ミズノ JPX 825 フォージド アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2013年03月05日
  

ミズノ JPX 825 フォージド アイアン

                 
ミズノ JPX 825 フォージド アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ミズノ JPX 825 フォージド アイアン の7番 です。



NS PRO 950GH HT

シャフトは N.S PRO 950GH HT です。

ロフトは31度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は94,5g、キックポイントは中調子、バランスはD0 です。



正面

ミズノJPXシリーズの新しいフォージドアイアンです。


フォージドらしい、いい雰囲気があります。



側面

JPXアイアンはMPアイアンに比べ、シャープさよりも丸っこい感じの物が多いですが、このアイアンもやや丸みを帯びていながらも、いい形状にとどまっています。


厚ぼったかったり、膨らんだりした感じがないので、打ちやすそうな印象をもちました。



彫りの深さ

彫りの深さも、しっかりとあります。


アンダーカットも入っていました。



ソール幅

ソール幅は、ほぼ標準的な感じがします。


ワイドソールではないと思いました。


トゥ側からヒール側へ、テーパーも効いているな・・・。と思いました。



ネック長さ

ネックは、やや短い感じがしますが、極端ではありません。


これくらいの長さは、これまでもたくさん出会ってきました。


JPXアイアンらしい長さといえるのかもしれません。



構え感

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。


MPアイアンのようなシャープで研ぎ澄まされた印象とは、またちょっと違いますが、JPXアイアンらしい顔で、とても構えやすく感じました。


やはり、ミズノのアイアンは、構えやすくなくてはなりません。


他のメーカーよりも、ハードルは自然と高くなってしまいます。


『美しいからミズノ』といえるのだと、私は勝手に思っています。


『易しさオーラ』がすごく出ていました。


それは形状による易しさと、ミスに寛容そうな易しさの両方が合わさったオーラです。


思わずため息が出てしまうような美しさとは、またちょっと違うのですが、すごく楽な気分で構えることができました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は、軟鉄らしい、ソフトな打感です。


これまでのJPXフォージドアイアンと同等のソフトフィーリングです。



トゥ側

球もあがりやすくて、とてもイージーです。


すごく敷居が低いアイアンだと思いました。



バックフェース

『安定性』という点でも、このキャビティ形状をフルに使った寛容さがあると思います。


そして、『構えやすさ』が、より易しさに拍車をかけているのだと思いました。


やや軽量ではあるのですが、1球目からミスをすることもなく、いい感じで打つことができました。



飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、かなり優れています。


『フォージドアイアン』というと、一般的には『飛距離』よりも『距離感』を重視した物が多いように思いますが、このアイアンは明らかに『飛距離系アイアン』といえるように思います。


アイアンには軟鉄のフィーリングの良さと、キャビティの易しさを求めつつ、飛距離にも妥協したくない・・・。という方にはピッタリのアイアンといえるのではないでしょうか?



操作性

『操作性』という点では、まずまずでした。


易しさが強く感じられるアイアンですが、扱いやすさも失われていないと思いました。


それは、やはり比較的オーソドックスな形状による構えやすさが大きな要因なのかもしれません。



ヒール側

・構えやすさ

・打感

・易しさ

・飛距離


という点が全て及第点以上のアイアンだと思いました。


今の多くのゴルファーがアイアンに求める性能を全て持ち合わせているように思います。



MIZUNO JPX 825 FORGED IRON

アイアンメーカーとして名高い、ミズノらしいアイアンといえるようにも思いますが、正直、これまでのJPXフォージドアイアンとどこが大きく違っているんだろう?と試打しながら考えていました。


おそらく、それほど大きくは変わっていないように思います。


親しみやすくて、いいアイアンだな・・・。とは思ったのですが、『目新しさ』とか『斬新さ』は全く感じませんでした。


これまで、何度も出会ってきた感じがします。



MIZUNO JPX 825 FORGED IRON

ただバックフェースのデザインをちょっとだけ変えて、名前を変えているだけのように思います。


勿論、メーカーサイドからは、色々なところが大きく変わっていて、性能もアップしている・・・。という声が聞こえてくるのかもしれませんが、私は試打をしていて、あまり大きく変化しているようには思えませんでした。



ミズノ JPX 825 フォージド アイアン

しかし、それはこのアイアンが『古めかしい』とか『性能が良くない』というのではなく、ただいい具合に『変化していない』といえるのだと思います。


メーカー問わず、今の多くのアイアンはこういった『既視感』をすごく感じますし、それがまたいいのかもしれません。


奇をてらったアイアンよりは、こういった『常識範囲内でのマイナーチェンジ』がいいのかもしれません。



ミズノ JPX 825 フォージド アイアン

私はJPXのアイアンには、あまり接する機会が無いのですが、易しくてとてもいいアイアンだと思ったので、まだゴルフを始めたばかりの後輩にも勧めてみようかな?と思いました。


ゴルフを始めるときには、こういったフィーリングのいいクラブを使っていったほうが絶対にいいと思っています。


マッスルバックやハーフキャビティのような『厚み』のある打感を最初から味わっていたほうがいいとも思うのですが、まずは『親しみやすい』アイアンを勧めたくなります。


しかし、その人のモチベーションの高さによっては、いきなりハーフキャビティなどの打感のいいアイアンを勧めることもあります。



MIZUNO JPX 825 FORGED アイアン
 
『MP』と『JPX』は、かなり個性も違うように思いますし、ミズノは上手く『ブランド分け』できているように思います。


このアイアンはJPXのなかでも、MPに近い雰囲気もあって、いい印象が残りました。
                         
        

                         

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