ダンロップ スリクソン ZR-30 と ミズノ MP CRAFT S-1 - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2009年09月25日
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ダンロップ スリクソン ZR-30 と ミズノ MP CRAFT S-1

                 

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<左>S-1   <右>ZR-30

今日は、この2本のドライバーを比較試打してみました。

試打クラブは ミズノ MP CRAFT S-1 と スリクソン ZR-30 です。



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<上>ZR-30   <下>S-1

 




<左>S-1のスペック

シャフトは フジクラ モトーレ F1 65J カーボンシャフト です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68.5g、トルクは3.5、バランスはD1、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は318gです。

 




<右>ZR-30のスペック

シャフトはSV-3017Jです。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、トルクは3.0、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は319gです。

 

 





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<左>S-1   <右>ZR-30

今日は、この2本の『シビアドライバー』を比較してみることにしました。


片や(ZR-30)昨年の『MVP』でありながら、ドライバー部門での『シビア・オブ・ザ・イヤー』ですし、片や(S-1)今年のこれまでの中での『シビア・オブ・ザ・イヤー』です。


どちらもある程度の『シビアさ』をもったドライバーではありますが、その分『フィーリング性能』や『操作性』には非常に長けているドライバーです。


ある程度豊富な練習量が必要とされるドライバーだと思いますが、いつかはこういったドライバーを使いこなしてみたい・・・・。と思わせるものがあります。


『易しすぎるドライバー』が今は主流なのかもしれませんが、どうもそういったドライバーはあまり長くゴルファーと付き合っていけないところもあるような気がします。



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<左>ZR-30   <右>S-1

そのドライバーを使うゴルファーが、これからもずっと上達しないのならば、そういったクラブでもいいのかもしれませんが、上達過程にあるゴルファーにとって、易しすぎるクラブはどうなのでしょうか?


飽きてくることがあるのかもしれませんし、ゴルファーの上達にクラブがついて行けないところもあると思います。


せっかく練習を重ね上達して『スキル』を上げても、それを充分に活かしきれないところもあると思いますし、勿体ない気がします。


その都度クラブを買い換えればいいのかもしれませんが、私にはあまりできません。


『ちょっと背伸び』するくらいがちょうどいいような気がします。



どちらも『アスリート仕様』だと思いますし、『付き合い程度』でゴルフをプレーしておられる方には向かないドライバーかもしれません。


クラブは難しければいい・・・・。というものでもありませんし、易しいに越したことはないのですが、プレーヤーの上達を手助けしてくれるクラブというのが、いいクラブといえるのではないでしょうか?


時には突き放してみたり、いいスイングをした時は、ナイスショットを実現してくれたり、スコアメイクに大きく貢献してくれるクラブはまるで『友』のようです。


この2本のドライバーを見ていたら、ふとそのようなことを考えていました。



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<左>ZR-30   <右>S-1

素振りをしてみても、やはりどちらもすごくいい感じです。


ただ、親しみがより深いというところと、シャフトのフィーリングの違いからか、少し『ZR-30』の方が私は振りやすい感じがしました。


私はまだこの『フジクラ モトーレ F1 65J』というシャフトを掴み切れていない感じがします。


『重い』とか、『硬い』という印象はないのですが、何故かタイミングが合いづらい感じがしました。


まだまだこのシャフトに対する練習不足を感じます。


ただ、このドライバー(で、このスペック)は、コースでも試したことがあり、その時は練習場と違って、とてもいい感じで打てたので、すごく不思議な感じがします。


日頃のラウンドでも、スタート前での練習でドライバーの調子がすごく悪くても、ティグランドに立つとすごくいい時があったり、その逆もまたあったり・・・・。と、つくづくゴルフは不思議なものだと思います。


一方、『ZR-30』は練習場でもコースでも、その性能の高さをいかんなく発揮してくれ、私を手助けしてくれています。


私の実力以上のスコアと飛距離をもたらしてくれています。


とても頼れる存在です。


以前も書きましたが、『ZR-30』というドライバーは最近のクラブの中で、私にとって『スタンダード』ともいえる存在です。


『基準』となるドライバーです。



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S-1

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ZR-30

ボールを前にして構えてみても、やはりどちらともいいようがないほどの美しい顔です。


何度見ても、飽きることがありません。


すごく気持ちがクリアになってきます。


どちらも最近のドライバーの中では『小顔』といえますし、すごく構えやすい美しい顔ですが、精悍な印象の『ZR-30』と、全体的に丸みを帯びている『S-1』といった感じです。


一見易しそうに見えるのは、『S-1』の方なのですが、実はそれほど易しくはない・・・・。というのをこれまで試打してきて感じています。


一方、『ZR-30』は精悍な顔つきと『絞り込まれている』印象があるところから、ハードそうにも感じられるかもしれませんが、実はそれほど難しすぎないドライバーだと思います。


どちらも初めて手にしたのなら、『S-1』の方が簡単そうな印象を持つと思いますが、これまでの経験から、やはり『ZR-30』の方が易しい感じがします。




試打を開始しました。

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<左>ZR-30   <右>S-1

『球のあがりやすさ』という点では、互角だと思いました。


どちらも私的にはすごくいい感じの高さを出していけます。


キャリーも稼げますし、ドロップする感じがしません。


叩いていっても、吹き上がり感の少ない、とても実戦的な弾道の力強さだと思います。


敢えてどちらかに優劣をつけるとすると、私は『ZR-30』の方が少し上がりやすいのかな?と思いました。



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<左>ZR-30   <右>S-1

『安定性』という点ではZR-30の方だと思いました。


『S-1』は、やはり『シビア』な感じがします。


勿論、『ZR-30』も易しすぎるドライバーでは決してありませんが、『S-1』と比べると、私は打ちやすく感じますし、球をまとめやすい感じがします。


『スイートエリア』や『慣性モーメント』の違いが、どれほどあるのかは解りませんが、おそらく『S-1』の方が、より『シビア』な設定になっているのではないでしょうか?


スイングの『安定性』『復元性の高さ』がより高く求められるのは『S-1』のような気がしました。



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<左>ZR-30   <右>S-1

『操作性』という点では、ほぼ互角という感じでした。


『ハンドルの遊び』が少なく感じたのは『S-1』でした。


どちらも『フック一辺倒ドライバー』『スライス矯正ドライバー』『何が何でも上げるドライバー』ではありませんし、『スライス』『フック』どちらにも対応している『ニュートラルドライバー』だと思います。


『S-1』の方がよりシビアに反応する感じがしましたが、楽に扱っていける感じがしたのは『ZR-30』でした。


『当たりはずれ』が少なく感じたのも『ZR-30』でした。



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<左>ZR-30   <右>S-1

『打感』は、どちらもすごく良くて、打つたびに心地良くなってきます。


いい感触がしばらく掌に残ります。


ただ、以前も感じた通り、ミスした時の反動が大きいのは『S-1』のような気がしました。


ミスショットを打感だけでより感じ取りやすいのは『S-1』だと思いました。



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<左>ZR-30   <右>S-1

『飛距離性能』という点でも、やはりどちらもかなり『ハイレベル』なドライバーです。


何といいますか『弾道に無駄がない』というか、『吹き上がりすぎることなく』『ドロップすることなく』といった感じでインパクトのエネルギーをそのままボールに伝えていきやすい感じがします。


私のホームコースのホールの中で、すごい打ち下ろしで、強いアゲインストの風が吹く『名物ホール』があるのですが、そういったホールでは『高弾道ドライバー』はまるて歯が立ちません。


高く上がったボールは途中から押し戻されているのがティグランドからでもはっきりと見て取れます。


『弾道に無駄』があると、それが痛い『しっぺ返し』となって返ってきます。


少しでも余分な『サイドスピン』が掛かっていると、それが倍増されいつもよりも曲がりが多くなって『O.B』の危険性も高まります。


少々の横風は、ある程度計算が立ちますし、それほど難しくは感じませんが、打ち下ろしのアゲインストはとても難しく感じます。


『フォロー』の風の中では、少々のサイドスピンも相殺されますし、ある程度は飛距離も稼いでいけますが、やはり『打ち下ろし』の『アゲインスト』はいつもよりも、より高いショットの精度が要求されます。


そいういった時はこういったドライバーの方が心強いですし、敢えてアイアンでティショットを打つこともあります。


以前も書きましたが私は練習中、自分のホームコースのホールを頭に描きながらショットしていることが多いので、今日はその名物ホールのレイアウトをイメージしながら練習していました。


使用している練習場は『フラット』ですし、今日は風もほとんど吹いていなかったので、実戦と同じ条件にはなりませんが、なかなかいい感じで打つことができました。


全体的に見て、私はやはり『ZR-30』の方が、より魅力を感じました。


『S-1』もすごくいいのですが、どうもシャフトが合いづらい感じがして『QUADシャフト装着モデル』の試打クラブに出会いたいです。

                         
        

                         

コメント

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シャフトの話題になり申し訳ございません・・・
タイからいつも楽しみに試打日記拝見させていただいております。(本日は、出勤のためゴルフはお預けです・・・)
昨日に続き、本日もgolfdaisukiさんの日記を読んでいてビッビッっと来ましたのでコメントさせていただきます。
タイトルにもありますが、今回のコメントはシャフトについてですが、私は今のヨネックスに替える前は、キャロウェーのレガシーにフジクラランバックスX70をさして使用していました。
正直なところ、最初はタイミングが合わず、振り遅れかと思いきや、引っ掛けが出てみたりと、要するに自分のスイングが適性ではなかったのが原因でタイミングが合わないことが分かり、それから猛練習してやっとタイミングが合ってきたころ、今のドライバーに替えてしまいました。
なぜ替えたかといいますと、golfdaisukiさんが鋭いコメントを衝いておられる通り、まさに『プレーヤーの上達を手助けしてくれるクラブというのが、いいクラブといえるのではないでしょうか?』と言うところからあえて、難しいクラブへの変更を決心しました。
結果は、これほどまでにメーカーが違うとタイミングもしなりも硬度も違うとは・・・。ヨネックスの方は、ネクステージ430にツアーADのEV7が付いているのですが、まったくの別物でした。私は、フジクラで慣れていたせいか、重量はほぼ同じなのにまず手に伝わる重さが圧倒的にEV7が重く感じました。
また、フジクラのシャフトはどちらかと言うと『ねばり系』で、溜めからの返しが強烈な感触がありましたが(腕振りでもそこそこシャフトが仕事をしてくれていたおかげで何とか飛んでいました)、EV7の方は鉄棒を振っているような感触に感じました。もちろんキックポイントが違うため、このような感触の違いがあるのは覚悟していましたが、正直期待と言うより不安が先によぎってしまいました・・・。

現在は、購入後2ヶ月が経ち、何とかEV7のキックポイントにも慣れてきました。ですが、早朝ラウンドですと体が硬いせいか、右へのプッシュが度々出てしまいます。(タイは暑いため、準備運動はほんの少しだけしかしないのもありますが・・・)

実は、先週私の知人がMP Craft S-1を日本から購入してきたので、試打してみましたが、私が打った感じでは低弾道で飛ばし、なおかつランも程よく出るなかなかのクラブでした。

別のコメントでも書きましたが、タイは日系メーカーが割り高の為、ミズノの最新ドライバーを持っていると、タイ人が珍しそう興味深々で、そんなタイ人達を観ていると自分が日本人であることを誇りに思えてきます。

モトーレ F1 も、R9のヘッドで一度試打したことがありますが、これもまたすばらしいシャフトだと実感しました。
ランバックスX7に比べ、もう少しマイルドなしなりになっており、とても振りやすい素直なシャフトだと感じました。
今使っているEV7も良いシャフトだとおもいますが、私のスイングとタイミングではやはりフジクラが合っているのかなと思います。(いつか、今のネクステージのヘッドに、黄色いランバックスもしくは、モトーレ F1 をさせいてみたいとたくらんでいます。)

それでは、また楽しい試打日記楽しみにしています。










『S-1』購入しました。
golfdaisuki様

大阪kojiです。こんばんわ。
ようやく本日『S-1』を試打する機会に恵まれ、好感触のまま購入に至りました。

購入スペックは以下の通りです。
『ロフト9.5°』『ライ角58°(フラット)』『バランスD1』『シャフトQUAD6』『硬さS』

購入前に他のシャフト装着モデルを試打した印象ですが、弾き感の強さの順に言うと、
QUAD7>MotoreF1-75J>MotoreF1-65J>QUAD6
こんな感じでした。(トルク値そのままでした。)

私の場合は、自身のHS(44m/s)と『しなり感』が好きなことを鑑みて、『QUAD6』を選択しました。
『QUAD6』装着モデルで芯で捉えたときの打感は、「パシュッ~!」というような気持ち良いものでしたが、柔らか感の比較で言うと、MP-600の方が一枚上手のような気がします。
でも振りやすさは圧倒的にS-1が上ですし、(個人差があると思いますが)飛距離もS-1が上回っていました。

最後に購入店のクラフトマンに、
「これ難しいですけど、しっかり振り込んでモノにしたらスイングが更に安定していい結果が待ってますよ!」と激励され、モチベーションがMAXに跳ね上がりました。
とりあえずこれから練習場に行って、気持ちを落ち着けてきます。

では失礼します。
やはりシャフトは大切ですね。
タイ在住ゴルファー様。こんばんは。
いつもコメントを寄せて頂きまして、ありがとうございます。

今回はシャフトについて詳しく書いて下さり、興味深く拝見しました。

やはりシャフトはとても重要ですよね。

ヘッドばかりが注目されがちですが、シャフトがそのクラブの多くの性能を握っている・・・・。ということをあまりご存じない方もいらっしゃると思います。
特にビギナーの方はシャフトは殆ど気にされない方が多いような気がします。

やはり自分に合ったシャフトだと、すごくクラブが打ちやすくなりますね。

重すぎるものも難しいですが、軽すぎるシャフトはもっと難しいですね。

硬さについても同様ですね。

硬ければいい・・・。というのでもありませんし、自分に合ったものが一番ですね。


様々なクラブを購入されたり、リシャフトをされてるようで羨ましく感じます。

私はなかなか思うようにできないことも多いので・・・・。


タイという素晴らしい国で、日本では考えられないような素晴らしい環境でゴルフをされていてすごく羨ましいですが、これからもお互い国は違えど、ゴルフをエンジョイしてまいりましょう!

それでは失礼致します。
いい選択をされましたね!
大阪koji様。こんばんは。

S-1を試打され、またご購入されたようで、おめでとうございます。

スペックも拝見しましたが、とてもいいスペックですね。

特にQUADシャフトにされているのが、私個人的にはすごくいいような気がします。

すごく打ちやすいんでしょうね。

とてもいいドライバーを選択されましたね。


大阪koji様は、とても上達志向の強い方だとお見受けしますし、これからまだまだレベルアップされる方ですので、それに見合う素晴らしい相棒というべきドライバーを手にされたのだと思います。

練習場での結果はいかがでしたか?

きっと大満足できる結果が得られたのではないでしょうか?


私も大阪koji様を見習って、これからどんどんモチベーションを上げていきたいと思いますし、練習にも身を入れていこう・・・・。と思っております。


これからもよろしくお願いします。

それでは失礼致します。