ヤマハ インプレスX フェアウェイウッド - ゴルフクラブ試打日記。


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2012年12月13日
  

ヤマハ インプレスX フェアウェイウッド

                 
ヤマハ インプレスX フェアウェイウッド 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ヤマハ インプレスX フェアウェイウッド です。



GRAPHITE DESIGN TourAD MX-613F

シャフトは グラファイトデザイン ツアーAD MX-613F です。

ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.4、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は330gです。



正面

とてもカッコ良くて、いい雰囲気をもったヤマハのフェアウェイウッドです。


私は先日試打したドライバーアイアンのことが頭から離れません。


強烈な印象として残っていますし、また試打する機会を待ちわびています。


なので自然と、このFWにも期待感が膨らみます。


私の中で、『ヤマハ イズ グレート』という図式がすっかり成り立っています。


それくらい、ここ数年のヤマハの充実ぶりはすごいです。


試打していて、とても楽しい時間を過ごすことができています。



側面

先日試打したV203ツアーモデルはとても美しいディープ形状という印象が残っていますが、このFWは程よい『シャロー』です。


直打ちの多いFWだから、やはりあがりやすさを重視しているのでしょうか?


最近はアスリートモデルと呼ばれるようなクラブでも、ディープ系のFWは少なくなってきたように思います。


それにしても、やはり美しいなあ・・・。と思いながら、しばらく見つめていました。


カラフルではないので、派手さはありませんが、この美しさは目を引きます。



ネック長さ

ネックの長さは、最近のFWとしては、しっかりとキープされているほうだと思います。


といっても、それほど長いとは思わないのですが、今はショートネックのクラブが多くなったので、少し長く見えます。


やはり操作性を重視しているのでしょうか?



ソールの凹み

それよりも、まず目に付いたのが、このソール部分の凹みです。


どういった効果が期待できるのでしょうか?


とても珍しい工夫だと思います。


しかし、こういった凹みは、これまでも何度か目にしたことがあります。



顔

顔はヤマハらしく、とても男前でカッコいいです。


ヤマハのクラブなので、男前でないと許されないような雰囲気が既にあるような気がします。


いい顔でないと、やる気も起こってこないので、テンションも上がりきらないことも多いのですが、このクラブの顔だと、すぐにハイテンションになります。


このような、見ただけで目尻が下がってしまうようなクラブにいつも出会いたいと思っています。



振り感

素振りをしてみた感じは、ある程度予想していた通りでした。


タフ過ぎることもなかったですし、親しみやすい感じがしました。


アスリートモデルのFWとしてのスペックとしては、ごく標準的な部類に属すると思います。



構え感

ボールを前にして構えてみても、この素晴らしい構え感に思わず肩の力が抜けたような感覚をおぼえました。


ヘッドが程よく小振りなので、ボールが少し大きく見えます。


私にとって、『ナイスショットのサイン』でもあります。


ヘッドが大きすぎたり、異型だと、ボールが小さく見えたり、いびつな形に感じることもあるのですが、このクラブのように整っていると、そういったマイナス的要素が全く無く、ボールが活き活きとしているように感じられます。


すごく気分が高まりました。


3Wなので、まずはティアップしてから試打を始めようかと思ったのですが、せっかくなので、このまま直打ちからスタートすることにしました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は、柔らかくてとても良いと思いました。


このヘッドの美しさに合う、グッドフィーリングです。



打球音

『音』も静かで、どんどん振りを強めていけます。


叩いていっても、全く不安を感じさせない、心地よい音です。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、球も拾いやすかったですし、あがりやすいと思いました。


ティアップしなくて直打ちでも、充分球をあげてくれます。


こういったシャロー形状らしい、あがりやすさを感じたのですが、高くあがって困る・・・。という感じはしませんでした。


どちらかというとスインガータイプの方よりは、ヒッタータイプの方に合っているのかもしれません。


球はいい感じであがっていくのですが、吹き上がる感じはしませんでした。


見た目はシャローなので、高~い高弾道かと思っていたのですが、中高弾道といった感じで力強く飛んでいきました。


店員さんの説明によると、このFWは浅重心設計になっていて、低スピン性能に長けているのだそうです。


これまでFWは『深重心設計』がいわば『お約束』のように感じられましたが、このFWは違うのだと説明を受けました。


やはり、テーラーメイドのRBZ FWが浅重心設計の良さを他のメーカーに再認識させたのでしょうか?


ダンロップのスリクソンZといい、今年は『テーラーメイド包囲網』がさらに広がっているように感じます。



バックフェース

『安定性』という点でも、この『美顔』からくる安心感と、『シャローヘッド』がもつ直進性を感じ取ることができました。


構えたときから、真っ直ぐなラインをイメージしたのですが、実際に打ってみても、その真っ直ぐなラインにボールを乗せていきやすくて、楽に感じました。


意図的に細工をしない限り、大きく曲がることはありませんでした。


見た目はとてもコンパクトなヘッドですが、目に見えないところに大きな工夫が施されているのでしょうか?


シャフトもハードな感じはしませんが、しっかりとついてきてくれ、頼りない感じはしませんでした。


ラインを出していくのに、大いに力を貸してくれていたように思います。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、予想以上にいいと思いました。


打つ前は、高弾道系で『高いキャリー最優先』といいますか、『前に進む距離』よりも『高さ』が重視されているのかと思っていました。


これまでそういったタイプのFWにたくさん出会ってきました。


しかし、このFWは高さも比較的出しやすいのですが、スピン性能が落ち着いているのか、吹き上がる感じがしないので、前に進む力がとても強いと思いました。


予想以上に距離が稼いでいけるように感じられました。


ウェイトのような物も見当たらないですし、形状的にもとてもシンプルですが、ヘッドの内部に色々な工夫が組み込まれているのでしょうか?


直打ちでも、これだけ距離を稼いでいけるのだから、ティアップしてもいい感じだろう・・・。と思っていたのですが、やはりその通りでした。


この飛距離性能には頼もしさを感じます。


これならばティショットでも充分に心強い武器になってくれます。


狭いホールのティショットで是非使ってみたいです。



操作性

『操作性』という点では、あまり意図的に曲げるという感じはしませんでした。


一応・・・。といいますか、半ば強制的に曲げてみたのですが、今日は実戦で使えそうな球筋はほとんどありませんでした。


時間と球数をもっと掛ければ、もう少し曲げやすくなるような気もしたのですが、それもすごく不自然に思えてきました。


あまり細工をせずに、できるだけ真っ直ぐに近いイメージで飛ばしていきたいFWです。



YAMAHA inpressX FW

『顔の良さ』『打感のやわらかさ』『音の静けさ』に加え、『飛距離性能』に長けた高性能なフェアウェイウッドだと思いました。


アイアンで『飛距離系』というと、どちらかというと個性的な形状の物を思い浮かべてしまいがちですが、ドライバーを始めとして、FWなど『ウッド系』ではそういったことは当てはまりません。


『美顔』と『飛距離性能』の両立ができている、ハイレベルなドライバーやフェアウェイウッドにたくさん出会ってきました。


その最たるもののひとつが最近では『エポン』のクラブだと思うのですが、このFWにはそういった高いポテンシャルを感じました。



ヤマハ インプレスX フェアウェイウッド
 
ロフト15度の3Wの直打ちが苦手な方は、ややタフに感じられることもあるかもしれません。


球は拾いやすいですが、ある程度のHSがあったほうが、このクラブの良さを実感しやすいのかもしれません。


シャローな形状のFWではありますが、スインガータイプの方には、やや扱いづらい部分もあるような気がします。


そういった点では、一般的な『敷居が低い』とはいえないのかもしれません。


今は『直打ち』でも球があがりやすい3Wが増えてきましたが、そういったクラブと比べても、このヤマハのニューFWはタフな部類に属するような気がします。


しかし逆を言えば、このクラブがピッタリと合致する方には、とても大きな物が得られるように思います。


今のFWで『スピン過多』を感じておられる方、『高さ』よりも前に進む『推進力』を求めていきたい方には、是非試してみられてはいかがでしょうか?


ヤマハらしい、高性能でグッドフィーリングなスプーンです。
                         
        
                         

コメント

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高弾道
golfdaisuki様、こんばんは。いつも記事を拝見させて頂きます。

今回のFWの記事に音が静かなこととスピン量が抑えられているとの感想をもたれたと書かれているので大変興味がわきました。

日頃、どの番手(ウッド、アイアン共に)を使っても弾道が高いことに悩んでいるので見掛けたら試打してみたいと思います。

今のセッティングで中弾道に抑えられなければいけないとはわかっているんですが…。
(ちなみにドライバーはロイコレのCV PRO、アイアンはMP-37、FWはツアステ701です)


どちらにしても今回のYAMAHAのニューモデルはドライバーからウェッジまで一式揃えたい衝動にかられるくらい素晴らしいクラブですよね。
今年のヤマハのニューモデルはすごくいいですね
Tomokazu様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

このFWはとてもいいですね。
Tomokazu様がお使いのクラブはすごく素晴らしいものばかりですね。
ヤマハのFWも間違いなく使いこなされると思われます。

これからはFWも『低スピン』の時代に入っていくのかもしれないですね。
しかし、人によってはスピンが足りずに、充分なキャリーを稼げなくなったりすることもあると思うのですが・・・。

仰るとおり、YAMAHAのニューモデルは、かなり購買意欲が刺激されるものばかりだと思います。
特にドライバーとアイアンはすごく気に入りました。

Tomokazu様にも是非試していただきたいと思っております。
これからもよろしくお願いします。

それでは失礼いたします。