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2013年03月07日
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テーラーメイド ROCKETBALLZ STAGE2 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド ROCKETBALLZ STAGE2 ドライバー です。

シャフトは TM1-213 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は60g、トルクは3.8、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は304gです。

テーラーメイドRBZシリーズドライバーのセカンドモデルです。
先日フェアウェイウッドを試打しましたが、今日はドライバーを試打することができました。
やはり、色合いなどがよく似ています。
これまでは、ウェイトはヘッド後方とか、トゥ側やヒール側に配置されたものが多かったのですが、このドライバーは、ややトゥ寄りにひとつ配置されています。
こうすることで、重心深度を浅くしているのでしょうか?
これまでとは逆の発想かもしれません。

クラウンの独特な模様も、FWと共通するところです。
私は、この模様が無いほうがいいように思うのですが、逆にこの模様があるほうがいい・・・。という方もいらっしゃると思います。
こういった模様は、おそらくヘッドを大きく見せないような工夫なのではないか?と思っているのですが、できれば単色のほうが、構えやすいような気がします。
このドライバーはフェースが被っているようには見えませんでしたが、もし被っていたとしても、この模様が目立つことにより、違和感を少なくする効果もあるのかもしれないな・・・。と思いました。

前のモデル同様、このドライバーにも、あの独特な溝がありません。
FWやUTには見られる溝も、ドライバーにはありません。
やはり、強度的な問題や反発係数によるものなのでしょうか?

ネックには当然ながら調整システムが搭載されていました。
聞くところによると、ロフトの調整ができるのだそうです。

今日は、スタンダードロフトで試打することにしました。


他にも『LOWER』『HIGHER』ポジションがあります。
つまり、3種類のロフト調整ができるということなのでしょうか?
こういったシステムがまだ無かった頃に比べると、すごく画期的なことだと思いますが、R1のような複雑な調整ができるドライバーに出会ってしまうと、このドライバーの調整機能がすごくシンプルに見えます。
私は複雑過ぎるものよりも、できるだけシンプルなほうが親しみも持てるので、これくらいでもいいかな?と思いました。
要はヘッドやシャフトの『基本性能の高さ』が重要になってくるのだと思います。

セミシャローバック形状といっていいと思います。
極端に薄すぎる感じはしないですし、これくらいだと美しく見えますし、ある程度叩いていけそうな予感がします。

ボールを前にして構えてみても、この特徴的な模様が目に入りますが、特に違和感などはありませんでした。
気持ちも昂ることなく、落ち着いた気分で構えることができました。
見惚れてしまうようなことはなかったのですが、気持ちが乱れることもありませんでした。
シャロー感も感じましたし、ヘッドが膨張色だからでしょうか?
『46インチ』という長さは感じませんでした。
やや軽めにも感じられますが、軽すぎるほどでもないので、気持ちよく素振りできました。
まずは細工をせずに、シンプルに振っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、結構しっかりめだと思いました。
硬すぎる感じはしなかったのですが、どちらかというと柔らかめの打感を予想していたので、このしっかり感は少し意外でした。
しかし、苦手意識をもってしまうようなフィーリングではありませんでした。

『音』は少し大きめではありますが、全く問題ないと思いました。
強く叩いていったのですが、音が『暴走』することはありませんでした。
インパクトが緩むこともありませんでした。
先日試打した『R1』は音がちょっと馴染めなかったのですが、このRBZステージ2の音には、特に違和感はありませんでした。
すぐに馴染むことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、このシャロー感らしい、敷居の低さを感じました。
弾道も高いですし、ドロップする感じはしません。
キャリーをしっかりと稼いでいくことができます。
もし、このドライバーが『浅重心設計』であったとするならば、もっとライナー系の弾道かな?と思っていたのですが、実際は『高弾道系』のドライバーだと思いました。
タフな感じは全くしませんでした。

安定性という点でも、予想していた以上に易しく感じました。
シャフトも軟らかいですし、46インチという長さから、少し打点がブレてしまいやすそうな印象をもっていたのですが、予想以上に真ん中付近にまとめていくことができました。
打点が大きくブレる感じはしませんでした。
結構振っていったのですが、それでもまとまっていました。
スイートエリアも、ある程度広いだろうと思うのですが、それよりも大切なのは、いつも『芯で打たせてくれる』ということなのかもしれません。
このドライバーには、不思議な魅力を感じました。

『飛距離性能』という点でも、この反発の強さ、弾道の高さ、吹き上がり感の小ささ・・・。から、かなりのポテンシャルをもっていると思いました。
強く振っていっても、ヘッドが当たり負けしないところも気に入りました。
今度実際に打ち比べてみたいと思うのですが、今日の感じだと、おろらく『R1』よりも、この『RBZステージ2』のほうが私にとっては大きなポテンシャルを期待できるのではないか?と思いました。
物理的な性能もそうですが、何よりも『インパクトを邪魔しない』のがいいです。

『操作性』という点では、あまり曲げたくなるタイプのドライバーではありませんが、とりあえずトライしてみました。
あまりいい感じに意図的に曲げることはできませんでしたが、この少ない曲がり幅の中で勝負していきたいと思いました。
左を気にせず気持ちよく振りきっていけるところもいいと思いました。

これまでのテーラーメイドの『白いドライバー』の中で、最も購買意欲を刺激されました。
海外製ということで、価格も抑えられているようですし、かなりコストパフォーマンスが高いと思いました。
先日試打した『R1』も、すごくいいドライバーだと思ったのですが、もし私が買うならば、このRBZステージ2ドライバーだと思います。

前のモデルよりも、次のモデルのほうが必ずしもいいとは限らない・・・。と、私は色々なクラブに出会ってきて強く感じるのですが、このRBZドライバーに関しては、私はこのニューモデルのほうが気に入りました。
おそらく距離も出やすくなっていると思います。

これまでの流れを見てみると、テーラーメイドはおそらく、ずっと白いヘッドを発売していくと思うのですが、これがもし、これまでの黒いヘッドや美しいブルーだとしたら、どんな感じなのか、興味が湧きました。
性能的にもそうですし、価格的にも敷居が高すぎないので、とても親しみやすいドライバーだと思いました。
またすぐに『ステージ3』が発売されるのでしょうか?
テーラーメイドはとにかく商品サイクルが速いので、商品としての『旬』は短いかもしれません。
しかし、『性能の旬』はずっと続くので、使い続けていくことができます。
これからも、どんなクラブが登場してくるのか、とても楽しみです。
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