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2012年12月19日
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ヤマハ インプレスX V FORGED アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ インプレスX V FORGED アイアン の7番です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は118g、バランスはD2、キックポイントは元調子、クラブ総重量は444gです。

ヤマハインプレスのとてもカッコいいアイアンです。
軟鉄の美しさが感じられます。
私の記事を読んでくださっている方々から、ヤマハのV203 ツアーモデル ドライバーやVフォージドツアーモデルアイアンを購入した・・・。というコメントを頂き、とても羨ましく思っています。
私は試打をしても、なかなか購入できずにいることが多いので、歯がゆい気分です。
その分、余計に試打を楽しんでいるところもあるのですが、やはり自分の物にできる喜びと、返却しなければならない寂しさは対極にあるように思います。

形状的にも先日試打した、ツアーモデルとあまり大きな違いは無いように思います。
あのアイアンの美しさは忘れることができません。
強く印象に残っています。
ツアーモデルは『マッスルバック』で、このノーマルモデルは『キャビティバック』ということになると思うのですが、かなり彫りの浅いハーフキャビティといったところでしょうか?
これだけ彫りが浅いと『ハーフ』というよりは『スリークォーター』キャビティといってもいいのではないかな?と思いました。
ただ、そういった呼び方は今はまだ無いように思います。
もっと色々な呼び方があってもいいのかもしれません。
そう思ってしまうほど、このアイアンはキャビティというカテゴリに入っていても、実際はマッスルバックにかなり近いように見えました。

ソール幅は、少し広い感じがしますが、広すぎるというほどではありません。
こういったところはツアーモデルと共通しているように思います。

ネックの長さもしっかりとありますが、特別長いとは思いません。
ノーマルな感じに見えます。
しかし、今はこれよりも短めのアイアンが多いように思います。

フェース面にミーリングがあるかどうか確かめてみたのですが、やはり『X』の模様が刻まれていました。
インプレスのアイアンは、これからもこういったミーリングが続くのでしょうか?

何となく全体を見つめていたのですが、この構えやすさにいい印象をもちました。
昨年のモデルよりも、明らかにグースが弱くなっている感じがします。
もちろん、少しグースが効いてはいるのですが、『セミ・グース』といっていいように思います。
インプレスX Vフォージドアイアンの『ツアーモデル』と『ノーマルモデル』の大きな違いは、まず何と言っても『ネック形状』だと思っています。
ツアーモデルはグースが弱く、ノーマルモデルは多少強く効いている・・・。というのが、昨年のモデルまでの印象でした。
しかし、今年のノーマルモデルはグースの効きが弱くてシャープに感じられます。
ヘッドの大きさも程よい感じでツアーモデルと大差ないように思います。
すごくいいイメージが出せました。
これならラインが出しやすそうだ・・・。と思いました。

ツアーモデルは『限定品』で、ノーマルモデルは『通常生産品』ということで、市場は多少グースが効いているほうが売れるのでしょうか?
私はグースが弱いほうが好きですが、グースがあったほうが売れやすいのでしょうか?
勿論、人それぞれの好みなどあると思いますが、グースが弱いアイアンのニーズも実際は高いと思います。
私と同じように、ツアーモデルを購入しようと思ったけど、『品切れ』で買うことができなかった・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ツアーモデルもノーマルモデルも、性能的に変わることはないと思うのですが、限定品というだけで、ツアーモデルのほうに希少価値があるように思えてきます。
試打を開始しました。

『打感』はとても柔らかくて軟鉄独特の心地よさが楽しめます。
この打感の良さに『ツアーモデル』も『ノーマルモデル』も関係ないと思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、普通といいますか、予想していた通りのあがりやすさでした。
32度ということで、ロフトはアスリートモデルのアイアンとしては立っていますが、ツアステアイアンなどでも、こういった傾向は進んでいるように思います。
私の感覚では、やはり『6番アイアン』に近い印象をもってしまうのですが、これまでたくさん同様のアイアンに出会ってきたせいか、こういった7番アイアンもあるのだと納得する部分がありました。
シャフトはDGですし、特別あがりやすくなっているアイアンではないので、ある程度『使い手を選ぶ』アイアンといえるのかもしれませんが、タフな感じはしませんでした。
ツアーモデルと同等だと思いますし、ツアーモデルよりも、もう少しグースが欲しい・・・。という方にはとても合いやすいのではないでしょうか?

『安定性』という点では、ハーフキャビティらしいシビアさが多少あるように思います。
ある程度打点が揃っていないと親しみづらいかもしれません。
あまりキャビティ形状には見えなかったですし、どちらかというとマッスルバックに近いシビアさを持っているように思います。
易し過ぎるキャビティアイアンには魅力を感じないけれど、マッスルバックには少し足踏みをしてしまう・・・。という方には、試してみられる価値があるのではないでしょうか?

『飛距離性能』という点では、最近のアイアンのなかではあまり飛ばないほうかもしれません。
しかし、このアイアンが飛ばないというのではなく、他の多くのアイアンが『飛び過ぎる』というのが私の正直な感想です。
私は7番アイアンのロフトは、いかに立っていたとしても『34度まで』という限界線を引いています。
それ以上ロフトを立てたいとは思いません。
なので、先日試打した『ツアーモデル』までが私の許容範囲です。
もし、このアイアンを私が使うとするならば、まず間違いなくロフト調整をすると思います。
しかし、実際は厳密にロフトなどを計測してみないと解らないことなのですが・・・。
このアイアンはどうか解りませんが、大手有名メーカーのアイアンでも、実際のロフトがその通りでないことも多いので、やはり気持ちをすっきりさせる為にも正しい数値の裏付けが欲しいと思っています。
アイアンでどうしても距離感が合わない・・・。という方は、一度アイアンセットの『ロフトピッチ』の確認をされてみてはいかがでしょうか?
思っていた以上にロフトピッチが揃っていなかった・・・。ということは多いものです。
バランス調整の為か、ネックなどに『混ざりもの』が入っているようなことも珍しいことではありません。

『操作性』という点では、とても易しく感じました。
色々と曲げることができました。
印象通りの扱いやすさです。
軟鉄ということもあると思いますが、このシャープでカッコいい形状が扱いやすさを感じさせてくれる大きな要因のように感じます。

ここ数年のインプレスX Vフォージドアイアンで、一番の出来だと思いました。
それは主に『構えやすさ』が大きなところなのですが、最後までずっと好印象をもつことができました。
ツアーモデルと、このノーマルモデルのどちらかを購入するとするならば、私はノータイムで迷うことなくツアーモデルを選びますが、このアイアンもすごくいいな・・・。と思いました。

『キャビティアイアン』と思えば、難しく感じてしまうかもしれませんが、最初からマッスルバックのつもりで接していれば意外と易しく感じられるのかもしれません。
ツアーモデルがマッスルバックの中では比較的『易しい部類』。
このノーマルモデルがキャビティの中では比較的『難しい部類』。
という印象をもちました。

今度機会があれば、この2つを打ち比べてみたいと思うのですが、おそらく『シビアさ』などはそれほど大きな違いはないのではないか?と思いました。
距離はロフトが立っている分、こちらのノーマルモデルのほうが出やすいように思いますが、それも大きな差ではないように思います。

MPアイアンはピカピカ光るミラー仕上げの物が多いですが、このヤマハのアイアンはこういった艶消しタイプが多いです。
私はどちらかというとあまりピカピカ光らないものが好きなので、このヤマハのアイアンにはすごく魅力を感じます。
ただ実際はミズノもカスタムオーダーでサテン仕上げにできますし、細かい注文に応えてくれるという点では、ミズノの右に出るメーカーは無いのかもしれません。

そこはやはり『自社工場生産』と『OEM』の違いなどもあるのかもしれませんが、最近のヤマハ(インプレスXVフォージド)アイアンは、ツアステアイアンがとてもカッコ良かった頃と少しイメージがダブって見えてしまいます。
もちろん、今のツアステもすごくカッコいいのですが、『雰囲気』でいえば、ちょっと前のほうが良かったです。
ブリヂストンのクラブは、何から何まで全て『ツアーステージ』になってしまって、私の中でツアステに対するイメージが少し濁ってしまったような気もします。
『ViQ』『PHYZ』と、全く別のブランドで立ち上げて欲しかったな・・・。という印象が残っています。
ヤマハはブリヂストンほど契約プロをたくさん抱えてはいないようですが、既に多くの支持を集めています。
『ヤマハのボール』『ヤマハのシューズ』・・・。などが発売されたら、ヤマハファンにはたまらないのではないでしょうか?
私の周りには、他のメーカーからヤマハに買い替えたという人も少なくありません。
私も早く、ヤマハのドライバー(V203ツアーモデル)やアイアン(Vフォージド ツアーモデル)を購入することができたらいいな・・・。と思うのですが、なかなか思うようにはいきません。
『限定品』なので、焦る気持ちもあるのですが・・・。
今日は、このアイアンのおかげで楽しい試打ができましたし、やっぱりヤマハのクラブはいいな・・・。と思いながら練習場を後にしました。
コメント
ヤマハ
また11年モデルからヤマハのアイアンは、デザインが本当にかっこよくなったと思います。
私は、ゴルフを始めた時に単品試打落ちで買った2010年のtourモデルをいつも練習に持参しています。飛び方などの性能面は特に大きな差は無いように思いますがデザインは、この三年で格段に垢抜けたと思います。
2012-12-20 23:26 たかし URL 編集
初めまして
2012-12-22 22:32 golsurfer URL 編集
もう年の瀬ですね
ご無沙汰致しております。
インプレスX V FORGED、非常にスッキリした、
いいデザインですね。
ケレンを用いず、かつ不自然な「易しさ」を追わず
とも、ターゲットユーザーの支持を得られるという、
ヤマハの自信が感じられます。
藤田・谷口両プロの活躍も記憶に新しいところです。
ところで、本日打ちっ放しに行ったところ、隣席で
70歳過ぎと思しき方が、相当古い、ペラペラの
フラットバック(というのでしょうか?)アイアンを
打っておられました。
左右高低、色々な打ち方をしているにも関わらず、
安定して、ほとんど同じところに着弾していました。
長年鍛え上げ、叩きあげた技ですね。
今年の終わりに素晴らしいものを見ました。
いつか、自分もそのようなりたいものです。
さて、もう年末ですね。
そう、クラブ・オブ・ザ・イヤーの季節です。
毎年、本当に楽しみにしております。
今年、特にアイアンは佳品が目白押しでしたので、
golfdaisuki様も選定・ランク付けに苦慮されて
おられるのではないでしょうか?
(でも「個人的にはあのあたり」が高ランクかな、
と勝手にニヤニヤしておりますが)
この冬は大変寒いので、お身体に気をつけて、
ご無理のない範囲で、また楽しい記事を書いて
頂けますことを期待しております。
2013年が、golfdaisuki様にとって、そして
世界中の皆さんにとってよい年でありますよう。
来年も宜しくお願い申し上げます。
2012-12-29 21:35 スティーラー URL 編集
ヤマハはいいですね
いつも楽しいコメントをどうもありがとうございます。
仰るとおり、ヤマハとミズノには特別な思い入れがあるのかもしれません。
試打しているときも記事を書いているときもテンションが上がっているような気がします。
やはりいいクラブに出会えるのは、とても幸せなことですね。
2010年のツアーモデルはとてもいいアイアンですね。
私も大好きなアイアンです。
たかし様は練習熱心な方ですし、たくさんのいいクラブに出会っておられるので、これからどんどん感性も鋭くなっていかれると思います。
それでは失礼いたします。
2012-12-30 00:13 golfdaisuki URL 編集
golsurfer様。初めまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして誠にありがとうございます。
インプレスX V FORGEDは本当にいいアイアンですね。
私はまだ購入出来ていないのですが、購入されたgolsurfer様がとても羨ましいです。
とてもいいアイアンなので、ずっと大切に使ってあげてください。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いでございます。
それでは失礼いたします。
2012-12-30 00:42 golfdaisuki URL 編集
クラブ・オブ・ザ・イヤーに悩んでおります
いつもありがとうございます。
そしてご無沙汰しております。
寒い日が続いていますが、お元気ですか?
隣の打席で練習されていた方は、かなり達人でいらっしゃいますね。
やはり『永年の継続』が重要なのですね。
そういった方は、基本をしっかりとおさえつつも、オリジナルなところも持っておられると思います。
クラブ・オブ・ザ・イヤーは本当に選ぶのに苦労しております。
未だに考えがまとまりません。
昨年は結構早くランキングできたのですが、今年はなかなかうまくいきません。
ひょっとしたら、ご期待にそえないような発表になってしまうかもしれません。
今年一年、お世話になりました。
来年もどうかよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2012-12-30 01:50 golfdaisuki URL 編集