ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 CB アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2013年02月27日
  

ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 CB アイアン

                 
ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 CB アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 CB アイアン の7番 です。



N.S.PRO MODUS3 TOUR120

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR120 です。

ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、トルクは1.9、キックポイントは中調子、バランスはD1、クラブ総重量は428gです。



正面

ツアーステージのニューアイアンです。


ツアステらしい、とてもカッコいいデザインです。


軟鉄の風合いもたまりません。


ただ、バックフェースのデザインなどは、これまでのモデルと酷似している感じがします。



側面

こうして見ていても、やや『面長感』が伝わってきます。


キャビティらしい易しさも感じますが、決して大味になっていないところが、ツアステらしいところだと思います。


やはり、X-BLADEはカッコいいアイアンでなくてはなりません。



彫りの深さ

彫りの深さも、結構あります。


ポケキャビなどではなく、昔からの本格的な『ノーマルキャビティ』といっていいのだと思います。


何となくなのですが、昔大人気だった『MR-23』というアイアンを思い出していました。


これまでのブリヂストンの流れを汲んでいるような気がしましたし、すごくスタンダードなアイアンだと思っていました。



ソール幅

しかし、思っていた以上にソール幅が広いことが驚きでした。


これまでたくさんツアステアイアン(X-BLADE)に接してきましたが、ここまでワイドな物はあっただろうか?と思いました。


記憶をたどってみたのですが、やはり思いつきません。


ワイドソールが苦手な私は、ちょっと嫌な感じだな・・・。と思ってしまいました。


少し緊張感が出てきました。



ネック長さ

ネックは短めです。


こうして見ても、最近よく見かける、いわゆる『頭でっかち』なアイアンです。


グースも多少効いているように見えました。



オリジナルグリップ

このツアーステージのオリジナルグリップが、すごくいいです。


ツアステアイアンは、ずっとこのツアーベルベットタイプを採用してくれているので、私はすごく親しみを感じます。


グリップはクラブの中で、最も消耗の激しい部分だと思いますし、頻繁に交換をしなければならないパーツですが、ツアーステージのグリップはきちんと発売されているところが嬉しいです。


他のメーカーのオリジナルグリップは、発売されていない物も多いので、最初にクラブを買って、グリップ交換をするときに、違うグリップになってしまうのが残念です。


そういったところをブリヂストンはきちんと対応できているところが、歴史のある大手メーカーのいいところだと思います。



BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 709 CB アイアン 振り感

素振りをしても、まずまずです。


私はモーダスの経験値が低く、できれば普段振り慣れているDGを・・・。と思ったのですが、他の打席の方が使っておられるということで、このモーダス装着モデルを試してみました。


もう少し重量感があってもいいような気もしますが、特に大きな不満はありませんでした。


このモーダスも、今はすごい人気のようで、コースなどでも使っておられる方をたくさん見かけるようになりました。


DGは重いけど、NSPRO 950は軽すぎる・・・。という方には易しいシャフトなのかもしれません。


私の周りにも、クラブの重量(特にシャフトの重量)に、あまりこだわっておられない方もいらっしゃるのですが、とても大切なところなので、気にして欲しいと思っています。


クラブは、まず『重量』が大切です。



構え感

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。


ツアステX-BLADEの名にふさわしい『美顔』です。


グースも多少効いていますが、殆ど気になりません。


面長な感じがしますし、セミラージサイズといっていいように思います。


私はもう少し小顔が好みなのですが、これくらいの『小さすぎず大きすぎず』という大きさに好感をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


シビアさは感じられず、とても易しそうな雰囲気が伝わってきました。


形がとても整っていました。


何といいますか、こうして構えてみても、主張してこないのがいいです。


こちらの色に染まってくれそうなアイアンだな・・・。と思いました。


いいイメージを出すことができました。




試打を開始しました。

BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 709 CB IRON
 
しかし、最初の4球はダフってしまいました。


4球連続で、ボールの手前にソールが着地してしまいました。


形状は美しくて構えやすい部類のアイアンなのに、ダフってしまったことに少し焦ってしまいました。


ただ私の中で、その大よその原因がつかめていましたし、こうなることも少しは予想していました。


その原因は、やはり『ワイドソール』です。


どうしても、私はソール幅が広く感じると、ダフってしまう悪いクセがあります。


これはずっと昔から直りません。


何故だか、自分でも解らないですし、もっと練習を積んで克服していかなくてはいけないのですが、まだ対応できていません。


普段、あまり振り慣れていないモーダスシャフトということもあるのかもしれない・・・。と、ほんのちょっとだけ思ったのですが、やはり原因は『ワイドソール』です。


一旦打席を外して呼吸を整え、缶コーヒーを一口飲んで、気持ちを落ち着かせて、再度トライしてみました。




再び試打を開始しました。

フェース面

『打感』は軟鉄らしいマイルドなフィーリングです。


とても心地よい感触が手に残ります。


こういったフィーリングはツアステアイアン(X-BLADE)を手にしたときから約束されていたことだと思います。


その約束を裏切らない、グッドフィーリングなアイアンでした。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、ごくノーマルな感じです。


程よい低重心も効いているのか、タフな感じは全くしません。


多少グースは効いていますが、ボールも普通に拾っていくことができました。



バックフェース

『安定性』という点では、こういった形の整ったアイアンではありますが、シビアな感じは全くせずに、易しさを感じました。


このカッコ良さに加え、ある程度の寛容さも持ち合わせていると思います。


いい意味での『鈍感さ』といったらいいでしょうか?


多少のミスヒットにもブレることなく、しっかりと目標まで運んでいってくれるアイアンだと思いました。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、私の感覚ではやはり飛ぶ印象がありますが、今はこれくらいがスタンダードなのかもしれません。


X-BLADEなので、いわゆる『アスリートアイアン』といっていいと思うのですが、最近はこういったアイアンでもストロングロフト化がすごく進んできました。


やはり、少しでも飛距離を稼いでいきたいのでしょうか?


私が使うならば、7番アイアンは『34度まで』という線引きをしているので、このアイアンだと、ちょっと立ちすぎていて、使いづらい部分があるような気がしました。



操作性

『操作性』という点でも、思っていた以上に良い印象が残りました。


構えた時に少し面長に見えたので、どうかな?と思ったのですが、全く問題ありませんでした。


左右へ曲げるのも難しくはありませんでした。


ややアップライトに感じたせいか、球も予想以上につかまりやすく、1球目からドローボールを打たせてくれました。


しかし、もし私が購入するのであれば、やはりライ角も見直すだろうと思います。



ヒール側

操作性もいいですが、どちらかというと『セミオートマチック』的なアイアンだと思います。


いわゆる『半自動タイプ』といったらいいでしょうか?


球のつかまりやすさを利用しながら、なるべく直線に近いイメージで打っていけるアイアンだと思いました。


球数をこなしていけばいくほど、『マニュアル感』よりは『オートマチック感』のほうが強く感じられました。



BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 709 CB IRON

ツアーステージらしい、カッコ良さがありながら、キャビティの易しさも充分に兼ね備えているアイアンだと思います。


私はしばらくツアーステージのアイアンを購入していませんが、ツアステファンの方は、『要注目』といえるのではないでしょうか?


ツアステアイアンを使ってみたいけど、難しそうなので・・・。と敬遠しておられる方も、是非一度試してみられてはいかがでしょうか?



ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 CB アイアン

今までは、各メーカーのニューモデルは秋以降に登場してくることが多くなりましたが、最近は年明けに多くなっているような気がします。


キャロウェイやテーラーメイド、ナイキ、そしてブリヂストン・・・。など、大手有名メーカーの新商品にたくさん出会えるので、私たちゴルファーにとって、とても嬉しいことです。


秋に一斉に発売されるのもいいですが、やはり本格的なシーズンに入る前にニューモデルに出会えることはとても意味のあることだと思います。



ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 CB アイアン

私はツアーステージというブランドが登場してからずっとツアステファンでしたが、最近はスリクソンのほうが魅力を感じていました。


特に昨年のスリクソンのモデルは素晴らしいものがたくさんあり、ツアーステージの影が薄くなっていました。


しかし、今年は何とか挽回して欲しいと思いますし、昔のもっと輝いていた頃のツアーステージのブランドイメージを取り戻して欲しいと思っています。



ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 CB アイアン

ツアーステージらしい、カッコ良さと易しさが印象深いアイアンでした。


ツアーステージのクラブはたくさん試打する機会があるので、これからも何度も試打を楽しみたいです。

                         
        
                         

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