jBEAM BM-TiR フェアウェイウッド - ゴルフクラブ試打日記。


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2013年01月26日
  

jBEAM BM-TiR フェアウェイウッド

                 
JBEAM BM-TiR フェアウェイウッド 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは JBEAM BM-TiR フェアウェイウッド の3番です。



CRAZY BLACK FW80

シャフトは CRAZY BLACK FW80 です。

ロフトは15度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスは7.7、トルクは3.2、シャフト重量は72g、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は332gです。



正面

久しぶりに出会った、JBEAMのフェアウェイウッドです。


全体的に黒がとてもシブくてカッコいいです。


聞くところによると、このFWはチタンなのだそうで、これからFWもいよいよチタンの時代なのかな?と思います。


しかし、FWでチタンは決して初めてではなく、昔からありました。


最近はあまり耳にはしませんが、『フェアウェイチタン』と呼ばれるクラブもありました。


私はラフから打つことも多く、『ラフウッド』『ラフチタン』などと呼んでもいいのかな?と一瞬だけ思いました。


『ウッド=木』ではないので、いずれ『フェアウェイメタル』や『フェアウェイウッド』『フェアウェイカーボン』などのように呼び方も変わってくるのかもしれません。


また、ドライバーほどヘッドを大きくする必要のないFWにはチタンにするメリットがあまりなかったのかもしれません。


高額になってしまうのも、大きな要因かもしれません。


ドライバーにはお金をかけてもいいけど、FWは抑えていきたい・・・。という方は多いのではないでしょうか?



側面

しかし、JBEAMのFWということで、やはり期待感が高まります。


JBEAMのクラブのことを殆ど知らない私ですが、これまで出会ってきたクラブ(特にドライバー)には、いい思い出がたくさんあります。


エポンなどと同じように、あまり大きく取り上げられることはないかもしれませんが、既に多くのファンを獲得しているように思います。


JBEAMは白いヘッドも発売しているそうなのですが、私はやはりこのシブい黒に魅力を感じます。


白いヘッドもいいのですが、黒いヘッドだと締まって見え、ボールの白い色が、より一層引き立つように感じます。


ただ、最近は黄色やオレンジのボールを使っておられる方も増えてきているのですが・・・。



ネック長さ

ネックの長さは、しっかりとあって、操作性が良さそうです。


ただ単に低重心だけを狙ったクラブではないような気がします。



シャローバック形状

しかし、こういったシャローバック形状であることからも、タフ過ぎないような設計になっているような気もします。


今は、ドライバーに限らず、FWでもシャローな物が多いので、このJBEAMのFWが特別シャローだとは思いませんが、やはり薄く感じます。


シャローであっても、頼れるクラブが増えてきているので、このクラブにも期待できそうです。



六角レンチで外せる

キャディバッグに六角レンチをちょうど入れていたので、今回も取り外してみました。



ウェイト

取り外したウェイトは、このようになっていて、ドライバーと大差ないように思います。


今は主に海外メーカーの調整機能が豊富なドライバーが増えてきているので、このようなウェイトを交換するだけのタイプはとてもシンプルに思えてきますが、いずれJBEAMなどのOEMメーカーや地クラブメーカーからも調整機能付きのドライバーが発売されるようになるのでしょうか?



独特のソール形状

やや個性的な独特のソール形状をしています。


トゥ側とヒール側が凹んでいるのは珍しくないですが、やはりこうすることによって、空気抵抗が減少したり、振り抜きが良くなったりするのでしょうか?



顔

顔はJBEAMらしく、丸っこくてとても整っています。


トゥ側にかけて、バルジが、やや直線に近い感じが印象的でした。


何となくですが、左を気にせず、思いっきり振り切っていけそうだな・・・。と思いました。



振り感

素振りをしてみても、適度に重さがあり、しっかりしているので、振りやすく感じました。


特別にハードではありませんが、暴れる感じはありませんでした。


こちらの意思をヘッドに伝えやすそうな感じがしました。


やはり、JBEAMヘッドとCRAZYシャフトとの相性はいいな・・・。と思いました。



構え感

ボールを前にして構えたときに、まず感じたのが、いわゆる『出っ歯形状』といいますか、『フェースプログレッション』がよく効いているな・・・。ということでした。


グース形状を好まれる方には、やや不安に感じられるかもしれません。


スライス系の球筋の方も、構えづらく感じられるかもしれません。


強烈に左へ行くような印象は全く無かったので、私は楽に構えることができたのですが、この構え感は人によって、好みがはっきりするところだと思います。


今はどちらかというと、フェースプログレッションが小さいフェアウェイウッドが多いような気もするので、このクラブはやや珍しい感じもしますが、昔からよく目にしていたので、特に変わった感じはしませんでした。


球があがり過ぎそうな印象もなく、いい感じのライナー系で飛んでいってくれそうでした。


通常のスプーンという認識で構えることができました。


もっとフェース面が見えたほうが球があがりやすそうな感じがするし、つかまりやすそう・・・。という方もいらっしゃると思います。


あまり、高弾道を意識させてくれるFWではないのかもしれません。


スプーンなので、まずはティアップして試打しようかな?と思ったのですが、このままマットの上から試打をすることにしました。


今はスプーンでも直打ちでボールがあがりやすい物が増えてきているので、このクラブはどうなんだろう?と思い、試すことにしました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は軽めだな・・・。と思いました。


何と言いますか、いい意味であまり印象に残らないという感じです。


これがチタンの柔らかさなのでしょうか?


もちろん、実際は球の重さも感じられますし、しっかりとインパクトを認識できるのですが、それがあまり後に残らない感じです。


私は、この打感に好感をもつことができました。



打球音

『音』は静かでした。


集中して一球一球を大切に打っていくことができました。



ヒール側

『球のあがりやすさ』という点では、このシャロー形状でありながら、結構タフなほうだと思いました。


明らかにヒッター向きのFWだと思います。


ただ、これだけシャローでありながら、スピンを抑えた、いわゆる『重い球』が打ちやすいのはさすがJBEAMだと思いました。


ティアップして打ってみることも試してみたのですが、いい感じのライナー系の球が打ちやすく感じました。


スプーンの直打ちは苦手だ・・・。という方はたくさんいらっしゃるかもしれません。


しかし、今はそういった方々でも易しく感じられるスプーンが増えてきました。


ただ、このJBEAM BM-TiR というスプーンでは、それほど親しみやすさは感じられないかもしれません。



JBEAM BM-TiR FAIRWAYWOOD
 
『安定性』という点では、まずまず・・・。といった感じでした。


それほどシビアな感じはしませんでした。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、易しいFWではないので、好みははっきりと分かれると思います。


このライナー系の力強いタイプの弾道を好まれる方は、いいパフォーマンスが期待できると思いますが、高い弾道でしっかりとキャリーを稼いでいきたいタイプの方には、合いづらい部分があるかもしれません。


ただ、この全体的なポテンシャルの高さという点では、さすがチタンだな・・・。と思えるような高性能を感じました。



操作性

『操作性』という点では、まずまず・・・。だと思いました。


左右にも曲げられましたが、フッカーの私は大きなフックボールを打つことがとても易しく感じました。


フックフェースには見えなかったのですが、球のつかまりも適度にいいので、フェード系の方でも打ちやすく感じられる方は多いのではないかな?と思いました。


念の為、隣の打席で練習していたフェードボールが持ち球の友人にも打ってもらったのですが、すごくいい感じの力強いフェードボールを連発していました。


彼も、このJBEAMのFWに興味津々といったところでした。



JBEAM BM-TiR FW

すごくいいFWだとは思ったのですが、強く購買意欲が刺激されるまでには至りませんでした。


大きな不満がある・・・。ということではないのですが、何かこう心に響くものがありませんでした。


ただ、それはあくまでも私の直感なので、このクラブが劣っているというのではありません。


昨年、私は『フェアウェイウッド四天王』とも呼べる素晴らしいFWたちに出会い、今でもそのことが頭から離れないのですが、その四天王のほうが私には合っているように思いましたし、楽しい気分で試打することができました。


このFWもいいのですが、私はさらに次のJBEAMのニューFWに期待したいです。
                         
        

                         

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