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2009年10月01日
ウィルソン Ci7 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ウィルソン Ci7 アイアン の7番 です。

シャフトは NS PRO950GH です。
ロフトは32度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD2、キックポイントは中調子です。

ウィルソンのニューアイアンです。

最近よく見られる『アンダーカットキャビティ』です。

『ホーゼルの長さ』も最近のアイアンにしては、少し長めなのかもしれませんが、私はこれくらいが丁度いいように感じられました。
素振りをしても、やはり今の『スタンダード』といえる『振り心地』です。
これから益々、こういった感じのアイアンが増えていくのだろうと思います。

ボールを前にして構えて感じは、やや大きめのヘッドと、そして何より『トップライン』の厚さが少し気になりました。
『グース』はそれほど強くない感じです。
全体的に、『構え感』は『まずまず』といった感じです。
構えづらい感じは全くしませんでしたが、見とれてしまうような美しい顔でもないように思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、『まずまず』といった感じです。
『吸い付くような』とか『球持ちがいい』といった感じの柔らかさではなく、手にしっかりと残る感じの感触だと思いました。
私の好みでいえば、打つのに夢中になるほどの感触ではありませんが、それほど大きく不満は残りませんでした。
最近は打感のいいアイアンが増えてきたように思いますが、このアイアンは正直『もうひとつ』かな・・・・?と思いました。

『安定性』という点では、やはり『アンダーカットキャビティ』の長所が活かされた、ハイレベルなアイアンだと思いました。
今日は正直いいまして、打点はズレるわ、タイミングはバラバラだわ・・・・。と、かなり内容の悪いショットをしてしまったのですが、それでもこのアイアンはじっと堪えてくれて、あまりショットに影響させないでくれているように感じられました。
私の悪いスイングに愚痴も言わず、無言でずっと付き合ってくれているような感じがしました。
普段使っている『マイアイアン』ならば、容赦なく即座に私を『突き放し』にかかり、目も当てられないボールが出てしまうのですが、このアイアンはそれを極力抑えていてくれる感じがしました。
このアイアンに申し訳ないなぁ・・・・。と思いながら、何とかショットが持ち直すのを待っていました。
最近、夏の疲れがどっと出て、体調を崩し気味なせいか、元々の私のレベルが低いせいか解りませんが、やや『セミスランプ』状態に入っているのかもしれません。
私程度の低いレベルで『スランプ』というのも、おかしな話ですが、絶好調でないのは確かだと思います。

『球のあがりやすさ』という点では、最近のアイアンらしいな・・・・。と思いました。
昔ながらの『ナチュラル』な感じというよりは、様々な技術が組み合わされることによって生み出された『サイボーグ的』な感じかな・・・?と思いました。
時折『薄目』に当たったりして、手に強く衝撃が残る感じがしたこともあったのですが、ボールは意外と上がってくれていて、手のしびれ感ほど、弾道は悪くない感じがしました。
球も拾いやすい感じがしますし、難しく感じるところがありません。

『ソールの幅』も広すぎず狭すぎず、程良い感じです。
私にとってはちょうどいい感じの『低重心率』なアイアンだと思いました。
これより度を超してくると、おそらく難易度が上がってくるような感じがしました。

『操作性』という点では、予想通りの感じ・・・。といいますか、見た目から伝わってくる感じの扱いやすさだと思いました。
このヘッドの大きさやクラブ全体の軽さなどから、微妙な『ニュアンス』を伝えづらい感じもしていたのですが、今日は何より私自身のレベルの低さが全ての原因だと思いました。
『スライス』『フック』も打ってみましたが、それほど曲がりやすい印象もせずに、どちらかというと『直進性』が強いアイアンなのかな?と思いました。
構えたときに、あまりいいイメージを頭に描くことができなかったのですが、それはこのアイアンのせいでなく、やはり私自身に原因があるのだと思いました。

『飛距離性能』という点では、やはりよく飛ぶアイアンだと思います。
今ではこれくらいが標準なのかもしれませんが、あれだけ私がミスショットをしても、ボールは信じられないくらいよく飛んでいます。
ミスショットしたのに、こんなに飛んでいては何だか申し訳ない感じがします。
やはりこのアイアンの持つ『ポテンシャル』がとても高いのだと思いました。
時々いい感じの『ナイスショット』を打つこともできたのですが、『ミスショット』との『落差』といいますか『誤差』も比較的小さい感じがしましたし、この『飛び性能』に慣れることができれば、意外と早く『縦の距離感』がまとめやすい感じがしました。

全体的に見ても、やはり今の標準的なアイアンなのだと思いますし、それほど変わった感じがしません。
今の潮流に乗った・・・・。といいますか、時代の流れに乗っているのだと思います。
それほど大きな個性は感じなかったのですが裏を返せば、それだけ今のレベルの高いアイアンがたくさんある中での、『高性能』といえるのかもしれません。
メーカー問わず、今のクラブはどれもレベルがすごく高いと思います。
ゴルファーの技術の進歩よりも、明らかにクラブの進化の方が加速していると思います。

初めて『アンダーカットキャビティ』を見たときは、結構驚いたものですが、今ではすっかりと見慣れてきました。
次は一体どんなアイアンが登場してくるのでしょうか?
最近は殆ど見られなくなりましたが、『中空アイアン』が結構好きだったので、また見られると嬉しいな・・・・。と思います。
各メーカー、いろいろな研究が進んでいるはずです。

本来なら、もっと球数を打って、このアイアンの実力を感じ取りたかったのですが、いかんせん使い手である、私自身がクラブに追いついていないので、また体調を整えてこのアイアンに挑戦したい・・・。と思いました。
今日は何だかこのアイアンに悪いような気がしました。
おそらくはもっと高いパフォーマンスを発揮できるのだろう・・・。とは思ったのですが、やはりクラブとゴルファーが『一体化』しなければ、いいショットは生まれないのだと思いました。

今日は早めに素振りを済ませ、入浴をし就寝しようと思いました。
そして体調の回復を図りながら、自分自身のレベルアップに努めていきたい・・・。と思いました。

近いうちに、またこのアイアンを手にしたいです。
コメント
中空アイアン
golfdaisuki様、体調はお戻りになられましたか?
確かに体調が良くない時、ボールを打つといつもと違う感じがすると思います。そう考えるとこのウイルソンの
アイアンは素晴らしいクラブだと感じました。
ところで中空アイアンはgolfdaisuki様が仰るように
あまり市場で見かけなくなりました。
それをいつも不思議に思っていましたが、
もしその理由や時代的な背景がお分かりであれば、
ご参考までに教えていただきたいと思います。
(かくいう私も地クラブメーカー、ミステリーの
中空を1年半使用しています)
ご面倒をお掛けしますが宜しくお願い致します。
2009-10-02 21:34 波乗り涼太 URL 編集
だいぶ元気になりました!
この度はコメントを寄せて頂きまして、また、私の体調をお気遣いくださいまして、ありがとうございます。
おかげさまで、少しずつ良くなっているように思います。
疲れたら、やはり早めに寝ることが一番だと思いました。
さて、中空アイアンについてですが、以前中空アイアンを作っていたあるメーカーのクラブ担当者から聞いたことなのですが、最近見かけなくなった理由についてですが、一番の理由は「あまり売れなかったから」ということだそうです。
見た目は『マッスルバック』に近く、打ちやすさは『キャビティ』といった感じの中空アイアンですが、見た目のインパクトがあまり大きくなかったのか、一般的にあまり支持されなかったようです。
それと『ポケットキャビティ』や『アンダーカットキャビティ』が登場してきて、それらの方が『設計自由度』が高く、より高性能になり、敢えて中空にする理由がないのだそうです。
『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』は今でも、順調に売れ続けているそうです。
やはり今は『易しさ』が求められている時代だと思いますし、見た目にも易しそうな『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』に人気が集中するのかもしれませんね。
アイアン型のユーティリティは今でも『中空』が殆どだと思いますが、アイアン自体は『キャビティ』が主流なのだと思います。
中空アイアンは確かに素晴らしいアイアンですが、メーカー側もやはり売らなければならない・・・・。という実情があるので仕方のないことかもしれませんね。
以上が私の知っているところなのですが、お力になれましたでしょうか?
これからもどうかお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2009-10-03 02:15 golfdaisuki URL 編集
ご回答ありがとうございました
だいぶ体調がお戻りになったと伺い、良かったです。
秋は夏の疲れが知らないうちに出てくるのかもしれませんね。
さて、私の質問にお答えいただき、誠にありがとうございました。売れないという理由で作らないのは残念ですが、メーカーにとって売れる売れないは死活問題かと思いますので、致し方ないのかなと思います。
中空やマッスルは手入れがしやすいいい一面もありますね。(ポケキャビは砂が入ったりしたら手入れがしにくいように思われます)
また中空、マッスルは原始的スタイルで見ていて飽きがこないと思いますので、あとは使い手の好みかもしれません。
また今後もこのHPを覗かせていただき、何かありましたら書き込みさせていただこうと思います。
それではご自愛ください。
2009-10-03 21:21 波乗り涼太 URL 編集
中空やマッスルバックはやはりいいアイアンですね。
再びコメントを寄せて頂きまして、ありがとうございます。
「中空やマッスルは手入れがしやすいいい一面もありますね。(ポケキャビは砂が入ったりしたら手入れがしにくいように思われます)」
と書いておられますが、全くの同感ですし、波乗り涼太様はクラブを大切にされる『ゴルファーの鑑』といえる方だと思います。。
クラブの性能も大切ですが、やはり手入れのしやすいアイアンがいいですね。
私も初めてポケキャビやアンダーカットキャビティを見たときは、手入れが難しそうだな・・・・。と思ったことをよく覚えています。
今は色々な形状のクラブを目にしますが、やはりいい物はずっと残っていって欲しいですね。
この度はどうもありがとうございました。
これからもなるべく体調を整え、記事を書いていきたいと思いますので、よろしくお付き合いくださいませ。
それでは失礼致します。
2009-10-04 02:24 golfdaisuki URL 編集