エスヤード BOLD ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記


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2013年03月30日
  

エスヤード BOLD ウェッジ

                 
S-YARD BOLD WEDGE 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは エスヤード BOLD ウェッジ です。



オリジナルスチールシャフト

シャフトは オリジナルスチールシャフト です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、バランスはD4、クラブ総重量は472gです。



正面

とても珍しい、エスヤードのウェッジです。


これまでエスヤードはドライバーやアイアンは試打したことがあるのですが、ウェッジはおそらく初めてのような気がします。


この全体的なルックスも、とても個性的です。



ソールの穴

まず目に付いたのが、ソールにある4つの丸い穴です。


見事にくり抜かれています。


この目的はもう『一目瞭然』です。


『高重心』にする為です。


ソールをくり抜いて、ソール部分の重量を少なくして重心を上げています。


昔はプロのウェッジなどでも、よく見かけていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。


最初から製品として、このようになっているのは、すごく珍しいことだと思いました。


他のメーカーには見られない、いい個性だと思います。


やはり、こういった個性には魅力を感じます。


今年の1月に『T.388』というドライバーを試打したときにも感じていたのですが、エスヤードはずいぶん変わったような印象をもちます。


すごくいい方向に向かっているような気がします。


T.388ドライバーのことは、今でも強く心に残っています。


ああ、またあのドライバーを試打したいな・・・。と思いました。



トップラインのウェイトのような物

ソール部分がくり抜かれているだけでなく、トップラインのところにも、ウェイトのようなものが3つ見られます。


おそらくウェイトの役目を果たしているのだろうと思うのですが、この役目もやはり『高重心』にする為だと思います。


昔は鉛でプレイヤーが自分好みに調整してきていた工夫が、今はメーカーが最初からこのようにしていく時代に突入したのかもしれません。


微妙な調整はやはり今でも鉛が一番だと思いますが、こういった思い切った設計はすごいと思いましたし、好感が持てます。


見るからにスピンが効きそうですが、全体的に『黒染め』なので、余計そう感じさせます。


黒染めでノーメッキだと、いい感じで錆びていくのがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


私の周りには、わざと水を張ったバケツにクラブを入れて錆びやすくしている人もいます。


私にはなかなかできないことです。


クラブを水で洗ったらすぐに乾いたタオルで拭いて、あとはアイアン用のオイル(私の場合KURE5-56)を塗ってベストな状態に維持しておきたくなります。


使っていくうちに錆びてしまうのは仕方のないことですが、わざと錆びさせたくはありません。


大切な相棒に風邪を引かせてしまっては申し訳ありません。



ミーリングあり

ミーリングがあるのかな?と思って、よく見てみたのですが、やはりそれらしいものが見られました。


今はメーカーによって、色々なタイプのミーリングがありますが、このエスヤードのウェッジはスコアラインと並行に細かなミーリングのようなものがありました。


どれだけスピンのこだわっているんだろう・・・?と思いました。


ミーリングがあればどれだけスピン性能が上がるかは、微妙なところかもしれないですし、ミーリングのタイプによって、それぞれ違ってくると思うのですが、こうして見る限り、このBOLDというウェッジはすごくスピン性能にこだわって作られているように感じました。


ルールに違反しないのであれば、こういった工夫はどんどん進めて欲しいと思っています。



バックフェースの形状

この角度から見ても、今では『少数派』といってもいい『キャビティ形状』です。


ウェッジではあまり見られない形状です。


やはり、こうすることによって、適度な重心位置がキープされているのでしょうか?



彫りの深さ

こうして見ていても、やはり独特なウェッジだと思いました。


しかし、私は高重心なウェッジは大好きです。


昔からたくさん手にしてきました。


ウェッジにもアイアンなどと同様に、かなりの低重心を好まれる方もいらっしゃるとは思いますが、ウェッジが低重心過ぎるとスピンが掛かりづらいですし、たとえ掛かったとしてもグリーンにバウンドしたらほどけやすい印象があります。


ある程度高重心で、しっかりと押さえこんでいけるとスピンが掛かりやすくなるので、アグレッシブなゴルフがしやすくなります。


低重心=易しい


高重心=難しい


というイメージをもっておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではなくて、あえて高重心のほうが易しく感じられることもあるのだと私は思っています。


『新溝ルール』があるので、これからはこういった『高重心ウェッジ』が求められるのではないでしょうか?



ソール幅

ソール幅は、普通だと思いました。


このウェッジは58度なので、SWという認識でいいと思うのですが、SWとして考えると少しソールが狭いような感じもします。


しかし、極端に狭いとは思いませんし、特に変わった感じはしませんでした。


他の番手のウェッジだと思えば、ずいぶん見慣れたソール幅のような気がします。


ソールも丸みを帯びていて、抜けが良さそうだな・・・。と思いました。


トゥからソールにかけて、テーパーもきつくありません。


比較的、ストレートに近い幅だと思います。


今は、こういったタイプのウェッジが増えてきました。



ネック長さ

ネックの長さも、標準的です。


かなり高重心にこだわっていそうなので、極端なロングネックなのか?と思っていたのですが、特に長いとは思いませんでした。


しかし、しっかりと長さもキープされていますし、いい感じで球を押さえこんでいけそうな予感がしました。


スルーボアとか、ショートホーゼルのウェッジだと、少し難しそうな印象をもってしまうこともあるのですが、これくらいの長さがキープされていると、扱いやすそうに感じられます。


私はこういう雰囲気をもったウェッジが大好きです。



K.K. Forged

ホーゼルには『K.K. Forged』と記されてありました。


Forgedは『鍛造』でいいと思うのですが、『K.K.』って何だろう?と思いました。


いずれにせよ、すごくこだわって作られているようです。



S-YARD オリジナルグリップ

このエスヤード オリジナルグリップも独特です。


最近よく見かける、『しっかりとした』といいますか『凹凸を感じやすい』グリップです。


しっとりとなめらかなフィーリングとは、またちょっと違いますが、こういったフィーリングを好まれる方も多いのではないでしょうか?



S-YARD BOLD ウェッジ 振り感

素振りをしてみると、予想以上に軽さを感じました。


総重量が472gなので、SWとしても標準的な部類に入ると思うのですが、それでも私は軽く感じました。


装着されているオリジナルのスチールシャフトが、何となく手元側にバランスを感じたせいなのかもしれません。


やや物足りないかな?と思えるほどの軽量感がありました。


ただ、シャフト自体はしっかりとしていますし、頼りない感じはしません。


ウェッジには『先軽感』があったほうが扱いやすくて易しい・・・。と感じられる方には、すごく振りやすく感じられるのではないでしょうか?


最初はイメージと合わなかったのですが、素振りを繰り返して、次第にフィーリングが馴染むようになりました。


振った感じでは、ヘッドよりもシャフトが面白い・・・。という印象が残りました。



構え感

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。


色々な機能が詰め込まれているウェッジなので、少しゴチャゴチャした構え感なのか?と思っていたのですが、実際はそんなことはありませんでした。


比較的オーソドックスな『和顔』といえるような感じがします。


少しグースも効いてはいますが、極端ではないので、苦手意識は芽生えませんでした。


うまくボールを拾っていけそうな印象がありました。


『カット』のイメージを出しやすいウェッジだと思いました。


私はこういうイメージを抱かせてくれるウェッジが好きで、特にバンカーで威力を発揮してくれます。


最初は『オートマチック的』な印象をもっていたのですが、こうして構えてみると『マニュアル感』もじゅうぶん感じられます。


操作していきたい・・・。細工をしたい・・・。という思いがある私は、こういった扱いやすそうな雰囲気のあるウェッジは大好きです。


トップラインのところに組み込まれていたウェイトのような物の印象も、こうして構えているといい感じで消えていました。


自然に構えることができました。




試打を開始しました。

フェース面

打感はまずまず・・・。といいますか、なかなかいい感じでした。


実際に打つまで、このウェッジの打感がイメージできなかったのですが、打ってみるといいフィーリングを得ることができました。


外観からか、何となくつかみにくくてボヤけた打感なのかな?と思っていたのですが、そうでもありませんでした。


しっかりとインパクトを感じることもできました。


フェース面にはミーリングのようなものもありましたが、それほど『食いつき感』は感じられませんでした。


ただ、しっかりとボールを乗せてくれるので、フォローでも距離感を出していける感じに好感がもてました。



トゥ側

『球のあがりやすさ』は普通のSWと同等です。


特にタフな感じもしません。


シャフトもしっかりとはしていますが、変なクセはありませんでした。


気持ちよくボールを拾っていくことができ、それをフェース面に乗せて、狙った落とし場所まで運んでいける易しいウェッジだと思いました。


バンスはそれほど効いているようには感じなかったのですが、ほんの少しだけ開きづらい感じもしたので、もし購入したら、少しヒール側のところを削るのではないかな?と思いました。


『高重心』というと、球があがりにくそうなイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうでもないので、決して敷居の高いウェッジではないと思います。



バックフェース

『安定性』という点では、普通だと思いました。


特に難しく感じることもなかったですし、これくらいが『58度ウェッジらしさ』といえるような気がします。


色々な工夫が組み込まれているので、少し『腫れぼったい感じ』があるのかな?と思ったのですが、球を打ってみると、すごくシンプルな感じがしました。


『筋肉』はあれど、『贅肉(ぜいにく)』は無い・・・。といった感じがします。



S-YARD BOLD WEDGE

『スピン性能』は高いと思いました。


インパクトのときの『食いつき感』は強くなかったのですが、いい感じでボールを止めてくれます。


強くバックスピンが効いて、芝から煙が上がってしまうようなイメージではないのですが、コンスタントにボールを止めてくれるウェッジだと思いました。


このウェッジは勿論、新溝ルール適合モデルですが、これがもし『角溝』だったら?と思うと、ワクワクしてしまいました。


ミーリングがよく効いている感じはあまりしなかったのですが、適度な重心の高さがボールを押さえこんでいけているのか、いい感じでピタピタ止まってくれました。



距離感

距離感も合わせやすくて、易しいウェッジだと思いました。


初対面ではあっても、すぐに打ち解けあったような感じです。


構えたときのイメージ通りの高さで、着地させたい場所にボールを優しく包み込むように運んでいってくれました。



操作性

操作性という点でも、扱いやすくて好印象をもちました。


これだけロフトが寝ているので、左右に大きく曲げることは難しいですが、『高低』もそうですしロブ系の球も打ち易く感じました。


球数をこなしていけばいくほど『オートマチック感』が薄れ『マニュアル感』が強くなりました。


『操作したい』という思いがある私は、こういったタイプのウェッジには好感がもてます。


面白いウェッジだな・・・。と思いました。



S-YARD BOLD WEDGE

スコアラインもちょっと変わっているので、練習後の掃除にちょっと時間が掛かりそうに感じられました。


ヘッド全体の形状は比較的オーソドックスではありますが、フェース面が少し変わっていると思いました。


スコアラインやミーリングにも強い個性を感じました。


他のメーカーのウェッジにはなかなか見られない、斬新さがありました。



S-YARD BOLD ウェッジ
 
とても珍しいウェッジでしたし、強い個性が感じられました。


今のウェッジで、ここまで『高重心』にこだわった物は無いのではないでしょうか?


ソールに穴の開いたウェッジを雑誌などで見たことがあるけど、使ってみたことがない・・・。という方にはとても興味深いウェッジといえるのではないでしょうか?


ウェッジに高重心というのは、切っても切れない関係があるように思います。


外観はとても個性的で、少しゴチャゴチャした印象もあったのですが、メーカーがウェッジに求める性能を形にしたら、このようになったのだと思います。


構えやすさが犠牲になっていないので、すごくいい印象をもちました。


今度もしチャンスがあれば日頃、扱いなれているスチールシャフトでも試してみたい・・・。と思いました。



ヒール側

スピン性能は高いと思いましたが、予想していたような『激スピン』だとは思いませんでした。


インパクトの時に、強く引っかかるといいますが、喰いつき感もそれほど感じなかったせいなのかもしれません。


スコアラインの『耐久性』も少し気になりました。


しかし、高いスピン性能があることは間違いないので、ウェッジにスピン性能を求めておられる方には是非試していただきたいと思いました。


このウェッジの値段を聞いて、ウェッジとしてはかなり高価なので、少しびっくりしてしまいましたが、それだけメーカーがこのウェッジに自信をもっているのだと思いますし、開発や製造などにもコストが掛かっているのだと思います。


ドライバーでも『高価だから飛ぶ』とか、ウェッジでは『高価だからスピンが掛かる』というものでは必ずしもありませんが、このウェッジの値段にはしっかりとした『理由』があるのだと思いました。


また機会があれば試してみたいと思いましたし、このウェッジのことをもっと深く知りたいと思いました。


今日はできなかったのですが、バンカー練習場でも試してみたいと思いました。


先ほども書きましたが、ドライバーから始まって、このウェッジもそうですが、エスヤードに対するイメージがすごく変わってきそうです。


親しみやすさが増しました。


これまではちょっと親しみづらいスペックのクラブが多かったので、あまり親近感は湧いていませんでした。


しかし、これからは期待できそうです。


この流れでいくと、いずれマッスルバックアイアンなども発売されるのでしょうか?


そんなことを考えるとワクワクするのですが、これからのエスヤードのクラブに期待していきたいと思いました。

                         
        
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数字では表せない何か
golfdaisuki様、小生もこのWedgeが気になって、最近S-YARDとのコラボを強くしている某量販店で試打させていただきました。K.K.は小林 健治氏(新社長)のイニシャルで21.5は重心位置(ここが最適らしいです)のことだそうです。ショップのゲージで打っただけすが、何か数値に拘り過ぎて、大切なものが足りないという感じです。大切なものとは、打感(軟鉄が持つ独特の柔らかさやヒッティングポイント部の肉厚感のようなもの)であったり、ユーティライゼーション(応用性)のようなものです。ウエッジはありとあらゆるシーンで最後の切り札として頼ります。バンカー、ヘビーラフ、ベアグラウンドなど様々です。確かにこのクラブは花道からスピンの効いた低い球でピンポジションまで突っ込んでいけるイメージが持てますが、それ以外のシーンでは結果に差が出る(融通が効かない)のでは?という印象を持ちました。ウエッジはロフトが寝ているクラブです。ロフトが寝ている分、ボールのヒッティングポイントは状況によって大きく異なります。ライの良いバンカー(固い砂もOKでしょう)、フェアウェーや花道などはまさしくこのクラブの出番ですが、ウエッジって、もっと「無茶ぶりされる出番」が多いと思います(特に運悪く小生に所有された場合は・・・)。小生が単純にこのクラブの優れたコンセプトを使いこなせないだけの話なのだろうと思いますが、Wedgeの切り札として信頼を寄せる相棒になれるかどうかは小生には微妙という印象を持ちました。
KKって、たぶん……
設計者 小林健治氏(現SヤードCEO 前遠藤製作所社長)のイニシャルではないか?と思います。
いつも楽しみにしております。
今後も頑張って下さい!
Toshi様。私も同感です
Toshi様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

ところで、このエスヤードのウェッジですが、とても斬新で面白い存在だと思いました。

『K.K.』の意味を教えてくださり、ありがとうございます。
私はいつも不勉強なので、知らないことが多すぎます。
私の知識不足を補っていただき、感謝しております。

私もToshi様と同感で、このウェッジは面白いな・・・。とは思いましたが、購入して使いたいとは思いませんでした。

しかし、こういった色々な観点から作られるクラブはいいものだと思いました。
似通ったクラブが多いので、どうしても『個性』を求めたくなります。

この度はどうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

それでは失礼いたします。
試打日記ファン23号様。はじめまして
試打日記ファン23号様。はじめまして。golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして誠にありがとうございます。

このウェッジのことについて教えて下さり、ありがとうございます。
なるほど、そういった意味があるのですね。
私はまた何か特別な技術が込められていて、その名前かと思っていました。

とても勉強になりました。
私はいつもクラブに対する知識が不足していて、反省しております。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
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