テーラーメイド BURNER FORGED アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


2009/09/24

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2009年09月24日
  

テーラーメイド BURNER FORGED アイアン

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは バーナー フォージドアイアン の7番 です。



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シャフトはNS PRO950GHです。

ロフトは33度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD1、キックポイントは中調子です。



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テーラーメイドの新しいアイアンです。


つい先日『R9アイアン』を試打したばかりなのですが、また新しいアイアンの登場です。


テーラーメイドの本領発揮といったところでしょうか?


これまで、やや新製品の出る感覚が空いていましたが、最近はまたこうして新しいクラブを見ることができるようになりました。


我々ゴルファーにはとても嬉しいことです。



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ところで『バーナーフォージド』というネーミングのアイアンはまだまだ続くのでしょうか?


同じ名前のアイアンはこれまでもあったので、なかなか区別がつかないような気がします。


ミズノのMPアイアンのように、MP-○○というように、バーナー○○とか数字でもいいので、区別しやすい方が私はいいのではないかな・・・・?と思いました。


前のモデルのバーナーフォージドは昨年試打しているのですが、とても好印象だったので、このアイアンにもすごく期待がもてそうだと思いました。


昨年のモデルは『黒』が目立ちましたが、今年のモデルは『銀』がシブイです。



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ヘッド全体が銀色でとてもカッコいいです。


とても締まってみえますし、鋭利な感じがします。


『彫りの深さ』も、それほど深くなく浅くなく・・・・。といった感じです。


去年からだったと思うのですが、最近のバーナーアイアンには必ずといっていいほど付いている、中央の『丸い物』がこのアイアンにもついています。


『インバーテッドコーンテクノロジー』というのだそうですが、この効果はこれまでのアイアンと同じ感じなのだろう・・・・・。と思っていました。


見るからに『全身ハイテク』な感じのアイアンです。


様々な技術が組み込まれているような気がします。


この『ハイテクさ』と『デザイン』から、何となくロボットに近い感じがしました。


それでいて、あまり奇妙な形ではないところに好感を持てます。



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『ソールの幅』も適正です。


狭い感じもしませんでしたが、かといって、それほど広くて打ちづらそうな感じもしませんでした。


球を拾いやすそうな印象を受けました。


普通のソール形状ではないので、かなり工夫が施されている感じが見て取れました。



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『ホーゼル長さ』も比較的標準的な感じがしました。


私の普段の感覚ですと、やや短い部類に入るのですが、扱いづらさを感じるほどの短さではありません。


コントロールしやすそうな感じがしたので、それが好印象でした。



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ヒール部分に『FORGED』の文字が記されてあります。


最近はこういった『フォージドアイアン』が増えてきたような気がするので、私個人的にはとても嬉しいことだと思いました。


やはりアイアンはフォージドに限る・・・・。と思っています。


『フォージドアイアン』は難しい・・・・。という先入観をお持ちの方もいらっしゃるとは思いますが、最近のフォージドアイアンはすごく打ちやすくなっているので、決して敬遠すべきものではないと思います。



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素振りをしてみても、全くハードな感じがしません。


私にとっては、やや難しいシャフトなのですが、最近はなかなかいい結果を出せているので、このアイアンも何とか打てそうな予感がしました。



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ボールを前にして構えた感じは、テーラーメイドのアイアンらしい感じがして、いい印象を持つことができました。


比較的『オーソドックス』ではありますが、すごくシャープで切れ味鋭い感じはしませんでした。


『トップライン』もやや厚めな感じがしましたし、少し『グース』も見えましたが、第一印象よりもかなり『易しめ』の設計になっているような気がしました。


『構えやすさ』に気を配りつつも、一般的な『打ちやすさ』を重視した設計なのかな?と思いました。


最近はこういった感じのアイアンが増えてきているような気がします。


以前ほど構えづらいアイアンは少なくなってきたような気がします。




試打を開始しました。

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最初の2球ほどは、この『軽さ』からか、やや薄目に当たってしまったのですが、まずまずいい感じでボールを運んでいくことができました。


インパクトの感じから、もう少し低めの弾道なのかと思っていたのですが、意外と球を上げてくれる感じがしました。


やはり『ハイテクアイアン』だなあ・・・・・。とつぶやいていました。


その後はだんだんといい感じで打つことができましたし、自然といい感じで球を上げてくれる『球拾いのいいアイアン』といった印象を持ちました。


『グースの難しさ』をほとんど感じることがありませんでした。


日頃使っている『ストレートネック』とほとんど同じ感じの『球の拾いやすさ』だと思いました。



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『打感』という点では、とても柔らかくていい感じがしました。


海外メーカーのアイアンですし、この『光沢具合』などを見ていて、何となく最近よく使われるようになった『S20C』なのかな?と思い、店員さんに聞いてみたのですが、このアイアンは『S25C』なのだということです。


見た目でも解りませんでしたし、やはり私の鈍い感性では『S20C』か『S25C』かを打感で判別するのは困難なことだと思いました。


もっと感覚を磨かなければ・・・・。と思いました。


ソフトな打感ではありますし、軟鉄鍛造独特の球の『乗っかり感』『食いつき感』も感じられたのですが、それよりも『弾き感』の方を少し多く感じることができました。


それもこういった『ハイテクアイアン』の特徴なのでしょうか?


昔からある『軟鉄鍛造アイアン』とは、また少し違った感じもしたのですが、このアイアンの感触もとてもいいものだと思いました。


やや軽めに感じたのですが、やはり『軟鉄鍛造アイアン』の打感はすごくいいです。


今まで、軟鉄鍛造アイアンを使ったことがない方でも、一度こういった感触を味わうと『ゴルフの楽しさ』が倍増するのではないでしょうか?



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『安定性』という点では、このアイアンの形状が持つ印象通りだと思いました。


この中央の『インバーテッドコーンテクノロジー』は確か、ミスヒットしたときにも球のバラつきを抑えるような効果がある・・・・。と、以前聞いたことがあるのですが、この効果がどれほどのものなのかは、私の鈍い感覚では測り知ることが出来なかったのですが、それほど大きくミスを許してくれるアイアンではないような気がします。


勿論、『マッスルバック』のような『シビアさ』は全くありませんが、やはりある程度の『ミート率』は要求されるのだと感じました。


意外と球も拾いやすく、左右のバラつきも小さい感じがしましたが、『スイートエリア』もそれほど大きすぎる感じはしませんでした。


アイアンに『ミスの許容性』を求めておられる方には、やや『シビア』に感じられるかもしれません。


このアイアンの印象通りの『安定性』だと思います。


『シビア』過ぎず、『ルーズ』過ぎず・・・・。といったところでしょうか?


私はどちらかというと、やや『ヒール寄り』でアイアンショットを打っていきたいほうなのですが、今日はこのアイアンでも試みたのですが、意外といい球を打つことができました。


おそらくこのアイアンも最近のアイアンのように『中央より』に『スイートエリア』があるのだと思いますが、結構『ヒール寄り』でもいい感じで打てたので、そこが私的には好印象でした。


あまり極端にやりすぎると『シャンク』が出そうな雰囲気だったので、すぐに元に戻すことにしました。


やはり今のアイアンは『フェース中央』が主流なのだと思いますし、このアイアンのようにメーカーも


「この範囲で打って下さいよ・・・・。」

と言っているようです。


その目印が、この『インバーテッドコーンテクノロジー』なのかな・・・・?などと考えていました。



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『操作性』は『まずまず』といった感じを持ちました。


なかなかいい感じで左右に曲げたり、高低をつけることもできたのですが、少しいつもと違う感じがしました。


別に不満もないですし、いい感じで打てたのですが、やや普段よりもイメージと違う球筋になったので、もっと球数をこなしていく必要があると思いました。


練習とは、『イメージ』と『実際の球との誤差』を縮めていくこと・・・・。だと私は思っているのですが、今日はその練習をもっと重ねていかなければならない・・・・。と思いました。


このアイアンはすごくいいのですが、今日の私のスイングはとても『レベルが低い』と感じたので、もっと振り込んでいかなければならない・・・。と思いました。


いいかげん、こういったアイアンの『軽量感』に慣れなければならないのかな・・・?と思いました。



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『飛距離性能』という点では、今のアイアンの中では決して大きく飛ぶ・・・・。というものでもないのかもしれませんが、私は比較的普段の距離感に近い感じで打つことができたので、好印象でした。


何といいますか、『落ち着き感のある飛距離性能』といいますか、決して浮ついていない、どっしりと『腰がすわった』といいますか、比較的『硬派』な部類に入るのかもしれません。


なんだか変な表現になってしまいましたが、『マイアイアン』よりは確実によく飛びますし、最近のアイアンらしいところも感じるのですが、そういったアイアンの中では比較的扱いやすいタイプのアイアンだと思いました。


この感触だと結構『フェース』が球に食いついてくれて『スピン』も効いている感じがしたので、実際でもグリーン上でボールを止めてくれるのではないかな?と思いました。


今日は練習場のマットの上からでしたが、今度はコースの芝の上で試してみたいと思いました。



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先日試打した『 ツアー プリファード フォージド アイアン 』や『R9』といい、今回の『バーナーフォージド』などを見ても、最近のテーラーメイドのアイアンの充実振りが伺えます。


すごく『フィーリング面』にも力を入れてきているような気がします。


様々な技術を組み込んでいるのは『テーラーメイド』らしいところなのですが、そういったところに加え、『フィーリング性能』が良いとそのアイアンの性能が益々上がるような気がします。



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このアイアンもそうですし、『易しすぎない』ところにも好感が持てます。


ゴルファーが上達していくにつれ『次第に飽きてしまうアイアン』ではなくて『ずっと付き合っていけるアイアン』といえるのではないでしょうか?


このアイアンは難しすぎないので、『フィーリング性能』の良いアイアンを使いたいけれど、『マッスルバック』は二の足を踏んでしまう・・・・・。といった方にもこういったアイアンはすごくいいような気がします。


そろそろもうちょっと本格的なキャビティアイアンを使っていきたい・・・・。『ラージサイズ』『ワイドソール』はもう卒業だ・・・・・。と思っておられる方にもこのようなアイアンは『うってつけ』だと思います。


テーラーメイドらしい、レベルの高いアイアンだと思いました。

                         
        

                         

コメント

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出ちゃいましたね
golfdaisukiさん、こんにちは。

2008-10の初代バーナーフォージドの記事の際以来のコメントとなります、お久しぶりです。
いつも記事を楽しく拝見させていただいております。


ついに後継が出てしまいましたv-12
スペックを見ても初代と変わってる箇所が見つからないのですが、色とデザイン以外何か変わってるんでしょうか?

個人的には今回のデザインもサイバーな感じがしていいと思いますv-218


今使っている初代バーナーフォージドはとってもいいクラブでgolfdaisukiさんの記事を参考にして買ってよかったなあ、と思ってますv-10
No title
いつも楽しく拝見させていただいております。(本日は、新しいサイトの方にお邪魔しました)
バーナーアイアンといえば、私の思い出のアイアンです。
私は、テーラーメードからバーナーシリーズが出たときに、ドライバーとアイアンをバーナーで揃えて使って降りました。
そのころの私は、70台の壁にぶち当たっていた時で、確かバーナーが発売した当時のキャッチフレーズが『越えれない壁をぶち破る・・・』といったような意味のキャッチフレーズに刺激され、このセットを買ったのを覚えています。(メーカーさんの思惑通り???)
買ってから約2ヵ月後にめでたく生涯初の78点を出し、それ以降バーナーから卒業しました。
初代のバーナーアイアンは、golfdaisukiさんが今回レポートしていただいたコメントとは相反し、『次第に飽きてしまうアイアン』でしたので、今回のレポートを拝見させていただき、『バーナーもやるな』と感じました。
初代のものは、グースがかなる付いていて、私はそれまでシャンクに悩まされていたため、グースネックアイアンを使い修正しました。
ですが、今回紹介していただいたものは、写真で見る限りと、レポート上ではグースはさほどきつくないように感じられますね。

もう一つ、バーナーの思い出ですが、バーナーから卒業した後、何を考えていたのかいきなりミズノのMP67に買い替えをしました。(シャフトは、golfdaisukiさんが好きなDGのS300でした・・・)
当然、飛距離はバーナーに比べ格段に落ち、まわりの仲間からは、お前にはまだ早いだろ!!と言われながらも奮起していた苦い思い出があります。
MP67はとても美しいアイアンで、かばんに入れているだけで優越感と言うか…表見だけはシングル級の腕前のオーラを漂わせていました。ですが、結局使用したのはたったの3ヶ月ほどで、直ぐにキャロウェーのXフォージドに替えましたが、今思うとたぶんシャフトを交換していれば、もう少し違った結果が出ていたのではと少し後悔しています。
話しがそれしてしまい済みません。

しかし、テーラーメードと言うメーカーはたいしたものですね。
その時々のトレンドを考慮しいち早く開発して市場に出すというのは、やはり会社規模の大きさも関係していると思いますが、私たちの思い出に残るクラブを提供して頂ける面では何かが違うんだと思っています。

これからも、感性豊かな表現での試打日記楽しみにしています。



ハルパパ様。お久しぶりです
ハルパパ様。こんばんは。そしてお久しぶりです。
この度はコメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

ついにバーナーフォージドのニューモデルが登場しましたね。

今回もカッコいいタイプのアイアンですね。

形状など、ハルパパ様がお持ちのモデルと、とても似ているような気がします。

今度、同時に試打できることがあれば、またレポートしたいと思います。

これからもよろしくお付き合い頂けますと幸いです。

それでは失礼致します。
テーラーメイドはすごいですね!
タイ在住ゴルファー様。こんばんは。
今回はこちらの新しい日記の方にコメントを寄せて頂きまして、ありがとうございます。


さて、テーラーメイドのクラブですが、バーナーのアイアンも結構歴史が刻まれてきたように思いますが、私は初代のモデルよりも今回、そして前のモデルの「バーナーフォージド」の方が好きです。


タイ在住ゴルファー様のクラブ遍歴を拝見していますと、やはりとても感性が優れた方なのだということがよく解りました。

私も練習を重ね、タイ在住ゴルファー様に少しでも近づきたいと思っております。


仰るとおり、テーラーメイドというメーカーはすごいと思います。

新製品の出る間隔が他の、どのメーカーよりも短いですし、そのどれもがとてもいいクラブが多いですね。

価格も比較的リーズナブルな物も多いですね。

日本のショップでもテーラーメイドを置いていないところは少ないので、やはりよく売れているのだと思いますし、資本力があるからなのでしょうか?

新しいクラブ開発には莫大な費用がかかると思うのですが、テーラーメイドはそういった意味でも『世界最速』といえるのかもしれませんね。

最近は諸見里しのぶ選手の活躍が国内では目立っていますが、テーラーメイドを使用する男子プロにもすごく頑張って欲しいと思います。

特に私は田中秀道選手に期待しているのですが・・・・。


これからもまたお時間のありますときは、私の記事にお付き合い頂けますと、大変ありがたく思います。

そしてまたタイの事について教えて頂けますと、嬉しく思います。

この度はどうもありがとうございました。

それでは失礼致します。