テーラーメイド GLOIRE フォージドアイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2013年01月24日
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テーラーメイド GLOIRE フォージドアイアン

                 
テーラーメイド GLOIRE フォージドアイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは テーラーメイド GLOIRE フォージドアイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは31度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、トルクは1.7、シャフト重量は129g、バランスはD2、キックポイントは元調子、クラブ総重量は418gです。



正面

テーラーメイドグローレシリーズ初のフォージドアイアンです。


最近は本当にフォージドタイプが増えてきました。


昔は鍛造アイアンといえば、いわゆる『単一構造』で、シンプルな形の物ばかりだったのですが、今は技術の進化と共に、色々な形へと変貌していきました。


昔ながらの鍛造アイアンといえば、職人さんの魂のような物が感じられた物が多かったのですが、今は『機械的な』感じのする鍛造アイアンが増えてきました。


大量生産できるようになって、価格も抑えられてきたというメリットもあるのだと思います。



側面

こうして見ていても、特に変わった形状だとは思いませんでした。


見慣れた感じのアイアンです。


すごくシャープで尖っている・・・。という感じはしませんが、厚く腫れぼったい感じがしないので、好感がもてました。



彫りの深さ

『彫りの深さ』も、結構深い感じがしますが、これくらいがスタンダードのような気がします。


これまでたくさん見てきたように思います。



大きなタングステンウェイト

そして、何より一番目立ったのが、このソールのほぼ全体に配置されているタングステンウェイトです。


これはかなり大きなウェイトです。


しかし、こういった大きさも、これまで何度も見てきたような気がします。



ソール幅

『ソール幅』は、やや広めですが、広すぎる感じがしません。


これも、やはりタングステンウェイトによる効果なのでしょうか?


広すぎると私は難しそうに感じますが、これくらいの幅だと、苦手意識も芽生えません。



ネック長さ

ネックは、やや短めです。


これくらいの長さも、これまでたくさん見てきました。


今主流の『低重心アイアン』なんだな・・・。と思いました。



素材

シャフトに貼られているシールには素材が記されていて、


素材

ヘッド S25C/Tungsten

フェイス S25C

シャフト スチール


と記されていました。



生産国


そして、生産国を表すシールも貼られていて、

ヘッド製法 鍛造

[SHAFT]  MADE IN USA

[HEAD]  MADE IN CHINA

[ASSEMBLED]  IN CHINA


と記されていました。


このような表示はユーザー側にとって、とてもありがたいことだと思います。



ミーリング無し

今は、アイアンにもミーリングがある物が増えてきているので、ひょっとしたら、このアイアンにもあるんじゃないかな?と思い、よく見てみたのですが、見当たりませんでした。


ごくノーマルな感じのアイアンです。



振り感

素振りをしてみても、私の愛用するしっかりとしたタイプのスチールシャフトが挿してあることに好感がもてました。


適度な重量はタイミングを整えてくれます。


手打ちも抑えてくれます。


グローレというブランドイメージから、DGを挿してあるアイアンは全く想像できなかったのですが、こうして素振りをしてみても、とても好感がもてます。


もうひとつの試打クラブには、軽量スチールが挿してあったのですが、私は迷わずこちらを選びました。


おそらく一般的にいって、またグローレを愛用しておられる方には軽量スチールやカーボンのほうが人気も出やすいのかもしれません。


しかし私は敢えて、この、日頃慣れ親しんだアイアンを挿してあるアイアンで試打することにしました。



構え感

ボールを前にして構えてみても、予想していた以上に好感がもてました。


構える前は、もっとラージサイズで厚ぼったく、グースのきついモデルかと思っていたのですが、実際はそんなことはありませんでした。


やはり、フォージドタイプだから、このような整った顔にしているのかな?と思いました。


グースの効きも目に入りますが、強すぎないので、苦手意識も芽生えてきません。


ヘッドの大きさも『小振り』というよりは、ほんの少し大きさを感じさせるタイプだと思いました。


『セミラージ』『セミグース』といっていいアイアンだと思います。


フォージドアイアンでありながら、『マニュアル感』というよりも、『オートマチック感』を感じました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』はソフトな感じでいい印象をもちました。


やはりフォージドだからでしょうか?


適度な柔らかさが優しく手のひらを包みます。


多少薄めにヒットすると、途端に硬くなるのも、私は好感がもてました。


ボヤけた感じの打感だと私は不安を感じますが、このようにはっきりと伝えてくれるアイアンだと微妙な修正もしやすいです。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、このソールのほぼ全体に配置されているタングステンがよく効いているのでしょうか?


厚めに入ったときは勿論、多少薄めに入ってもボールを上手く上げてくれました。


打感は少し硬くなるのですが、ボールはしっかりと上げてくれました。


ダイナミックゴールドが苦手な方は、やはり違うシャフトを選ばれるといいと思いますが、このヘッドのあがりやすさはとても秀でていると思いました。



バックフェース

『安定性』という点でも、かなりイージーに感じられました。


『軟鉄鍛造』というと、難しそうなイメージをもっておられる方もいらっしゃると思いますが、今の軟鉄鍛造アイアンはすごく易しくなっているので、決して敬遠すべきではないと思っています。


昔と比べ、軟鉄鍛造アイアンのバリエーションが増えてきました。


構えたときの印象が良かったのもありますし、信頼のできるしっかりとしたシャフトなので、打点がブレる感じはしなかったのですが、多少ズラしてみても、ボールに当たり負けすることなく、しっかりとターゲットに運んでいってくれました。


いわゆる『慣性モーメント』という点でいうと、巨大なヘッドで、もっと色々な工夫が施されているアイアンのほうが数値的には大きくなるような気もするのですが、それでもこのアイアンに好印象をもつことができたのは、やはり『構えやすさ』からくるのではないか?と思いました。


飛距離性能

『飛距離性能』が優れていることは、今のアイアンらしいところだと思います。


軟鉄鍛造でありながら、ストロングロフトもしっかりと施されていて、距離を稼いでいけるタイプのアイアンです。


しっかりと打ってしまうと飛び過ぎるので、どうしても抑えて打ちたくなりました。


また、DGはそういったことをさせてくれる、融通の効くシャフトです。


DGは、決して飛距離性能に長けたシャフトだとは思いませんが、このアイアン自体がもつ飛距離性能の大きさを感じました。


私は7番という感覚で打てなかったのですが、こういったアイアンでも驚かなくなりました。


軟鉄鍛造で打感も良くて、構えやすいアイアンが欲しいけれど、飛距離も落としたくない・・・。という方は、是非試してみられてはいかがでしょうか?



操作性

『操作性』という点では、まずまずでした。


私の感覚では、はっきりとした『オートマチック系』になるのですが、とりあえず曲げてみることにも挑戦しました。


左右どちらにも曲げることができたのですが、グースが多少効いていたからでしょうか?


球のつかまりもよく、スライス系よりはフック系のほうが若干打ちやすく感じました。


右へはなかなか大きく曲げていくことができませんでした。


意図的に曲げていって、少し不自然な感じもしましたが、やはり自然に打つならば、このアイアンのもつ寛容さを利用していったほうが得策のような気もしました。



ヒール側

テーラーメイドの新作で、しかも『グローレ』シリーズなので、何か特別な『ハイテク』が組み込まれているんじゃないかな?と思っていたのですが、私はそれを感じ取ることができませんでした。


これまでたくさん出会ってきた、イージー系のアイアンだと思いました。


特に先日試打したドライバー グローレ リザーブ が、かなり個性的なクラブだったので、このアイアンもそうなのか?と思っていたのですが、そうではありませんでした。


ここは新しいな・・・。こんな工夫が施されているのか・・・。珍しいな・・・。と思える部分はありませんでした。



TaylorMade GLOIRE FORGED IRON

ドライバーにはできる工夫も、アイアンだとやはり難しくなってしまうのでしょうか?


やはりアイアンはドライバーなどに比べると設計自由度は小さいのだと思います。




テーラーメイド GLOIRE フォージドアイアン

ニューモデルでありながら、目新しい感じはしなかったのですが、それがまたいいのかもしれません。


奇をてらいすぎてしまうと、使いづらくなることが多いです。


この『スタンダード感』がいいのだと思いました。


今の多くのアイアンが『フォージド』だと思いますが、それらの中には顔やフィーリングなどに好感がもてない物もありますが、このアイアンはいい印象が残りました。



テーラーメイド グローレ フォージドアイアン

ただ、軟鉄鍛造ではあっても、私は購入したいとは、正直思いませんでした。


それは、このアイアンに大きな不満があるというのではないのですが、私が求めているタイプのアイアンではないと思ったからです。


ドライバーなどでは、様々なハイテクの恩恵を受けていますが、アイアンやウェッジなどは、やはりクラシカルな雰囲気のクラブがいいな・・・。と思いました。



テーラーメイド GLOIRE フォージドアイアン
 
これまで、軟鉄鍛造アイアンを敬遠してこられた方、軟鉄鍛造アイアンの打感の良さを経験されたことがない方には、このアイアンを試していただきたいと思いました。


フィーリングもいいですし、今のアイアンの『スタンダード』といっていいと思います。


オートマチック系なので、易しさも充分に感じ取ることができるのではないでしょうか?


目新しさは感じなかった分、今の多くのゴルファーがアイアンに求めている性能をギュっと凝縮させたようなアイアンだと思いました。


コストパフォーマンスも高く、リーズナブルさもあるアイアンです。
                         
        

                         

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