませんでした。


たまにいい当たりが出たのですが、それは全くイメージできていないときのショットであり、『たまたま』『まぐれ』以上の何物でもないと思いました。


ミスショットばかりが続き、私は焦っていたのですが、なかなか改善することができませんでした。



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何とか、このドライバーに慣れて、いいところを見つけてやろう・・・・。と思い、試打を繰り返したのですが、打てば打つほど深みにはまっていく感じがしました。


素振りの時にも感じていたのですが、この『軽さ』『シャフトの軟らかさ』『ヘッドの効きの弱さ』と、もうひとつ何かが、すごく難しく感じる大きな要因だと思いました。


そのひとつが何なのかは、なかなか解らないのですが、かなり『つかみ所のない感じ』がするドライバーだと思いました。


まったく『フィーリング』が活かされませんし、自分自身のスイングにまとまりがありません。


自分のスイングの悪いところばかりが出てきているような感じがしました。


私は自分のクラブと持ち替え、打ってみたのですが、今度はいい球を打つことができました。


やはり、このドライバーは私にはかなり『ハードルが高い』ドライバーなのだと思いました。


違うスペックだったら、何とか打っていけるかもしれない・・・・・・。と思い、違うスペックのドライバーを探してみたのですが、残念ながらこれ一本しかなかったので、これ以上私の腕ではいい球を打つことができませんでしたし、それ以上にいいスイングができませんでした。



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恥ずかしながら、今日の私はこのドライバーの良さを全く体感できずに終わってしまいました。


自分の腕の未熟さを痛感しました。


本当はもっとこのドライバーのいいところをたくさん紹介したかったのですが、本当のことしか書きたくないので、このようなありのまま、内容の乏しい記事になってしまいました。


こうして記事を書いている今でも、とても恥ずかしい気持ちでいっぱいです。


最近、少しはこうした自分には合わないスペックのクラブでも、それなりに打てるようになってきたと思っていたのですが、それは大きな『自惚れ』であり『錯覚』でした。


今日のように、ちょっと難しいドライバーに遭うと、すぐにメッキが剥がれてしまいます。


しょせん『付け焼き刃』だったのかもしれません。


私はもっと練習を繰り返し、再びこのドライバーにトライしてみたい・・・・・。と思いました。


今日は、どうやってもこのドライバーには太刀打ちできない感じがしました。


今年、試打したドライバーの中で私にとって、もっとも『タフ』なドライバーでした。
                         
        
                         

コメント

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管理人様はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております。

『MP-CRAFT S1』の試打日記を今か今かと待ち望んでおります!購入を検討しておりますので、もし試打をされて記事を更新なされた際には参考にさせていただきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
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yu-hiro様。初めまして。
この度は私の記事を読んで下さり、又コメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

私も『ミズノ MP-CRAFT S1』に出会えることをすごく楽しみにしています。
もし、試打クラブを目にすることができましたら、すぐにでもご報告させて頂きたいと思います。

これからもどうかお付き合い下さいませ。
それでは失礼いたします。
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はじめまして。 herb-uncleと申します。

最近、ワン公達の散歩でよくお会いする一世代上のワンとも(犬の散歩仲間をそう呼んでおります)の方と親しくなり、ゴルフのお誘いを受けるようになりました。

ただ、残念ながら、今はクラブも無く、ゴルフはやっておりません。ゴルフを止めてから20数年にもなります。

とても人柄の良さそうな方で、こんな方とご一緒すればゴルフも楽しいのではと思い、再開することを決意しました。

それ以来、毎日のクラブ探しが始まり、この試打日記に行き着きました。とても分かりやすく、ぶれない一本筋の通った評価に感嘆しきりです。

過去の試打日記を参考に、合うだろうなと思われる候補のクラブを選択し、毎日悩みながら楽しんでおります。

ゴルフすべてが大好きで、ゴルフ仲間を何より大切にされ、真摯にゴルフを楽しまれている、一番大切なところを教えて頂いているような気がします。

今後も楽しみに読ませて頂きます。
 
No title
herb-uncle様。はじめまして。
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

ゴルフを止められて20数年が経っておられるとのことですが、その頃は『パーシモン』全盛というか、それしかありませんでしたが、今の素材はすごく進化していますね。
ひょっとしたら『タイムスリップ』のような感覚を持たれたのかもしれませんね。

久し振りのゴルフ再開、おめでとうございます。
又、素晴らしいゴルフ仲間の方に出会えて、とても素晴らしいことですね。

やはり気の合う方とゴルフをやると、とても楽しいものですね。
私もゴルフ仲間には恵まれていまして、いつもいろいろな人達に助けられ、お世話になっています。

ゴルフが大好きで、そして好きで記事を書いているに過ぎないのですが、とても光栄なお言葉を賜りまして、恐縮する次第です。
と同時に、すごく恥ずかしくもあります。

今、クラブをお選び中のようですが、たくさんありすぎて、いろいろと迷ってしまいますし、それがまた楽しいものでもありますね。
私も、新しいクラブに出会えることが、嬉しくてたまりません。

herb-uncle様が、どうか素晴らしいクラブに出会えますことをお祈りいたしております。
これからもお時間がございましたら、また私の記事にお付き合い頂けると幸いです。

それでは失礼致します。
No title
こんにちは、しんのすけです。
golfdaisuki様にも今回のような事が有るのですね。
親近感が湧きましたw
自分もショップの試打クラブを試して「ナカナカ良さそうだ」と思い、いざ測定を店員さんにお願いすると全く当らなくなる。
なんて冷や汗ものの経験を何度かしました。
試打クラブが上級者向けのクラブで有れば有るほど嫌な汗が流れるものですw最近ではZR-30で経験しました(涙

最近カウンターバランスという概念が自分の中に生まれました。
今まであまり意識した事が無かったのですがグリップエンドを今までより少し余分に余らせて(結構長めに握る方でした)
トップでグリップエンドの向きを意識する事でクラブが勝手に綺麗な軌道を描いてくれる。
ついでに重いクラブも軽くシャープに振る事ができる。そんな感じです。
golfdaisuki様から見てこの開眼はどうですかね?
ご意見をお聞かせください。
自分の場合この様な開眼がナカナカ定着しないのが難点ですが・・・
それでは次回の更新を楽しみにしています。
お恥ずかしいかぎりです。
しんのすけ様。こんばんは。
今回は、とてもふがいない結果になってしまい、自分自身とても情けなく思っております。
もっと自分自身、初心に戻って練習をしなければ・・・・。と痛感させられました。

ところで、しんのすけ様が開眼された理論については、とても素晴らしいことだと思います。
そのようなことを感じられているしんのすけ様は、間違いなく感性が鋭い方ですし、上級者です。

グリップエンドを少し余らせて握る・・・。ということは、とても理にかなっていますし、正解だと私も思います。
私の師匠である、レッスンプロの話によると、元々クラブは最低指一本分余して握ることで、いいショットが打てるようになっているのだそうです。
それは、昔も今も変わらないことなのだそうです。

私の周りの『名手』を言われる人達をみていると、ほぼ間違いなく少しグリップを余して握っていますし、私も決してグリップ一杯まで長く握ることはしません。
その方がバランスよく振っていける感じがしますし、実際結果もいいです。

ちょっとでも飛ばそうと、グリップ一杯長く握りたいのは、ゴルファー心理なのかもしれませんが、一杯に握ったからといってそれほど大きく飛距離が伸びるわけでもないですし、それよりも短く握ることで、『ミート率』がすごく向上しますね。
『メリット一杯』といった感じです。


『ゴルファーが100人いれば、100通りの理論がある』


という言葉を聞いたことがあるのですが、今回しんのすけ様が仰っていることは間違いなく、素晴らしい理論です。
どうか続けていって頂きたいですし、そうすることで、しんのすけ様が益々上達されると思います。

1年後、2年後・・・。それ以降のしんのすけ様のご活躍がとても楽しみです。
色々な大会で活躍され、雑誌などでも取り上げられますと、普段雑誌を読まない私も購入させて頂きたいと思います。

応援させて頂きたいと思いますし、私も今回のことを反省して練習に励みたいと思います。

この度は素晴らしいコメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございました。
それでは失礼致します。