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2012年10月27日
THREE LUCK SDJ PRO GROOVE D-TOUR TB WEDGE 51°

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは THREE LUCK SDJ PRO GROOVE D-TOUR TB WEDGE の51度 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは51度、クラブ長さは35.25インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は467gです。

このスリーラックのウェッジは、以前58度のモデルを試打したことがあるのですが、今日は51度のモデルを試打する機会に恵まれました。
ロフトから考えても、『アプローチウェッジ』というカテゴリーに入ると思います。
今日はアプローチグリーンで試すことができたので、練習場のマットで何球か打った後、すぐにトライしてみました。

58度モデル同様、とてもシャープでカッコいい形状です。
キレのあるショットが打てそうな予感がします。

ソール幅は、ノーマルといっていいと思います。
広すぎないので、色々と細工をしていけそうに感じます。
バンスも少し目立ちますが、邪魔になるほどでもなく、活躍してくれそうです。

ネックの長さがしっかりとあって、操作性も良くスピンも効かせていけそうです。

鋭いリーディングエッジです。
芝を刈るイメージを強く出せます。
ターフも綺麗に取れそうな印象を受けます。
カット目にも被せ気味にも、自在に入れやすそうな雰囲気もあります。

ボールを前にして構えた感じも、すごくいいです。
ナチュラルに構えることができます。
先日試打した、58度のモデルはどちらかというと『丸型』に見えたのですが、この51度のモデルは『ティアドロップ型』に近い形状をしています。
同じシリーズのウェッジでも、こうも顔の印象が違うのは珍しいな・・・。と思いました。
ただ、どちらにせよ『ウェッジの構え感』としても、申し分ない極上の構え感です。
いいイメージがすごく出てきます。
グースの効きが弱いので、私は構えやすく感じますが、グースネックを好まれる方には、少し構えづらく感じられるかもしれません。
試打を開始しました。

『打感』は軟鉄鍛造らしい、柔らかい感触で好感がもてました。
やはり、ウェッジでもアイアンでも、軟鉄鍛造が『最強』だと思います。

『球のあがりやすさ』という点でも、58度同様、標準的な感じがします。
この標準的なところがすごくいいです。
自分の予想に反しない高さで飛んでいってくれるので、安心できます。
イメージした高さに上げてくれるクラブというのは、とても実戦的だと思います。

『安定性』とういう点でも、特に変わったところはなく、見た目通りの性能でした。
特別シビアな感じもしないですし、易しさが充分に感じられます。
顔がすごくいいので、ラインも出しやすく、少ない球数ですぐに馴染んでいけました。

ただ、『距離感』が少し合いませんでした。
それは、このクラブだとボールが飛び過ぎる・・・。とか逆に飛ばな過ぎる・・・。というのではなく、『ラン』が合いづらい・・・。ということです。

このウェッジのもつ、優れたスピン性能のおかげで、ボールが思ったよりも、すぐに止まってしまい、ランが短いので、なかなか計算しづらいところがありました。
ドライビングレンジでのフルショットでは、ある程度狙ったところに落としていけて距離が合いやすかったですし、アプローチグリーンのピッチエンドランなどでも、キャリーの感覚はつかめるのですが、ランが短すぎるので、そこに慣れていくのに、しばらく時間がかかると思いましたし、ある程度の球数が必要になってくるように思いました。
ピッチエンドランでは、キャリーとランの比率がだいたい『5:5』になるものですが、今日はどうしても『7:3』くらいに感じられました。
ピッチエンドランをやっているつもりでも、実際は『ピッチショット』に感じられました。
この『止まり性能』に、なかなか馴染むことができませんでした。

しかし裏を返せば、それだけ、このウェッジのスピン性能が高いということなので、この性能を味方につけることができれば、色々なところで活用できるな・・・。と思いました。
特にグリーンを奥にこぼしてしまったときや、バンカー越えにすぐピンが立っているときなど、活躍の場が広そうです。
私のホームコースは砲台グリーンが多いので、是非試してみたいです。
いつもならば、感覚的にもう少しボールが滑っていきそうなところでも、今日は『ギュッ』と止まってしまいました。
できれば、もう少しロフトが立った(だいたい48度くらい)のモデルも試してみたい・・・。と思いました。

『操作性』は抜群で、開いても閉じても素直に対応してくれました。
色々なショットを楽しむことができました。
これだから、グリーン周りの練習は楽しくてたまりません。
ダーツなどのようにゲーム感覚で楽しむことができるので、時間がすぐに経ってしまいます。
頭に描いたイメージにできるだけ近くボールを転がしていくことはとても楽しいです。
ボールが止まるまで、楽しむことができます。
こういった楽しみは、ドライバーなど長いクラブの練習ではなかなか得られないところです。

色々な球を打つのが楽しいウェッジでした。
見た目の美しさが、そのまま性能となって表れているように思います。
『クラブは、まず見た目が大事』だと私はずっと思っているのですが、特にアイアンやウェッジは、見た目で大よその性能がつかめるところがあるので、こういったスタンダードなタイプにはすごく魅力を感じます。

先日試打した、ミズノのウェッジとは異なる打感ではありますが、このスリーラックのスピン性能もすごく優れていると思いました。
ミズノや他のメーカーのウェッジと比べても、このスリーラックのウェッジは、やや高価ではありますが、それだけ手間も掛かっているのだと思いますし、品質や性能に自信があるからなのではないでしょうか?

また何度でも試打したいと思いましたし、購買意欲が強く刺激されたウェッジでした。
スリーラックは歴史のあるメーカーですが、日本には本当に優れたクラブを造るメーカーがたくさんあるのだと、改めて感じました。
コメント
スリーラック
高そうですがアプローチに威力を発揮してくれるでしょうし、またカッコ良く持っていて自慢できそうです。
スリーラック、英語で3つの運という意味でしょうか?
ゴルフ漫画、風の大地に「3つの運が重なれば、それは実力になってゆく。」という台詞がありましたね。素晴らしいブランド名ですね。
私もかねてからアプローチに取り組んでいるのですが、なかなか上手く行きません。
長い番手の練習は少しお休みしてウェッジに取り組もうと思います。
ではまた、素晴らしいクラブをご紹介下さい。楽しみにしています。
ところで、先般ご紹介頂いたミズノのMPウェッジですが、貯めたクーポンを活用して購入してみました。店員さんは日本製、日本製と薦めたのですが、持ち帰り良く見ると中国製のシールが貼ってありました。
私もMPは日本製と思っていましたが、がっかりです。残念ですが返品して他の日本製ウェッジに交換して貰おうと思います。やれやれです。
2012-10-29 00:33 たかし URL 編集
メイドインジャパンがやはりいいですね
いつもありがとうございます。
スリーラックのウェッジはとてもいいですね。
私はすごく気に入りました。
ウェッジを手にしてみても、とても丁寧に造られているのが、よく解りました。
MPウェッジに限らず、最近は海外製のクラブが本当に多くなりましたね。
全体のほぼ9割くらいは海外製(主に中国や台湾、タイなどのアジア圏)なのではないでしょうか?
MPアイアンは今でもずっと日本製のようですが、ウェッジは仰るとおり、海外製のようですね。
ミズノというメーカーはアイアンには力を入れていても、ウェッジはそこまで力を入れていないのかな?と思ってしまいますね。
勿論、海外製が良くないとは私は思わないですし、品質と性能がしっかりとキープされていれば、どの国でも造られてもいいと思うのですが、やはり『日本製』というのは違いますね。
海外製でなく、『母国』で作られた製品に魅力を感じることのできる日本に生まれて、私はとても幸せだと思っています。
たかし様が、日本製にこだわられるのでしたら、やはり納得できるウェッジにされたほうが良いかもしれないですね。
好きなクラブでないと愛着も湧かないですし、使っていても楽しくないですね。
それでは失礼いたします。
2012-10-31 00:32 golfdaisuki URL 編集
日本製中国製
MPウェッジのカタログには日本製中国製と書いてあり、ミズノ広報の説明では「日本製が多いが一部中国製がある。品質は同じです」とのことです。
私は不審に思い大手のゴルフ販売店に頼んでミズノの在庫状況を確認して貰うと日本製は一本もありませんでした。
新発売なのでミズノの産地表示が全くのウソということが証明出来ました。
作り方も中国製ヘッドを日本で組むだけで日本製という定義で、ヘッドから東京都北区で作っているピンの方が、遥かに日本製です。
私は、ミズノに建て前でしか存在していない日本製への交換を要求し、商売のおかしさを指摘しました。詐欺行為ですので。
結局、現在、ミズノの養老工場で一本だけ、日本製のMPウェッジが製造中です。完成を待って私の中国製と交換して貰えるそうです。
ではまた、失礼します。
2012-10-31 05:55 たかし URL 編集
日本製のウェッジに期待大ですね
いつもありがとうございます。
今回のミズノのウェッジの件は、大変でしたね。
ただ、日本製のMPウェッジに交換されるということで、一安心ですね。
産地偽装など、産地の表示について問題があれば、法律にも触れるように思いますし、看過できない問題なのかもしれないですね。
今回の件はメーカーとしても、もう一度考えて欲しいと私も思います。
メイドインジャパンのMPウェッジの完成が待たれますね。
お手元に届いたら、是非大切にずっと使い続けてあげてください。
それでは失礼いたします。
2012-11-01 22:55 golfdaisuki URL 編集
養老ジャパン
私のはMPーT4でルーク・ドナルド選手監修とのことです。いかにもゴルフを分かっている人がデザインしたなぁ、と思えるクラブです。腕の方が追いつけるようにアプローチ練習に励もうと思います。
ではまた、失礼します。
2012-11-02 07:33 たかし URL 編集
アプローチ練習は楽しいですね
いつもありがとうございます。
仰る通り、養老工場で作るから意味があるのだと私も思います。
いくら日本のメーカーでも、海外で『職人魂』の入っていないクラブには、あまり魅力が感じられないのかもしれないですね。
今はゴルフクラブだけでなく、多くの製品が『ドーナツ化』してしまっていますが、また昔のように『メイド・イン・ジャパン』で溢れるといいな・・・。と思っています。
アプローチ練習は実戦で役に立つだけでなく、とても楽しいですね。
私はいつもゲーム感覚で楽しんでいます。
あっという間に時間が経ってしまいます。
休日は5~6時間以上、休憩なしで練習していることもザラです。
コースでのラウンド中も、「このシチュエーションは以前、練習で経験済みだな・・・。」と思うと、そのときの記憶の引き出しを開けて、ショットしているようなところがあります。
練習場のマットのティアップだと、なかなか多くのシチュエーションが出せませんが、練習グリーンなどでは色々と出せるので、とても楽しいですね。
それと、アプローチ練習でひとつアドバイスを差し上げるとするならば、なるべく『悪いライ』で練習していただきたいと思います。
ボールを浮かせて打つのではなく、なるべく沈み込ませてみたり、ベアグランドから打ってみたり、深いラフから打ってみたり・・・。などといった『悪い条件』での経験値を積んでいただきたいと思います。
そうすることによって、どういった球が出やすいのか?とか、どうすれば最悪の状況から脱することができるのか?などが把握しやすくなると思います。
勿論、球が暴れてしまうこともあるので、周りに人がいないことも充分に確認していただきたいと思います。
これからも、お互いレベルアップを目指して、練習を積んでいきましょう!
それでは失礼いたします。
2012-11-08 20:56 golfdaisuki URL 編集